真・恋姫無双 三人の天の御遣い 第二章『三??†無双』其の四十
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第二章  『三??†無双』 其の四十

 

 

本城 後宮厨房                  (時報:桂花三人目 妊娠七ヶ月)

【斗詩turn】

 残暑も終わり、とても過しやすくなりました。

 市場に行けば実りの秋を実感する今日このごろです。

 私はそんな穏やかな季節に・・・・・。

 

「なあ斗詩ぃ〜。今日のアニキたちとのデート、どこ行くんだ〜?」

 

 文ちゃんが言うのは、ご主人様たち三人とのデート。

 つまり私は昨日、華佗さんから懐妊を告知された訳です♪

 

「他の人達と同じだよ♪お買い物して、静かな所でお弁当食べて・・・ゆっくりお話ができるといいなぁ♪」

 

 私は手提げ籠に作ったお弁当を詰めながら、何処に行こうか考えていた。

 今日は天気もいいし、都の外に行ってみるのもいいかな♪

 

「あそこはどうだ?ほら、あたいらがこの都に初めて来た時にアニキたちと再会した川。」

 

 文ちゃんは椅子を逆に座り、背もたれにあごを乗せてる。

 もう!お行儀悪いなぁ。

  ((裙子|くんす))(スカート)でそんな格好したら見えちゃうよぅ。

 

「ええと?・・・ご主人様たちと再会した場所は・・・・・・・・あそこは恥ずかしいから行かないよ!」

 

 もう・・・文ちゃんったら!私がようやく忘れたのに・・・・・成都でも房都でもご主人様に再会する度に裸見られちゃうなんて・・・・。

 そういえば・・・緑のご主人様が私をお嫁さんにしてくれるって言ったのは成都近くのあの川でだったなぁ。

 あの時はその場を乗り切るためのウソみたいな物だったけど、本当にこうしてご主人様の子供を身篭れるなんて・・・・・。

 揚羽お嬢様がもう二歳四ヶ月で八?ちゃんが満二歳かぁ。

 麗羽様は華琳さんに対抗意識を燃やしてたけど、いざご主人様の前に出ると恥ずかしがられて♪あんな麗羽様は初めてだったし、もう二度と見られないだろうな♪

 意外だったのは七乃さんだよね。

 以前から行動が読めない人だったけど、七乃さんが懐妊した時は本当に驚いたなぁ。

 

「なあ、斗詩ぃ〜!だからどこに行くんだよ〜?」

 

 あ!つい物思いに耽っちゃった!

「う、うん・・・・・なんか思いつかないから、ご主人様たちにお任せしようかな♪」

「え〜?アニキたちに任せたら一日中閨の中じゃんか〜。」

「それはさすがに無い・・・・・と思うけど・・・」

 今までご主人様たちは安定期になるまで本当にみなさんの事を大事にしてるし・・・。

 むしろそれって文ちゃんじゃない!

 

「そう言えば文ちゃん!もうご主人様たちを殴っちゃダメだよ!」

 

「あれはいいんだよ♪前々から斗詩が妊娠したらぶっとばすって約束してたんだからさ♪」

「文ちゃんがご主人様たちを巻き込んだのに、私が懐妊したら殴られるって理不尽すぎるよぉ!それにご主人様たちを執務室から城壁の外まで殴り飛ばすなんてやりすぎだよ!」

 ご主人様たちが戻ってきた時はいつも通りかすり傷も無かったけど・・・・・。

「ちっ!あそこまでしか飛ばなかったか・・・長江の向こうの新城までぶっとばしてやるつもりだったのに・・・・・」

「もう、文ちゃんったら・・・・・」

 

「斗詩さん、お弁当の準備は終わりましたの?そろそろ着替えとお化粧をしなくては間に合いませんわよ。」

 

「え?もうそんな時間ですか、麗羽様!?」

 麗羽様が揚羽お嬢様を抱いて、心配そうに来てくれました。

「それじゃあすぐに着替えてきます!」

 私が慌てて厨房を飛び出すと、背後から声をかけられた。

 

