交わる外史〜鏡天道千〜 予告
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合わせ鏡が無限の世界を形作るように――

 

                  「ほらぁ〜、二人とも早く早く〜!」

 

                                        黒天を切り裂いて――

 

現実における運命も――

 

                   「……流れ星? 不吉ね……」

 

                                    天より飛来する一筋の流星――

 

一つではない――

 

                  「なにこれ……視界が白く……っ!」

 

                                   その流星は天の御使いを乗せ――

 

同じなのは欲望だけ――

 

                    「どうしたの、詠ちゃん?」

 

                                          乱世を鎮静す――

 

全ての人間が欲望を背負い――

 

             「まったく、子龍のやつは……。ん? あれは流れ星?」

 

                                          作られた外史――

 

そのために――

 

                 「おーほっほっほっほ! ……あら?」

 

                                    それは新しい物語の始まり――

 

戦っている――

 

                 「七乃〜! なんだか怖いのじゃ〜!」

 

                                       終端を迎えた物語も――

 

そして――

 

      「もしかして管輅の占いにあった流星……? っ! 早く桔梗にも知らせないと!」

 

                              望まれれば再び突端が開かれて新生する――

 

その欲望が背負いきれないほど大きくなった時――

 

            「ねえ、ねえ。ちーちゃん、れんほーちゃん。アレ何かな?」

 

                                    物語は己の世界では無限大――

 

人は――

 

               「なんだか嫌な予感がびんびんするわねん……」

 

                                 そして閉じられた外史の行き先は――

 

ライダーになる――

 

               「くそっ! この外史はどうなってるんだ!?」

 

                                      ひとえに貴方の心次第――

 

ライダーの戦いが――

 

                       「………………」

 

                                              さぁ――

 

始まるのだ――

 

                      「真っ白な……流れ星?」

 

                                    外史の突端を開きましょう――

 

 

 

 

 

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異なる外史が交わるとき――新たな物語が誕生する。

 

 

 

 

 

「嫌な天気が続くねえ。まるで天が私達を見放したみたいだ」

「くそっ! 自分の懐具合しか考えてねえクソ役人が!」

「ひははは! やっちまえ、野郎ども!」

「陛下の御容態は深刻だ……。もし万が一のことがあったら……」

「……乱れるか、天下よ」

 

 

 

 

舞台は西暦184年の後漢時代末期。

 

 

 

 

 

「仮面……ライダー?」

「ふん。天の御使いか。また随分と仰々しい名前だな」

「こんなところにまでモンスターが!」

「十三の流星って……まさか!」

「ああ、そうだ。俺が知る限り、天の御使いを名乗っているヤツらは俺達と同じ世界の出身者だった。そして……俺達と同じライダーだった」

 

 

 

 

 

鍵となるのは『十三人の天の御使い』。

 

 

 

 

 

「力のない人を苛める世の中を、私がぜーったいに変えて見せるんだから!」

「我は天道を歩むもの――。天命は我にあり。さぁ、英雄諸侯よ。この戦乱の中で共に舞おうではないか」

「母様……孫呉の宿願、必ず果たしてみせるからね」

「戦うことは嫌い……でも戦わなくちゃ、生き残れないのなら頑張るしか無いと思う……」

「ううっ、あんまり褒めるなよ。……こっぱずかしくなるじゃないか」

「おーっほっほっほっ! 三国一の名家であるこのわたくしが、あなたのような男に負けるはずはございませんわ!」

「蜂蜜じゃ! 妾は蜂蜜を所望するのじゃ!」

「あらあら。ご主人様もなかなかお盛んですわね」

「みんなー! てんほー、みんなのこと、とっても愛してるー!」

「うふふ、私ってば、また漢女っぷりが上がっちゃったわね」

「ふん。忌々しい外史め」

「……あなた方に恨みはない。でも、私達も生き残るのに必死」

「御免なさい」

 

 

 

 

 

自らの((理想|ねがい))の為に戦う王達。

 

 

 

 

 

「人を守るためにライダーになったんだから、ライダーを守ったっていい!」

「ライダーだから戦う。理由はそれだけでいい」

「こういうゴチャゴチャした戦いは好きじゃない」

「英雄って……どうやったらなれるのかな?」

「ライダーとなって、頂点を極めるのは興味深い」

「ライダーの敵はライダーってことを忘れるな!」

「これで本当のゲームオーバーだ!」

「俺の占いは当たる」

「ほら? 俺って強いでしょ?」

「どんな汚い手を使ってでも勝たなくちゃいけないんだ!」

「やはり戦いはイイ……!」

「俺は存在する……最強のライダーとして!」

「少し修正が必要になった」

 

 

 

 

 

 

自らの((欲望|ねがい))のために闘うライダー達。

 

 

 

 

 

「俺が戦うのは誰かを守る時だけだ」

「とんだ甘ちゃんね、劉備。あなたの部下も、あなた自身も、そしてあなたのところの御使いも」

「別に。叶えたい願いが増えただけだよ」

「これから私達どうなるのかな……」

「ダメだ……。こんなんじゃ全然足りない。もっと。もっと力を……!」

「おーっほっほっほっ! 優雅に! 華麗に! 前進ですわー!」

「さーて、と。孫策達はどうにかしたけどこれからが大変だな〜」

「あなたの占い通り、劉玄徳と彼女の御使いが私達の味方になってくれると思う?」

「うーん。でもやっぱり無理かな〜。だって、ほら。俺って天和達の歌が大好きだし?」

「左慈ちゅうわーーーーーん! そんなヒドイことは私の肌がプルプルなうちはぜーったいにさせないわよおおおおおおおん!」

「ははっ! 今のは良かったぞ! もっと俺を楽しませろよ!」

「……天なんて大っ嫌い。だっていつも私達をいじめるから」

「さぁ、哀れな人形達よ。俺の手の上で踊るがいい。お前達の願いが叶うことなど未来永劫ありはしないのだ」

 

 

 

 

全く異なる運命が交わる。

その先にあるのは――

                   ――終わりなき絶望か――

                                         ――それとも希望か

 

 

 

 

 

交わる外史〜鏡天道千〜

近日、連載開始

 

 

 

 

 

――この戦いに正義はない。

――そこにあるのは、純粋な願いだけである。

 

説明
久しぶりの投稿です。
例によってまたまた恋姫シリーズと他作品のクロスオーバー……の予告です。
あ、ちなみにタイトルの読み方は〜きょうてんどうち〜ですw
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コメント
kuorumu様>色々な意味で『カオス』なことになっていますw ドラゴンラージャの方はCCCをプレイした結果、若干のプロット変更になったのでもうしばらくお待ちを……!(メガネオオカミ)
カオスの予感しかしない!?十三人いるとか容量オーバーするでしょ!  そして早くドラゴンラージャを・・・!!!(kuorumu)
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恋姫†無双 真・恋姫†無双 仮面ライダー龍騎 クロスオーバー 北郷一刀 オリキャラ 外史 天の御使い 仮面ライダー 予告 

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