「羊の皮を被った
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説明
‘妄想’劇場  その3

一年戦争外伝   ‘羊の皮を被った迷い狼’



小隊長   「え〜、第三偵察小隊定時連絡。現在のところ異常なし。」
本部    「了解。 そのままB3エリアの偵察任務を継続せよ。」
小隊長   「りょう〜かい。」

一年戦争末期、主戦場が宇宙に移った今、地球ではジオン残党の掃討作戦が続いていた。
GM3機から成るこの偵察小隊も、いつもの‘なんでもない’偵察任務を終えようとしていた
ところだった・・・

下士官A  「隊長〜、こんな所にジオンの連中なんてまだ残ってるんすかねぇ」
小隊長    「さあな、これも給料分だ。ぶつくさ言うな。」
下士官A  「へ〜い・・・」

下士官B  「小隊長!2時の方向に反応!」
下士官A  「・・・・あ? あれか? なんだ、05じゃねえか。」
小隊長    「しかも単機で丸腰だぞ・・・迷子か?」
下士官A  「お嬢ちゃん、こんな所にいると悪いおじさんにさらわれちゃいますよ〜。」
下士官B  「ハハハハハ・・・ハ!」

日没直後の薄暮の中、退避行動をとるかに見えた前方の‘05’の手から
突然オレンジの閃光が伸び、下段に構えたそれがゆっくりとこちらに向いた。

下士官A  「ちょ、ちょっと待て・・・」
下士官B  「こ、こいつ、05じゃねえ!」
小隊長    「こ、こいつは!」

小隊を任されているとはいえ、まだ実戦経験の乏しい彼だったが
そのオレンジ色に伸びるヒートサーベルが何を意味するかはすぐ理解できた。
そして講習での教官の言葉を思い出した。

(必ず距離をとること。近接戦は絶対に避けるべし・・・・)

小隊長    「こ、こいつは・・・07だあ!!」


この隊ではしばしば敵の正体不明機による損害報告が上がっていたが
幸運な生存者が現れるまではその敵については謎のままであった。
生存者の報告によって明らかにされた偽装MSはその後
コードネームで‘アサシン’と名づけられ恐れられたが、終戦後もその行方は
不明のままであり、ジオン軍公式記録にもそれに関する記載は見つかっていない・・・

                                      おしまい



グフの頭とショルダーアーマーを他に転用したために残っていた体の部分を
‘なんとなく’組み立てていたら思いついたストーリーです。
(でもこれで頭とショルダーアーマーの無い旧ザクキットが残ってしまった・・・)

雑記

6枚目の画像ですが真ん中からザク手、グフ手、ガーベラ手です。
特に最近のキットの手がすごく小型化してきているのが気になるんですが
手はデカい方が力強くて好きなので今回、グフ手からザク手に交換してあります。

それと‘怪我の功名’ですが、グフキットの体パーツってなかなかいいですね。
もう300円時代の旧キット並みに可動箇所ゼロですが、その分プロポーションは
いいように思います。
(逆に旧ザクは可動にこだわった結果、プロポーションが犠牲にされたような・・・
その辺は好みの問題ですが。)
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コメント
Dregs様へ でもヒートサーベルじゃなくてヒートホーク持たせたらやっぱりザクTに見えるでしょうね。(M's Factory)
saruruさまへ 今までまったくノーチェックでしたが、このグフボディーなかなか良プロポーションです。(M's Factory)
ザクT・・・騙された!よくみたらグフだ(Dregs)
ほんのちょっとのことで、旧ザクにしか見えなくなるものですな。妄想その4も楽しみにしてます。(saruru)
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