恋姫無双 〜〜紅と蒼の悪魔〜〜 3−9話
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 注、この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」を私の個人的妄想により都合よく改変しております。

詳しくは1話を参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「さて、そろそろ二回戦を始めましょう!」

 

地和のアナウンスからついに二回戦が始まった。

ちなみに、二回戦に上がったものから再び抽選で対戦相手を決める形となっている。

これには、三国で管理されている下で行われている賭博も少し絡んでいるとか。

 

「では第一試合は…」

 

そして、会場中が映し出されたスクリーンに見たのは。

 

「決まりました!張飛将軍 対 張遼選手です!」

 

蜀陣営

 

「おお!鈴々の出番なのだ!」

「気をつけろよ、霞のあの突進は…」

「大丈夫なのだ!何とかなるのだ!」

「ホントに大丈夫なのか?」

 

 

店陣営

 

「お、今度は鈴々かいな、また大変そうやなあ」

「…どう見る、バージル?」

「…7:3で霞だな。ただ、相手は恋のようなタイプらしいからな…」

「予想外がありえる、か」

「ああ、そうだな」

 

 

二人はまもなく舞台の中央に現れた。

 

「ぜ〜ったい、鈴々が勝つのだ!」

「そら、うちもそのままかえしたるわ!」

 

早くも臨戦態勢である。審判の凪も少し苦笑いしていたが、気を取り直すと

 

「それでは、試合開始!」

 

と、告げた。

 

 

 

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「先手必勝なのだ!」

 

そういって身の丈以上の矛をフルスイングしてくる鈴々。

その体躯からは考えられないリーチと速さに流石の霞も

 

「こら、近づけん。たぶんあっちのほうが膂力上やな」

 

と、攻めあぐねているようだ。

 

そもそも、武器自体もかなり重いのに、残像が見えるほどの速度で振っているというのはそれだけで恐ろしいのである。

さながら一個の竜巻のようにも見える。

一合二合程度なら受け止められようが、そう何度もとめられるものでもないだろう。

 

「なら、とっとと勝負つけなイカンな!」

 

そういって、ダッシュの素振りを見せた瞬間。

 

「そこなのだ!」

「なっ!?」

 

なんと、鈴々がまさに踏み出そうとした霞の足元めがけ、とんでもない速度で突きを放ったのである。

当然、勢いをつけようとしていた霞にそれがよけられるはずもなく、クリーンヒットは避けたものの、勢いで跳ね飛ばされた石礫に体をしこたま打たれてしまった。

 

「…あれが見切られたんは初めてやな。というか、見えとったんか?」

「なんとなく嫌な予感がしたからそこを突いただけなのだ!」

 

霞に対し、どーんと胸を張って答える鈴々。

会場中にもそれは聞こえており、沈黙が会場を包んだ。

 

 

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魏陣営

 

「姉者、あれは…」

「戦場で勘に助けられることはままあることだが…。あれは異常だろう」

「…なぜだろう、姉者もできる気がしたのは」

 

 

呉陣営

 

「あれは、霞殿もきつくなってしまったのう」

「そうね、それにしても勘だなんて」

「まるで策殿の様じゃのう、ハッハッハ!」

「む、ひどーい!」

 

 

蜀陣営

 

「すごーい!鈴々ちゃん、あんなことできちゃったよ!」

「ええ、ホントに驚きです」

「某も、鈴々には手合わせ中に何度かああいったとんでもないことをされましたからな、ありえなくはないと思っておりましたが…」

 

 

店陣営

 

「あーあ、予想通りだったな」

「…ああ」

「…霞、危ない?」

「ああ、我々もあれを見切るのは至難の業だが、まさか出がかりをつぶすとは…」

 

「さて、どう攻めたらええんやろな?」

 

霞は、今苦戦しているこの状況を楽しんでいた。

久しぶりに、自分に傷を負わせる敵に出会えたのも大きい。

 

