とある武術の対抗手段《カウンターメジャー》 第二章 信仰に殉ずる:五
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 大阪に到着した一行は、浜とは名ばかりの岸壁をよじ登り、三十人ほどが夜陰に紛れて疾駆する。堺《さかい》の賑やかな繁華街を避け、眠りにつこうとしている住宅街をすり抜けていく。

 大阪の地理に詳しくない廷兼郎は、彼らの通った後に従って、後から付いて行く。塀と言わず屋根と言わず、天草式《あまくさしき》の面々は物音を立てず進んでいく。その忍者さながらの身のこなしに、廷兼郎は素直に感心した。

 

 これが建宮《たてみや》の言っていた『身体を強化』する魔術なのか、訓練によって得た運動能力なのか、その両方なのかは廷兼朗の目にも判ぜられない。ただ、彼らと自分の身体的性能にそれほど差がないと言うことだけは確信した。

 天草式は天草式で、「何でこいつ魔術使ってないのに付いて来れんの?」と、疑念を通り越して恐怖染みたものを感じ始めていた。

 単に民家の屋根から屋根へ飛び移るのにも、脚力を増す、あるいは風を生み出し、それに乗って移動するなどの魔術を駆使し、着地後の音を外部に伝えぬよう、魔術によって空気の振動を遮断する。彼らは厳しい訓練を積み、さらに魔術によって身体の力を高めたり、体が発する音を消したりもしている。

 同じような動きで天草式に付いていく廷兼朗だが、魔術師である彼らから見ればあまりに異様である。一連の行為を、廷兼朗は魔術の補助無しにやってのける。しかし、その動作に目立った部分は見られない。天草式と同じように飛び、同じように着地し、同じように走っているだけに過ぎない。

 端からは同じ動作に見えるとも、その作用には大きな差が生じている。それはつまり目に見えない部分、身体の使用方法の差違を表わしている。

 

 全く変わらない動作だったとしても、そこに違ったイメージを持っていたりするだけで、その効果が違ってくる。初心者と熟練者の間に横たわる差は、型や技の精度も然ることながら、動作に対する理解やイメージでもある。ただ拳を突き出す動作も、漫然と拳を握って前に出すのと、踏み込んだ足から体重を軸足に移動させ、股関節を鋭く回転させ、下半身の出力を上半身へスムーズに伝達し、腰から上る力が体の真ん中、鎖骨の付け根の辺りから腕へ伝わるように発射するのとでは、恐らく速度、威力、リーチまでも違ってくる。

 目で見ることの出来ない自分の体のことをよく理解し、それに根ざしたイメージで体を動かすことで、目には見えない大きな差が生じる。

 常につま先を立たせる、いわゆる猫足立ちの態勢で、走るときに起こる衝撃を柔らかく吸収し、音を殆ど立てない。飛び移る際には腕まで使い、四点にバランスよく体重を振り分けることで消音を可能としている。

 人々の眠りを妨げぬよう、廷兼郎たちは細心の注意を払って目的地へと急いだ。

 

 白鳥陵に治定されている軽里大塚古墳は、多くの古墳と同じく周りに堀があり、湖の中に浮かぶ見た目となっている。その西方に辿りついた建宮は、軽く舌打ちをした。

「間に合わなかったか。もう白鳥陵に結界みたいなものが張られてる。馬鹿正直に突っ込むのは拙いのよ」

「しかし、猶予はありませんぞ」

「ああ。数ではこちらが勝っている。ここは押し切るのよな!!」

 結界がどうのとか言われてもまるで分からない廷兼郎は、とりあえず進軍するということだけ理解した。

 だが、次に建宮たちの取った行動は、彼の常識を遥か彼方にすっ飛ばして余りあるものだった。

 水音一つ立てず、彼らは湖面を走破していた。

 

「んんんーーーー!!」

 この場で大声を出すのは良くないと判断した廷兼朗は咄嗟に手で口を塞ぎ、驚嘆の声を押し殺した。

(水の上を走ってる!? どゆこと? 水蜘蛛でもあんな速くは無理だ。これも魔術か? マジで何でもありだな。てかここ宮内庁の管轄だから、無断で入ったらかなり拙いって!!)

