北郷外史伝 狭い引出しから飛び出して
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 一刀「なぁ沙慈、俺は何でこんなことになってるんだ?」

 

 左慈「俺に聞くな・・・・」

 

 リニス「まぁ、アリシアとプレシアを救うためにも頑張ってください。カズト、サジ。」

 

 一刀「まぁ、リニスにそう頼まれちゃ、頑張らないわけにはいかないね」

 

 リニス「ふふ、ありがとうカズト。」

 

 一刀「天元葬牙!」

 

 天元葬牙「ゲットレディ」

 

 一刀「着装!」

 

 天元葬牙「スラッシュフォーム、着装。システムオールグリーン。マスター、問題なく行けます」

 

 左慈「まったく、美人に弱いな一刀。鷲爪竜脚、いけるな?」

 

 鷲爪竜脚「はい、主様。着装いたしますか?」

 

 左慈「頼む」

 

 鷲爪竜脚「了解。着装シークエンススタート。システムオールグリーン。カードリッジイグニッション・・・・・着装、完了」

 

 リニス「アークエンジェル。セットアップ。」

 

 アークエンジェル「イエス、マム。セットアップ。・・・コンプリート」

 

 一刀「さぁ、悲劇の運命。断ち切ろう。」

 

 二人「応!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まさしく、そこは最初の物語の終焉、時の庭園。

 さて、一刀達が何故こんな事になっているかというと、この世界で1年ほどさかのぼる事になる。

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 一刀「・・・・・なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 左慈「落ち着け一刀、こういうときはそう、あれだ、ビルの屋上から靴を揃えて「アーイキャーンフラーーーイ」と叫んで大空に羽ばたけばいいんだ・・・・」

 

 一刀「そ、そうか。よし、逝ってくる!!」

 

 左慈「ちょっ、おま、混乱してるのか、理解して乗ったのか微妙な反応するな!」

 

 一刀「だってそうだろう。こんな・・・・明らかに小学生ぐらいまで縮んでるじゃないか――――――!!」

 

 おもむろに沙慈は目を閉じ、瞑想状態に入る。

 

 左慈「なるほど、これは・・・・困ったことになったな。」

 

 一刀「何かわかったのか?」

 

 左慈「この外史はある希望を含んだ外史だ。」

 

 一刀「希望?」

 

 左慈「この外史(物語)は大きく三つの形に分けられる。ひとつは始まりの物語、ひとつは友と共にかける物語、ひとつは後世を育て家族を紡ぐ物語。だが、前半の二つは大切なものを失う物語だ。」

 

 一刀「・・・何?」

 

 その瞬間、空間が震えた。左慈は戦慄した。これが、北郷一刀のチカラの片りんだと感じた。

 

 左慈「そんな怖い顔をするな。言ったろう?ここは希望を含んだ外史だと。」

 

 一刀「そうだったな。まず何をすればいい?」

 

 左慈「俺とおまえは特殊な存在と化しているその外史の大まかな物語の流れを記憶としてトレースする事が出来る。目を閉じ集中するんだ。外史を世界を己の中に溶け込ませろ。」

 

 一刀は目を閉じ言われた通りにする。幸いなことに三国から帰った一刀は祖父に懇願し徹底的な実践剣術やら精神修行などを指導してもらい、瞑想などの類は慣れてきていた。

 

 一刀「・・・・なるほど、なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん・・・・ふむ・・・・・かわいいな。」

 

 ごすぅっ

 

 一刀「ぐほぁ!!」

 

 左慈「さて一刀、言い残す事は?」

 

 一刀「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!!」

 

 左慈「まったく・・・で、この外史は理解できたか?」

 

 一刀「あぁ、概ねな。それにしても、ここの外史を救うにはデバイスが必要じゃないか?」

 

 左慈「そうだな、とはいえここは地球。デバイスなど手に入るはずもない・・・・」

 

 一刀「・・・・?なぁ沙慈、声が聞こえないか?」

 

 左慈「声?」

 

 ???「・・・・にゃぁ」

 

 一刀「猫?」

 

 左慈「聞こえたな。」

 

 それは今にも消え入りそうな一刀の好きなにゃんにゃ

 

 一刀「それ以上言ったらブッコロス」

 

 ・・・・消え入りそうなお猫様の声。

 

 左慈「こっちだ!・・・これは・・・」

 

 一刀「似てるだけかな?」

 

 左慈「いや、この世界に同化した俺たちならわかるだろう?“本人”だ」

 

 一刀「“リニス”・・・か」

 

 左慈「とにかく治療だ。使い魔だから魔力が必要だが。俺は契約等が出来ない制限がかかってるようだ。まぁ、もともと外れた存在だからな」

 

 一刀「なら俺が・・・・」

 

 一刀はそっとリニスに触れて(猫の姿ですよ?女の姿じゃないですよ?)仮契約の術式を刻む。

 

 一刀「これで魔力は大丈夫。後は傷だな。・・・・・・サクシャアトデオボエテロ?」

 

 !!!!

 

 左慈「南無三」

 

 一刀「・・・さて、あの屋敷にいったん世話になろう。」

 

 左慈「そうだな、それから俺たちの住む場所を確保して・・・デバイスを手に入れて・・・やることは沢山だ。」

 

 一刀「向こうに居るより忙しくなりそうだ」

 

 左慈「あぁ」

 

 リニス「・・・・・」

 

説明
皆さん羽生なのですよ。
さぁ、始まります。リリカル一刀ちゃぐほぅ!!


あ、改めまして、一刀君のなのは救済外史始まります。しょっぱなから飛ばしています。読者のみなさんを軽くぶっちぎっちゃっていると思いますが、一刀君はチートを信条にやっていきたいと思っていますのでご容赦を。
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コメント
誤字:一番初めの左慈が沙慈になってる(頭翅(トーマ))
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恋姫†無双 リリカルなのは 北郷一刀 北郷伝 

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