【獣機特警K-9UG】消えた警察車輌の謎【交流】
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「盗難事件?」

その日、ラミナ署の署長室に呼び出されていたK-9隊隊長の久遠・ココノエは、

署長エルザ・アインリヒトからとある事件の説明を受けていた。

「そうだ。ここ最近車輌を狙った盗難事件が多発しているという報告が入ってな」

「でも、それだったら一般の警察でも十二分に取り締まれるんじゃ…」

「ああ、『普通の』盗難事件であればな。しかし今回の場合は少々厄介なんだ」

と、エルザはクオンにある書類を手渡した。

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「これは?」

「直近の事件における警察車輌の出動記録だ。そして…」

続けてエルザが出したのは別の書類。

「…盗難事件があった時刻と場所を記録したものだが…私はあることに気がついたんだ」

「そういえば出動記録の現場到着時刻から数分、その現場で盗難事件が起こって…ってことはまさか!?」

「私も信じたくはなかったが、実際にその現場にたどり着いたはずの警察車輌が消えていてな。現場の捜査官が帰投できずに困っていたようだ」

「じゃあ、この盗難事件というのは…」

「おそらく警察車輌を狙ったものと考えて差し支えなさそうだ。君たちも狙われる可能性が考えられる。くれぐれも注意するように」

「了解!」

と、クオンが敬礼したその直後、署内に緊急出動のサイレンが響き渡った。

『ボーダーポート分署よりラミナ署へ!港湾C地区で強盗事件発生!至急応援求む!繰り返す、至急…』

「何かあったな…!」

と、よりいっそう表情を険しくするエルザに対し、クオンは自信満々に答える。

「署長、K-9隊が調査してみます。もしかしたら例の事件の糸口がつかめるかもしれない」

「ああ、くれぐれも気をつけるんだぞ」

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K-9ルーム。

「みんないるな!?事件の一報だ。すぐに出動するぞ!」

と、勢いよく入ってくるクオン。

「待ちくたびれましたよ隊長。それにしてもパトカー泥棒とはナメられたもんですぜ!」

「まったく同感ですね…盗んだ奴は一体何考えてるんだか」

と、ジョナサン・ボーイングと三沢颯。

「でも隊長、もし我々の車輌が狙われるなんてことがあったりしたら…」

と、心配そうに尋ねるナタリア・天神・フトライミツィ。

「大丈夫よ。私たちはK-9隊だもの。そうですよね隊長」

と、煌月空。

「むしろそういう奴を見かけたらアタシがギッタギタのバッタバタにぶっ倒しちゃいますよ!」

と、握りこぶしを作って見せるのは筑波未来。

 

「まあ待って、みんな落ち着くんだ。特にミライ、君はね…今回は警察車輌を狙った犯行だけど、それが単なる盗み目的での犯行なのか、それとも警察に対する挑発か。あるいは…」

「あるいは?」

「…我々をおびき出す罠か。何れにせよ、くれぐれも注意して任務に当たるように。いいね」

「「「「「了解!」」」」」

クオンの号令で、残る5人がいっせいに敬礼する。

それにしてもこの不可解な警察車輌盗難事件、一体誰が何のために…そして真の目的とは一体!

説明
ふっと思いついたネタ。
単なる警察車輌盗難事件で終わるのか、それとも…!?

■出演
K-9隊の皆さん
エルザ:http://www.tinami.com/view/551405
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タグ
【獣機特警K-9UG】 【K-9UG】警察関係者 【K-9UG】K-9隊 【K-9UG】交流 【K-9UG】 

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