真・恋姫無双 三人の天の御遣い 第二章 『三??†無双』 其の三十九
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第二章  『三??†無双』 其の三十九

 

 

本城 医務室                 (時報:桂花三人目 妊娠五ヶ月)

【沙和turn】

 

「はぁあああああああああ!母の胎内に宿りし光よ!神の恵みし児の命!我にその姿を示さん!!胎児恵光おおおおおおおおおおおっ!!」

 

 今日はいつもの検診と違って、やってくれているのは凪ちゃんなの。

 華佗さんからお許しが出て、沙和と真桜ちゃんに凪ちゃんが初めて一人で胎児恵光をしてくれてるの。

 

「真桜・・・・・残念だが・・・」

 

 凪ちゃんが申し訳なさそうに下を向いちゃった・・・・・。

「そんな凪が悪いわけやあらへんのやから、気にすること無いて♪ま、いつものことやんか♪」

 真桜ちゃんは明るく笑ってるけど、本当はガッカリしてる。

 子供の頃から一緒にいる沙和と凪ちゃんにはそれが分かっちゃうの・・・。

「いつもの事といえば、真桜。また肩こりが辛いんじゃないのか?」

「今ので分かったん?そうなんよ〜、このクソアッツイのにこないな重たいモン二つもぶら下げとるから肩はこるは((汗疹|あせも))は出来るはでツライんよ〜」

「真桜ちゃん、また貧乳党に睨まれる発言なのぉ・・・・・」

 沙和も話に乗って暗い雰囲気を吹き飛ばすの♪

「あの人らは今、後宮に居るからここなら聞かれへんやろ♪」

 

「それじゃあ沙和は後宮に行った時にこの事は口を滑らすなよ。」

 

「今日は後宮に行く用事が無いから大丈夫なの♪」

「いや、沙和にはこの後で後宮に行ってもらう・・・・・その前に隊長たちと華琳さまに報告だけどな♪」

 

「へ?・・・・・・・それって・・・・・・」

 

「沙和、おめでとう♪懐妊してるぞ♪」

 

 それって・・・・・冗談じゃ・・・無いの?

 華佗さんは・・・・・あ・・・頷いてくれたの。

 

「おおっ!沙和、でかしたやんか♪ついに沙和もオカンの仲間入りやな♪」

 

 真桜ちゃんを傷つけない為にも・・・励ます為にも沙和は笑わなきゃ・・・・・。

 

「ありがとうなの、真桜ちゃん♪凪ちゃん♪」

 

 ちゃんといつも通りの顔ができた筈・・・。

「いや〜、凪が初めて一人でやる検診で沙和のおめでたが分かるいうんは、二重にめでたいで♪」

「真桜。わたしが華佗師匠の下で修行を始めた時の最初の夢は、沙和と真桜に懐妊を告げる事だったんだ。この夢はまだ半分しか叶ってないんだからな。頼むぞ♪」

 凪ちゃんらしい励まし方なの♪

「そないな事言うてもなぁ・・・ウチ一人が頑張ってもしゃあないしなあ♪そや、沙和の分が空くんやからそこをウチがもらっとくわ♪」

「え?そ、それは・・・しかし・・・・・」

 あはは♪凪ちゃん困ってるの♪

 

 

 

「真桜ちゃんと凪ちゃん、付いて来てくれないの?」

「ウチは華陀に肩こりの治療と汗疹に塗る薬もろうてくわ。」

「わたしもこの後、街の警邏が有るからな。」

 ちょっと寂しいな・・・・・。

 

「ウチらが居らん方が隊長たちとイチャコラできんで♪」

 

「ま、真桜!それを言ってしまったら・・・」

「えへへ♪二人のお気遣いに感謝なの。それじゃあ行ってくるね〜♪」

 沙和は出来るだけ元気に医務室をとびだしの・・・・・やっぱり真桜ちゃんの気持ちが分かっちゃうから・・・・・。

 沙和と真桜ちゃんの立場が逆だったらきっと同じ事をしたの。

 先を越されて悔しい自分、そんな気持ちが嫌な自分、相手を祝福する自分、いろんな感情がグチャグチャになっちゃって冷静になれる時間が欲しくなるの・・・・・。

 

 だから沙和は真桜ちゃんと次に顔を会わせた時にも、いつも通りにしなきゃダメなの!

 

 

 

 勢いに任せて走ったら、隊長たちの執務室がもうすぐなの・・・・・な、なんか緊張しちゃう。

 

「う、于禁将軍!?」

 

 あ・・・執務室に向かう廊下で歩哨に立っていた近衛兵は・・・。

 

「言葉の前後にサーを付けるの!そんな事も忘れたか、このウジ虫がっ!!」

 

「サー!失礼しましたっス!サー!」

 

 すっかり慣れたこの言い方も紫隊長に教えてもらったの・・・。

 

「近衛になって不抜けてふにゃふにゃになったかなのっ!」

 

「サー!ノー!サー!」

 

「口ごたえするななのっ!」

 

「サー!イエス!サー!」

 

「よろしい!今日はこれくらいで勘弁してやるの!」

 

「サー!ありがとうございますっス!サー!」

 

 そういえばこの兵は沙和が初めて訓練した黄巾党上がりだったの。

「サー、于禁将軍。この度はご懐妊おめでとうございますっス、サー。」

「え?なんで分かったの!?」

「サー、于禁将軍が一人で北郷様の所に向かわれる理由は他に考えられないっス、サー。」

 隊長たちとは違って察しがいいの。

「キサマは沙和が鍛えた中で一番の出世頭なの!特別にほめてやるのっ!」

「サー!今の自分が在るのも于禁将軍に鍛えて頂いたからだと思ってるっス!サー!」

 う〜ん・・・沙和がそう言えって言ったんだけど、会話がしづらいの・・・・・。

 

「サー!于禁将軍がメガネを掛けておられなかったら、とても耐えられなかったと思うっス!サー!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 隊長たちが親衛隊に選ぶだけはあるの・・・・・・。

 

 

 

 少し緊張もほぐれて、皇帝執務室の扉を叩く事ができた。

 

「「「どうぞ。」」」

 

 返事を聞いて扉を開けると、隊長たちが立ってた・・・。

 きっとさっきの廊下でのやり取りが聞こえたの。

 その顔は優しく微笑んでくれていて・・・・・。

 

「た、隊長・・・・・沙和は・・・・・」

 

 自然と涙が滲んで・・・・・言葉が出ないの・・・。

 

「「「うん♪ありがとう、沙和♪」」」

 

 体が勝手に動いて隊長に抱きついてた・・・・・。

 

「隊長・・・たいちょう・・・・・沙和・・・さわ・・・・・」

 

 ただ嬉しくって・・・隊長の胸で泣いちゃった・・・。

 こんな沙和は真桜ちゃんと凪ちゃんにも恥ずかしくて見せられないの・・・。

 

 

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皇帝執務室

【紫一刀turn】

「「「沙和、落ち着いた?」」」

「はいなの♪」

 泣いた所為でまぶたが腫れてるけど、沙和の笑顔は最高に輝いて見えた。

 出会った頃は一番普通の女の子だった沙和。

 新兵の訓練が上手く出来ないと悩んでいた沙和。

 ちょっとサボりぐせがあって困らせられる事も有ったけど、頑張っていたのはよく知っている。

「紫隊長、なんか笑い方が気になるの・・・」

「いや、昔を思い出してさ♪色々と苦労させられたなあって♪」

「あ〜、ひどいの!沙和だって隊長に苦労させられたの!」

「「「じゃあ、お互い様だ♪」」」

「なの♪」

 俺たち三人と沙和は声を上げて笑った。

 

「「「所で沙和。料理の勉強はちゃんとしてるか?」」」

 

