貴方と人生を共に 最終新章 〜karin te moonlit story〜 本編 7
[全14ページ]
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璃々VSフレン

 

観客席

 

華琳「いよいよね。」

 

秋蘭「ですが、相手はフレンです・・・」

 

華琳「貴方の弟子なんでしょ?もっと信じなさい。」

 

秋蘭「フフッ、御意。」

 

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舞台上

 

愛美「両者!前へ!」

 

璃々「(あのシールドが厄介だな〜)」

 

フレン「お手柔らかに。(やけに大きいケースだな・・・)」

 

愛美「両者!・・・始め!」

 

フレン「魔人剣!」

 

ズバーンッ

 

璃々「はっ!」

 

スッ

 

シュシュシュシュッ

 

カキンカキンカキンッ

 

フレンは当たり前の如くシールドでガードをした。

 

フレン「甘いよ。」

 

璃々「なら、これならどう!」

 

璃々は星戦で見せた技を繰り出した。

 

フレン「その技は把握済みだよ・・・遅いよ。」

 

フレンは星同様に避ける。

 

璃々「どうかな。」

 

フレン「(やはり、撃つ時に数本だけ遅く撃っているな・・・なら!)」

 

フレンは突っ込み、直ぐに間合いを詰める。

 

フレン「これで弓は引けないよ。」

 

璃々「でも、璃々の撃った矢は向かい風となり・・・無数にこちらに降り注ぐ!」

 

シュシュシュシュシュッ

 

フレン「これくらいなら!はぁぁぁ!」

 

フレンはオーバーリミッツを放ち、高くジャンプをした。

 

璃々「貰った!」

 

シュッ

 

フレン「それも把握済みだよ!紅蓮剣!」

 

向かい風の矢と炎に纏った剣が回転しながら璃々の方へ。

 

爆風と共に両者が見えなくなった。

 

煙が晴れ出し、観客席が静まりだした。

 

春蘭「どっどっちだ?」

 

愛美は・・・璃々の旗を掲げた。

 

愛美「勝者!璃々!」

 

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』

 

フレン「・・・負けだね・・・でも、あの矢はどうやって?

 

僕が当たる方がはるかに遅かったはず・・・」

 

璃々「この矢のケースを盾にしたんだ。」

 

璃々の矢のショルダーケースは四角く中が半分に区切られていた。

 

パカッ

 

璃々「これを広げると、盾になるんだよ。」

 

璃々はケースを開いた。

 

フレン「なるほど、君も盾を持っていたって事だね。」

 

璃々「うん!本来はバックから撃たれない様に作ったんだけどね。」

 

フレン「そうか・・・良い戦いだった。」

 

璃々「璃々も良い経験が出来ました!」

 

お互いに握手をした。

 

璃々「でも、何故本気で来なかったんですか?」

 

フレン「実はね・・・」

 

パリンッ

 

フレンは獲物を抜いた途端にバラバラに砕け落ちた。

 

璃々「これは?」

 

フレン「シグナムさんとの戦いでね・・・それと模様品だからね・・・直ぐに壊れちゃうんだ。」

 

璃々「(完全な状態なら負けてたんだ・・・)」

 

フレン「だけど、勝ったのは君だ、おめでとう。」

 

 

 

 

 

司会席

 

春蘭「おおおおお!これは予想外だな!璃々が決勝戦進出だー!」

 

『おおおおおおおおおおお!』

 

 

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観客席

 

華琳「はぁ〜・・・ヒヤヒヤしたわよ。」

 

秋蘭「全くです。」

 

愛紗「ですが、璃々は間違いなくかなり成長していますね。」

 

華琳「ええ、飲み込みが早のよね・・・これも紫苑の教育のお陰なんでしょうね。」

 

秋蘭「ですが、私はもっと璃々を強くするつもりです。」

 

華琳「フフッ、あの子は今後、一刀の守り刀になるわね。」

 

愛紗「いえ、璃々とは言え、私が一番の守り刀です!」

 

華琳「そうね。」( ̄∀ ̄)

 

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舞台上

 

春蘭「皆の者!長い道のりだった!・・・さあ!遂に!遂に!決勝戦だーーーー!

