貴方と人生を共に 最終新章 〜karin te moonlit story〜 本編 3
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北郷専用飛空場

 

そこには、警視庁の派遣された警部達が居た。

 

刑事「お疲れ様です。」

 

恋華「誘拐された者はこんだけか?」

 

雪蓮「他にも日本人や色々居たわよ?・・・死体の山がね。」

 

恋華「・・・規模が大きいのか?」

 

星「うむっ、警察では手が出せぬ・・・出せたとしても何も出来んだろうな。

 

早死するだけだ。」

 

リタ「Dr.ノアだっけ?ムカムカするわね!一発ぶん殴っってやる。」

 

シグナム「他は機密事項だ・・・警察一同もそれで良いか?」

 

恋華「うむ、聞かなかった事にしよう・・・だが、どう言い訳する?」

 

星「帰ってから話す・・・まずはこの者達を。」

 

恋華「うむっ・・・お前達!戻るぞ!・・・では、後でな。」

 

誘拐された人達は泣きながら星達に感謝をして刑事達の車の中へ。

 

星「我らも戻るとするか。」

 

雪蓮「そうね。」

 

シグナム「・・・(今の力で勝てるのか?)」

 

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北郷邸

 

星達はありのままの出来事を話した。

 

真桜「強化人間か〜」

 

華琳「可能なの?」

 

真桜「出来る事は出来ると思うで・・・だがな・・・」

 

真桜は険しい顔で華琳に問いかけた。

 

真桜「まず、莫大な資金は覚悟せんとアカンし、

 

何よりそんだけの薬品はどうやって集めたかや。」

 

華琳「・・・バックに?」

 

真桜「大将の読み通りやと思うで。」

 

はやて「なら、その資金源を調べなあかんな・・・」

 

フェイト「・・・絶対に許せない・・・」

 

星「どうする?」

 

リタ「もし、奴の話が本当なら、近々戦争を仕掛けてくるはずよ。」

 

華琳「この資料をFBIと大統領達に・・・いえ、アメリカ、日本だけで良いわ。」

 

華琳は秋蘭に渡した。

 

秋蘭「はっ!」

 

華琳「もし、戦争をするなら、まずはアメリカから潰されるわ・・・

 

何としても先手を打つ必要があるわ。」

 

雪蓮「・・・本当に退屈しないわね・・・」

 

冥琳「いつの世界も何処でも・・・これが人間の業なんだろうな。」

 

一同が静まって居た時、真桜が喋りだした。

 

真桜「・・・方法はあるで。」

 

華琳「本当!」

 

真桜「今な、アンドロイド技術を研究してんねん。」

 

はやて「ロボット?」

 

真桜「まあ、近いな・・・どっちかって言うと、クローンに近いんや。

 

キ○肉マンで言う悲しみのベアクローさんやな。

 

それを人間化するんや。

 

その進化系が某戦闘用メイドや。」

 

真桜はDVDを取り出した。

 

真桜「このアニメを見てみ。」

 

一同はテレビの前へ

 

並んであ〜る〜い〜た〜こ〜の道・・・

 

華琳「人間の知能を持ったロボって事ね?」

 

真桜は犬小屋位の箱を出した。

 

真桜「これが試作品や。」

 

真桜は箱を開けた。

 

・・・・

 

リン「うわ〜私と同じくらいです〜」

 

華琳「これがそう?」

 

真桜「せや、名前はレーゼンハルト・・・レーゼや・・・ぽちっと」

 

シューーーーーーッ

 

レーゼ「う〜ん!よく寝た〜」

 

一同『喋った!』

 

レーゼ「あれ?はかせ、ここは?」

 

真桜「ここは、あんさんのご主人様の家や。」

 

華琳「ご主人様?」

 

真桜「せや、これはな本来隊長の警護の為に作ったんや。

 

なんで、隊長の情報をインプットしてるんや。」

 

レーゼはお辞儀をした。

 

ぺこりッ

 

レーゼ「私の名前はれー・・・なんだっけ?」

 

真桜「レーハや!なんべん言ったらわかるねん!」

 

きょろっきょろっ

 

レーゼ「それで、私のご主人様は?」

 

愛紗「私の?#」

 

春蘭「ご主人様・・・だと#」

 

二人は武器を取り出し、斬りかかったが・・・

 

カキンッ

 

レーゼは小さな体なのに二本の剣で受け止めた。

 

愛紗・春蘭「「!」」

 