「え〜と・・・それはその〜・・・・・ぼちぼちかな〜♪」

 やっぱりしてないのか。

「華琳から命令として言われてるだろ?桂花と春蘭も頑張ってるから、これ以上怠けるとあの二人から責められるぞ。」

「そ、それは勘弁してほしいのぉ・・・・・」

 その未来予想図が簡単に思い浮かぶだけに、沙和が本気で青ざめている。

「「沙和は裁縫が出来るし女子力高い方なんだから、料理も得意になれば将来安心なんだけどな。」」

 緑と赤が揃って沙和を励ました。

「子供にとっては、お母さんは料理が上手な方が嬉しいとは思うけど・・・」

 

「「いや、それだけじゃ無いんだよな。実は結構前から沙和には外交官の素質が有ると思ってたんだ。」」

 

 あ、それを今言っちゃうんだ。

「ええ!?沙和が外交官!?む、むむむ、無理無理!!絶対に無理なのっ!!」

 紗和が両手でストップをかける様に手の平をバタバタ振っていた。

「「「俺たちの居た世界ではファーストレディ・・・まあ、王妃みたいな立場の人の事だけど、政治に詳しい以上に求められる能力が有るんだ。」」」

「お、王妃様・・・?」

「「「それは初めて会った人とどれだけ簡単に仲良くなれるかって事なんだ。」」」

「仲良くなる事が大事なの?」

「「「例えば二つの国の国王同士が会見するとするだろ?その時に王妃同士が仲良くなっておくと、国家間の関係が悪くなってもギリギリ戦争を避けられる事があるんだ。」」」

「なんだか尻に敷かれた王様なの・・・」

「「「まあ、極端な例だったけど、仲良くなるって云うのは大事な事だろ♪」」」

「それはそうだけど・・・」

 いつもの紗和と違って萎縮しちゃってるな。

「沙和は張三姉妹が曹魏に降った時に、最初に仲良くなっただろ。その前にも春蘭とも。」

「桃香とも直ぐに打ち解けたよな。」

「雪蓮、蓮華、シャオともな♪」

 俺の上げた例えに緑と赤も追加してくれた。

「そして炙叉とも。羌の王である炙叉と直ぐに仲良くなったのを見て俺たちと華琳は確信したんだ。」

「で、でも沙和はお洒落の話しかしてないの!」

 う〜ん、まだ納得行かないのか。

「いくら共通の話題が有っても、話し掛けられない人も居るんだ。朱里とか雛里とか大喬みたいにね。華琳も上から目線が基本だから仲良くなるのとちょっと違うしな。」

「「桃香と月、あと紫苑が沙和に近いと思う。」」

「そうなのかな・・・・・沙和は自分じゃ分からないの・・・」

 これ以上は悩ませる事になりそうだ。

 

「「「話がかなり逸れたけど、要は料理が出来ると話題が増えるって言いたかったのさ♪」」」

 

「そっかぁ・・・そういえば厨房で華琳さまと流琉ちゃんが楽しそうにお話ししてるのぉ。」

「「「楽しく料理して、美味しいものが作れる様になれば良い事尽くめだろ♪」」」

 

「うん、分かった♪沙和も頑張ってお料理を覚えて、流琉ちゃんや華琳さまみたいになるの!」

 

「「「あははは♪別にそこまで上を目指さなくても大丈夫だって♪」」」

 そう・・・・・特級厨士にならなくてもいいんだ。

 

 殺人シェフがこれ以上増えさえしなければっ!!

 

 

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二日後

本城 後宮 桂花個室

【沙和turn】

 昨日のご褒美デートは欲しかった服や小物をたくさん買ってもらえて最高だったなぁ♪

 そして今日からは母親修行開始!

 来月で二つになる((濤|なみ))ちゃんや今後宮にいる赤ちゃん達を見ると、沙和もガンバるぞーって気持ちが湧いてくるの!

 特に先月産まれた亞莎ちゃんの赤ちゃんの((茜|ちぇん))ちゃんがカワイくって♪

 そういえば星さんの赤ちゃんの((螢|けい))ちゃんがもう離乳食を始めてたの。

 螢ちゃんが生後五ヶ月だから、沙和に残された時間は一年半を切っている!

 それまでに美味しい離乳食を作れる様にならなきゃなの!

 

「本当なら私か華琳さまが手ほどきしてあげたいんだけど、華琳さまは今日どうしても抜けられないお仕事が有るし、私はつわりが酷くてこの暑さじゃちょっと厨房に立てないわ・・・」

 

 桂花ちゃんが寝台の上で残念そうにしてる。

 きっと料理ができなかった自分でもここまでできる様になったって、身をもって教えたかったんだと思うの。

「無理をしない方がいいの。金桂ちゃんと銀桂ちゃんのお世話もあるし・・・桂花ちゃんのつわりがおさまったらじっくり教えて欲しいの♪」

「ええ、その時にはたっぷりしごいてあげるわ♪」

 なんだか目の光がちょっと怖いの・・・・・・。

「そうだ。私が料理を本気でする様になった切っ掛けを話しておくわ。」

「華琳さまの助手ができるようになの♪」

 桂花ちゃんならこれ以外考えられない!

「いいえ・・・・・それが浮ついた動機だったと気付かされた事が有ったのよ・・・」

 桂花ちゃんが華琳さまの事以上に本気にさせた事ってなんなの!?

 その答えを桂花ちゃんは、うつむいたままでこう言ったの。

 

「愛紗が作って食べさせていた離乳食・・・・・」

 

「ひっ!・・・・・・で、でも食べられない物ならさすがに周りが・・・・・」

「一応・・・・・食べられる物だったわ・・・・・・炒飯粥だったのよ・・・・・」

「ちゃ、炒飯粥?炒飯をわざわざお粥にするの?普通のお粥の方が簡単だと思うの。」

「私だってそう思うわ・・・・・でも、愛紗は何故か普通のお粥を失敗するのよ・・・」

 いくら沙和でもお粥は作れると思う・・・・・。

「私は思ったわ・・・・・料理下手をこじらせるとあんな未来が待っていると・・・・・だから沙和!あなたも本気で料理をしなさい!」

 

「は、はいなのっ!!」

 

 そんな恐ろしい未来は考えたく無いの・・・・・・。

 

「それでは戦場(厨房)に行ってきますなのっ!」

 沙和は持ってきていた前掛を掴んで立ち上がった!

 

「あら?それは前掛?」

 

「えへへ♪昨日隊長に買ってもらったの♪」

 このカワイイ意匠の前掛をすれば、やる気が更に出るの♪

「忠告する事がひとつ増えたわ・・・前掛が汚れるのを気にしては駄目よ。」

 

「え?」

 

「前掛は料理の時に服を汚さない為に身に着ける物。あいつらからの贈り物だからって汚れるのを気にしてたら料理は上達しないわ!」

「で、でも、華琳さまは前掛しないし、流琉ちゃんもたまにしか・・・朱里ちゃん達の前掛も汚れてるの見た事無いの・・・・・」

「朱里達は何枚も持っていて、毎回綺麗に洗ってるのよ!華琳さまは達人だから油ハネや水ハネを防ぐ技をお持ちなの!料理初心者のあなたが・・・・・・」

 桂花ちゃんの動きがいきなり止まった・・・・・。

「どうしたの?」

 

「・・・ぎぼぢわるい・・・・・・」

 

「わあっ!待って待って待ってなのっ!!」

 

 

 

 桂花ちゃんが堪えてくれて助かったぁ・・・・・お料理する前にアレは見たくないの・・・。

 気を取り直して後宮の厨房に行くと、もうみんな集まってた。

 

「どうした、沙和?遅かったな。」

 

 秋蘭様が心配そうに声を掛けてくれたの。

「桂花ちゃんがつわりで苦しそうになったから看病してあげてたの・・・産婆さんを呼んだからもう大丈夫。」

「そうか、後で見舞いに行ってやった方がいいな。」

 みんなも心配そうなの。

「三人目でもやっぱツライんやな。」

「そう言う霞はどうなの?あんただってもうつわりが来てたじゃない。」

 詠ちゃんの言う通りなの。つらくないのかなぁ?