「とし〜、バイバ〜イ♪」

 

 揚羽お嬢様の声に足を止め、振り返って微笑む。

「揚羽お嬢様、行ってまいります♪」

 小さく手を振って挨拶した後、私はまた部屋に向かって走り出した。

 やっぱり子供って可愛いな♪

 

 

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本城 正門

【緑一刀turn】

 斗詩とのデートに向かう為、この正門で待ち合わせをしている俺たち三人なワケだが・・・。

 

「顔良様が来ないな、兄者。」

「何か有ったのだろうか?弟者。」

 

 この袁家兵兄弟が護衛に付いてくる事になった。

「「「きっと準備に時間が掛かってるんだろ。女の子が遅れてくるのを笑って迎えてやるのが男の甲斐性ってヤツだぞ。」」」

「なるほど!勉強になるな、兄者!」

「そうだな!弟者!」

 こんな事で感心されるなんて・・・こいつらには嫁さん探しの後もフォローしてやんなきゃダメっぽいな。

「「「だけど良いのか?斗詩が俺たちと一緒に居る所をずっと見続けるって辛いだろ?」」」

 この兄弟が斗詩に、そして麗羽と猪々子に対する想いは昔から知っている。

 そして、それでも三人の幸せを俺たちに託してくれた事も。

「気にしないでくれ、北郷様。俺達は現実に目を向ける決意をしたのだ!」

「兄者の言う通り。今日は未練を断ち切る為にも、護衛を務めるぞ!!」

 兄弟は固く拳を握り締め、その顔は真剣だ。

 それはあの龍を倒した時を思い起こさせる!

 

「「新たなる巨乳を求めてっ!!」」

 

 あぁ・・・・・うん。ホント、水着の素材を手に入れる時と同じ顔してるよ。

 

「ご主人さまぁー!」

 

 お、斗詩が来たか♪

 建物の入口から走ってくる斗詩は、薄いピンクのワンピースに白のカーディガンを羽織り、白い大きな帽子をかぶっていた。

 そして手には籐の手提げ籠を持っている。

 まるでどこかのお嬢様がピクニックに出掛けるかの様な、実に清楚な印象だ。

 しかし、走って来るからその見事なおっぱいが上下にぼよんぼよんと・・・・・。

 

「早くも決意が鈍りそうだぞ、兄者・・・・・」

「それは俺もだ、弟者・・・・・」

 

 そうだろうな・・・・・。

 

「すいません、ご主人様!遅くなっちゃって・・・・・その・・・準備に手間取ってしまって・・・」

 

「「「別に気にしてないよ♪むしろ準備に熱を入れてくれた事が嬉しいな。今日はいつも以上に綺麗だ♪」」」

 ちょっと気障過ぎるとも思うが、兄者と弟者の教師の様なつもりで今日は行こう。

「そ、そんなご主人様・・・・・う、嬉しいです♪」

 斗詩だって恥ずかしそうに顔を赤らめながらも喜んでくれているからいいよな♪

「あ、今日は護衛をよろしくお願いしますね。ちゃんと二人の分のお弁当も用意してますから♪」

 

「お、お任せ下さい!顔良様!!」

「この命に代えましてもお守り申し上げますっ!!」

 

 その命も当の斗詩に消されかけた事が有ったけど・・・・・。

 

「それじゃあ行きましょうか、ご主人様♪」

 

 ワンピースの裾を翻す斗詩の笑顔が眩しかった♪

 

 