はやて「凄いな・・・」

 

レーゼ「私に喧嘩売るつもり?」

 

華琳「真桜、説明して頂戴。」

 

真桜「この子はな、あらゆる戦闘をインプットしてあるんや。

 

個人個人の動きや、演算能力・・・全てがスパコン以上やで。

 

少し力見せてみ。」

 

レーゼ「分かりました、はかせ。」

 

レーゼは何処からか、武器を取り出した。

 

華琳「これは?」

 

真桜「武器転送システムや、これはミーナに協力してもらったんや。」

 

ミーナ「ここからは私が説明します。

 

これは長が決めた事で、一部の技術をこちらに提供すると。

 

時空の扉を利用した転送システムで、何時でも何処でも武器が取り出せると言う

 

技術を応用した物です、私の国では家庭で一般的に使われています。

 

料理器具の収納や色々ね。」

 

千登里「なるほど・・・」

 

ミーナ「これを使えば、武器の収納も出来ますし、その逆も然り。」

 

華琳「でも、時の住人にしか扱えないのではなくて?」

 

ミーナ「それも大丈夫です。」

 

ミーナは腕輪を出した。

 

ミーナ「じゃあ、星さん・・・試しに自分の武器に消えろと念じて下さい。」

 

ミーナは星に腕輪を渡した。

 

星「ふむ・・・(消えろ)」

 

ブンッ

 

一同『おお!』

 

ミーナ「次は武器よ来いって念じてみて下さい。」

 

星「(来い!)」

 

ピカーンッ

 

一同『おおおお!』

 

星「ほほう・・・これは便利ですな。」

 

ミーナ「これは貴方達にだけ特別に作ったのよ。」

 

真桜「これを応用して、この子の中に取り入れた訳や。

 

ちなみに、家事全般も出来るで。」

 

愛美「月音が見たら喜びそうね・・・」

 

フェイト「だね。」

 

真桜「戦争や戦闘には小さ過ぎて不向きやけど・・・どないする?」

 

華琳「ええ、今後の資金源になるかもしれないし・・・他にも利用法があると思うわ。」

 

真桜「了解や!」

 

真桜はそのまま自室へ帰っていった。

 

雪蓮「良いの?新たな火種になるかもしれないわよ?」

 

華琳「私達がちゃんと導けば、きっと助けになるはずよ・・・きっとね。

 

桂花は今日閨を共にしなさい。」

 

桂花「はっはい!」

 

雪蓮「ぼそぼそ・・・(最近閨に呼ぶ事が多くなったわね。)」

 

星「(寂しいお方だからな・・・治せるとしたら、主だけだ。)」

 

詠「(僕も一緒に寝た事もあるわ・・・でも、璃々にだけは手を出していないわね。」

 

一同は解散し、各自室に戻って行った。

 

数週間が流れ、ノアの死体が見つかったとの事・・・

 

そして、不可解な事件が起きる事に。

 

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華琳寝室

 

華琳「すぅ・・・すぅ・・・会いたい・・・すぅ・・・」

 

桂花「華琳様・・・よほど寂しいんですね・・・」

 

桂花は気づいていた・・・華琳が泣いているのを・・・

 

桂花「あのバカは・・・華琳様を笑顔に出来るのは貴方だけなのよ・・・

 

屈辱だけど・・・戻って来てよ・・・一刀」

 

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???

 

???「次はどうする?」

 

???「北郷グループに気づかれない様にしないとな。」

 

???「なあ、社長を人質に取れないか?この能力なら行けると思うぞ。」

 

???「いや、得策ではないな、北郷グループには奇妙な連中も居る。

 

妖怪とか居るって噂だぞ?」

 

???「でも、あの社長、服従させてー。」

 

???「俺も俺も!」

 

???「マジやりて〜」

 

???「それくらいにしておけ。」

 

???「まあ良い・・・最後の目的は北郷グループだ、潰せばそれも叶うだろう。」

 

???「なら、重人から抹殺してくか?」

 

???「それが良いな。」

 

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北郷邸

 

メイド達『お帰りなさいませ、社長』

 

華琳「何か新しい情報は?」

 

レーナ「新しい情報は無しよ。」

 

華琳「そう・・・全員リビングに集めて、皆刀達もね。」

 

秋蘭「はっ!」

 

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リビング

 

華琳「集まって貰ったのは他でも無い!最近の事件の事よ。」

 

恋華「あの事件だな?」

 

