次元の騎士テッカマンブレード
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第4話「テッカマンブレード」

 

「チッ!ブレード!今日はこの辺で退いてやる!だが、次会った時はお前を殺す!」

 

そして、灰色の戦士はどこかへと飛んでいく。

 

「待て!」

 

白き戦士は追いかけようとするが、蟲に囲まれる。

 

「邪魔だ!」

 

白き戦士は背中のブースターを全快させ、ハルバードを振りながら、蟲達を破壊していく。

 

「はあっ!」

 

そして、最後の蟲を破壊する。

 

「ちっ・・・逃げられた、」

 

そして、後ろを振り向く。

 

「っ!!」

 

白き戦士は驚く。

 

「ねえ!ママを助けて!」

 

ヴィヴィオは白き戦士に言う。

 

「・・・・わかった。」

 

白き戦士は腕部アーマーから、何らかの装置を取り出し、なのはの腕に装着させる。

 

「そこのなのはの娘!俺となのはから離れろ!」

 

「えっ?う、うん!」

 

ヴィヴィオは言われた通り、離れる。

 

「はあっ!」

 

白き戦士の掛け声と共に、なのはに電流が流れ、傷口が塞がる。

 

「俺に掴まれ!なのはの娘!」

 

「う、うん!」

 

白き戦士はなのはを抱き上げる。

そして、ヴィヴィオは白き戦士に掴まる

 

「すまないが、どこに運べば良い?」

 

「そこは私が案内します!」

 

そして、白き戦士は大空へと飛んでいった。

 

 

 

そのころ、とある場所では・・・・

 

「オメガ様、ブレードが生存しておりました。」

 

「そうか、やはりか・・・・今は少し様子を見よう。このまま、時空管理局の偵察をせよ。」

 

「了解。」

 

そして、灰色の戦士は消える。

 

「紫電・・・・・・。」

 

そして、マントを被る者は上を見上げる。

マントを被る紅い目からは一粒の涙が出ていた。

 

そして、なのは達はというと・・・・

 

「なのは!なのは!しっかり!」

 

フェイト、はやて、ヴィヴィオが付き添いながら、なのは揺すぶっていた。

 

「フェイトさん、はやてさん、ここから先は、立ち入り禁止ですので、ここで、待っていてください。」

 

フェイトとはやてを止め、看護師が言う。

 

「お願いします!シャマルさん、ママを助けて!」

 

ヴィヴィオはシャマルと呼んだ医者の姿をした女性に言う。

 

「ええ、絶対に貴方のお母さんを助けるわ!」

 

そして、ナースと「シャマル」と呼ばれた女性は手術室へと入る。

 

それと同時に、手術中という文字が紅くなり、光る。

 

「なのは・・・大丈夫かな・・・もし、死んだら私・・・・・」

 

金髪の女性「フェイト」は泣き顔で言う。

 

「大丈夫やで、フェイトちゃん、なのはちゃんは管理局の白き魔王で、不屈のエースオブエースやで!絶対に死なへんって!今まで見てきたうちが言うんや!」

 

「はやてちゃん・・・・・。」

 

フェイトははやてを見て言う。

 

「それにしても、ヴィヴィオ、その横にいる人がなのはちゃんを運んできたの?」

 

はやてはヴィヴィオの隣にいる青年を指差す。

 

「うん」

 

ヴィヴィオは上下に頷く。

 

「お前は?」

 

「うちの名前は八神はやて、はやてって呼んでもかまへん、貴方の名前は?」

 

「俺か?・・・・・・俺には名前がない。」

 

「ない!どういうことや!」

 

「落ち着いて!はやてちゃん。ねえ、何でないの?」

 

「すまない・・・・ないんじゃない・・・・思い出せないんだ。」

 

青年は表情を暗くする。

 

「そうなんや・・・・すまへん。」

 

「・・・・・俺のことはDボウイと呼んでくれ。」

 

「Dボウイ?」

 

フェイトとはやては首を傾げる。

 

「ああ、俺は外にいるから、用があるなら、呼んでくれ、じゃあな。」

 

そして、青年はどこかへと去っていった。

 

「行っちゃったね。」

 

フェイトは言う。

 

「うん、でも、あの人・・・何かなのはママの初恋相手と凄く似てる。」

 

「初恋相手!?それはユーノ君じゃなかったの!?」

 

フェイトは驚く。何故なら、なのははフェイトにそんなことを話したことがないからだ。

 

「ううん、ママが5歳のころに良く一緒に遊んでいたけど、6歳のころに引っ越して行ったの。でも、もう死んじゃっていないの・・・・。」

 

「そうなんだ・・・・。」

 

「そんなことより、今はなのはちゃんの手術が無事に終わることを祈るしかないや」

 

そして、ヴィヴィオ達はなのはの手術が成功するのを祈り始めた。

説明
時はJS事件から8年後、
ミッドチルダは謎の生命体「ラダム」からの攻撃を受ける。時空管理局は抵抗するが、兵器や魔法は効き目はなく、更に管理局のエース達は負傷しながら次々と倒れて行った。その時、謎の白き騎士が現れる。

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