「今日は結構調子ええねん♪ま、気分が悪うなったら休ませてもらうわ。」

「それでは早く始めた方が良くはないか?既にこの暑さだ。昼が近くなれば更に暑くなるぞ。」

 星さんは言う程暑くなさそうなの・・・沙和の前掛、ちょっと今の季節には暑かったかな・・・。

 

 

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本城 後宮厨房

【紫一刀turn】

 今日から料理の修行を始める沙和の事が気になって、俺たち三人は様子を見に来た。

 昨日買ったエプロンドレスを身に着けた沙和を見たいと云うのが本音だけどね♪

 開け放たれた厨房の入口に近付くと中からは・・・なんかうめき声というか、うなり声というか・・・・・そんな声が聞こえて来る。

 ど、どんな感じになってるんだ?

 

「「「うわっ!熱っ!」」」

 

 『暑い』じゃなく『熱い』!

 真夏に火を使うから当然だろうけど、サウナだぞこれは!こんな中でみんな大丈夫なのか!?

 

「あ、隊長・・・」「「「ご主人さま・・・」」」「「「「一刀・・・」」」」「「「「一刀さま・・・」」」」

「お館・・・」「陛下・・・」「おお、主。まだ始めたばかりで下拵えの段階ですから食べられる物は有りませんぞ。」

 

「「「下拵えでこの熱さだって!?」」」

 『崑崙』の上には大きな鍋が三つ火に掛けられていた。

 どうやらお湯と油らしく、熱気の元はあそこみたいだ。

「「「みんなスゴイ汗かいてるじゃないか!」」」

「夏場の厨房だ。しょうがあるまい。」

 秋蘭は額に汗を浮かべながら微笑んでいる。いや、武将達はまだ余裕が有りそうだけど、朱里、雛里、月、詠、大喬、小喬はかなり朦朧としてる。

 これはこれで色っぽいけど・・・。

 軍師で余裕があるのは亞莎だけ、逆に沙和は武将だけどかなり辛そうだ。

 きっと沙和は慣れない芋の皮むきで集中した所為だろう。真っ赤な顔でフラフラしてる。

「「「このままじゃヤバイって!せめて涼しい格好をした方がいいだろ!」」」

「しかし、一刀。前掛をしないと油が跳ねた時に危険だ。」

 秋蘭は料理初心者の沙和を気遣って、そう言ってくれてるんだろうけど・・・・・。

 

「・・・あたしもうダメ・・・・・服脱ぐ・・・」

 

「「しょ、小喬ちゃん!?」」

 汗だくの小喬がエプロンドレスと一緒に服まで脱ぎ出したため、月と大喬が慌てて止めようとする。

 しかし、その動きは緩慢でまるっきり精彩がない。

「・・・らいじょうぶれすよ〜・・・ゆえさま〜♪・・・ちゃんとまえかけはしますからぁ♪・・・・・」

 もう、ろれつも怪しくなってきてる・・・・・前掛けはします?

「ほう、以前主が言われた裸前掛と云うヤツだな。それは確かに涼しそうだ♪」

 あれ?星にそんな話したかな?緑か赤がしたのか?

 いかん、俺も暑さで記憶が混濁してきたのかな?

「おい!星まで何を言い出す!?そんな格好で料理など・・・・・お、お館も居るんだぞ!」

「いや、違うぞ焔耶。男は主たちしか居ないのだ♪」

「・・・陛下たち・・・・・鼻の下が伸びてるぞ」

 おおっと!なんか素敵な展開になって来たから、つい・・・いや、ここはみんなが料理をし易くなる様に流れを持って行くべきだ!

 

「「「は、裸じゃなく水着はどうだ?!水着に前掛けならまだ良いんじゃないか?」」」

 

 ちょっと強引かとも思ったが意外な所から賛同してくれる声が上がる。

 

「裸や下着よりはマシだな。」

 

 なんと春蘭が。

「姉者は賛成なのか!?」

 秋蘭もこれには驚いたか。

「いや・・・水着なら光琳に乳を飲ませるのも楽だと思ってな。」

 まあ、確かに服を脱ぐよりは楽だよな♪

「「「そうだ!今こそ明かすけど、水着の素材は龍の皮なんだ!」」」

 今では北郷親衛隊となったあの変態達と俺たち三人が、渾身の力で斬りつけても殆ど傷付ける事が出来なかったくらいだからな。

「「「包丁くらいじゃ刃も立たないから、これなら明命のお腹も守れて一石二鳥じゃないか?」」」

 妊婦用水着はお腹を支える機能も考えて作ってある。

 来月出産予定の明命はお腹を押さえて目を見開いた。

「そうだったのですか!?私、すぐに着替えてきます!」

 明命が厨房を飛び出し、行ってしまった。

 

「・・・水着だと暑くなったら水をかけて涼めそうなの〜・・・・・」

 

 この朦朧とした沙和の一言が全員の心を捉えた。

 

 

 

「しっかり鍋を振れっ!野菜が焦げるぞ!」

「はいなの!秋蘭様!」

「朱里ちゃん、お湯が沸いたよ。」

「雛里ちゃん、そこにあるエビを湯通しして!」

「この魚は油に放り込んではダメなのか、小喬?」

「この料理は煮えた油を何度も掛けて中に熱を通すと同時に鱗をパリパリに仕上げるの!ちゃんと覚えなさいよ、春蘭!」

「メンマを油で揚げるのか!?」

「ふふ、これがまた良い歯ごたえを与えるのだ♪」

 

 涼を得たみんなは見事に復活!

 次々と料理をこなしていくその姿は実に美しい!

 水着エプロンと一口に言っても、エプロンの種類と水着の種類でその組み合わせのバリエーションは様々!

 更に身に着ける女性の体型により千変万化をもたらす!

 諸兄の中には水着エプロンは裸エプロンに劣るとお考えの方が多いだろう。

 しかし!想像してみてくれ!

 

 海の家で働くお姉さんがビキニの上にデニムのエプロンを着け、食べ物を置く時に見せる胸の谷間を!

 

 更にその海の家でロリっ子がワンピースの水着の上にエプロンドレスを身に着け、注文を取る後ろ姿を!

 

 そんな海の家に行ってみたいと思わないか!?

 つまり、裸エプロンを家庭型とするならば、水着エプロンは社会型と言っていいだろう!

 目の前の彼女達も初めは恥じらいが有ったが、すぐに動きが普段通りになった。

 それは『服を脱いだ状態』ではなく、『水着の上に一枚身に着けた状態』と云う心理効果だろう。パレオやTシャツと同じ感覚をエプロンが与えているのだ。

 現にみんなの行動が次第に大胆になって行き、裾が翻ったり脇からおっぱいが見えても気にしなくなっている。

 見えても所詮水着と侮るなかれ。

 エプロンの下から望む水着は下着と同等の破壊力を発揮するのだ!

 俺たちはこれを『エプロン効果』と名付けた!

