帝記・北郷:外伝〜龍の始点〜
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『帝記・北郷:外伝〜龍の始点〜』

 

 

かつて、天下を賭けて群雄達が覇を競った時代があった。

やがて秦・魏・趙・燕・斉・楚・韓の七つの強国が台頭。権謀術策渦巻く中、数百年にわたり血で血を洗う戦乱の日々が続く。

そんな時代も終わり、一人の英雄の元に天からの遣いが現れた。

彼の協力の元、その英雄は他の六国を併呑。その上で、七国による天下七分の共和体制を実施。長き戦国の世に終焉をもたらす。

その偉業より、七国の盟主となったその英雄・秦の?政(えいせい)という少女は大陸初の皇帝『始皇帝』と呼ばれることなった。

そして彼女は、天の御遣いと共に新たな国造りに着手した……。

 

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城が燃えていた。

秦の栄華を象徴しつつも、歴史にあったような不必要な華美さを排除し他国の模範にもならんと造られた大宮殿『阿房宮』は、夜を昼に変えんばかりの天を衝く紅蓮の炎に包まれ、今当に崩れ落ちようとしていた。

「陛下!!陛下!!」

炎に包まれた玉座の間、少女を抱えた青年が炎に身を焦がされながらも叫んでいる。

少女の胸には深々と剣が刺さり、とめどなく流れる血が少女が長くない事を悟らせる。

それを抱える青年も頭から流れた血が頬を伝い、碧緑の鎧はいたる所が壊れ、数本の矢まで刺さっていた。

「う…あ……」

弱弱しく何かを言おうとする少女を青年は強く抱きしめる。

まるで少女の魂魄がその体から出て行くのを抑えようとしているかのように。

「どうして…こんなことに……」

三年前、五年の時をかけて目の前の少女と共に天下を平定した。

それから二人で、他国と協力しながら新しい世を作らんとした。

経済の活発化のために銀行を創り、学びたい者が儒学だけでなく様々な学問を学べる学校を創り。

新しい賃金制度で、各国の長城を繋げ万里の長城を築いた。

その長城の具合を見に国境に言っていた一年程の間。

たった一年の間に、何者かの手により今の天下に不満を持つ者たちが煽られ、大規模な謀反を起こした。

いや、何者かなど解りきっている。

この世界を…外史を否定し滅ぼさんとしていた者達…否定派の選定者達の仕業だ。

そして国境から帰って来た彼が見た者は、白装束の集団に襲われ炎を上げる阿房宮だった。

「りゅ…うし?」

少女がうっすらと目を開ける。

「しゃべってはなりませぬ陛下!!」

必死に叫ぶ龍志に、始皇帝はクスリと笑い。

「陛下…などど……言って…くれるな……でないと…私も……御遣い様と…う……ごほっ!!」

「華龍!!」

始皇帝――華龍の口から鮮血がほとばしる。

それをみて龍志は、どこかに脱出路は無いかとあたりを見回す。

「義兄さん!!」

その時、炎の弱いところから一人の青年が玉座の間に駆けこんできた。

「蒼亀……!お前も、華龍の命を奪いに来たか!!」

視線だけであいてを射殺さんばかりに自分を睨みつける龍志に、蒼亀は頭を振りながら必死な声で。

「違う…信じてもらえないかもしれませんが、私はあなたの味方です!!早く義兄さんこっちへ!!外史の狭間に脱出路を造りました!!もうすぐこの外史は崩壊します!!」

蒼亀にそう言われても、龍志は華龍を抱いたまま動かない。

「義兄さん!!」

「そんなことができるか!!」

激昂して龍志は叫んだ。

「俺が行ってしまったら…誰がこいつを…華龍を看取ってやるんだ!!」

「義兄さん!!」

「誰が、この孤独な皇帝を!寂しがり屋の少女と最後まで一緒にいるんだ!!」

もはやそれは絶叫であった。

ただの少年であった龍志がこの世界に来て築き上げて来たもの。それらは全て崩れ去った。

創り上げた国も、街も、文化も、制度も、仲間も。

残ったのは、この今当に息絶えんとしている少女だけ。

この世界で出会い、この世界で愛した唯一無二の己の半身のみ。

そして世界までも消えんとするならば、どうして自分一人がここを去る事が出来よう。

愛した世界と共に消えることに、何の躊躇いがあろう。

だが、それを望まぬのは蒼亀ばかりではなかった。

「龍…志……」

炎の音に消されそうになりつつも、確かな声で華龍が囁く。

「あまり…蒼亀を…困らせるな……」

「華龍…おまえは何も……」

トンッ

華龍の指が、龍志の頸に触れる。

「華…龍……?」

目を大きく見開きその瞳に華龍を映したまま、龍志はその身を石造りの床へと横たえた。

