真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #86
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〜 第86話 †迫り来る時に向けて† 〜

 

 

劉協(りゅうきょう)様を保護して次の日のお昼

俺は董卓(とうたく)と賈駆(かく)の二人と今後について話をしていた

していたのだが・・・

 

 

「あんた!そんなことしたらっ!!」

 

「そうです!!そんなことはさせられません!!」

 

 

二人に怒られてます

 

 

「でもな?それで月(ゆえ:董卓真名)に危害が及ぶ心配が格段に減るし

 詠(えい:賈駆真名)も月が大事だからそこまで心労が増える事も少なくなるだろう?」

 

 

二人の真名はこの話し合いの前に預かっているので問題は無い

一応、この話し合いには護衛として華雄(かゆう)も居る

後は第三者視点というので司馬懿(しばい)がおり

その護衛ということでとう艾(がい)も一緒にいる

他の連中・・・

呂布(りょふ)とか張遼(ちょうりょう)に子義(しぎ)嬢、高順(こうじゅん)は

今頃訓練所で黄蓮(おうれん)さんこと孫堅(そんけん)と武器で語り合ってる

それはさておき

 

 

「確かにアンタが提案した事は私の心労は格段に減るわ・・・それでも!」

 

「そうですよ白(はく)さん!私のせいで他の人が苦しむ姿は耐えれません!」

 

 

立ち上がり、さらに熱くなる二人

筋金入りの頑固者だな・・・さて、どうしたもんか?

頭を悩ませていると、司馬懿が静かに立ち上がる

その姿に二人ともちょっと落ち着いたようだ

 

 

「な、なによ?」

 

「あれも駄目、これも駄目。話にならない」

 

「うっ・・・そうだけど」

 

「九十九(つくも:白真名)が提案した事

 二人の懸念、特に賈駆が心配事はほぼ解決

 なら、心配事が無くなった軍師がやることは?」

 

「そ、その策をより確実にできるように策を練ること」

 

「分かればいい」

 

 

そういって、椅子に座り目を閉じる司馬懿

それを見て賈駆が頭をかいて「あーもう!!」と叫び

 

 

「分かったわよ!!現状でそれが一番私としては一番理想よ!

 月・・・貴方も覚悟をしなさい・・・」

 

「詠ちゃん!でも・・・私は・・・」

 

 

賈駆は気持ちを切り替えて俺の案に乗ってくれるようだが

董卓の方はまだ覚悟が決まらない

俺も立ち上がり、董卓の近くまでよって頭に手を乗せて

 

 

「月、俺自身が死ぬわけじゃないし

 それにだ、これ以上重荷を背負う事は無い

 大丈夫、俺と俺の仲間・・・それに月の自慢の仲間がいれば必ず成功する

 それとも、皆の力信じられないか?」

 

「い、いいえ!皆さんを私は信じてますっ!!へぅっ・・・」

 

 

俺の言葉に返事をしながら

顔から蒸気が出そうなほど顔を真っ赤にして俯いてしまった

賈駆は口をパクパクさせてるし、司馬懿は無言で足を踏んできたし

華雄は手にかけた柱に指がめり込んでるし、とう艾は口から何か漏れてるが大丈夫だろうか

そんな感じで無理やり?俺の案を承諾させて、一段落した頃

一人の従者が部屋に入ってきた

 

 

《劉協様がお目覚めになられました》

 

 

手に持っている何も書かれていない書簡に字を書いて話す、その従者

俺がここで助けた人物、李儒(りじゅ)真名を鈴(りん)という

俺達が洛陽(らくよう)に入った際、街で暴れていた宦官(かんがん)の兵士に襲われて

【偶然】助けた子で瀕死の重体だった為、五斗米道(ゴットヴェイドー)で助けたが

その時の傷の後遺症か何かはよく分かってないが声が出せないそうだ

襲われた事による精神的外傷もあると思うが・・・

顔に李と書かれた白い仮面をつけている、これは元々あった火傷の傷を隠す為に俺が用意したものだ

とりあえず、リハビリを兼ねて色々としてもらっている子だ

 

 

「それじゃ劉協様に今後の事を話にいくとするか」

 

 

李儒が先導し俺と董卓と賈駆が歩き、そのちょっと後ろに華雄

司馬懿ととう艾は街へと出るようなのでその場で別れた

 

さてと・・・劉協様は一体、どんな精神状態なのだろうね?

これからやる事を考えながら、今隣を歩く二人とその仲間達の為に頑張ろうと心に誓う

 

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〜あとがきっぽいもの〜

 

 

まさかの新キャラが登場?!

董卓軍に居ないといけないと思い、急遽登場!!

ということは無く・・・色々とあって出しました。

白ちゃんの考えてる作戦とは?!

というかこういう政治的?な部分を書いたりするのは非常に難儀です・・・

中々さっくりと前に進まない・・・思い描く妄想は順調なんですけど

いざ、字を書くとなると実力不足を実感しまくりの駄文です・・・次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください

今回からまた少しずつ物語が進みます、短いです・・・
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コメント
hiroさん>華雄さん突進しても下手したら抜けない気がするんですけどねw そしてその必殺技は光になるんですね?!(tokkey)
観珪さん>李儒さん出しちゃいました!得意技は毒殺!!とかではないのでご安心くださいw(tokkey)
これもう水関落ちないだろ、突進する人がいなければ…「金剛爆斧の錆になれぇぇぇ!!」あっ!?ゴメンナサイ許しt(ドゴォォォン!!)…(スネーク)
李儒さんも登場! これで董卓軍は負けなし…… 華雄さんが突出しなければ、そもそも水関すら抜けないんじゃなかろうかww(神余 雛)
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真・恋姫無双 ご都合主義 オリ主視点 

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