 ちなみに水蜘蛛とは、水面を歩くための忍具のことである。

 そうこうしている内にとっとことっとこと、天草式は水面を走って白鳥陵へと向かっている。あわわあわわと右往左往する廷兼郎に構ってる余裕はないらしい。

 水の上を走るのは無理。ここで待つのも論外。結果として、真っ暗な夜の闇で底の見えない、薄く緑がかった湖へと身を投げるしかなくなった。

 覚悟を決めた廷兼郎は柵を乗り越え、湖面の淵に立つ。そしておずおずと、右足を差し出す。

「屁の突っ張りは……」

 

(右の足が沈む前に左足を出して左足が沈む前に右足を出して右の足が沈む前に左足を出して左足が沈む前に右足を出す!!)

 

「要らんですよおおおおお!!」

 腿力《たいりょく》の限りを振り絞って行った水面歩行は、どぱーんという盛大な水音と、よく分からない奇声を上げる結果となった。

 それでも優に五歩は進んでみせた廷兼郎を見て、「あいつ人間じゃねえよ……」と、その隣で湖面を走っていた天草式は、背筋に薄ら寒いものを感じていた。

 残りの距離は、仕方がないので泳ぐことにした。水音をこれ以上立てぬよう、日本古来の伸泳《のしおよぎ》をしながら、急いで白鳥陵へと向かった。

 

 白鳥陵に張られた結界の中で、建宮たちは苦戦を強いられていた。その結界は今まで見たことのある術式ではなかったことに加え、術式の影響で魔術の行使が困難になっていた。

 おそらく術者の体に負担をかけ、魔力の流れを阻害しているのだろうが、対する真伝天草式《しんでんあまくさしき》の連中は同じ結界の中に居るにも関わらず、奔放に魔術を行使していた。

 

 建宮たちが一回魔術を成功させる間に、彼らは二回、三回と魔術を重ねて攻撃してくる。数では上回っているため、何とか均衡を保ってはいるが、突破口がないのも事実だった。

「いつの間にこんな術式を開発したのよ、菊池」

 建宮が毒づくと、ハルバートを構えた男は、先頭に立って天草式を威嚇した。

「おもしれーだろ。てめーら天草式の連中には百年経ったって出来ねー芸当だ。これこそ真伝天草式の力よ」

「笑わせるなよ。女教皇《プリエステス》の帰りを信じもしなかったチキン野郎が、吠えてんじゃねえ!!」

「……んだと?」

 バチリと、ハルバートの穂先から紫電が走り、辺りを照らす。

「忠犬ぶってんじゃねーよ! てめーらの頭はとっくに取れちまってんだ。いい加減に気付け!!」

 頭上に構え、斧部分を一気に振り下ろす。紫電を伴った斬撃を建宮はフランベルジュで受けるが、その刃を通して彼の体に電撃が迸る。

「あがあああああ!!」

 防御術式が組み上がらない。真伝天草式の結界が、建宮に魔術の行使を許さない。為す術もなく電撃に身を焼かれ、斬撃の威力で吹き飛ばされる。

「俺は信仰を行動で示す。待つだけが能のお前らとは違う!!」

 波打つ剣ごと両断せんと、菊池がさらに圧力を掛ける。

 

 電撃で痺れる体を奮い立たせ、建宮は抗う。

「俺たちだって、待ってるだけじゃないのよな。天草式を守ってんだよ。女教皇の帰る場所を守ってんだよ。逃げ出したお前と違ってな!!」

 屈しそうになる足腰を叱咤《しった》し、歯を剥いて菊池を睨み付ける。二人がカチ合わせているのは刃ではない。互いの信念、信仰そのものである。

 立ち上がろうとする建宮に、容赦なく電撃が見舞われる。力を失った体がかろうじて斧を防ぐが、足腰の踏ん張りは全く効かず、水際まで軽々とはね飛ばされてしまう。

 菊池は無理に追おうとはせず、ゆっくりと歩を進める。あまりに隔絶した彼我の差に優越を感じているのではない。相手が手負いとなったからこそ、確実に仕留めんがため、油断無く様子を窺っている。