 

栄光を掴むのは・・・璃々だ!潤香はダメだ!」

 

潤香「ちょっ!#何言ってるのよ!場外女!」

 

春蘭「なんだと!もう一回勝負だ!」

 

春蘭が武器を手に取り、潤香の元へ行こうとした時。

 

愛美「待ちなさい!先に決勝戦を始めるわよ。」

 

璃々「春蘭おねぇちゃん!大丈夫だよ!仇は私に任せて!」

 

潤香「へぇ〜言ってくれるじゃない〜」

 

璃々「私は負けないよ!」

 

春蘭「うっうむ、任せたぞ!璃々!」

 

愛美「両者!前へ!」

 

潤香「じゃあ、本気でイカせてあげるわ。」

 

璃々「璃々も負けないよ!」

 

愛美「両者!・・・始め!」

 

潤香「(直ぐに間合いを詰める!)」

 

璃々「(全てを出し切る!)」

 

シュシュシュッ

 

スッスッスッ

 

潤香「さあ、じゃんじゃん撃って来なさい!」

 

璃々「灯篭矢!」

 

璃々の矢が不可解な動きをした。

 

スッ

 

潤香「あま・・・消えた!」

 

璃々は・・・頭上を取っていた。

 

璃々「そこ!」

 

シュッ

 

カキンッ

 

璃々はまたしても頭上から放っている。

 

潤香「北郷流!空圧斬!」

 

潤香は円上の空気球を作り、武器で切る事で風の刃へと変化する。

 

ザシュザシュザシュザシュッ

 

璃々「きゃっ!」

 

バタンッ

 

潤香「何を狙っったのか知らないけど・・・もう積みよ・・・」

 

潤香の激しい攻撃に、璃々の服がボロボロに破れていた。

 

だが、璃々は立ち上がった。

 

潤香「そう・・・まだまだ行くわよ!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

璃々「クッ!」

 

スッスッドコッ

 

璃々「かはっ」

 

バタンッ

 

璃々はまだだと言わんばかりに立ち上がった。

 

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観客席

 

男子一同『うぉーーーーー!』

 

男達が急に騒ぎ出した。

 

華琳「なっ何!」

 

秋蘭「原因は璃々の方でしょう。」

 

秋蘭が璃々の胸辺りを指した。

 

華琳「・・・男はどうしてこうなのかしらね・・・」

 

愛紗「全くです!璃々をあんな目で見るとは!叩き切ってやります!」

 

皆刀「でも、話は戻るけど・・・これはもう決まったね。」

 

雨林「ええ、璃々はあの態勢でしかも風は逆方向・・・矢が飛ばないわ。

 

気を込めて撃ったとしても弓威力が格段に落ちるし、

 

なおかつ、潤香さんの剣技の方が早い。」

 

華琳「良く分かってるじゃない。」

 

雨林「母様と父様の子ですから。」

 

華琳「(・・・でも、あの大きさ・・・母親譲りって事ね・・・羨ましいわ。)」

 

雨林「もう何回立ったんでしょうね・・・倒れてもまだ立ち上がる・・・」

 

そう、既に2時間は経っていた。

 

華琳「そうね・・・でも、もう決まりそうね。」

 

愛紗「はい・・・やはり、璃々では潤香には歯が立ちませんね・・・」

 

華琳「あれでも、五胡を纏め上げてた王、劉豹よ?・・・でも、勝者は天が決める事よ。」

 

秋蘭「はい、逆転劇はこれからですね。」

 

華琳「ええ、それに璃々のあの闘士力は驚嘆に値するわね。」

 

雨林「兄様も見習って欲しいですね・・・」

 

皆刀「善処します・・・」

 

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舞台上

 

璃々は紙一重で避けてはいるが・・・

 

璃々「はぁはぁはぁはぁ・・・(腕に力が入らない・・・)」

 

潤香「どうする?ギブする?」

 

璃々「(今の私に出来るか分からないけど・・・)一矢一殺!・・・」

 

璃々は最後の力を振り絞り、放った。

 

バキューーーーンッ

 

潤香「無理よ」

 

潤香は軽々と避けたが・・・

 

潤香「?何故笑ってるの?」

 

潤香は璃々が笑っていた事に気づいた。

 

璃々「えへへ・・・私の・・・勝ちだね。」

 

トスンッ

 

潤香「えっ?」

 

潤香は振り向くが、既に遅かった。

 

潤香「クッ!」フラッ

 

璃々「私が頭上を取ったのは、地面に矢を撃つ為だったんだ〜

 

一矢一殺を一杯使っちゃったからもう腕が動かないから賭けてみたんだ。」

 

潤香「(そうか!黄忠戦で見せたあれが・・・完敗ね・・・)」

 

バタンッ

 

璃々「はぁはぁはぁはぁ・・・」

 

愛美「勝者!璃々!よって優勝は!北郷璃々と言う事になりました!」

 

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・・・・・・・・

 

璃々「(ご主人様!勝ったよ!・・・あれ・・・意識が・・・)」フラッ

 

