一式艦上戦闘機“紫電”〜1942 サンフランシスコ沖会戦〜
説明
 今回は“試製紫電改五(N1K5-J)<二一甲型の発動機を次機艦上戦闘機となるはずであった「烈風」と同じハ四三-一一型(離昇2,200馬力)に変更した型>”を想定して描いてみました。
 資料が無いので烈風や紫電改の写真や図面から形を想定した為実機の図面とはかなり差異があるものと思いますのでオリジナル架空戦闘機として設定しております。
 現在企画中の架空戦記小説に於ける“主役機”の立場となりますのでそのへんは何卒です。
 
 <一式艦上戦闘機“紫電二一型”>

 開戦劈頭活躍した零式艦上戦闘機ではあったが、開発当時から機体の脆弱性と拡張性の無さは常に指摘され続けてきた為、後継機の開発は零式開発途中であった昭和14年(1939年)から始められていた。
 但し開発には余り時間がかけられないと言う事情から現行、若しくは開発中の機体から選択し転用すると言うアイディアを採用。その結果川西航空機が当時開発中であった水上戦闘機“強風(N1K1)”を基に開発する事を決定。

 エンジンは当時使用されていた“金星エンジン”の発展改良型である“火星エンジン(ハ四三-一一型:離昇2,200馬力)”が採用された。

 機体自身にも防弾装備等残存性向上の為の様々な装備が施され、今迄の日本機とは一線を画した存在となっている。

 試作壱号機は昭和15年初頭には初飛行を達成。
 その後の開発も順調に進み、昭和16年(皇紀2601年:1941年)“一式艦上戦闘機”として制式採用、量産が始まった。

 
 諸元
 
 全長:9.05m
 全幅:12.0m
 全高:3.96m
 重量:2,657kg(全備:3,800kg)
 発動機:火星エンジン(ハ四三-一一型:離昇2,200馬力)
 航続距離:巡航3,350km(増槽あり)/巡航2,222km(正規)全速30分+2,530km(増槽あり)/全速30分+1,433km(正規)
 速度:754km/h
 実用上昇限度:12,500m
 兵装:翼内20mm機銃4挺(携行弾数各250発)計1000発
 備考:防弾装備、自動消火装置、防燃型燃料タンク

 <サンフランシスコ沖会戦>

 昭和16年12月8日(日本時間)遂に日米間が開戦。初手に於いて日本はハワイを占領、開けて昭和17年1月パナマ運河を使用不能とした。
 日本側の戦略は文字通り“海の電撃戦”であった。
 最早後が無くなった米国側は残存した空母二隻を主軸とした艦隊を編成、日本に対し決戦を挑まざるを得なくなっていたのである(無論“ホワイトハウス側”の意向に拠る)。
 だが必勝を期して放った戦力も新鋭機「一式艦上戦闘機“紫電”」を筆頭にした日本側の戦力の前に鎧袖一触殲滅されていった。

 注)この話はフィクションであり、実在の機体や人物、そして“蒼空を征く〜第二次大戦異聞〜”とは何の関係もありません。
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