皆刀「華琳母さん、何?事件って?」

 

華琳「最近、妙な変死や死者が蘇るって事件が噂されてるのは知ってるわよね?」

 

愛乃「うちの学校でも既に2名が他界したらしいです。」

 

左慈「そうなのか?」

 

恋華「外傷は無いんだがな、臓器が壊れると言うのは有り得るか?」

 

桂花「妖術ですか?」

 

華琳「分からないわ・・・でも、そんな芸当出来ないと思うわ。」

 

霞「せやな、そんな芸当、超能力じゃないと出来へんやろうな。」

 

于吉「超能力ですか・・・ですが、いつこちらに矛先が向くかも分かりませんね。

 

ノアは死んだとは言え、殺した犯人が居るはず。」

 

華琳「そうよ、用心に越した事は無いわ。」

 

フレン「他の外史の連中の仕業じゃないのかな?」

 

リタ「アンタにしては良い事言うわね・・・100%とは言えないけど、

 

その線が妥当ね。」

 

ブンッ

 

三蔵法師「そんなこともあろうかと!・・・じゃじゃーーーん!」

 

法師は見慣れないポットを出した。

 

華琳「何?それ?」

 

三蔵法師「良くぞ聞いてくれました!

 

私ね、開発部で日夜役に立つ物を作ってるんだけど、

 

なんと!このポットはね、全ての能力無効に出来ると言う素敵アイテムなのよ!

 

・・・まあ、治癒術みたいな物まで無効にしちゃうんだけどね。

 

神の聖水に近いのよ!このポットでお湯を沸かして、この夢幻草を煎じて飲めば、

 

1ヶ月は無効に出来る!なんとも素敵!・・・力も落ちるけど・・・ボソッ」

 

一同『・・・・』

 

華琳「話を続けるわよ。」

 

三蔵法師「待って待って!これだけじゃないのよ。

 

実はね・・・一刀達らしい手がかりになる情報も持って来たのよ。」

 

華琳「それを先に言いなさい!」

 

特に嫁一同は法師に血走った目で襲う寸前だった。

 

一部の人は既に獲物を構えている。

 

三蔵法師「チョッ!怖いって!;;」

 

華琳「やめなさい!・・・話して頂戴。」

 

三蔵法師「実はね、神界と魔界が戦争になるって話を聞いたの。」

 

華琳「神界・・・神鬼の里も入ってるわよね・・・」

 

三蔵法師「そうなの!神王ゼウスと魔王ベルセルグの戦いが始まるんだけど、

 

神界に7人の神官が加わったらしいのよ。それも神鬼の村からだってさ。

 

怪しくない?」

 

愛紗「それがどうした?ご主人様と何の関係も無いだろう。」

 

春蘭「愛紗の言う通りだ!」

 

三蔵法師「話はここが重要なの!・・・その7人は、異世界から来たんだって。

 

それ以上の情報は分からないけど、その7人は強いと言う噂なのよ。

 

名前は分からないけど、凄い指揮官の名の元に通称カルテット・エースって言われてる

 

みたいだよ?」

 

華琳「それが一刀の可能性があると言う事ね・・・」

 

冥琳「ふむっ、月は非戦闘員だとすると、月音、一刀、ユーリ、なのは、梨花、太公望

 

・・・月を合わせると丁度7人だな・・・4人は前線と例えると月音、ユーリ、なのは、

 

後一人は・・・一刀か?」

 

雛里「話からすると指揮官も異世界の住人と言う事になりますけど・・・

 

ご主人様が指揮官と考えるのが妥当かと思います。」

 

雪蓮「今や、天下の曹操以上の総率力と軍神・・・有り得る話ね。」

 

華琳「明確な情報が欲しいわ。」

 

三蔵法師「ああ〜それは現在調査中よ。今は戦時中だから全ての門を閉じちゃって、

 

外からは入れないのよね〜」

 

千登里「ですが、連絡が無いと言う事は・・・」

 

華琳「違う可能性もあるわね・・・一刀と同じくらいかそれ以上の人は沢山居ると思うわ。

 

他の外史には・・・」

 

三蔵法師「まあ、総長から貴方達を助ける様に言われてるから、

 

しばらくはこっちに居候させてもらうわ。これ、任命書。」

 

法師は華琳に渡した。

 

 

 

 

 

 

 

任命書

 

三蔵法師、孫悟空以下の者

 

北郷一族の守護、または害となる者の抹殺を命ずる。

 