バタンッ

 

愛紗「璃々!」

 

華琳「直ぐに医務室へ運んで頂戴!」

 

メイド「はっはい!」

 

観客の拍手と共に、天下一品武道大会は璃々の優勝で終わりを告げた。

 

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医務室

 

エステル「はい、治療が終わりましたよ。」

 

璃々「おお!動く〜」

 

クイックイッ

 

璃々は腕を動かした。

 

璃々「ありがと〜」

 

エステル「いえいえ。」

 

璃々が外に出ると・・・

 

『璃々、優勝おめでとう』

 

と言う看板が建てられていた。

 

華琳「さあ、璃々・・・今日は貴方がお雛様よ。」

 

璃々「私?」

 

華琳「ええ、会場に居たお客も納得してるわよ。」

 

璃々は周りを見渡した。

 

杏「璃々おねえちゃん〜ケーキ食べよ〜」

 

璃々「うん!」

 

華琳「フフッ、本当におめでとう。(璃々は師である紫苑や、秋蘭・・・

 

そして一刀の戦いを間近で見てきたからこそ、ここまで強くなったのね・・・

 

ちゃんと受け継いでるじゃない・・・一刀にも見せたかったわね。)」

 

琉流「皆さん〜お食事の追加が出来ましたよ。」

 

季衣「琉流〜イカ焼きは〜?」

 

琉流「待ってて、直ぐに作るから。」

 

星「メンマ丼も頼む。」

 

琉流「はいはい〜」

 

雪蓮「もっとおつまみ〜肉が良いわ〜」

 

祭「うむっ、良いな〜」

 

炎蓮「もっと酒持って来い!」

 

蓮華「姉様!母様!祭姉様!飲み過ぎです!」

 

祭「硬い事言うな、のぉ〜炎蓮殿。」

 

炎蓮「そうだぞ!記憶が戻ったからと言って、そう愚痴愚痴言わんでも良いだろう。」

 

雪蓮「ね〜?」

 

穏「ここまで出来上がっちゃったらもう無理ですよ〜」

 

思春「・・・ですが、不思議ですね・・・我々が姉妹と言うのは・・・」

 

蓮華「今更何を言うかと思えば・・・一刀も言ってたでしょ?過去は過去、今は今って。」

 

思春「・・・蓮華様、今は幸せですか?」

 

蓮華「ええ!一刀との間に子供も出来て、夫婦にもなれたのよ?これ以上の幸せがある?」

 

思春「フッ・・・そうですね・・・では、姉さん・・・私も交じるとします・・・」

 

蓮華「ちょっ!思春!」

 

祭「おお!来い来い!」

 

桃香「わらひも〜もい〜ぱい〜」

 

蓮華「桃香まで・・・ええい!私も飲んでやる!」

 

華琳「ふふっ、賑やかね。(この平和な時が長く続きます様に・・・)」

 

こうして、ひな祭りは終を告げる事に。

 

 

 

 

 

一刀曰く

 

『璃々は間違いなくお母さん以上の資質を持ってる・・・

 

でも、出来る事なら平和に暮らして欲しい・・・紫苑もそう思ってるはず。』と言う事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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所変わって・・・恋の部屋。

 

恋は大きなクマのぬいぐるみを抱きながら未だに悲しみに昏れていた。

 

恋「カズト・・・」

 

恋は再び塞ぎ込んだ。

 

恋「・・・ご主人様・・・」

 

ピカーンッ

 

恋「!」

 

ジャキッ

 

恋は直ぐ樣方天画戟取り、光の方へと向けた。

 

???「繋がって良かった・・・迎えに来ました・・・貴方の力が必要なのです・・・

 

一刀様を助ける為に。」

 

恋「カズトに会えるの!」

 

???「ええ、行きましょう・・・魔界へ。」

 

恋「コクッ」

 

???「ですが、ここからではこっちには来れません・・・

 

北郷本家へ行きましょう・・・くれぐれも見つからないように・・・」

 

恋「コクッ」

 

恋は???の力を借りてそのまま北郷本家へと足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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翌日

 

コンコンッ

 

音々「母殿〜朝食をお持ちしましたぞ。」

 

コンコンッ

 

音々「居ないのですかね・・・此処に置いときますぞ〜!それじゃ、心殿に持ってくです。」

 

音々は心の部屋へと向かった。

 

-10ページ-

 

昼頃

 

コンコンッ

 

秋蘭「恋様、昼御飯です。」

 

コンコンッ

 

そこへ、春蘭と雪蓮が現れた。

 

雪蓮「どうしたの?」

 