「義兄さん!!」

それに蒼亀が駆け寄る。

「華龍…どう…して……?」

動かない体で、目だけで華龍を見ながら龍志が問う。

華龍は、苦しげに息を吐きながらも静かに微笑み

「確かに…私は……寂し…がりだ……だが…愛する…者の…死を…肯定す…るほど………よ、弱くは…ない」

「だ、だが……」

「それにな……」

その顔を、真剣なものに変え華龍は言葉を続ける。

「どういう…理屈かは……知らない…が…この…世界が消えるのなら…せめて……お前達だけでも…この世界を覚えておいてくれ……」

「………!!」

はっとした顔で龍志は華龍を見る。

その傍らで蒼亀は、沈痛な面持ちで佇んでいる。

この世界の選定者の一人であった自分がもっと動いていれば、この外史は違う結末を迎えたのかもしれない。

そう考えると彼はやりきれなかった。

「私達が…泣いて…笑って…怒って…恨んで…悲しんで…喜んで……生きていたということを……」

ドオォン

宮殿を揺るがす轟音。どうやら、建物を支える柱や梁までもが焼け落ちてきたらしい。

「く…時間がありません!!義兄さん、失礼!!」

龍志を抱えあげ、蒼亀は玉座の間を後にする。

「ま、待て蒼亀!!華龍!お前も一緒に…華龍、華龍ーーーーーー!!!」

華龍は微笑みを浮かべたまま、二人を見送った。

ただ、最後にもはや声も出せなくなった口を。

「愛していたぞ…龍志」

とだけ動かして。

やがて轟音と共に阿房宮は完全に崩壊し、それと共に放たれた光によって、この世界は飲みこまれていった。

 

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「…様!!龍志様!!」

自分の名を呼ぶ声に龍志が重い瞼を開くと、藍々の心配そうな顔があった。

「どうなされたのですか?随分とうなされていたようですが……」

「いや…何でもない」

まったく理由の説明になっていないと我ながら龍志は思ったが、藍々は不満げな顔をしながらもそれ以上何も訊いてくることはなかった。

彼女の心遣いに龍志は心の中で感謝しつつ、身を預けていた木の幹から身を起こす。

気付くと、長い前髪がべっとりと額に張り付いていたので、頭を振ってそれを引き?した。

維新軍と魏軍の決戦の地まであと半日と行った所で、龍志隊は強行軍の休息をとっていた。

曹洪軍と巨鹿の守備軍を撃破した後、足止めをくらった日数を取り戻すかのように進撃を重ねてきた彼らだが、青息吐息で決戦に参加するわけにもいかずこうして英気を養っている。

兵達の姿を眺めながら、龍志は手にした槍をひゅっと振るった。

ハラリ。

舞い降りてきた木の葉が、静かに二つに分かたれる。

その木の葉に目を落としつつ、龍志は先程の夢の事を思っていた。

ここ数年見ることのなかった、何百年以上も前の記憶。

あの後、正史にも外史にも属さぬ異端となった龍志と蒼亀は選定者のみならずあらゆる管理者に命を狙われ続けた。

そも、管理者とてその多くは外史を創りだした人々の思念により存在が確たるものとして認定される。逆にいえば、管理者も正史と外史のしがらみに縛られる存在にすぎないのだ。

故に、龍志と彼と縁を結ぶことでその縛りから解放された蒼亀は彼等からみれば裏切り者であり忌避の存在であった。

(長い間…彷徨ったものだ)

蒼亀の力で外史と外史を、時には正史を渡り歩く。

すでに世界のしがらみから放たれた龍志は、管理者とおなじ不老の身となっていた。

その間に龍志は血反吐を吐くような思いをして、いや実際に吐きながらひたすらに武技を研磨し続けた。

もともと一介の人間にすぎなかった彼が管理者や時に襲い来る外史の英傑達に敵うはずがない。

それを、龍志は見事に覆した。その武は、彼等と渡り合い時には彼等を倒す域にまで達した。

代償として左腕を失い、蒼亀に義手を作ってもらうことになったが。

やがて時が経ち、彼等を倒すことが無理だと悟った管理者達は彼等を半ば放置する。

かくして龍志と蒼亀はどこにも属さない異端の放浪者として様々な外史の行く末を見届ける。

そうして、失われた外史の物語を綴り続けた。

全ては、あの世界の最後で華龍に言われた約束を果たし、同様の終焉を迎えた外史もまた忘れ去られることがないように。

そうして二人は、また多くの外史を見続けた。

積極的に外史に関わることはせず、傍観者として外史の行く末を見届けてきた。

様々な外史があった。

良い外史もあれば悪い外史も、幸せな外史もあればそうでないものも。

それら全てを、二人は静かに見届けてきた。

(そんな日々がどれほど続いた時だったろうか…。)