「うーん、捕まえたと思ったのに〜!」

 

鈴々も、今ので捕まえられなかった霞のことを強者と認識した。

難しいことを考えるのは苦手でも、本能で感じたのである。

 

「今度はこっちからいくで!」

「おう、かかって来いなのだ!」

 

そして、二人は中央で激突した。

霞は、自分の力ではもって三合と判断。そこで

 

「うらぁ!」

「にゃわ!」

 

鈴々本人が小柄であることを利用し、武器ではなく本人を弾き飛ばそうとした。

そして目論見は成功し、武器は手放さなかったものの、鈴々はその場から大きく飛ばされてしまった。

 

「いまや!」

 

間髪いれず、ダッシュ発動。即座に落下点に先回りして止めを刺すために構えた。

しかし、

 

「まだまだなのだ〜!」

 

鈴々は空中で身をひねると、手放さなかった矛を地面へ突き刺し自身に急制動をかけた。

そして、そのまま矛のしなりと勢いを利用して、回り込んでいた霞に蹴りをお見舞いした。

 

「なっ!」

 

もちろん、そんなことを予想できるはずもなくもろにけ蹴りを食らってしまった霞。

気づけば、武器を手放してしまい、鈴々に矛を突きつけられていた。

 

 

 

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「あかん、こらうちの負けや」

 

そういって両手をあげると

 

「張遼殿、戦闘続行不可能!よって、張飛将軍の勝利!」

 

と、凪が告げて勝負が終わった。

 

「いや〜、あんた強いなぁ!また手合わせしてや!」

「霞もまた強くなってたのだ!でも、次も鈴々が勝つのだ!」

 

そういって握手をすると二人はそれぞれの陣営に戻っていった。

 

 

蜀陣営

 

「ただいまなのだ〜!」

「おかえり!勝ててよかったね!」

「とーぜんなのだ!っていいたいけどなかなか大変だったのだ」

「だが、勝ててよかったな」

「うん、愛紗も他のみんなも頑張るのだ!」

「おう、うちらも出番が楽しみだぜ!」

「ええ、後に続きたいものね」

 

 

店陣営

 

「か〜、負けてしもうたわ」

「仕方なかろう、相手の方が上手だった。それだけだろう?」

「せやな。まだまだ甘いっちゅうことか」

「…鈴々、すごい」

「ああ、うちもあれ見切られる思うてなかったわ」

「まあ、我々も気を引き締めていこう」

「…うん」

 

 

「では、次の試合にいってみましょう!次は…」

 

再び、映し出されたスクリーンには

 

「出ました!夏候惇将軍 対 ダンテ選手です!」

 

と出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

今回はいかがだったでしょうか。

今回は、ちょっと難しかったです。

実は、一回戦はリアルに籤引いて相手決めてたのでこの先のこととか考えてなかったんです。

一応、勝敗に関しては全て考えてたんでいいんですが、それをどううまく書くかというのがやはりまだまだ難しいです。精進しなければ…。

次回は、またまた山場です。うまく書きたいですね。

それでは、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」の二次創作です。
作者の妄想成分が過分に含まれているので、ご覧になる際はこのことを頭の片隅にでも置いておいていただけたら幸いです。

今日は私の誕生日なので、もうひとつのほうと合わせて二つ投稿します!
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コメント
>スターダストさん ありがとうございます! 出したいですねえ まあ、大会ではたぶん出ないのではないかと(morikyou)
>月牙さん ありがとうございます! ええ、もしそうなってたらorzってましたねw(morikyou)
お誕生日おめでとう御座います! そういえばきめ台詞はやっぱり出しますか?(スターダスト)
くじ引きで決めてたなら一回戦でバージルVSダンテもあり得たのか…。それと誕生日おめでとうございます。(月牙)
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真・恋姫無双 バージル ダンテ DMC  鈴々 春蘭 

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