優しい風とまっすぐな笑顔
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 洋上では星がよく見えるといったのは優花里だっただろうか。

 確かにそうだな……と、頭上を覆いつくす満天の星空の下、

 みほは大洗女子学園へ一人ゆっくりと歩いていた。

 夜風はまだ少しだけ夏の熱気が残り、軽く走りでもすれば体がすぐに汗ばんでしまうだろう。

 だがそのまとわりつくようなぬるい空気も今のみほには柔らかく感じられた。

 ふと足を止め、海の香りのする空気を胸にゆっくりゆっくり溜めるように深呼吸。

 肺の中の空気をいっぺんに入れ替えたあと、また星空を見上げながら歩き出す。

 

 全国大会優勝から数週間、学園艦では未だにその熱が冷めやらない。

 校内のみならず学園艦市街地や本土大洗町でもお祭り騒ぎは続いている。

 しかしさすがに夜ともなれば静かないつも通りの夜が、空気が、訪れた。

 

 みほは静かな大洗艦が好きだった。

 転校してほんの少しの間ではあったが戦車と無関係な空間、時間、町、空、海。

 そのすべてが優しく息づく大洗の町。

 硝煙と油の臭いのしない空気。潮風。

 毎朝前を通り過ぎるベーカリーの香ばしい香り。

 夕方近所から漂ってくる夕食の香り。

 帰り道に寄ったアイスクリーム屋の甘い香り。

 

 みほは大洗の空気が好きになった。

 

 もちろん戦車道を再開した今の大洗も硝煙や油の臭いはするのだろう。

 そして今のみほはそれらの臭いも、大切な存在との繋がりを示すものであり、

 心地良い物の一つではあるのだが……。

 長い間戦車道から離れていた大洗の空気はそうそう変わるものでは無いらしく、

 授業の無い時間や休日はいつも通りのみほの好きな大洗の「普通の空気」が流れていた。

 

 戦車道を心から好きになった今なら、

 ……もしかしたら黒森峰の学園艦でも同じ気持ちになれたのだろうか……。

 

 故郷のこと、そして今日これから自分がしようとしていることを思い出し、

 みほの歩みは少しだけ鈍った。

 

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 とうに下校時間は過ぎ、しっかりと閉じている正門。

 その脇にある小さな通用口を通りぬける。

 カギが開いているのは承知済みだ。

 

 大洗女子学園の第二校庭は広い。

 なにせ戦車を乗り回す練習をするのだから、通常の体育で使われる第一校庭の

 倍以上の面積を持っているのは当然だった。

 大きな照明の無い第二校庭は、夜ともなれば暗さで反対側が真っ暗になる。

 その闇の中に一筋、光の柱が立っていた。

 歩みを進めると闇の中におぼろげに巨大な壁が見えてくる。

 五つ並んだレンガ造りの古い戦車格納庫。

 その一番右端の格納庫の通用口がほんの少し開き、中から光が漏れているのだ。

 

 みほは「人が居る」ということに少しだけ安堵を憶えながら、

 光の隙間をそっと覗き込む。

 

 中央に鎮座する重々しい黒い金属の塊。

 あの日、黒森峰の後続の壁となり数え切れない砲弾に耐えた重厚な車体。

 動かなくなる最後の最後まで炎を吐き続けた力強く伸びる長砲身。

 それを中心に天井と四方からの強めの照明が当てられていた。

 

 ポルシェティーガー。

 

 最初はシニカルなジョーク交じりのマスコットであった車体のレオポンマークも、

 今見るとそのまっすぐな眼差しはどことなく力強く、頼もしく見えた。

 装甲は2〜3外してあり、全ての点検用ハッチも開かれ、フレームや発動機が顔を覗かせている。

 金属同士がぶつかる音や、削る音、溶接の音。

 およそ女子高に似合わぬ音が夜の倉庫に響いていた。

 