随分前な気もすれば、つい最近のことの気もする。

二人は彼に出会った。

 

北郷一刀に。

 

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いつもとなんら変わらず、一つの外史の終焉を見届けようとしていた時のことだ。

北郷一刀という同一的異存在を起点にした外史は、何度も見てきた。

ある外史では、天下の大徳の片割れとして天下を三分し。

ある外史では、死に逝く者達の意思を受け継ぎ天下を二分した。

そんな外史が幾つも幾つも生み出され、あるものは消えあるものは存続している。

そしてその外史も、かつて見て来たものに酷似した『一つの外史の終焉とともに愛しき者との外史が開かれる』というものであった。

 

あるはずであった。

 

世界が光に包みこまれ、終焉を迎えんとしたまさにその時。

光が消え。

地が震えた。

定められていたはずの運命が、違った形に姿を変えた。

その外史の主な管理者達はそれを一つの形として自然と受け入れていたが、龍志には目の前の出来事が信じられなかった。

思いによって定められた世界が、再び思いによって姿を変えたというのだ。

そのような事例を、龍志も蒼亀も数百年以上生きてきて一度も見たことが…いや、聞いたことすら無かった。

そうして北郷一刀は彼と関わりの深かった者全てを引き連れ、新しい外史を開く。

その光景に龍志達は戦慄すると共に心を魅せられた。

外史というものが秘める可能性の突端が開かれたと思ったのだ。

かくして龍志は、北郷一刀という人間に深く魅せられる。

 

そうして、また北郷一刀が新しい外史の突端を開いた時、龍志はその世界に降り立った。

そして今までのように傍観するのでなく、積極的に外史と関わり北郷一刀に近付いて行った。

北郷一刀が少女の覇王と共に戦う姿を見守るために。

その姿を数百年前の自分に重ね合わせながら。

 

そんな或る日、所用で別の外史へ出張していた龍志の元に信じられない知らせが届く。

北郷一刀の消失。

天の御遣いはその役目を終え、天に帰ったのだという知らせ。

馬鹿な。龍志はそう叫んでいた。

未だかつて一刀のみの消失で幕を閉じた外史は無かったし、なにより突端である一刀を失い外史が存続を続けるわけがない。

龍志は蒼亀とともに事の原因を調べて回った。

そうして行き着いた事実。

かつて多くの外史で北郷一刀に煮え湯を飲まされた二人の存在と、ありえない歴史の自動修復機能の発動。

本来、正史の歴史を逸脱することの多い外史は歴史の自動修復機能がかなり弱く設定されている。

それが、異常な発動を示していた。

故に一刀は、その機能により消滅したのだと龍志達は確信する。

それと共にこうして外史が存続している以上、彼は完全に消滅したのでなく何らかの形でまだこの世界に残っているのだと二人は結論付け、もうしばらくこの外史の様子を見ることにした。

 

 

そして、数ヵ月後。

天下に、三国への不満を煽る者たちの姿が見られる。

かつての七国の時のように。

ここで初めて、龍志は決意を固めた。

ただ見守るばかりだった数百年。

初めて、目の前の外史を守ろうと。

理由はある。

一つは、この外史があの外史にとても似ているから。

一つは、管理者が気に食わないから。

そして何より。

龍志自身が、北郷一刀という男に強く魅せられてしまったから。

彼が戻って来た時、かつての自分のような思いをさせたくないから。

 

「北郷殿……」

彼方、丘陵の向こうにいるであろう主の姿を思い描く。

「あなたは必ず…この龍瑚翔がお守りいたします」

 

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後書き(今回はできれば読んで欲しいです)

 

どうも、タタリ大佐です。

今回は、番外編という形で龍志について書かせていただきました。

「こんなものより続きを書け!!」

とおっしゃる方もおられるかと思います。

ですがアンケートの途中経過を見た上で、今後の展開の為にも今ここで明確にしておくべきと判断しましたので先に投稿しました。その詳細を以下に示します。

 

本来これは劇中で少しずつ明かしていくつもりだったのですが、そうなると必然的に一刀や原作キャラに割く文章の量がどうしても少なくなり書き手としても読み手としても納得の出来ないものになってしまいます。ですので事前にまとめて書いておくことで龍志に割く文の量を減らし、今後より一刀の姿を中心に書けるようになり、それでいて龍志の行動にも納得してもらえるのではないかと作者は考えました。

 

読まれて気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、作者としては一刀≒龍志という構図があります。数多くの外史の内、悲劇的な結末を迎えた一刀が辿る道の一つとして龍志のような形もあるのではないかと思ったからです。ここで実は龍志の正体は別の外史の一刀であるという風にしなかったのは…単純に、五歳差くらいじゃあ顔で気づくだろうということからですが。