 更に、暑くなってくると庭に出て井戸の水をエプロンを着けたまま被り、また厨房に戻って来る。

 エプロンが体に張り付き、透けて見える水着姿がまたスバラしい♪

 隣の部屋で寝ている子供がお腹を空かせて泣き出せば、飛び出しておっぱいを飲ませに行く。

 さっき春蘭が言った通り即座に飲ませていたが、母親の顔になった彼女達にはまるで躊躇いが無かった。

 朱里や雛里が飲ませ終わった後に、我に返って恥じらう姿が可愛かった♪

 

 俺たちはこの眼福の時間を心行くまで堪能させて貰った♪

 

 

 料理が終わった後、俺たちも一緒になって最後にもう一度井戸水で汗を流す。みんなは実に晴れやかな笑顔だった。

 しかし・・・・・。

 

「ねえ、隊長・・・・・この事を華琳さまに報告して大丈夫なの?」

 

 頭を冷やして考えてみると・・・・・・・料理に厳しい華琳がこんな格好で厨房に立つ事を許してくれるとは思えないな。

 

「「「みんな・・・・・この事は他の人達には内緒と云う事で・・・・・」」」

 

 秋蘭には少しごねられたが、春蘭が泣き付いたので内緒にする事に同意してくれ、全員で今日の出来事を秘密にする事となった。

 

 

 

 結局はひと月後に華琳達にバレてお仕置きされました・・・・・・。

 

 

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三年後

本城 謁見の間(現在は宴会場)          (時報:桂花七人目 妊娠一ヶ月)

【沙和turn】

「はじめましてなの、二刃ちゃん♪わたしの名前は于禁文則で、真名は沙和なの。この子は((于圭|うけい))で、真名は((紗那|さな))なの♪」

「はじめまして♪沙和さん、紗那ちゃん♪」

 カワイイ子だなぁ。??の妹さんとは思えないの♪

「二刃ちゃんの着てるその服って制服だよね?」

「は、はい。生地がポリエステルなんでちょっと恥ずかしいですけど・・・あはは。」

 

「やっぱり、ぽりえすてるなの!?光沢の感じから見てそうじゃないかなって思ってたの♪」

 

「フランチェスカの制服って値段によって生地が違うんですよね。解る人には解っちゃうんだなぁ。」

「いい生地は天の国でも高いんだぁ。??たちの服の複製作る時も生地選び大変っだったのぉ。」

「沙和さん、そこまでしてくれたんですか!?兄さんたちには余り布のツギハギでも着せといても良かったんですよ?」

「「「こらこら!ちょっと待て、二刃!部屋着はそれでも構わんけど、俺たちは国の代表としてみっともない格好で人前に出られないんだよ。そもそも二人共、微妙に会話が噛み合ってないぞ。」」」

 

「「え?」」

 

 今の二刃ちゃんとの会話は別に変じゃなかったと思うの。

「「「まず、二刃。この世界にはポリエステル生地を作る技術は無いぞ。」」」

「あ!そっか!それじゃあ・・・・・」

「「「そして、沙和。ポリエステル生地の制服は一番安くて殆どの生徒がこれを着てるんだ。」」」

「ええ!?そうなの!?わたしはてっきり一番高い生地だと思ってたの!」

 そうなると確かに変な会話なの・・・。

「そういえば兄さんたちの着てるその制服、生地は・・・絹?仕立てが本物よりもずっと良いし・・・」

「「「オートクチュールみたいなモンだからな・・・生地の段階から職人さん達がポリエステルを再現しようとしたから、完全手縫いの超高級制服になってしまった。」」」

「それをもしかして沙和さんが・・・」

「ち、違うの!わたしは生地探しを手伝っただけなの!」

 さすがにわたしの腕前じゃ、あそこまでの仕立ては無理なの!

「「「眞琳達の着る制服のデザインと型紙作りも手伝ってくれただろ♪」」」

「後四年たったら紗那ちゃんも着る服だから気合を入れたの♪」

「もしかしてあたしの制服が気になったのって・・・」

「うん、本物が目の前に有ると思ったら、どこが違うか気になっちゃって♪今度じっくり見せて欲しいの♪」

「それは構いませんけど・・・・・眞琳ちゃん達が着てたのもかなり仕立てが良かったから、これ見てがっかりさせちゃいそう・・・・・」

「そんな事ないの。それにその服は貴重な一品だから、??たちみたいに複製をたくさん作って、それは保管した方がいいの。」

「「「たぶん複製一着でオリジナルを三十着は買える物が出来上がると思うけどな。」」」

 

「そ、そんなの怖くて着れないよ!」

 

「それじゃあ、二刃ちゃん。今度一緒に服を買いに行こう♪」

「あ♪お願いします♪」

 良かった、喜んでくれたの♪二刃ちゃんとのお買い物が楽しみなの♪

「「「服なら俺たちの用意したのが何着か有ったろ?」」」

「・・・うん・・・・・あったね・・・・・・ゴスロリばっかりだったけど・・・」

「二刃ちゃん、ゴスロリ嫌いなの?」

「嫌いじゃないですけど、普段着は活動的な方が好みです。それにせっかくだから色々着てみたいし・・・」

 これは期待大なの!

 後で『阿蘇阿蘇』調べて二刃ちゃんに似合う服を研究しなくちゃなの♪

 

 お買い物が本当に楽しみで待ち遠しいの♪

 

 

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おまけ壱

『北郷二刃奮闘記』其の四

リクエスト:三熟女(紫苑・桔梗・祭)3票

本城 謁見の間(現在は宴会場)          (時報:桂花七人目 妊娠一ヶ月)

【二刃turn】

 次にあたしの所に来てくれたのは、兄さんたちよりかな・・・・・少し年上の・・・雪蓮さんや冥琳さんより少しだけお姉さまな方・・・・・紫苑さんに近いかな・・・が、お二人・・・。

「わしの名は厳顔、真名は桔梗と申します、妹君。」

 い、妹君!?

「そしてこちらが我が娘厳逹、真名は竜胆と申し齢五つでございます。」

 桔梗さんが包拳礼で頭を下げると、竜胆ちゃんもそれに倣った。

 竜胆ちゃんが畏まる姿は可愛いけど、桔梗さんみたいな年上の女性にこんな態度をとられるのは初めてだからスゴイ戸惑っちゃうよ・・・。

 

「桔梗、そこまで慇懃な態度をとっては二刃殿が困っとるぞ。」

 

「は、はい!あたしも気安くしてもらった方が嬉しいですから・・・ええと・・・」

「儂は黄蓋公覆、真名は祭じゃ♪」

「祭さんですね♪」

 良かった、こんな感じで接してくれた方が安心できるよ。

「でも、できれば呼び方は二刃殿じゃなく・・・」

 

「これな失礼仕りました!この度は御妹君様にお目もじできましたこと、誠に光栄至極!」

 

 へ?

「二人共何をしているの?二刃ちゃんが呆れてるわよ♪」

 紫苑さんが笑いながら来てくれた。

「呆れてはいませんけど・・・戸惑ってます・・・」

「ご主人様たちも、笑ってないで何とかしてください。」

 紫苑さんの言葉に兄さんたちを振り返って見ると、口元を隠して笑いを堪えていた。

 

「「「いやいや♪桔梗と祭さんの緊張する姿なんて滅多に見られないからさ♪」」」

 

 緊張?

「お館様・・・わしらは必死なのですから冷やかさんで下され・・・・・」

「この歳になって、初めて小姑殿と接するのじゃ。嫌われぬにはどうしたらいいか考え始めたら、混乱してきての・・・・・」

 そんな不安になるくらい、兄さんを好きなんだ。

「あの、あたしの事は二刃って呼び捨てにしてください!素敵なお姉さんができて嬉しいんです・・・・・頼らせてもらって・・・いいですか?」

 

「なんと・・・そこまで仰ってくださいますか!」

「そう言ってくれるのならば、下手な遠慮はかえって無粋じゃな♪」

 

 ふぅ、分かってもらえたみたいだね♪

 

「ですがわしはやはり二刃様と呼ばせて頂きましょう。」

 

 ええ!?