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房都 商店街

【斗詩turn】

「このお人形カワイイですね♪揚羽お嬢様に差し上げたら喜びそう♪」

「「「あはは♪斗詩はさっきからお土産ばっかりだな。もっと自分の欲しい物を見ればいいのに♪」」」

「え?あはは♪ホントですね♪」

 性分なんだなぁ。つい麗羽様や揚羽お嬢様、文ちゃんが喜ぶか考えて物を見ちゃう。

 それに・・・。

「ご主人様、この髪飾りどうですか?」

「「「ん?どれどれ?・・・・・なんかゴツくない?斗詩にはもっと可愛い感じの方が良いと思うけど。」」」

「私にじゃなく、ご主人様にです♪」

「「「お、俺たちに!?」」」

「石の色も丁度緑、紫、赤って揃ってますし、ちょっと着けて差し上げますね♪」

 私は金と宝石でできた髪飾りをご主人様たちの頭に巻いてる紐に着けて上げました。

「ほら♪とっても格好いいですよ♪」

「「「へえ、こう云うのもいいな。」」」

 ご主人様たちはお互いに見せ合って確認してる。

 鏡を見ないでいいってちょっと便利かも♪

「「「じゃあ、これ買っちゃおうかな♪・・・・・って!だから斗詩の物を買いに来たんだろっ!!」」」

「それじゃあ、ご主人様が選んで下さい♪あ、その髪飾りも買って下さいね。格好いいご主人様たちは、私の為でも有るんですから♪」

「「「く、そう来たか・・・・・ようし!絶対斗詩に似合うアクセサリーを探してやるぞっ!!」」」

 うふふ♪ご主人様たちムキになってる♪

 

 

 

「「「いいか、ちゃんと食べるんだぞ!持って帰って家宝にするとか考えるなよ!」」」

「考えが読まれてるぞ、兄者!」

「むむむ、どうする、弟者?」

 持って帰ってって・・・・・・それじゃあ腐っちゃうよぅ。

「あの・・・ちゃんと食べて下さいね。食べるのも兵の仕事だよ♪」

 なんか文ちゃんに言い聞かせてるみたい。

 文ちゃんには『勝手に食べないで』としか言ったこと無いけど。

 

「はいっ!米の一粒までしっかり噛み締めさせていただきますっ!!」

「ならば俺は塩の一粒まで味わいますっ!!」

 

 まあ・・・・・食べてくれるならいいか・・・・・。

「「「さあ、俺たちも食べよう♪もう腹ペコだ♪」」」

「はい♪」

 都の中を流れる川のほとり。木陰になる芝生に座ってお弁当を広げました。

 ご主人様たちが好きなおにぎりとおかずのお弁当。

 美味しいって言いながら食べてくれて本当に嬉しいです♪

 

「あの・・・ご主人様・・・」

 

 食べ終わってから私は切り出しました。

「昨日『外史』の話・・・・・朱里ちゃんから聞きました。」

 護衛の二人に聞こえないくらい、声が大きくならない様に注意を払って。

「「「うん・・・・・ごめんね。今まで黙ってて・・・」」」

「いえ、それは仕方ないと思います。反董卓連合や河北攻めの頃って、今思うと何か憑き物でも憑いていたんじゃないかって思えるくらい焦っていた気がしますから・・・」

「「「焦ってた?」」」

 麗羽様の事だからご主人様たちに話して無いんだろうな。

「麗羽様は麗羽様なりに、民の平和を願ってました。一刻も早く治安を回復させようと・・・」

「「「そうだな・・・今なら俺たちにも解るよ。麗羽って基本は良い人間だもんな。」」」

「はい。ただその・・・・・あまり考えないで行動してしまったり、言葉が足りなかったりする時が有りますし・・・・・目立ちたがり屋な所も有りますから・・・・・」

 私じゃ補えきれなかったのが原因なんだろうなぁ・・・。

「「「反董卓連合の時からもっと話し合うべきだったのかな?俺たちは・・・」」」

「い、いえ!きっとあの頃だと麗羽様が耳を傾け無かったと思います!」

「「「と、斗詩。声が大きい・・・」」」

「あ、すみません・・・・・それで、白馬で負けて良かったと今では思ってます。あそこでご主人様たちに逃がしていただいたお陰で頭も冷えて、今はこうしていられるんですから♪」

 そう・・・・・私達が河北を手に入れた所で止まっていたら、きっと今もまだ戦乱の世の中だったかも知れない。

「そうだ、ご主人様。前の外史で私達と出会ってるんですよね?」

「「「あ、ああ。そうだけど・・・」」」

「そちらではどうでしたか?」

「「「どうって言うと?」」」

「そ、その・・・・・今みたいな関係に・・・・・」

 や、やだ!私何言ってるんだろ!?