秋蘭「いや、いつも御飯だけは食べるはずの恋様が、出てこないんだ。」

 

雪蓮「可笑しいわね・・・春蘭!扉を壊すわよ!」

 

春蘭「おう!」

 

ドゴーーーーーンッ

 

中には、恋の姿が無かった。

 

春蘭「何だ、居ないじゃないか!」

 

秋蘭「気晴らしに外へと出向いたんだろ・・・」

 

雪蓮「そうだと良いんだけどね〜・・・あれ?」

 

雪蓮は何か無い事に気づいた。

 

雪蓮「・・・無いわね・・・方天画戟が・・・」

 

春蘭「?鍛錬しに行ったんじゃないのか?」

 

秋蘭「・・・胸騒ぎがするな・・・華琳様に報告しましょう。」

 

雪蓮「それが良いわね。」

 

春蘭「???」

 

3人は直ぐに華琳に連絡を取り、SP、武装メイド達は恋の行きそうな所や、

 

通りそうな道を隅々まで探したが・・・発見出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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華琳「・・・(どこへ行ったのよ・・・)」

 

華琳は心配そうに、情報を待っていた。

 

雪蓮「・・・私の勘なんだけど・・・探さなくても良さそうなのよね〜」

 

春蘭「何を言う!恋にもしもの事があったら一刀様が悲しむじゃないか!」

 

雪蓮「その一刀の元へ行ったとしたら?」

 

華琳「何か掴んだって事かしら?」

 

凪「・・・あながち間違いないと思います。

 

恋様は隊長の常に傍に居ました・・・隊長の危機には必ず恋様が

 

駆けつけると言う・・・おそらく、隊長に何かあったと例えるのが良いでしょう。」

 

真桜「せやな、何故か隊長の時だけ何処に居ても分かってるっちゅう事やったな。」

 

沙和「そうなの〜でも、私達も大体分かるよね〜隊長に何か起きてる事は間違いないの。」

 

3人は自信満々に話していた。

 

凪「付き合いが長い私達だからこそ言える事・・・

 

隊長が生きていると言う希望が見えたと言う事です・・・

 

隊長の危機を知り、助けに行ったと言うのが妥当だと私は思います。

 

(もし、本当なら・・・私も行きたかったな・・・)」

 

華琳「そう・・・」

 

SPが慌ててリビングへ戻ってきた。

 

SP「社長!情報が入って来ました!」

 

華琳「話して頂戴。」

 

SP「どうやら、本家の方へ向かわれたとの事です。

 

近所の人達の情報では赤髪の女の子と・・・黒髪が長く、銀色の服を着た女性が、

 

本家の中へと入ったとの事です。」

 

華琳「直ぐに向かうわよ!ヘリを!」

 

SP「はっ!」

 

華琳「雪蓮、春蘭、愛紗、朱里は付いて来て頂戴。」

 

5人はヘリで本家へと向かった。

 

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時は少し遡り。

 

北郷本家

 

???「ここね・・・」

 

???は恋と共に書庫へと来ていた。

 

???「準備はよろしいですか?」

 

恋「コクッ」

 

???は符らしき物を六芒星に貼り、何かを唱えた。

 

ブンッ

 

???「確かに月音樣の言った通り・・・ここには不思議な力が有るのか・・・

 

では、行きましょう。」

 

恋「コクッ・・・ありがとう・・・梨花」

 

梨花「戦いに巻き込んでしまってすいません・・・今の私達は貴方の力を頼る他ありません・・・

 

月音樣達は重傷・・・一刀様処刑される前に早く!

 

(一刀樣、申し訳ありません・・・こうするしか・・・)」

 

恋「・・・待ってて・・・一刀」

 

恋と梨花はそのまま門へと入っていく。

 

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しばらくして

 

書庫

 

華琳「鍵は閉まっていたはずよね・・・」

 

書庫の中に入ると、朱里が何かに気づいた。

 

朱里「ここで何かの儀式をした痕跡があります。」

 

朱里はその場所を指した。

 

雪蓮「・・・う〜ん・・・どう言う事?」

 

朱里「私の推測ですが・・・ここで何かをして、

 

何処かへと飛んだと言う事だと思うんですけど・・・」

 

愛紗「だが、誰が!」

 

そこへ

 

ブンッ

 

三蔵法師「やっぱりね・・・

 

(梨花、貴方・・・とちったわね・・・一刀に何かあったら、殺すわよ。)」

 

華琳「どう言う事?」

 

三蔵法師「ほんの僅かだけど、梨花の気の気配がしたのよ。

 