それから、蒼亀も≒貂蝉という構図が一応あります。悲劇的な終末を迎える一刀を見放すことができなかった貂蝉という捉え方です。尤も、貂蝉の性格からあまりそのような事はないと思いますが……。

 

さらに補足させていただくと一刀≒龍志であると共に、成長していく一刀&華琳≒華龍でもあります。二人に護れなかった主の姿を重ね見ているあたりが、龍志という男の苦悩がある気が……って、流石にこれ以上は本編で書いた方がよさそうですね。

 

長々と書いてしまいましたが、今後とも一刀の成長を見守りつつ、帝記・北郷をお楽しみください。

次回は決戦の終わりです。

 

追記

アンケートにお答えくださった皆様ありがとうございました。さしあたり。

壱・最低限必要なキャラはともかく、できるだけ名前だけの登場を控える(個人的な話で申し訳ありませんが、名前出すと感情移入してしまうので)

弐・龍志と蒼亀の分業をはっきりとして、万能キャラ二人ではなく二人で万能な一刀の友人兼部下という位置を確立させる(正直、蒼亀に関してはやりすぎた感が私にもあったので、武の龍志、智の蒼亀というのを明確にします)。

参・華雄案は(といっても元々これしかないですが)保留。他のキャラとはたまに会話している程度で。

おまけ・今回の話で重要なところはあらかた書きましたから、これからも今までの立ち位置をキープできるかと(ただし、活躍させる時はさせます。ただの便利屋にはしたくないので)

という方針で行きたいと思います。

 

アンケートはあと数日は続行していますので、何かありましたらお気軽にどうぞ。

 

 

 

説明
アンケートの結果を見まして、予定より早いですがこれもアップした方が良いかと思いアップします。
今後の参考(読み続けるか続けないか)のためにも必要と考えましたので。

一刀はほとんど出ません。龍志中心です。


オリキャラ注意
独自設定独自解釈注意

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コメント
これは必要だったと思う (たこきむち@ちぇりおの伝道師)
これで話により、深みがまします。(ブックマン)
必要な回だったと思います。 否応無く主軸になってくるキャラだけに、こういった原点となるものが見れると先を読むにあたって安心できます。(ブリューナク)
本編で一刀の出番を増やす意味ではいいやり方だと思います。ただ個人的にいえば、タタリ大佐さんの書きたいように書けばいいと思いますよ。本編の執筆も期待しているので頑張って下さい。(回天)
nemesisさん→後書きにもあったように、自分なりにアンケートを見た上での判断です。信じていただくしかありませんが……(タタリ大佐)
Poussiereさん→ありがとうございます。一刀が主人公の話ですが、龍志のことも温かい目で見てやってください (タタリ大佐)
hiroyukiさん→華雄との話は、保留状態ですが次作のあとがきで少し書いてみたいかと思います。(タタリ大佐)
灰猫さん→過去に悲劇があるからこそここに立つってことが前面に押し出されたキャラって、思えば恋姫にあまりいないんですよね。原作の作風に合わないからだとは思いますが、そういう点を二人を通して書いてみたいと思います(タタリ大佐)
JINさん→ありがとうございます。やはりあくまで一刀の話というのが前提ですから。(タタリ大佐)
@@さん→複雑な話が好きな作者でして…理解しやすいように書くつもりです。(タタリ大佐)
MiTiさん→そう言ってくださると安心します。彼がこれから一刀の傍らでどうするのかも、見ていてください。(タタリ大佐)
一刀達の話の時間を確保するという意味ではこの手法は賛成です。でもこの外伝からすると華雄との恋愛に龍志は踏み込めるのかなと思っちゃいますね。(hiroyuki)
GJ!話が引き締まって、尚且つ龍志や蒼亀に対する感情移入度が深まりました。後書きの今後の方針についても賛同させていただきますw(猫)
過去は現在を語る上で大事ですよね! 本編で一刀達の話の時間を持って行かないように、外伝を書いてくれたタタリ大佐さんの心づかいにむしろ感謝です。(JIN)
このあとの話展開上・・・・・・いや・・・・絶対的に必要な場面ですよ・・・・。 @自分はさらに龍志のことが好きになりましたよw(Poussiere)
話の展開上必要とはいえ、あのアンケート後に出す内容ではないような。アンケート結果を真摯に受け止めてくださっているのか、アンケートに意味があったのかこれを見てると正直不安になりました。(nemesis)
「こんなものより続きを書け!!」…いやいや、この作品をこれからも読むに当たりこうゆうオリキャラの過去話とかって結構重要ですよ!よめてよかったです(MiTi)
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