「「「いや、それがさあ・・・・・旅に出たっきり戻って来なかった。」」」

「え?そうなんですか?」

「「「うん・・・官渡で敗れた麗羽の軍は漢中の方に逃げてさ、途中でその・・・・・璃々ちゃんを人質にとって・・・」」」

 

「璃々ちゃんを!?」

 

 思わず上げた声を抑える様に自分の手で口を押さえた。

 でも、官渡から烏巣、白馬に向かってなかったらそんな事になってたかも・・・。

「でも、そこで麗羽は負けて、やっぱり旅に出るんだ。」

「その・・・なんて言うか・・・・・本当にごめんなさい・・・・・」

「「「今の斗詩が謝る事じゃ無いって。その後は二回しか出会えなかったな。」」」

「その時は・・・・・」

「「「一度目は俺の軍がある村で一夜を過ごそうとした時で・・・・・斗詩は麗羽と猪々子と一緒に村の人に捕まってて・・・・・危うく俺の晩御飯にされる所だった。」」」

「え?ええと・・・・・・それってもしかして・・・・・・本当の意味での・・・・・」

「「「うん・・・・・・さすがにあれはビビったよ・・・」」」

「二度目があるっていう事はその場は逃げれたんですね・・・」

「「「二度目は・・・例の猪々子の宝探しの最中だったよ。」」」

「はぁ・・・・・・やっぱりやってたんですね・・・」」」

 違う世界でも文ちゃんは変わらないんだなぁ・・・。

「俺はその時、鈴々と朱里だけ連れて間諜の真似事した帰りだったんだけど、洞窟を見つけて中を調べようとしたら、いきなり罠の落とし穴に落っこちて、その先で麗羽に出会ったんだ。」」」

 どんな状況だったか簡単に想像できるよぉ。

「中で何があったかはいいです・・・・・昔を思い出しそうなので・・・・・」

「「「あ、あぁ・・・結局洞窟から脱出する時にはぐれて・・・・・」

「そ、そうですか・・・・・・」

 一歩間違えばそんな事になってたんだな、私達・・・。

 

「でも、これでハッキリ分かりました!」

 

 私は顔を上げてご主人様たちを見つめた。

 

「今の私は最高に幸せです♪」

 

 私が笑うと、ご主人様たちも声を上げて笑ってくれました♪

 

 

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本城 後宮談話室

【緑一刀turn】

「「「お昼にお弁当を食べた後は、また街をのんびり回って、お茶をして、晩ご飯食べてきたぞ。」」」

「本当にそれだけか?アニキ!」

 城に戻った俺たちは、斗詩を後宮に送った所で猪々子に捕まった。

 猪々子は椅子を逆に座って背もたれを抱きかかえる様にして、不機嫌な顔をしてる。

「「「本当だって!なあ、斗詩。」」」

「うん。そうだよ、文ちゃん。それより、その座り方はお行儀悪いから止めようよ。ご主人様たちに見えちゃうよ・・・」

 

「ウソだっ!時々隠れてチューしてたじゃんか!!」

 

 なにっ!?まさか猪々子は後を ((追|つ))けてたのか?

 いや、もしかしたらカマをかけてるだけか?

 

「文ちゃん!もしかして後を追けてたの!?」

 あ・・・斗詩・・・。

「そうだよっ!アニキたちが斗詩にヤラしいことするんじゃないかって思ってさ!」

 本当に追けてたのかよ!

 

「いつでも飛び出せる準備をしてたんだぜ!」

 

 そんなに斗詩が心配だったのか・・・でも、俺たちの事をもう少し信用してくれてもいいんじゃないか?

 

「あたいも仲間に入れてもらうつもりだったのにっ!」

 

「「「・・・・・・・おい、猪々子・・・・・・・・」」」

 ツッコミどころが満載でこれ以上言葉が出ないぞ!