「ふぃー……さすがに簡単には直らないねえ、この子は」

 キューポラから栗毛のショートヘアの後頭部がひょこりと出てくる。

 言葉の内容とは裏腹に声は実に楽しそうだった。

 いつものように。

 そう、いつものように、だ。

 

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「まあしょうがないね、決勝で一番被弾したし、むしろ廃棄にならなかっただけ凄いよ」

 車体の背面から。

「この子はパーツも高価だから、おいそれと新品も買えないしねー」

 車体の中から。

「初登場が決勝でなければ、もっとピーキーな設定にしてガンガン走り回ったんだけどなあ」

 車体下部から。

「まあ戦車道は走るだけじゃないから、壊れにくい、かつ直しやすいベーシックな調整のほうが

 いいんだよ」

「誰かさんは勝手に瞬間的に高出力出せるようにこっそり改造してたけどねー」

「大丈夫だって、あれはレギュレーションに収まる範囲だから」

「まったく何時の間にって感じだよ。……っと、あーこれはさすがに交換かな、熱損耗がひどい、

 換えあったかなあ」

「まあ、あの調整で雨の日に走らせて見たいとは思うね。あの時は私、運転に関われなかったし」

「アタシも峠攻めとかもしてみたい! ダートでも公道でも!」

「海外じゃあるね、その手のタンケリーレース。プロチームもあるし」

「いいなー、うちの戦車道も幅広げてくれればいいのに」

「って土屋以外は今年度で卒業だって」

「だから、急いで参戦するんだよ! 記念に! 今年度中に!」

「戦車道公式戦は終わったわけだし、会長に掛け合えば、他国への寄航のタイミング次第で

 なにかのレースに参加させてもらえるんじゃない? ご褒美にさ」

「そのためにはまずレオポンちゃんを直さないとね、ほい、ターレット周り完了」

「完全修復まであとちょっとだし、燃えてきたー!」

「ガスに引火はやめてよねー」

「あはは」

 

 彼女達の心底楽しそうな声。

 その声にみほの胸は詰まった。

 少し眼を閉じて自分を落ち着かせる。

 ここまで来たのだ、目的は果たさなければならない。

 ――ようやく決心がついたのだから。 

 

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「あの……こ、こんばんわ……」

 少しだけ震える声で、開いた通用口からそっと顔を覗かせる。

 最初に気づいたのはキューポラから顔を覗かせていた中嶋だった。

「おや?西住さん、どうしたのこんな時間に?」

「修理の進行なら、もうあと二〜三時間もあれば完了だよー」

「それとも何か改造の相談かい?」

 鈴木と星野か続いて顔を出す。

「よっと……戦車は足回りを派手にチューンはできないし、スペースもそんなに無いから

 ターボ化なんかがおすすめ! 個人的にはシングルターボのニャーニャー音が!」

 太陽のような満面の笑みで車体下部から土屋が顔を出す。

「それはさすがにレギュ違反だよ土屋」

「だめかなあ、レギュギリギリでいけそうだけどなあ」

「あはは」

「で?どうしたの?急ぎの用?」

 作業を中断し、揃いのキャメルイエローの繋ぎを着た面々がみほの前にぞろぞろと

 集まってくる。

「……あ、の」

 また、胸が詰まった。

「何か……言い難いこと?」

 中嶋が少し心配そうに、うつむいたみほの顔を覗き込む。

「……あの……」

「まあ立ち話もなんだし、休憩がてらお茶でも飲みながら……」

「いえ! あの……今日は自動車部の皆さんに……」

「うん?」

 

「今までの……全部を謝りたくて……」

 

「え?」

「謝るってなにを?」

「どうしたの、西住さん……」

 見ればみほの体は微かに震えていた。

 それに気付いた四人は、みほの言葉を黙って待った。

 『あの』西住隊長が緊張しているのだ、よほどのことがあるのだろう、と思えたからだ。

 