「わしにとってお館様は命の恩人。我が人生の全てを賭けてお仕えすると心に決めております。その妹君に無礼な態度はできませぬからな。」

「全く・・・桔梗、貴様らしいわ♪」

 そっか・・・・・これが武人なんだ。

 その覚悟を受け止めない方が失礼だよね。

「このような年増ですから人生経験は豊富ですぞ♪大いに頼って下され♪」

「おお、そうじゃ♪亀の甲より年の功。何でも相談にのるぞ♪」

「そんな!年増だなんて思ってません!お二人共格好いいから憧れちゃいます!」

 こんな格好いい女性になれたら素敵だろうな♪

「二刃ちゃん、この二人に憧れるとガサツになっちゃうわよ♪」

「紫苑、ここでそれは無いじゃろう。」

「二刃様、この紫苑は普段こんな菩薩の様に振舞ってますが、一皮剥けばわしらの中で一番恐ろしい女ですぞ。気を付けなされ♪」

「桔梗、内緒話をするなら聞こえない様に言って頂戴。」

「ほれ、この通り♪」

 紫苑さん、桔梗さん、祭さんの会話は心の底から信頼しあってるのが伝わってくる。

 羨ましい関係だな♪

 

「母うえ〜!宴がまだごあいさつしてない!」

 

 あらら。

「初めまして♪お名前は?」

「あ♪黄柄です!まなは宴です!五さいです♪」

 拗ねていた宴ちゃんだけど、ちゃんと笑顔で元気よく教えてくれた♪

 祭さんはバツが悪そうに苦笑いをしていたけど♪

 

 

 

五日後

本城 後宮中庭

 

 華佗さんを師匠と仰ぎ、修行が始まった。

 と言っても、教えてもらったのは氣を溜めるための呼吸法を改めて本格的に習っただけ。

 その呼吸法を普段の生活中もできる様になる事と、基礎体力をもっと付ける事が今のあたしに課せられた課題だった。

 

「薬の勉強もした方がいいんだけど・・・・・まずは文字が読める様にならなきゃねぇ。」

 

 話す言葉は普通に聞こえるのに、文字は漢文なんだもんなぁ・・・。

 会話ができるだけまだマシか・・・・・言葉も通じなかったらそれこそ悲惨だよ。

 素振りをしながらそんな事を考えてた。

 

「二刃!呼吸法が乱れとるぞ!意識を集中せいっ!」

 

「は、はいっ!・・・・・って祭さん!?」

 

 声で注意をしてくれた祭さんが微笑みながら桔梗さんと紫苑さんと一緒にやって来た。

「やっておるな♪しかし、意識を集中せんと修行にならんぞ。」

「悩み事がお有りの様ですな。そんな時こそ我らを頼りなされ♪」

 祭さんと桔梗さんの言う通りだな。

 ここは相談してみよう!

「えっとですね、こっちの文字の読み書きを覚えたいんですけどどうしたらいいかなって考えてて・・・」

「読み書きですか・・・ふむ、子供達に混じって勉強をしてはいかがですかな?竜胆も最近になって始めたばかりですから丁度よろしい思いますが。」

「あ、その手がありましたね!」

 そうだよ、すぐ傍に文字を習い始めた姪っ子達がいたじゃない♪

「赤一刀もこの外史に来たばかりの頃に同じ事で悩んでおったな♪」

「やっぱりそうなんですね。」

「あの時は儂や冥琳が書物を与えての、それを夜中まで読んでおった。」

「あら、そうだったんですか?」

 紫苑さんが興味津々といった感じ。

「あれ?紫苑さんは知らないの?」

「わたくしと桔梗はご主人様が前の外史の記憶を取り戻されてから出会いましたから、その頃のご主人様をよく知らないんです♪」

 ああ、そっか。兄さんたちから聞いてた筈なのに、情報が上手く関連付けできてないや。

「ふふふ♪優越感を感じるのう♪そうじゃ、赤一刀は絵本や娯楽本が覚えやすいと言っておった。」

「絵本ですか・・・うん、それならあたしも楽しく勉強ができそう♪」

「向上心がお有りなのは結構ですが、いきなり華佗の弟子になるとは驚きましたぞ。」

 やっぱり普通は驚くよね。

「それはおじいちゃんの教えが在ったからなんです。」

 

「「祖父殿の?」」「御祖父さまの?」

 

 兄さんたち、この事話してないんだ。

 

「『世に生を得るは事を為すにあり』これがおじいちゃんの教えなんです。

あたしが何でここに居るのか・・・それはきっと意味があるんだと思う。

兄さんたちもきっと同じ想いでここまで来たんだと思います。

兄さんたちは戦を無くす事が『為す事』だったのなら、あたしはこの大陸の人達の病気や怪我を治す事を『為す事』にしたいと思ったんです。

『体を捨て、待を捨て去れば、心は自在になる』これもおじいちゃんに教えて貰った剣術の極意ですけど、自由奔放に行動すればいつかは事を『為す事』が出来ると信じています。」

 

「成程、そこまでの覚悟でしたか・・・・・」

「儂はてっきり華佗の気を引く為だと思っておったのじゃがのう。」

 

「ええ!?」

 

「祭さん。二刃ちゃんだってまるっきりその気が無い訳じゃ無いと思いますよ♪」

 し、紫苑さん!?

「まあ、二刃様の華佗を見る目を見ておれば気付かぬ方がおかしかろう。」

 そ、そんなに分かりやすかったんだ・・・・・。

 

「じ、実は・・・・・日を追う毎に華佗さんの事が気になってきて・・・・・」

 

「ふっふっふ♪それこそ儂らに任せるがいい♪」

「わしらは武芸と同等にそちらも自信が有りますぞ♪」

「わたくし達に任せて貰えれば、殿方の身も心も虜にする術をお教えしますよ♪」

 

 あ、あれ?

 おじいちゃんから『状況が判らない以上、心を平にしておかないと、何かあったときに対処を誤る』とも言われてたけど・・・・・もしかして誤った!?

 いくら自由奔放に行動するって言ってもそういう意味じゃ無くて・・・・・。

 

 あ・・・・・今、思い至ったけど・・・・・。

 兄さんたちは自由過ぎて、事を為した結果が六十人の姪っ子って事!?

 

 

-7ページ-

 

 

おまけ弐

『聖刀くんの日常』其の参

リクエスト:管理者三人組(貂蝉・卑弥呼・菅輅)1票

北郷聖刀 真名:輝琳  六歳

本城 曹魏館 聖刀の部屋

【聖刀turn】

「眞琳お姉ちゃん達がぼくを風紀委員長にするって言うんだけど、ぼくにできるかな?」

 ぼくは貂蝉、卑弥呼、菅輅媽媽に相談してみた。

 お姉ちゃん達にはあの場でやるって言ったけど、考えていくうちに自信がなくなってきた・・・・・。

「あらあら、眞琳ちゃんも大胆な人事をするわね〜ん。」

「うむ、普通は六歳の幼子に与える役職では無いな。」

 貂蝉と卑弥呼はぼくが小さい頃から呼ぶと来てくれるし、色んな事を教えてくれた。

 最近はこうして相談にも乗ってくれる。

「やっぱりそうだよねぇ・・・・・」

 

「でも、眞琳ちゃんも考え無しにそう言った訳では無いでしょう。聖刀ちゃんもそれは解るでしょう?」

 

 菅輅媽媽はこうしなさいとは決して言わない。

 けど、いつもぼくが考えるヒントをくれる。

「お姉ちゃん達はぼくを父上たちみたいな立派な大人にするために、経験を積ませたいんだよね。」

「聖刀ちゃんは普通の六歳の子よりずっとご立派よ〜♪」

「将来は御主人様を越える位、ご立派になると思うぞ♪」

 そうなのかな?同い年の((柊|しゅう))や牡丹と比べても余り変わらないと思うけど・・・。

「学園の本格運営が始まるからと云うのも有るのでしょう。」

 菅輅媽媽が微笑みながら教えてくれた。

「う〜ん、それは街の子達と上手に付き合うための練習の意味もあるのかな?お姉ちゃん達で経験を積んでおけって。」

「経験を積みたいならわたしがいくらでもお相手するわよ〜ん?」

「むむむ、貂蝉!何故貴様はいつも抜け駆けをしようとする!私だって聖刀ちゃんの相手をする覚悟はいつでも出来ておるわ!」

 貂蝉と卑弥呼は父上たちや母上、それに媽媽達と同じでぼくが慣れちゃってるからあんまり意味が無いと思うな。

 でも、それを言ったらお姉ちゃん達もおんなじか。

「貂蝉と卑弥呼の気持ちは嬉しいけど、ぼく一人で頑張ってみるよ。」

 うん♪なんか気分が軽くなった♪

「そんな、一人で頑張るなんて寂しいわよ〜・・・・・」

「一人で鍛える事も必要かも知れんが、何時でも私達を頼って良いのだぞ。」

「うん、ありがとう♪貂蝉、卑弥呼♪頼りにしてるよ。二人はぼくの目標、二人みたいになるのがぼくの夢なんだ♪」

 