 

「ぶ・ん・ちゃ・ん〜〜〜!」

「へ?どうしたの、斗詩?」

「文ちゃんへのお土産に肉まんを明日届けてもらう様に注文したけど・・・・・断ってくるね♪」

 ああ〜、さすがの斗詩もキレちゃったか。

「あ、今から断るのもお店に迷惑だよね。お城のみんなにご馳走した方がいいですね、ご主人様♪」

 うわ〜・・・容赦ねえな、斗詩・・・・・。

 

 

 結局はマジ泣きする猪々子がごめんなさいと土下座をして、ようやく斗詩が怒りを収めたのだった。

 

 俺たちも斗詩が優しいからって、あんまりワガママ言うのは控える事にしよう・・・・・。

 

 

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三年後

本城 謁見の間(現在は宴会場)          (時報:桂花七人目 妊娠一ヶ月)

【斗詩turn】

「先程はちゃんとご挨拶ができませんでしたわね。わたくしは袁紹本初。真名は麗羽ですわ。この子は袁譚、真名は揚羽です♪」

「はじめましてですわ、二刃おねえさま♪」

「あたいは文醜、真名は猪々子ってんだ♪こいつは ((文?|ぶんかい))、真名は ((虎々|ふーふー))♪よろしくな♪」

「はじめまして♪私は顔良、真名は斗詩です。この子は ((顔教|がんきょう))で、真名は ((升謌|しょうか))。よろしくね、二刃ちゃん♪」

 二刃ちゃんって活発そうで、文ちゃんにちょっと似てるかな?

 髪を短く切ってるから裙子じゃなかったら男の子に間違われそうだな。

「初めまして♪北郷二刃です!」

 ちょっと訂正。

 二刃ちゃん、背筋がピンとしててお行儀がよくて、文ちゃんとは大違いで良い子でした♪

「「「どうだ、二刃。袁家の二枚看板と会えた感想は?」」」

「あたしの知ってる三国志と違うのは当然だけど感激だな♪」

 正史だと私達のほとんどが男の人になってるんだもんね。

「猪々子さんはアネゴって感じで親しみやすいです。あたし、下町育ちだから猪々子さんみたいな姐さんが居てくれると安心します♪」

「なんだよ〜♪そんな風に言われると照れるじゃんか〜♪」

 二刃ちゃんが文ちゃんと似てるって感じたのはそれだからかぁ。

「斗詩さんはすごく優しいお姉ちゃんって感じです♪升謌ちゃんと一緒だとステキなママなのが分かるんで憧れちゃいます♪」

「おお♪いい目してるじゃん、二刃〜♪斗詩は最高の嫁さんなんだぜ〜♪」

「ちょっと文ちゃん!ご挨拶の最中なんだから肩を組まないで!」

 私はそんな事を言うけど、照れ隠しができたので文ちゃんに感謝してます。

「「「斗詩は普段こんな大人しい印象だけど、でっかい戦鎚をブンブン振り回す猛者なんだぞ♪」」」

「ご、ご主人様!それどういう意味ですか!?」

「えっ♪そうなんですか!?ますます憧れちゃいますよぉ♪」

 手を胸の前で組んで瞳をキラキラさせてる。

「そ、そう?あはは♪ありがとう、二刃ちゃん♪」

 お世辞でもそう言われると嬉しいな♪

 

「コ、コホン!」

 

 あ、麗羽様がしびれを切らしちゃった。

「麗羽さん♪さっきお庭でお会いした時から『きっとこの人が袁紹さんなんだろうな』って思ってました♪一目見て『名家』の女性だなって分かりましたから♪」

「あらあらあら♪さすが一刀さんたちの妹さんですわぁ♪人を見る目が有りますわねぇ♪もっとも、このわたくしの高貴な雰囲気は隠しようが有りませんけど♪」

 二刃ちゃん・・・・・み、見事だわ!

 麗羽様の咳払いにすかさず反応して、しかも麗羽様の自尊心をしっかりくすぐっている!

