マブラヴオルタネイティブトータルイクリプス銃騎士 第6話 過去編 G弾発射…その時米海軍SIDE3
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マブラヴオルタネイティブトータルイクリプス銃騎士〔仮〕第6話G弾発射…その時米海軍SIDE3

 

G弾発射30分前 戦術機母艦キャリーベース戦術機ハンガー

 

「整備長?補給作業完了です!何時でも行けますよ!」

 

「応、了解!最終チェックして終わったヤツは休憩していいぞ?!」

立ち並ぶスーパーホーネットに補給作業をしていた整備兵が整備長へ作業完了の報告をすると、整備長はチェック後の休憩許可をだし各機体のコンディションを自らの端末で再度チェックしていく。

 

「おやっさぁ?ん!私とリーシャちゃんの機体作業完了したの??」

リーファは整備長と目が合い少し離れた場所から質問した。

 

「応!ちっちゃい姉ちゃんのは完了だ!でっかい妹の機体はチェック待ちだもう少し待ってな!」

それを聞いた整備長は端末で妹の機体をチェックしながらそう答える。

 

「よろしく?お願い?しま?す。」

リーシャも整備長へと声を掛けた。

 

「そう言えば、私達次何処に行くんだろう?まだ次の配達先分からないのかな?」

リーファが疑問を口にする。

 

「今、レイラさんが確認しに((ヒジリの所|CP))行ったからもう少ししたら分かるんじゃないないかしら?」

リーシャはレイラがCPに直接確認に向かった事を伝える。

 

「だがよ、もう整備補給作業終わっちまうぞ?司令部のお偉いさん方は何を考えてやがるんだ?」

いつの間にか戻ったビルもいまだに来ない命令に疑問を口にする。

 

「皆さん!外を視て下さい!他の((艦|ふね))が!」

ビルやジェイクと入れ替わりに外に行って居たライルが走りながら戻って来て皆に外を見るように言った。

 

「「「「?外を?」」」」

その場所に居た4人が外を見る為にハンガーから甲板への階段を早歩きで上る。

 

「何?何で!」

最初に外に出たリーファが思わず叫んだ。

 

「何だ?ハイブ攻略出来たのか?」

 

「いや、それなら全体通信が入る筈だが……」

 

「何で?何で?」

リーファの声を聞いた乗組員が集まって来て次々と同じ様な疑問を口にする。

 

「皆さん!隊長が戻って来ました、何か状況がわかるかもしれません、一旦ハンガーへ戻りましょう。」

レイラがCPから帰って来たのに気付いたジェイクが動揺している皆にそう声を掛けた。

 

「ライオット中隊集合!」

レイラがハンガーに入ると号令を掛け隊員を集める。

 

「隊長?一体何が有ったんだ?今全員で外を見て来たが他の((艦|ふね))が後退を始めてる。」

ビルがただならぬ様子のレイラを見て声を掛ける。

 

「我が中隊は全機待機!艦も撤退中の戦術機1小隊を回収次第外洋まで後退する、尚、出撃したら軍法会議行きだそうだ!司令部からの通達以上!」

レイラはビルの質問に司令部からの通達を伝える形で答える。

 

「何故?何でなんです!まだ戦闘は継続している筈です!納得出来ません!」

ライルが理不尽な命令を伝えるレイラに怒りをあらわにする。

 

「これは軍上層部からの正式な命令だ!もし違反したら連帯責任で全員軍法会議行きだぞ!」

ライルの言葉に命令に納得していないレイラも声を荒げてしまう。

 

「くっ…」

何も言えず走り去るライル。

 

「レイラ?理由は聞いたの?」

少し間が空いてリーファがレイラに質問した。

 

「聞いたさ!だが何も教えてもらえなかった!ただ出撃禁止と撤退命令だけ言われて通信を切られたんだ……うぅ……。」

レイラはリーファの質問に答えるが気持ちが昂り過ぎて感極まって泣きが入ってしまう。

 

「急な命令があったら困るし、ヒジリの所行きましょう、ね?レイラ、姉様?」

俯いたレイラの目に涙が見えたリーシャは他の隊員に見えない様にレイラを背に隠し、リーファも誘い聖の所へ行く様に促した。

 

「おお!リーシャちゃんナイスアイディア!さぁ?さぁ?レイラも行くよ?。」

レイラの様子に気付いたリーファも妹と共にレイラを促し歩いて行く。

 

「ムゥ、我が隊長もまだまだ若いな。」

歩いて行く3人を見送りながらビルはふと言葉を発する

 

「ビル?もう年寄りの発言ですね、まあいいです、我々はライル君の方へ行くとしますか。」

ビルの発言を指摘してライルの走り去った方へ歩いて行くジェイク。

 

「おい!ジェイク?今なんつった?おい!聞いてんのか?おい!」

ビルもジェイクに着いて行く。

 

戦術機母艦キャリーベースCP室内

 