 ――しばらくの沈黙の後、ようやくみほが口を開く。

「私は……皆さんが大変なのを知った上で、最後までそれ強いてしまったから……それを、

 いつかちゃんと謝ろう謝ろうと、ずっと思っていたんです……」

「あ〜……まあ整備ってのはそういうもんだから、別に気にしなくても……」

 

「それだけじゃないです!」

 

 自分でも解らないうちにみほは声を張り上げていた。

 一度喋りだすと、みほの溜め込んでいた物は自分でも止める事が出来なかった。

 

「あんこうチームの皆も、他のチームの皆さんも凄く頑張ってくれたと思ます。

 動かしたことも無い戦車、初めての戦車道の試合でわからない事だらけで……。

 でも学園の未来も掛かってて、生徒会の皆さんも真実を黙っていることが辛かったと思います。

 本当に本当に皆大変だったと思います!」

 

「でも一番大変だったのは……自動車部の皆さんだから……」

 

「各車輌の生産国も年代もバラバラ。パーツの互換はあまり効かないし、

 そもそも廃車状態からのレストアや試合後の修理も全部自動車部の皆さんにまかせっきり……。

 最後にはぶっつけで試合にまで出てもらって、作戦の『要』の部分まで任せて……」

 

「自動車部の皆さんが居なかったら……絶対……勝てなかった……」

 

 涙が溢れていた。

 

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「私、解ってたんです! ずっと解った上で皆さんに押し付けて!

 でも絶対勝たなきゃいけなくて! 勝ちたくて! 皆さんはいつも笑って、私の無理を

 受け止めてくれて! だから私はそれをずっとずっと謝りたかった!」

 

 みほは小さな頃から泣くことがなかった。

 西住の家の者は他人に涙を見せる事を禁忌と教えられたからかもしれない。

 今までも試合でどんなに辛い状況でも泣いた事はなかった。

 黒森峰を逃げ出した時でさえ、涙の一つも浮かばなかった。

 

 そのみほが涙をこらえることが出来なかった。

 

 みほは怖かったのだ。

 自分の押し付けた無茶を、自動車部は笑顔の裏側で本当はどう思っているのか。

 大洗女子学園の勝利につながる要素、その半分以上の部分を、度を越した影の苦労で

 支え続けてくれた自動車部に、自分は本当は快く思われてはいないだろう、と……。

 そして嫌われたくなかった。

 大好きな友達を仲間を大洗を、影から支え守ってくれた

 彼女達、四人に。

 

「ごめんなさい……ごめんなさい……」

 みほは深々と頭を下げ続ける。涙は止まらない。

 

 思えば戦車道開始初日、見つけてきた戦車のレストアを頼んだ時から、彼女達自動車部は

 ずっと笑顔だった。

 

 どんな無茶な要望でも、どんな強敵が相手でも、たとえ試合中でもその笑顔は絶える事はなく、

 その自信に溢れる笑顔と無茶な要求にも『必ず』応えてくれるメカニックとしての腕。

 

 大洗女子学園優勝の最大の要因、隊長西住みほ。

 『その西住みほの絶大で強力で無敵のバックボーン』

 それが、大洗女子学園自動車部だった。

 

「戦車は一人では動かせない」

 そして

「戦車乗りだけでも動かない」

 

 学園内で、みほが誰よりも一番その事を知っていたのだ。

 

 背水の陣を、大洗女子の運命を、全責任を任された隊長として、みほは自動車部の技術と

 その笑顔にどれほど支えられていたか。

 そしてどれほどの無理を強いていたのか……。

 その計り知れない感謝を、そして深い謝罪の気持ちを、今夜ようやく決心し伝えに来たのだ。

 

 ――たとえ罵られることになっても。

 

 

 

 何分沈黙が続いただろうか。

 最初に口を開いたのは星野だった。

「そっか……西住さん、アタシ達が無理な注文されて怒ってるだろうって思ってたのか」

 みほは頭を下げたまま、小さく頷く。

 そのぎゅっと閉じられた瞳からは、涙が溢れ続けていた。

「怖かったんだねー」

「まあ星野とかちょっと怖い顔だしね」

「おいコラ中嶋ー!」

「あはは」

 