「聖刀ちゃんにそこまで言ってもらえるなんて!」

「久々に熱く滾って来たぞおおおおおおっ!!」

 

 二人共オーバーだなあ♪

「聖刀ちゃん!」

 はしゃいでる貂蝉と卑弥呼を余所に、菅輅媽媽が真面目な顔でぼくに詰め寄った。

「それだけは止めておきなさい。??たちと華琳ちゃん、それにみんなが悲しむから!」

 

 初めて菅輅媽媽に指導的な事を言われた。

 

 

-8ページ-

 

 

おまけ参

リクエスト:烈夏   3票

烈夏 七歳

房都 市街

【烈夏turn】

 今日は街の見回りの日。

 みんなと一緒にする見回りじゃなく、媽媽から教えてもらった一人でする見回り。

 街で見たこと、聞いたことを媽媽に報告する訓練。

 知ってるお城の人を見つけてもバレちゃダメ。

 隠れんぼみたいでオモシロい♪

 屋根に登ったり、物陰に隠れたり♪

 あ、ネコさんだ!

 なでなでしたいけど、ネコさんに近づくと明命媽媽に見つかる事が多いからやめておく。

 あ、向こうにいるの朱里媽媽と雛里媽媽だ。

 今日はお休みなんだ。

 ((龍里|るり))ちゃんと((藍里|あいり))ちゃんも一緒だ。

 本屋さんから出てきた。

 手に持ってるのはご本かな?

 だとしたらとっても薄いご本だな。

 なに買ったんだろ?

 ちょっと近付いてみよう。

 

「・・・新しい作家さんが順調に増えて来てるね、雛里ちゃん♪」

「うん♪ネタもご主人様だけじゃなく、歴史物も増えて来たね、朱里ちゃん♪」

「ねえ、媽媽ぁ。項羽と劉邦ってどんな人なの?」

「??と親衛隊の人達の絵が描いてあったご本があったよ♪」

 

 ??と親衛隊の人達・・・・・。

 朱里媽媽達が本屋さんから離れてからその本を見てみた。

 ・・・・・・・・・難しくてわかんなかった。

 

「この前お生まれになった曹操様のお子様だけどよぉ・・・」

 

 あ、聖刀ちゃんの話だ。

 これは聞いてくるように媽媽に言われてる。

 

「初めての男の子。王子様だから大変だろうな♪」

「バカ!笑いごっちゃねえぞ!俺んとこの子は女の子なんだぜ!」

「そりゃあ・・・・・心配だな・・・・・何せ北郷様と曹操様のお子様だからな・・・」

 

 ?

 なんで心配なんだろう?

 きっと眞琳ちゃんみたいに頭が良くって、武術も強くなると思うのに。

 そうか!街の人達って眞琳ちゃんが強いの知らないんだ♪

 眞琳ちゃんは刃物がキライだから棍を使うけど、正面から試合したら烈夏と互角なのに。

 次はどこに行こうかな?

 城壁の内側をぐるっと回ってみようかな♪

 あれ?なんだろう?

 人がいないのに気配がする。

 それにこの気配は・・・・・。

 

「???」

 

 城壁の階段の踏み板のスキマをのぞくと??がいた。

 

『烈夏!?あ痛えっ!』

 

「??!だいじょうぶ!?」

 

『だ、大丈夫だ・・・取り敢えずそこから降りて階段の裏に来るんだ。』

 烈夏は??の言うとおりに階段の裏に行った。

 するとそこに木の扉があって、中から赤??が出てきた。

「??はここで何してたの?」

「え、ええと・・・・・・市場調査・・・かな?」

「隠れてしなくちゃいけないんだ・・・・・烈夏に言ってくれたら烈夏がするよ♪」

「いや!これは俺たちが自分でしなきゃ意味が無いんだ!!」

「・・・そうなんだぁ・・・・・残念・・・」

 ??のお役に立ちたかったな。

「そう言う烈夏はお使いか?」

「え?あ!・・・・・・??にみつかっちゃったあ・・・・・」

「正確には見つかったのは??の方だけどね・・・・・もしかして何かの修行か?」

「うん、誰にも見つからない様にして、街で見たことや聞いたことを媽媽に報告するの。」

「そ、そっかあ・・・媽媽に報告するのかあ・・・・・・・」

「???お顔が青いけどだいじょうぶ?」

「なあ、烈夏。??のこの仕事も人に知られると拙いんだ。ここはお互い内緒にしよう♪」

「え〜・・・媽媽は烈夏のウソをすぐにみやぶるよ。」

 前にもウソついたらすぐにバレてお尻たたかれた。

「そ、そうか・・・・・・仕方がない・・・せめて見つけたのはそこの路地って事にしないか?」

「うん・・・・・それくらいなら大丈夫だと思う・・・・・」

「(永き封印をやっと解いたパンチラポイントを再び封印されるわけには・・・・)」

「どうしたの、???」

「いや、何でもないぞ♪二人で媽媽に怒られに行こうか♪」

「うん♪」

 

 今日の訓練は失敗しちゃったけど、??と手をつないで一緒に帰れたから幸せでした♪

 

 

 お城に帰ったら??だけすごく怒られた。

 紫と緑の??も一緒に・・・・・・。

 

 何日か後であの階段を見たら、綺麗で立派な石の階段になってた。

 

 

 

-9ページ-

 

 

あとがき

 

 

珍しく近況報告を

前回からパソコンを新しく組んだ物に変えました。

OSをWindows8にしました。

単語辞書を一から登録し直しました。

グラフィックカードと8の相性があまりよくないようでした。

8がとまりました。

なにをやってももどりませんでした。

8を再インストールしました。

単語辞書まっしろ・・・・・・・・orz

 

 

気を取り直しまして!

 

このあとがきを書く段階で気が付いたのですが

第二章に入ってから三羽烏が揃って登場したのって其の一以来ですね

しかもその時はモブ扱いでしたし・・・。

沙和の登場もその時以来じゃないでしょうか?

そんな扱いになってしまった沙和への罪滅ぼしとして

こんな感じの話になりましたw

 

そして『水着エプロン』w

前回が身体的暴走とすれば

今回ば妄想的暴走ですね。

ちなみに女性陣に複数の確信犯がいます。

それが誰かは皆さんが想像してお楽しみくださいw

 

沙和の一人称と一刀たちの呼び方

出産を契機に変えてます。

沙和の『普通の若奥さん』らしさを出そうと思ったのですが

書いてる最中に一刀たちに爆弾を投げつけたくなった雷起は

心が狭いのでしょうか?