それを辿って来たって訳。(まあ、しょうがないわね・・・)」

 

華琳「!・・・なら・・・一刀は生きてる・・・」

 

華琳は安心したかの様にその場で座り込んだ。

 

愛紗「だが、恋が行ったって事は・・・」

 

雪蓮「一刀の身に何か有ったと考えるのが妥当ね。」

 

朱里「それと、戻れない理由と、教えれない理由・・・おそらく、

 

私達を巻き込まない様にと私は考えてます。」

 

華琳「・・・この件はこれで終わりよ・・・恋に任せましょう・・・

 

必ず連れて帰って来てくれるわ。」

 

こうして、恋の検索は打ち切ったのだが・・・

 

朱里が何かの符の様な物を拾い上げると・・・

 

ピカーンッ

 

朱里「はわわ!」

 

三蔵法師「!直ぐにその符を捨てなさい!」

 

愛紗「朱里!」

 

朱里「はわわーーーー!」

 

朱里は謎の黒い球体へと吸い込まれていった。(軍師ゲットだぜ!)

 

愛紗「朱里ーーーー!」

 

愛紗は手を伸ばしたが、既に遅かった。

 

華琳「どう言う事?朱里は何処に?」

 

三蔵法師「あちゃ・・・おそらく、梨花が開いた扉の向こうに行ったんでしょうね。」

 

愛紗「私達も行きましょう!」

 

三蔵法師「無理よ、もう扉は閉まってるわ・・・それに、大丈夫でしょ。」

 

愛紗「しかし!」

 

華琳「愛紗、向こうには一刀も恋も居るのよ?・・・大丈夫でしょうね。

 

諦めなさい。」

 

愛紗「むむむっ・・・(私も行きたかったのに・・・)」

 

こうして、華琳達は一つの希望を胸に帰還したのだった。

 

全ての答えは一刀編へ

 

-14ページ-

 

次回

 

 

 

 

春蘭「女性を物にして殺すとは!許せん!」

 

愛紗「その通りだ!」

 

 

 

 

 

 

三蔵法師「(華琳ちゃんから死相が出てるわね・・・)」

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「ヴィーダ、遅刻するよ。」

 

ヴィーダ「分かってる!行ってくる!」

 

 

 

 

 

 

華琳「どうしたの?」

 

水琴「何でもない、行きましょうか。」

 

 

 

 

次回『平穏な時が壊れる時』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがきコーナー

 

月音「サイクロン!」

 

なのは「じょ・・・ジョーカー!///」

 

月音「とまぁ・・・今回も始まりました!このコーナー!」

 

なのは「((/ω\*))」

 

一刀「ったく、何言わせてるんだよ・・・」

 

月音「良いじゃん〜・・・それより、いよいよ佳境に差し掛かるね〜」

 

ユーリ「おいおい、それをばらすなよ・・・」

 

月音「(゜3゜)もう言っちゃったもん〜」

 

ユーリ「・・・はぁ〜・・・」

 

なのは「(/ω\*)」

 

一、ユ、月「(まだ恥ずかしがってたのか)」

 

月「ご主人様、今後の展開はどうなるんですか?」

 

一刀「俺には解りかねんけど・・・何か大きい渦が動いてる・・・とか?」

 

月音「例えば・・・て・・・」

 

ガシッ

 

月音「むhkむんhg!」

 

しばらくお待ちください・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユーリ「ナイスだ、大将。」

 

一刀「あぶなかった・・・取り敢えず、月音は紐で包んで、口にチャックしといたけど・・・」

 

月音「戻って来るのがあたしだ!」

 

一、ユ「・・・はぁ〜・・・」

 

なのは「・・・は!」

 

月音「やっと気づいた?」

 

なのは「もう!変な事言わせないで!・・・shoot!」

 

月音「ちょっ!それはだめーー!」

 

ドゴーーーーーーーーンッ

 

バタンッ

 

月音は力尽きた・・・

 

なのは「と言う事で、今日はここまでなの!」

 

ユーリ「今後の展開は見ものだな・・・」

 

月「恋さんも朱里ちゃんもどうなってしまうのか・・・心配です・・・へぅ〜」

 

一刀「大丈夫さ・・・きっとな。」

 

月音「復活!」

 

なのは「では今日はここら辺で・・・ばいばいノシ」

 

月音「それで!今後の展開はね!・・・」

 

カット・・・

 

続く・・・

 

月音「きそーーー!カットすんな!」

 

カット・・・

 

本当に・・・続く・・・

 

 

説明
業績が伸びたのはいいですが・・・どっと疲れました^^;

では貼ります。
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