 

「……確かに俺たちは、女教皇の帰りを信じられなかった。それは事実さ、建宮」

 菊池の口調から、先ほどまでの刺々しさが消える。代わりに、聞く者の心まで重苦しく沈む重圧が宿る。

「皆が皆、女教皇を信じ抜けるほど強くはないし、それを押し付けることの醜悪さといったら、語るに落ちる。だが、そういう奴らも救えないで、何が信仰か、何が宗教か、何が天草式十字凄教か!!」

 溢れる激情が紫電となって辺りに散る。菊池の目に宿るのは、自分の信仰一つである。他の一切合財、叩いて潰す覚悟の目だ。

 止めを刺すべく、菊池がハルバートを背負う。他の仲間は乱戦の只中にあり、建宮からの救援に応えられる状態にない。

「終わりだ、教皇代理。安心して逝け」

 フランベルジュを掲げたとて、寝そべる態勢では防ぎきれない。即座に叩き折られ、容赦なく建宮の肉は引き裂かれることだろう。

 断罪の鎌の如く振り上げられたハルバートを、防ぐ手立てはない。

 

「菊池ィッ!!」

 耳を劈《つんざ》く怒声が響き、名を呼ばれた菊池の注意が、僅かに声のした方へ逸れる。

 何もないはずの暗闇から飛び出した影が、菊池の顔に突き刺さった。打撃音というよりは軟骨の潰れる破裂音を響かせて、菊池はハルバートを掲げたまま黒い水面へと吸い込まれていった。

 

 影が建宮の傍らに立つ。天草式の人間ではない。勿論、真伝天草式でもない。

「……字緒?」

「ここまで泳いできたので、遅れました」

 莞爾と笑いながら手を差し出し、建宮は助けを借りながら立ち上がった。

 

「何はともあれ、助かったのよ」

「そのようで。お役に立てて何よりです」

 ようやく参戦できた矢先に菊池への借りを返し、とりあえず廷兼朗は溜飲を下げることが出来た。そして森の中へ視線をやると、怪訝そうな顔で言った。

「どうやら苦戦していますな。こちらの天草式だけがやりづらそうだ」

「奴らの結界のせいだ。あちらは魔術を好きに使えても、こちらは思うように使えないのよ」

 魔術師ではない廷兼朗には、影響のない現象なのだろう。いまいち実感に欠けるが、今はそれをとやかく言う場合ではない。

「なるほど。そういう事情もあるんでしょう。ですが僕には、手心を加えているようにも見えますが」

 廷兼郎はじろりと、追い立てると言っていい目つきで建宮を睨む。「そういうことは先に言ってもらわないと困ります」と、言外に諌めていた。

「天草式は、真伝天草式を殺してでも止めるという訳ではないんですな?」

「ああ。出来れば殺したくはないのよ」

「……すごいなあ」

 廷兼郎は失笑しながら言うが、その表情は曇っていない。殺しに来る相手を、殺さずに制圧する。それもまた、武の顕現の一つだ。

「やれるだけ、やってみましょう」

 痺れの取れてきた建宮から離れ、廷兼郎は白鳥陵の森の中に身を投じた。

 

 攻めあぐねる天草式を嘲笑うかのように、真伝天草式の魔術が炸裂する。彼らは決して深追いせず、一定の場所に留まっている。その後ろにある盗掘現場へ立ち入らせないためだろう。