 顔を上げたみほに、いつもの四つの笑顔が向けられていた。

 

「確かに色々負担はあったよ、連日の徹夜にリビルドまがいの改造」

「走行練習あんまり参加できなかったのは辛かったかな、履帯の限界が掴み辛かった」

「なにより直した車輌が毎回確実に壊れるのは、なかなかしんどかった〜」

「あー、うちの車輌はほとんどが装甲薄いからねえ、八九式とか毎回のように全損に近かったし」

「……すみません」

「でもね西住さん、それを楽しんでこなすのがメカニック魂ってやつなのよ」

「『車』と名のつくものをいじってる時が何よりも幸せ」

「走らせられれば尚幸せ」

「そして何事も『やるからには勝つ』」

「それが大洗女子自動車部魂!」

 

 温かい風が格納庫に流れた気がした。

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「……皆さん」

「それにさ、西住さんは私達が一番大変だったって言ってくれたけど、一番精神的に辛かったのは

 どう考えても西住さんだよ」

「責任者っていう最大の重圧だよね〜」

「そんな……私はただ知ってる事と今ある車輌で出来ることを照らし合わせて、可能な作戦を

 作っただけで、実際には皆さんが……」

「そう、だから西住さんも含めた皆が『出来ること』をしたんだ」

 星野がニヤリと笑う。

「私達はメカに関する出来る事をした」

「他のチームの皆も自分が出来る範囲の事をがんばった」

「つまり『誰一人、出来ない事はしていない』と」

「……あ」

「だからさ、西住さんが気にする事はないんだよ、出来る範囲で皆が頑張ったら

 結果がついてきただけなんだ。もちろんそれぞれが成長したから頑張れる範囲が広がった、

 ってのはあると思うけどね?」

「あー、うさぎさんチームとかそうだよね〜」

「うんうん、あの子達は本当に凄く成長したと思う」

「あひるさんチームの河西さんも凄いと思うなー、彼女は自動車部に欲しいくらい」

「確かに操縦に関してはピカイチの成長株だね」

 

 中嶋が過去を思い出すように眼を閉じる。

「それに、私達は最初からずっと西住さん達の戦車を見てきたでしょ?」

「はい」

「だからね、わかっちゃうんだ。『この人に任せれば大丈夫だ』って」

 土屋がその言葉にニッっと笑う。

「どこがどうやって壊れたのか、どこに負担をかけて闘っているのか、どこをどう補強すれば

 もっと限界値を引き上げられるのか。試合後に手に取るように解るんだ、わたし達には」

「機械は正直だからね〜」

「どんなに対戦相手との性能が離れていても、大洗各車輌の性能ピークの部分を生かして

 キッチリ『勝つ作戦』を練ってる」

「だから私達は戦車達が補強されたがってる所に手を加えれば良い」

「そして、西住さんは確実にアタシ達の期待に答えて必ず勝って帰ってきた」

「こりゃもう、隊長を信頼しないわけにはいかないって、ねえ?」

「うん」

「そりゃ暗い顔なんてしませんて」

「ギリギリの辛い戦いにはなるだろうけど、きっと勝つって解ってれば、初参戦が決勝で

大ピンチでも楽しめちゃうもんだよ。これどうやって切り抜けるんだ!? ってね」

 

 また、みほは胸が詰まった。だがそれは先ほどまでとは違う。

 彼女達は自分を信じてくれていたのだ。

 だから無茶と思える要望にも笑顔で答えてくれたのだ。

 みほの自動車部への信頼は、自動車部のみほへの信頼があったからからこそ生まれたものだった。

 それが嬉しかった。

 嬉しくて嬉しくて胸が詰まった。

 また涙が溢れた。

 嬉しくて涙が止まらなかった。

 