なお、全ての特権を許可する。これは上位である。

 

害となる者の処遇は北郷華琳殿に委ねる。

 

 

管理者総長

 

 

 

 

 

 

華琳「助かるわね。」

 

千登里「正史で好き放題出来るとも言えますね。」

 

三蔵法師「悟空ちゃんは遅れて来るそうだから気長に待っててね。」

 

左慈「何かあったのか?」

 

三蔵法師「まだ、外史の修正が終わって無いのよ。

 

徐進が・・・劉福が残した置き土産って所ね。」

 

于吉「貴方は良いのですか?」

 

三蔵法師「めいんどいから。」

 

于吉・左慈「「だと思った。」」

 

三蔵法師「しばらく厄介になるから〜ふぁ〜・・・結界張ってあるから、

 

安心して寝て良いわよ。私は寝させてもらうわ〜」

 

法師はそのままソファーへ

 

華琳「ねえ、あの子は強いの?」

 

左慈「俺にも実力は分からんが、特級管理者だ・・・強いだろうな。」

 

于吉「分かっている事は孫悟空は、一刀様と同等か・・・上と言った所でしょうか。

 

管理者としての能力は少ないですが・・・それは悪まで封印を解いた時です。

 

封印は三蔵法師しか解けませんので。」

 

華琳「西遊記その物ね。」

 

于吉「簡単に言えばそうですね・・・飼い慣らしているとも言えますね〜。」

 

華琳「なら、話を続けるわよ。その奇妙な現象を調べる必要が有ると思うんだけど

 

どうかしら?」

 

春蘭「私は賛成です!」

 

愛紗「私も春蘭と同じです。」

 

風「華琳さん〜皆一致だと思いますよ〜」

 

華琳「なら、これを調査する!各自警戒を怠るな!」

 

三蔵法師「(やはり、外史からの影響を受けてる可能性があるわね・・・

 

梨花の預言書は間違いではないって事ね・・・まあ、その時かな・・・zzzz)」

 

愛美「それと、皆に嬉しい吉報よ・・・殆どのメンバーが見つかったわよ。」

 

一同『!』

 

華琳「それ本当なの!」

 

愛美「ええ、一刀様達じゃないのは申し訳ないんだけど・・・」

 

風「それと〜管理者さんから手紙が着てますよ〜。」

 

華琳「何かしら?三蔵法師とは違う要件みたいだけど・・・」

 

ペラッ

 

 

 

 

 

 

 

 

重要要請

 

フェイト・T・ハラオウン

 

八神はやて

 

ヴィーダ

 

シグナム

 

エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン

 

フレン・シーフォン

 

リタ・モルディオ

 

以下の者は直ぐに管理局まで顔を出してくれ

 

総長より

 

 

 

 

 

 

エステル「何故私達だけ?」

 

リタ「あるとすれば、私達が他の外史の人間・・・

 

いえ、もう正史の一部になっちゃってると考えるのが妥当だけど、

 

私達の世界に何か起きたとも言えるわね。」

 

フレン「何れにせよ・・・行ってみないと分かりませんね。」

 

フェイト「なら、直ぐに出発しよう。」

 

はやて「せやな。」

 

ミーナ「なら、門を開くわよ。」

 

リタ「・・・いつから居たの?」

 

ミーナ「さっきからよ!失礼ね!・・・行くわよ!」

 

ピカーンッ

 

何故外史組だけ呼び出されたのか・・・次回を待て。

 

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次回予告

 

 

 

ヨーデル「フレン、エステリーゼ、お久し振りです。」

 

フレン「ヨーデル殿下!何故ここに!」

 

リンディ「フェイト、元気そうね。」

 

フェイト「お母さん!」

 

何故この二人が居るのか・・・

 

 

 

 

 

コンコンッ

 

なのは「失礼します・・・あれ?皆どうしたの?」

 

フェイト「なのは!」

 

ユーリ「お前らも、凄い顔してんぞ?」

 

エステル「ユーリ!」

 

何故この二人が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

卑弥呼「そろそろ始めますぞ!フンッ!」

 

ピカーーンッ

 

卑弥呼は何をしたのか!

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳「それもこっちで手配しておくわ。」

 

エステル「はっはい!よろしくお願いします!」

 

手配とは何を意味するのか・・・

 

 

 

 

 

次回『迫られる決意と新たな人生』

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華琳 ヴェスペリア リリカルなのは 曹孟徳 恋姫†無双 

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