 真伝天草式に数で倍する天草式は、かつての仲間を前に防戦を強いられていた。

「何で、魔術が使えないの?」

 肩で息を切らし、海軍式船上槍《フリウリスピア》を構える少女は、焦りに顔を歪めた。

 相手も同じ天草式である。手の内は互いにばれている。その状況で一方は魔術の使用を制限され、もう一方は好きに行使できる。魔術で身体能力を底上げされるだけでも、倍する人数でも埋められない戦力差が存在する。

 覆し難い状況だと、皆が一様に感じていた。

 

 それでも、彼女は膝を付こうとしない。かつて、天草式とともにローマ正教の隠密部隊と戦った少年は、どれほどの苦境に立たされようと立ち向かっていた。目に焼きついたその姿が、この場に座り込むことを許さない。

 学園都市から来た彼は魔術など使えなくても、その右手だけで強大な敵に抗っていた。なのに、魔術を使える自分がここで諦めたら、彼に合わせる顔が無い。

 そんな彼女に斟酌せず、真伝天草式は魔術を繰《く》る。

 手先から伸びる炎が、舌のような滑らかさで人の群れを撫でていく。そのたびに天草式の人員がごっそりと削がれる。

「何で、何で私たちが戦なくちゃいけないんですか! 同じ、天草式なのに!!」

 

 立ちはだかるように構えた海軍式船上槍が、風に吹かれて舞い上がる。大気操作術式による武器落とし《ディスアーム》である。

「あ……」

 目にも煌びやかなドレスソードが、彼女の頭を割るべく振るわれる。自分と変わらぬ細腕がバネのように弾かれ、剣先が脳天へと吸い込まれてゆく。

 狙いは丁度体の真ん中、どう避けても裂傷は免れない。そもそも、武器を弾かれた動揺が残る体では、満足に動くことも出来ない。

 悲鳴を飲み込む暇さえなく、彼女はじっと切っ先を見つめていた。その眼前が、暗闇に閉ざされた。

 

 次に彼女が見たのは、自分の後方に飛んでいく、ドレスソードを持った真伝天草式の少女だった。

 目の前に立っているのは、あの彼と同じく、学園都市から来た人間。同じく、魔術を知らない人間。字緒廷兼郎と名乗っていた、あの男だ。

 

 

 

「あ、あの……」

 助けてくれてありがとう。それだけの言葉が吐き出される前に、廷兼郎は一切視線を移さずに言った。

「口より先に手を動かして。早く武器を拾いなさい!」

 敢えて厳しい口調で言い放つ。ここで会話などしていられるほど、廷兼郎に余裕はない。先ほどの攻防も、一歩間違えば間に合っていなかった。

 大錬流合気柔術、太刀捕の一、潜獅子《くぐりじし》。刀を振り下ろす相手の肘を押さえながら股に潜り、踏み込んできた勢いを殺さぬまま、後方へ投げ捨てる。

 贅沢を言えば投げ捨てず、そのまま押さえて止めを刺しておきたかったが、彼の前にいる真伝天草式の面々がそれをさせなかった。とどめをさす一動作の後、自分の体がどうなっているか、想像するだに恐ろしい。

 

 とどめは他に任せ、自分を情勢を崩すことに専念すればいい。

 天草式は諸般の事情で思うように戦えない。均衡を崩すには、イレギュラーが必要となる。廷兼郎は喜んで、その役目を負うことにした。

 突然の闖入者《ちんにゅうしゃ》に戸惑う真伝天草式が立ち直る前に、近くにいる相手の下腹部に、右鉄槌から左膝蹴りへと繋げ、髪の毛をむしらんばかりに掴んで後方に投げる。

 気が付いたように今更繰り出されたレイピアの刀身を捌き、握り手を取って引き込み、巴投げを行う。太刀捕の場合は、車投げと称する。

 まずは立ちはだかっている真伝天草式を分断し、確固撃破に持ち込む。ゆっくり一人ずつ対処できる状況を作ってあげれば、今度は天草式の持つ数の優位が物を言う。

 廷兼郎が止めまで行う必要は無い。少しずつ切り崩していけば、それで用は足りる。

 