 中嶋は汚れた軍手を外し、ぽんとみほの肩に手を置く。

「大丈夫だよ、皆、西住さんを信頼してる、心からね」

 そしてそっとみほを抱きしめる。

「だから安心して、うしろの事は私達に任せていいから」

「……」

 自然と中嶋の肩に顔をうずめる。

 彼女の機械油の染み付いた繋ぎに自分の涙がどんどん吸い取られていくのが解った。

 そして同時に自分の中の不安も、後悔も、全部が吸い取られて行くように思えた。

 

「……ありがとう、皆さん……」

「うん、ごめんなさいよりも、その言葉のほうが嬉しいかな」

「……ありがとう……」

 

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「それにしても試合中の指示以外で西住さんがいっぱいしゃべるの初めて見たよ」

 いつもより一層楽しそうに笑う土屋。

「うん、アタシもそっちにびっくりしちゃった」

「普段はなんかふわふわしてるもんね〜」

「もっと自己主張しちゃっていいんだよ? うちの隊長なんだからさー」

「は……はい」

 ようやく涙の止まった目元を拭う。

「それに! 西住さんは一つ勘違いしてる!」

 土屋がぴっと人差し指を立てる。

「え?」

「決勝戦、レオポンには西住さんに任されるまでもなく乗るつもりだったんだ、

 それこそ脅迫してでも」

「アタシ達をレオポンで参加させなければ決勝前の全車両のメンテはしてあげないってね」

 と星野が続く。

「きょ、脅迫、ですか!?」

「まあね〜、なんたって『ポルシェ』だし」

「どんな重要な作戦だろうと『ポルシェ』の名を持つ車輌に他人を乗せるわけには行かないよ!

 私達自動車部を差し置いてさあ!」

「ゆずれないよね〜」

「そこだけはね」

「許せないし許さない」

 四人はうんうんとお互いに頷きながら、ちょっと悪い笑顔を見せる。

「そういうものなんですか……?」

「そういうものなのですよ、なにせ私達は自動車部ですから」

 

 4人の笑顔が嬉しかった。今まではまっすぐその笑顔を受け止めることが出来なかった。

 ――だが、今はもう違う。

 

「そうだ西住さん、誤解が解けたところで一つ相談があるんだけどさ」

「あ、星野、もしかしてアレのこと?」

「そうそう、へへへ」

「私に出来ることなら協力しますけど」

 これはみほの本心だった。

「実はさあ、この倉庫の空いてる部分でレストアさせてもらいたい車があるんだよねえ」

「機材一式も戦車のためにこっちに持って来ちゃってるし、ここは自動車部のガレージより

 広いし」

「レオポンももうちょっとで直るしね」

「あ、それなら大丈夫だと思いますよ、格納庫は十分スペース空いてますし、試合の予定も

 今のところまだないですし」

「やったあ!」

「うんうん、なんだか話がいい方向に流れてきたところで、夜食休憩にでもしようか」

「西住さんも食べていく? 鈴木の作るカレー、美味しいよ〜?」

「か、カレーですか?」

「プラウダ戦でさあ、食料がなくて面倒な事になってたじゃない? モニターで見てたけど」

「ああ、そうですね、みんなのモチベーション下がっちゃって結構大変でした」

「んで、生徒会長が今後のために〜って蝶野教官経由で手を回してくれて、自衛隊の型落ちで

 使わなくなった炊事車輌をさ〜……」

 

 みほは四人に連れられて格納庫の奥へと入っていく。

 そのときのみほの表情が、自動車部と同じ「まっすぐな笑顔」であった事を、

 

 大洗の暖かな風と、ポルシェティーガーだけが知っていた。

 

 

 

 終

 

説明
某掲示板用に作ったSSの修正版です。みほと自動車部のドラマCDの少し前のお話という感じで。
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タグ
自動車部 西住みほ ガールズ&パンツァー 

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