「ひっく……ひぐ……ひっ……」

レイラのすすり泣く声が聞こえる。

 

「レイラ?落ち着いて、今は私達しか居ないから大丈夫よ。」

 

「さぁ?レイラちゃんおいで?私の胸を貸してあげよう!」

リーシャがレイラを後ろからなだめ、リーファがレイラの前に立ち両手を広げている。

 

「ひっ…ひっく…私より…小っ…さいくっ…せにっ。」

 

「胸か?身長か?事と次第によっては怒るよ?」

両手を広げたリーファをチラッとみたレイラは思った事を口にしてしまう、聞こえたリーファ は普段から気にしている事だったのでちょっと怒る。

 

「リーファさんもレイラちゃんも落ち着いて?はい、飲み物。」

2人を諭しながらドリンクを渡す聖。

 

「ありが…とヒジリ。」

 

「頂くね。」

聖から渡されたドリンクを飲む2人

 

「此方ジョーンズ艦長だ、レイラ大尉聞こえるか?」

緊急通信が入って通信が開いた。

 

「……ああ取り込み中悪いが回収目標がもう間も無く到着する、本艦は命令通り回収後速やかに外洋へ向け離脱する、…聖少尉艦内放送でハンガーを4機分開けるよう放送してくれ、まぁ最悪甲板が空いているから問題無いがな、以上だ。」

女性3人で俯いたレイラを隠す様にしている事から状況を察したジョーンズは伝える事を伝えて通信を切った。

 

「甲板に戦術機が緊急着艦します、甲板にいる乗組員は直ちに艦内及び所定の位置まで移動して下さい。」

艦内放送で聖の声が響き渡る。

 

「お?やっとか、俺らもハンガーに戻るか。」

 

「そうですね、この場所では作業の邪魔に成ってしまいますし、ほら、ライル君行きますよ?」

聖の艦内放送を聞きビルとジェイクも移動を開始し、ライルにも声を掛けた。

 

「了解です、今行きま…ん?何でしょうあれ?」

ジェイクに声を掛けられたライルが艦内に戻ろうとした時、外洋から横浜方面への飛来物が見えた。

 

「ん?どうしたライル、何だ?今頃支援か?」

 

「いえ、支援にしては砲弾が少な過ぎます何でしょう、嫌な予感がします。」

そんな会話をしていると、戦術機が4機甲板へ着艦しようとしているのが見えた。

 

「とりあえず艦内に入りましょう、新しい情報があるかもしれません。」

と言うジェイクの言葉で3人は艦内に戻った。

 

同時刻キャリーベースメインブリッジ

 

「艦長!目標の着艦を確認!」

クルーから艦長へ目標の戦術機が着艦した事を伝える。

 

「よし、機関最大!本艦は全速で外洋へ向け離脱する!」

 

「機関最大、全速後退、了解!」

ジョーンズ艦長の指示でクルーが慌しくなる。

 

「艦長!艦隊旗艦から横浜方面への発射物です、データベースに該当する物は有りません。」

レーダーを確認していたクルーから報告された。

 

「何だと?今更何を?」

ジョーンズは疑問に思いながらも艦を後退させた。

 

同時刻キャリーベースCP室内

 

「ごめんなさい、リーファ、リーシャ、ヒジリ、もう大丈夫よ。」

落ち着いたレイラが3人を順に見ながら感謝をする。

 

「まぁ今回は大目に見るけど、次同じ様な事口走ったら容赦無く殺るからね♪」

 

「まぁまぁ姉様、レイラにも雄大な姉様の寛大で可愛い身長と広く慎ましい胸の良さが分かる日がいつか来る筈ですから許してあげましょう?」

先程の(小さい)発言について笑顔で物騒な事を言う((リーファ|姉))に対して遠回しだがレイラと同じ様な事を言う((リーシャ|妹))。

 

「リーシャさん……余り褒めて無い様な気がしますが…」

 

「……良いのよヒジリ、世の中には知らない方が幸せな事だって有るんだから。」

ヒジリの質問にリーシャは小声で応対した。

 

「(ビービービービービー)」

CP室内に警報がなり、聖は即座に状況を確認した。

 

「艦隊旗艦から発射物?横浜方面?何で今更?」

 

「待って!発射物到着まで5…4…3…2…1…今!」

他3人が何か聞こうとするのを制して聖が観測を続けていると、遂に発射物が横浜に到着し、その瞬間横浜は光に包まれた。

 

第7話G弾発射…その時 主人公SIDEへ

 

 

説明
G弾発射まで行きたい。
まだ海軍SIDEで主人公出ません。
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コメント
ありがとうございます。時間を戻して老兵の戦場の後からになります、またみて下さいm(_ _)m(kaenn)
とうとう着弾しましたか…主人公達は何を見るのか?執筆お疲れ様です。(双子辰)
タグ
戦術機 スーパーホーネット 海軍 マブラヴオルタネイティブトータルイクリプス 

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