 眼前の敵が突然、建宮のものより小振りなフランベルジュをこれ見よがしに掲げる。気のせいか、刀身の周りが明るく光っている。

 そして間を置かず、刀身の根元から炎がうねうねと競り上がり、フランベルジュを彩った。

 フランベルジュはその語源を、フランス語で火炎を意味する『フランボワヤン』から取っている。その刀身からして既に、炎を表しているのだ。

 

 炎を纏うフランベルジュが、廷兼郎に向けて突きつけられる。その様相に、彼は戸惑ってしまった。

 炎の剣という意味を持つからといって、本当に火を吹いてどうするのだろう? と廷兼郎は半ば呆れていた。フランベルジュの波打つ刀身は、切りつけた際の傷口を癒着しにくくするという、刀剣として素晴らしい機能を元から有している。つまり火を纏うまでもなく、非常に優れた武器なのである。

 確かに炎を纏った剣は太刀捕を行う際に厄介だが、傷口を炎で焼いてしまったら、むしろ止血の助けになるのではなかろうか。ならばあの炎は、フランベルジュの機能を減衰させかねない。やはり廷兼郎には、剣が火を吹くことの意味が分からなかった。

 

「いやあッ!」

 相手が気合を乗せてフランベルジュを振り上げる。速度や姿勢、間合いの取り方は確かに優秀だが、それを言えば琴弾原に居た者たちや、先ほどのドレスソードの少女にも言える。

 フランベルジュが上段に構えられた瞬間、廷兼郎は低空からのタックルをかました。そのまま押し倒し、掴んだ相手の太ももを脇に抱えて持ち上げる。

「そおいッ!」

 フランベルジュを構えたまま、相手は真後ろに倒れこむ。それだけに留まらず、廷兼郎は背を仰け反らせて相手の体重を引っこ抜いた。

 廷兼郎の背が綺麗な曲線を描き、相手もまた見事な放物線を描いて、天草式の真っ只中へと放り込まれた。足を掴んでのパワー・スープレックスと言ったところだろう。

 投げた姿勢から後転して、素早く起き上がる。構えた廷兼郎がじりと間合いを詰めるが、今度は応じることなく、真伝天草式は僅かに退いた。

 

 

 

 既に三人の仲間が、魔術師ではない人間に倒されている様を見て、当然のように警戒した。

 皆、体力強化用術式や対衝撃用術式などを満遍なく使い、常人よりも数段上の性能を有していたはずだったが、魔術を使用していない只の一般人は、それをものともせずに倒してのけた。

 徒に突っ込めば、天草式の陣営の中へ投げ込まれる。ここは一気に囲んで制圧したいが、天草式の連中が睨みを利かせているなかで、これ以上牽制を行う人員を減らしたくはない。

 

 八方塞がれたか。このメンバーにおいて一番の年長である久那《くな》は、ままならぬ状況に歯噛みした。

 そんな彼の耳に、福音が届いた。甲高い口笛の音は、掘削作業終了の合図。それは撤退と、作戦の成功を意味していた。

 他の者にも聞こえていた。久那が下知を下すまでもなく、一様に撤退を開始した。

 

 天草式も追いすがるが、魔術が思うように使えない結界内にいるうちに、真伝天草式は白鳥陵の湖を越え、大阪の町に溶け込んでいった。

 いち早く飛び出していた廷兼郎だったが、彼らのように湖の上を走れないのため、そこで追跡を断念した。湖の向こうへ走り去っていく彼らを、廷兼郎はぎっと目を凝らして見届けた。

 

説明
東京西部の大部分を占める学園都市では、超能力を開発するための特殊なカリキュラムを実施している。

総人口約230万人。その八割を学生が占める一大教育機構に、一人の男が転入してきた。
男の名は字緒廷兼郎(あざおていけんろう)。彼が学園都市に来た目的は超能力ではなく、武術だった。

科学と魔術と武術が交差するとき、物語は始まる
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バトル とある科学の超電磁砲 とある魔術の禁書目録 武術 超能力 

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