 

 

『北郷二刃奮闘記』

桔梗と祭さんの可愛いところが書きたくて

ちょっとイジメてしまいましたw

そして紫苑、桔梗、祭さんの指導は

二刃にはハードルが高いでしょうねw

 

 

『聖刀くんの日常』

誤解を招く表現が多々見受けられますが

それは仕様です。

但し、貂蝉と卑弥呼の発言に関してはたぶん誤解ではありませんwww

 

 

おまけ参

烈夏の隠密訓練でしたが

機会があれば他の恋姫達の行動も覗きに行かせたいですw

 

 

《次回のお話》

 

☆斗詩   58票

 

という事で、次回は斗詩に決定しました。

 

【北郷二刃奮闘記】

貧乳党   5票

【聖刀くんの日常】

桂花母娘 3票

【おまけ参】

愛羅、烈夏、光琳で親子鍛錬 2票

以上も次回にお送り致します。

 

《現在の得票数》

 

【前期】

真桜   57票

猪々子  56票

音々   51票

稟    50票

穏    48票

季衣   44票

 

【後期】

桂花A  29票

思春A  26票

紫苑A  24票

鈴々A  20票

翠A   16票

小蓮A  14票

ニャン蛮A13票

璃々A  13票

音々音A 12票

雪蓮A  7票

冥琳A  6票

菅輅   6票

華琳B  6票

風A   5票

月A   3票

凪A   1票

星A   1票

詠A   1票

愛紗A  1票

沙和A  1票

※Aは二回目を表します。

 

【北郷二刃奮闘記】

桃園三姉妹 1票

断金コンビ 1票

夏侯姉妹  1票

ニャン蛮族 1票

三羽烏   1票

八百一   1票

二刃と華佗を結婚させ隊 1票

 

【聖刀くんの日常】

華琳   2票

華蝶仮面 2票

三羽烏  1票

眞琳   1票

三熟女  1票

華琳の両親に会いに行く「爺ちゃん婆ちゃん、孫と初対面」 1票

 

【おまけ参】

里帰り&お墓参り(涼州組、孫呉組、それ以外も) 2票

向日葵・疾・白煌・雰で親子騎乗訓練 1票

インテリのお嫁さんげっと大作戦 1票

 

リクエスト参戦順番→ 猪々子 穏 斗詩 稟 真桜 季衣 冥琳A 思春A 紫苑A 鈴々A 桂花A 風A 雪蓮A 凪A 音々 小蓮A 翠A ニャン蛮族A 音々音A 月A 星A 璃々A 菅輅 華琳B 詠A 愛紗A 沙和A

 

おまけ壱リクエスト参戦順番→ 貧乳党 桃園三姉妹 断金コンビ 夏侯姉妹 ニャン蛮族 三羽烏 八百一 月&その他の「二刃と華佗を結婚させ隊」 

 

 

おまけ弐リクエスト参戦順番→ 華琳 桂花母娘 華蝶仮面 三羽烏 三熟女 華琳の両親に会いに行く「爺ちゃん婆ちゃん、孫と初対面」

 

おまけ参リクエスト参戦順番→ 「愛羅、烈夏、光琳で親子鍛錬」 「向日葵・疾・白煌・雰で親子騎乗訓練」 「里帰り&お墓参り(涼州組、孫呉組、それ以外も)」 インテリのお嫁さんげっと大作戦

 

過去にメインになったキャラ

【魏】華琳 風 桂花 凪 数え役満☆シスターズ 秋蘭 流琉 春蘭 霞 沙和

【呉】雪蓮 冥琳 祭 思春 美羽 蓮華 七乃 小蓮 亞莎 明命 大喬小喬

【蜀】桃香 鈴々 愛紗 恋 紫苑 翠 蒲公英 麗羽 桔梗 白蓮 月 朱里 雛里 詠 焔耶 ニャン蛮族 音々音 星 華雄 璃々

 

子供達一覧

1)華琳の長女 曹沖(そうちゅう) 眞琳(まりん)

2)桃香の長女 劉禅(りゅうぜん) 香斗(かと)

3)蓮華の長女 孫登(そんとう) 蓮紅(れんほん)

4)思春の長女 甘述(かんじゅつ) 烈夏(れっか)

5)愛紗の長女 関平(かんぺい) 愛羅(あいら)

6)風の長女 程武(ていぶ) 嵐(らん)

7)桂花の長女 荀ツ(じゅんうん)金桂(きんけい)

8)雪蓮の長女 孫紹(そんしょう) 冰蓮(ぴんれん)

9)冥琳の長女 周循(しゅうじゅん) 冥龍(めいろん)

10)祭の長女 黄柄(こうへい) 宴(えん)

11)恋の長女 呂刃(りょじん) 恋々(れんれん)

12)紫苑の次女 ?仁(こうじん) 露柴(ろぜ)

13)紫苑の三女 ?信(こうしん) 崔莉(ちぇり)

14)蒲公英の長女 馬援(ばえん) 向日葵(ひまわり)

15)翠の長女 馬秋(ばしゅう) 疾(しつ)

16)麗羽の長女 袁譚(えんたん) 揚羽(あげは)

17)桔梗の長女 厳逹(げんたつ) 竜胆(りんどう)

18)凪の長女 楽?(がくりん) 濤(なみ)

19)七乃の長女 張路(ちょうろ) 八?(やや)

20)天和の長女 張甲(ちょうこう) 九蓮(ちゅうれん)

21)地和の長女 張大(ちょうだい) 四喜(すーしー)

22)人和の長女 張吉(ちょうきつ) 一色(いーそー)

23)炙叉の長女 迷当(めいとう) 直(なお)

24)白蓮の長女 公孫続(こうそんしょく) 白煌(ぱいふぁん)

25)秋蘭の長女 夏侯衡(かこうこう) 鈴蘭(すずらん)

26)月の長女 董擢(とうてき) 春姫(るな)

27)美以の長女 孟節(もうせつ) 花鬘(かまん)

28)トラの長女 ベンガル

29)ミケの長女 マンクス

30)シャムの長女 ペルシャ

31)桂花の次女 荀?(じゅんぐ) 銀桂 

32)朱里の長女 諸葛瞻(しょかつせん)龍里(るり)

33)雛里の長女 ?宏(ほうこう)藍里(あいり)

34)詠の長女 賈穆(かぼく) 訓(くん) 

35)焔耶の長女 魏覚(ぎがく) 焔香(えんか)

36)春蘭の長女 夏侯充(かこうじゅう) 光琳(こうりん)

37)星の長女 趙統(ちょうとう) 螢(けい)

38)大喬の長女 喬櫂(きょうかい) 愛(あい)

39)小喬の長女 喬順(きょうじゅん) 華(か)

40)亞莎の長女 呂j(りょそう) 茜(ちぇん)

41)明命の長女 周邵(しゅうしょう) 藍華(らんふぁ)

42)華雄の長女 華剛(かごう) ?莓(しゅうめい)

43)桂花の三女 荀?(じゅんしん) 丹桂(たんけい)

44)霞の長女 張虎(ちょうこ) 雰(ふぇん)

45)沙和の長女 于圭(うけい) 紗那(さな)

46)斗詩の長女   58票

47〜51)

桂花の四女 荀(じゅんぎ) 連翹(れんぎょう)

真桜の長女   57票

猪々子の長女  56票

稟の長女    50票

穏の長女    48票

52)鈴々の長女 張苞(ちょうほう) 爛々(らんらん)

53)流琉の長女 典満(てんまん) 枦炉(ろろ)

54)桂花の五女 荀粲(じゅんさん) 黄梅(おうめい)

55)小蓮の長女 孫仁(そんじん) 蕾蓮(らいれん)

56)音々音の長女 陳守(ちんじゅ) 音音(ねおん)

57)季衣の長女 許儀(きょぎ) 華衣(かい)

58)美羽の長女 袁燿(えんよう) 優羽(ゆう)

59)桂花の六女 荀淑(じゅんしゅく) 來羅(らいら)

60)音々の次女

61)華琳の長男 北郷聖刀(まさと) 輝琳(きりん)

62)桂花の七女 荀倹(じゅんけん) 柊(しゅう)

63)璃々の長女 黄慮(こうりょ) 牡丹(ぼたん)

※46〜51の順番は今後のリクエスト次第です

 

 

引き続き、皆様からのリクエストを募集しております。

1・メインヒロインとなるキャラをご応募下さい。

メインヒロインのお話を二刃降臨までの前期とそれ以降の後期に分けました。

前期全員を終了後、後期を始めます。

2・『北郷二刃奮闘記』で二刃と絡むキャラを募集しています。

例:「二刃視点で貧乳党」  という感じでお願いします。

3・『聖刀くんの日常』で聖刀と絡むキャラを募集しています。

例:「聖刀視点で三羽烏」  という感じでお願いします。

4・おまけ参でのメインとなる子供達を募集しています。

シチュエーションのリクエストも大歓迎です。

以上の四点にリクエストの集計(TINAMI、Pixiv双方の合計)を振り分けますので、

よろしくお願いいたします。

今まで通り、リクエストに制限は決めてありません。

何回でも、一度に何人でもご応募いただいて大丈夫です。

 

