真・リリカルなのは 第九章 第二次ジュエルシード争奪編 第十三話 道化師
[全1ページ]

爆撃のヘリドを倒すことに成功した なのは

 

最後に自爆で果てることとなった ヘリド

 

そんな彼の相方であるマインは、現在カイトと戦闘中だった

 

カイト「プロミネンスバレット!!!」

 

マイン「うわぁぁぁ!!!!!」

 

紅い弾丸が、マインを襲う

 

しかし、カイトの攻撃は一切当たらない

 

全て すり抜けるからだ

 

カイト「チッ」

 

どうなってやがる?

 

カイト(何らかのレアスキルというのは間違いないだろうが………………)

 

攻撃がすり抜けるなどと…………………………

 

カイト(ふざけた能力だ…………………)

 

マインの能力に若干 焦る カイト

 

マイン「うわぁ〜 相手が悪いなぁ〜 負けちゃうかもぉ〜」

 

相変わらずふざけた態度を取る マイン

 

カイト「……………………………………………………………………………………」

 

魔力による攻撃が通らないのか?

 

ならば物理攻撃なら…………………………

 

ウィザード(セイバーフォーム)

 

銃口の先から刃が出現し、セイバーフォームとなる ウィザード

 

カイト「行くぞ!!」

 

どうやら接近性に切り変えるようだ

 

マイン「えぇ〜 近づかないでよぉ〜」

 

マインは逃げる

 

カイト「!!!」

 

逃げるだと?

 

ウィザード(やはり物理攻撃が弱点でしょうか?)

 

カイト「いや……………………」

 

現段階では何も言えん

 

カイト「取り合えず攻撃あるのみ!!」

 

マインは意外と早く、カイトでも追いつけないでいた

 

カイト「クッ 俺が追いつけんとは…………………」

 

ウィザード(どうします?)

 

カイト「仕方あるまい………………使うか」

 

ウィザード(ウェイクアップ! Verハリケーン!)

 

急激にスピードが跳ね上がり、マインの前に出る

 

マイン「うわ!!! ボクチンより早いの!?」

 

いきなり前に現れ、立ち塞がるカイトに驚き、急停止する マイン

 

カイト「そういうことだ」

 

マイン「アレレ? 色が変わってるような?」

 

全身 真っ赤なバリアジャケットから一新

 

全身が緑に覆われた姿となる

 

カイト「これが、ハリケーンフォームだ!!」

 

マイン「わぁ〜お!! 君も厨二患者だったんだね!! おめでとう!!」

 

拍手をする マイン

 

カイト(コイツ、何を言っている?)「ウィザード、武器を寄こせ」

 

ウィザード(Yes ロード)

 

ウィザードは双剣となる

 

カイト「さて、始めるか!!」

 

マインに切り掛かる カイト

 

マイン「!?」

 

速い!!

 

ボクチンじゃ躱せない!!

 

カイトは一瞬で、マインの懐に入り、双剣で切り裂く……………………しかし

 

シュンッ

 

風を斬っただけのような感覚

 

マインを斬り裂いたつもりだが、やはり攻撃はすり抜けたのだ

 

ウィザード(なんと!!)

 

カイト(やはり……………………)

 

物理攻撃もすり抜けたか…………………

 

マイン「うわ〜 やられた〜」

 

科白を棒読みし、その場に倒れる マイン

 

カイト(コイツ……………………何所までふざける気だ?)

 

マイン「まぁボクチンに攻撃とか、不可能だけどね」

 

いきなり立ち上がり、カイトを殴る

 

カイト「チッ」

 

マインの攻撃をしゃがんで躱し、顎を蹴り上げようとするが、

 

マイン「無理だって」

 

カイトの足は、マインの顎から頭まで貫通している

 

無論、刺さっているわけではなく、すり抜けているだけだが………………

 

カイト「チッ」

 

さて、どうしたもんか…………………………

 

一旦 距離を取る カイト

 

マイン「凄いだろ? ボクチンのレアスキルは!!」

 

カイト「…………………………………………………………………………………」

 

マイン「どんな物でも、すり抜ける………………………だから ボクチンには絶対、攻撃 出来ないのさ!!! これがボクチンの自慢のレアスキル ((通り抜ける身体|シークレット・ボディー))さ!!」

 

カイト(どんな物でも通さないか………………………)

 

奴も何も触れれないなら、屑みたいな能力だが、奴は触れることが出来る

 

こちらは触れることすら出来ない………………………………

 

カイト(何らかのリスク、またはデメリットが見当たらない…………………)

 

さて、どうやって勝つか………………………………

 

マイン「因みに、ボクチンに勝つとか不可能だから♪」

 

カイト「…………………………………………………………………………………」

 

まさか、幻術の類いか?

 

いや、俺を騙せる幻術魔法は、それほどないはずだ……………………………

 

どれだけ破る為に訓練をしてきたことか……………………………………

 

カイト「ウィザード」

 

ウィザード(申し訳ありません、何も思い付きません)

 

ウィザードもマインの能力の打開策について考えているようだが、何も閃かないでいた

 

マイン「さて、そろそろボクチンの番かな?」

 

カイト「来るか!!!」

 

構える カイト

 

マイン「行くよ!!」

 

マインはカイトに接近し、殴り掛かってくる

 

カイト(こいつはレアスキル以外は大したことないな……………………)

 

マイン「食らえ!!」

 

カイト「はぁ!!!」

 

マインの攻撃に合わせて、カウンターを仕掛ける

 

しかし、すり抜ける

 

カイト「無駄か…………………」

 

ウィザード(タイミングは完璧でしたが………………………)

 

カイトは、すり抜けれるのは一定のタイミングしか無理と判断した

 

マインの攻撃が通るのだから、その時はこちらも攻撃出来ると思い、カウンターを仕掛けたが、見事に失敗した

 

マイン「だ〜か〜ら〜 ボクチンに攻撃はで〜き〜な〜い〜の〜」

 

カイト「いや…………………………」

 

必ず出来る方法があるはずだ………………………

 

はやて「ミストルティン!!!」

 

白い閃光が、マインに直撃する……………………しかし

 

はやて「すり抜けた!?」

 

ルナ「カイト!! 待たせたわね!!」

 

レティ「奴は…………………道化のマイン」

 

援軍が到来したようだ

 

マイン「アララ? もしかしてボクチン、ピンチ?」

 

レティ「随分やっかいな相手だ」

 

カイト「奴の弱点を知らんのか?」

 

((暁|ラスヴェート))の事を調べたレティに問うが、

 

レティ「残念だけど、無いわ」

 

弱点は存在しないという回答だった

 

カイト「バカな…………………………」

 

弱点がない能力など………………………………

 

はやて「攻撃が効かん能力………………………」

 

ルナ「厄介ね」

 

2人もマインの能力の恐ろしさに気づいたようだ

 

カイト「……………………………………………………………………………………………………」

 

いや、必ずある…………………………見つけてみせるぞ

 

カイト「貴様の弱点を………………………………………」

 

マイン「だ〜か〜ら〜 弱点とか無いってば」

 

はやて「ブラディダガー!!!」

 

はやての攻撃が当たるが、やはり すり抜ける

 

カイト「八神!! 魔力の無駄使いをするな!!!」

 

はやて「そんな怒鳴らんでもええやん………………………」

 

拗ねる はやて

 

マイン「でも、どうしようかな〜 ピンチだな〜」

 

キバ「手を貸してやろうか?」

 

マインの隣りに、キバが現れた

 

マイン「ん? ガブリっちは?」

 

キバ「別行動だ、最早二人一組などと言ってられん」

 

はやて「あいつは……………………………」

 

はやては急に震えだす

 

ルナ「どうしたの? はやて」

 

嘗ての恐ろしい幻術を思い出したのだろう

 

レティ「奴は、幻術のキバ…………………………」

 

カイト「幻術使いか…………………………………」

 

八神の様子から見て、かなりの幻術を扱えるようだな

 

カイト(こいつの相手は俺しか務まらんだろうな)

 

仕方あるまい…………………………

 

カイト「そこの道化は貴様らに任せる!!! 幻術師!! 貴様の相手は俺だ!!!」

 

レティ「待て!! カイト!!! 幻術師相手に1人など無謀だ!!」

 

カイトを止めようとするが、

 

カイト「幻術使い如き、俺1人で十分だ」

 

絶対的な自信があるようだ

 

キバ「言ってくれるな……………………覚悟しろよ?」

 

カイトに殺気をぶつける キバ

 

カイト「貴様こそな……………………………場所を移すぞ!!」

 

キバ「フン」

 

2人は別の場所に移動する

 

マイン「ボクチンの相手は3人か〜 大丈夫かな〜」

 

レティ「ルナ、はやて、行けるな?」

 

ルナ「ええ」

 

はやて「大丈夫です……………………………」

 

道化に勝てるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回はカイトVS幻術のキバ

 

キバが見せる幻術を打ち破り、見事 勝利を掴めるか?

 

 

 

 

 

説明
マインの実力とはいかに?
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
491 480 0
タグ
リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う オリジナルストーリー 

ohatiyoさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com