ご意見、ご感想、ご指摘などもご座いましたら是非コメントをお寄せ下さい。

誤字脱字は雷起の反省を促す為、修正後も抜粋して晒しますw

 

 

 

今回のマヌケ晒しw

 

 

 秋蘭は額に汗を浮かべながら微笑んでいる。いや、武将達はまだ余裕が有りそうだけど、【珠里、】雛里、月、詠、大喬、小喬はかなり朦朧としてる

 

 

三年後

本城 謁見の間(現在は宴会場)          (時報:桂花七人目 妊娠一ヶ月)

【紗和turn】

「はじめましてなの、二刃ちゃん♪わたしの名前は于禁文則で、真名は紗和なの。この子は((于圭|うけい))で、真名は((紗那|さな))なの♪」

「はじめまして♪紗和さん、紗那ちゃん♪」

(以降は多過ぎるのでここだけ抜粋しました。)

 

 

 

 

説明
得票数57の沙和のお話です。
おまけ壱で『北郷二刃奮闘記』其の四 リクエスト:三熟女(紫苑・桔梗・祭)3票
おまけ弐で『聖刀くんの日常』其の参 リクエスト:管理者三人組(貂蝉・卑弥呼・菅輅)1票
おまけ参でリクエスト:烈夏   3票(七歳)
となります。

引き続き、皆様からのリクエストを募集しております。
1・メインヒロインとなるキャラをご応募下さい。
メインヒロインのお話を二刃降臨までの前期とそれ以降の後期に分けました。
前期全員を終了後、後期を始めます。
2・『北郷二刃奮闘記』で二刃と絡むキャラを募集してます。
例:「二刃視点で貧乳党」  という感じでお願いします。
3・『聖刀くんの日常』で聖刀と絡むキャラを募集してます。
例:「聖刀視点で三羽烏」  という感じでお願いします。
4・おまけ参でのメインとなる子供達を募集しています。
シチュエーションのリクエストも大歓迎です。
以上の四点にリクエストの集計(TINAMI、Pixiv双方の合計)を振り分けますので、
よろしくお願いいたします。
今まで通り、リクエストに制限は決めてありません。
何回でも、一度に何人でもご応募いただいて大丈夫です。

ご意見、ご感想、ご指摘などもご座いましたら是非コメントをお寄せ下さい。
誤字脱字は雷起の反省を促す為、修正後も抜粋して晒しますw


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コメント
白ビキニ、濡れると透けるんですね。わかります。(神木ヒカリ)
殴って退場様  【1】稟・紫苑A、翠A、璃々A、雪蓮A、愛紗A  【2】桃園三姉妹、断金コンビ、夏候姉妹、三羽烏 【3】華蝶仮面、三熟女 【4】里帰り&お墓参り 騎乗訓練。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。) まだありましたか!早速訂正しますヽ(´Д`;)ノ(雷起)
殴って退場様  宇宙世紀だったら南極条約に記載されるかもしれませんねw 実技指導は・・・・・今回やらなくても後日絶対ありそうですねwww 一刀・朱里・雛里はきっとこう言うでしょう「人生に趣味は必要」とw(雷起)
神木ヒカリ様  その時の水着は白ビキニ希望です(゚Д゚)ノ  【1】はいつもの【2】【3】ともにニャン蛮族。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
咲実様  【3】華琳・桂花ですね。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
牛乳魔人様  【1】音々さん・稟・穏・菅輅 【2】月&その他の「二刃と華佗を結婚させ隊」 【3】「聖刀、爺ちゃん婆ちゃんと初対面」(こうしましょうw) 【4】インテリのお嫁さんげっと大作戦 (作戦失敗もアリですねw)それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
牛乳魔人様  恋姫の世界は男女どちらが当主になっても良いようです。むしろ女性の方が強いような・・・なのでこの時点では聖刀が次期皇帝とは限らないのです。 街の人達は一刀たちの性生活を噂でしか知りませんし、きっとその噂も恐怖を覚えるようなスゴイものになってるのかもwww(雷起)
終の竜様  【1】真桜、猪々子、季衣 【2】三羽烏、炙叉 【3】華蝶仮面 【4】里帰り&お墓参り。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
終の竜様  炒飯スイーツwwwお餅やお団子の延長と考えればいけそうな気がwww 菅輅は今回の【1】後期で既に6票獲得しておりますwどんな話にしましょうかねぇ。(雷起)
メガネオオカミ様  やっぱり一刀さんの魅力故でしょうねw 【1】猪々子、音々、季衣、思春A 【2】三羽烏、八百一 【3】華琳の両親 【4】里帰り&お墓参り。それぞれ1票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
メガネオオカミ様  誤字の発見ありがとうございますヽ(*´∀`)ノ 推敲は頭をスッキリさせてからやらないとダメですねw 日本語変換ソフトにBaiduを使ってるのですが最近恋姫の真名が追加されつつ有ります。目指せ完全網羅w(雷起)
竜羽様  ロドリゲス様  どんな話になるか、自分でも楽しみですwww 菅輅に合わせて2票頂きました....〆(・ω・。)(雷起)
長くなるので続きで、リクは【1】稟・紫苑A、翠A、璃々A、雪蓮A、愛紗A  【2】桃園三姉妹、断金コンビ、夏候姉妹、三羽烏 【3】華蝶仮面、三熟女 【4】里帰り&お墓参り 騎乗訓練でよろしくお願いします。あと先に訂正があった沙和の誤字がまだ残っていますよ。(殴って退場)
もう愛紗には料理禁止令を出さないと駄目だなw。そして三熟女の二刃への指導は性の実技が加わりそうww。あと一刀・朱里・雛里、子供に隠れて何をしているんだ。(殴って退場)
華琳達の水着エプロンは俺も見たい。 リクはいつものと・二刃視点はニャン蛮族・聖刀の日常ニャン蛮族でお願いします。(神木ヒカリ)
あ、後聖刀視点の桂花も一票です(咲実)
前回と同じの聖刀視点の華琳でお願いします。(咲実)
聖刀に見初められたら皇后になれるからいいんじゃないのかな?リクは【1】音々さん・稟・穏・菅輅 【2】月&その他の「二刃と華佗を結婚させ隊」 【3】「爺ちゃん婆ちゃん、孫と初対面」 これ『男孫』にしないと眞琳の時は?ってなりますね・・・ 【4】インテリのお嫁さんげっと大作戦 ・・・リクしといて何ですが多分無理だと思ってます(牛乳魔人)
愛紗はその内炒飯スイーツまで完成させたりしてwww あと、しれっと菅輅が媽媽って呼ばれてましたね。手を出したのか出されたのかはさて置きwww リクは【1】真桜、猪々子、季衣 【2】三羽烏、炙叉 【3】華蝶仮面 【4】里帰り&お墓参り でお願いします。(終の竜)
嫁を見ながら水着エプロンについて熱く語るハーレム野郎……普通なら「死ねばいいのに……」と思うのに、なぜか一刀さんだと「モゲレばいいのに……」としか思えない不思議www リクエストは【1】猪々子、音々、季衣、思春A 【2】三羽烏、八百一 【3】華琳の両親 【4】里帰り&お墓参り でお願いします!(メガネオオカミ)
辞書が初期化されたせいで誤字がいくつかありますね。【水着エプロンのシーン】『珠里ちゃん』→朱里ちゃん? 【一刃との面会のシーン】『紗和』→沙和?  ……結論、恋姫の真名は難しいwww(メガネオオカミ)
竜羽さんに激しく同意ww(ロドリゲス)
あまり見たことのない菅輅さんの懐妊が見てみたいです(竜羽)
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