 

「「「(あの髪型見れば普通気が付くと思うけどな。)」」」

「(兄さんたちは黙ってて!)」

 

 あ〜・・・・・・・・・確かにそうだよねぇ・・・・・。

「そうですわ!二刃さんにこちらの宮廷での作法をわたくしがお教えして差し上げますわ♪今後は皇帝の妹として公式の場にも出なければなりませんもの♪」

「え?そ、そうなんですか?」

「ええ♪では早速始めましょう。右手の甲を腰の横にあてて、左手はこうして口を隠し・・・」

 あ!これって!

 

「「おーーーーーっほっほっほっほっほ♪」」

 

 揚羽お嬢様まで一緒になって・・・・・・。

「淑女たるもの、笑っている口を見せるのは恥ずかしい事ですのよ♪さあ、二刃さんも一緒に♪」

「は、はあ・・・・・」

「(ふ、二刃ちゃん、ごめんなさい!ちょっとだけ付き合ってあげて下さいっ!)」

 私は手を合わせて二刃ちゃんを拝むようにお願いするしかなかった・・・・・。

 

「「おーーーーーーーーーーーーっほっほっほっほっほっほっほ♪」」

 

 

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おまけ壱

『北郷二刃奮闘記』其の五

リクエスト:貧乳党   5票

本城 後宮中庭                  (時報:桂花七人目 妊娠一ヶ月)

【二刃turn】

 

「私の名前は諸葛亮孔明です。真名は朱里っていいます♪」

「私の名前は?統士元です。真名は雛里っていいます♪」

 

 こ、この人達が孔明と?統!?

 あ、あたしと同い年か、もしかしたら年下みたいに見えるけど・・・・・。

「「後で私達の娘も紹介しますね、二刃ちゃん♪」」

 娘・・・・・この人達に娘って事は・・・・・。

「「「ん?どうした、二刃?」」」

 

「・・・・・あの・・・その子達っていくつですか・・・?」

 

「うふふ♪今四歳三ヶ月なんですよ♪」

「しかも同じ日に生まれたんです♪」

「四歳・・・三ヶ月・・・・・と、いう事は・・・・・兄さんたちっ!!」

 

 あたしは振り向きざまに拳を放った。

 

 

 

本城 謁見の間(現在は宴会場)

 

「二刃ちゃん、この子が私の娘で ((諸葛瞻|しょかつせん))だよ。真名は ((龍里|るり))♪」

「この子が ((?宏|ほうこう))、真名は ((藍里|あいり))だよ♪」

 

「「はじめまして、二刃お姉ちゃん♪」」

 

「初めまして、龍里ちゃん♪藍里ちゃん♪」

 朱里さんと雛里さんの子供だけあって目が大きくてカワイイなぁ♪

 だけど朱里さんと雛里さんがあんなに年上だなんて思わなかったよ・・・・・。

 一番驚いたのは音々さんの歳だけど・・・・・。

 この世界には年をとらない人種でもいるのかな?ホビットとかハーフリングみたいに・・・。

 

「二刃、私の娘でさっき紹介出来なかった二人を連れてきたわ。」

 

「「あ、書記長媽媽だ♪」」

 書記長?

「桂花さん、その子達ですね♪」

 中庭に集まってた中に居た子達だ。

「こっちが長女の ((荀ツ|じゅんうん))、真名が金桂。こっちが次女の ((荀?|じゅんぐ))、真名は銀桂よ。」

「金桂ちゃん、銀桂ちゃん、さっきはご挨拶できなくてごめんね。パパの妹の二刃だよ♪」

「「はじめまして、二刃お姉ちゃん♪」」

 丹桂ちゃん達もそうだったけど、姉妹でお揃いのネコ耳フードしててカワイイッ♪

 

「二刃もこの世界に来て色々と大変だと思うけど挫けちゃダメよ。」

 

「け、桂花さん・・・・・ありがとうございます♪」

「他の方達も仰ってると思いますけど、私達も悩みには相談に乗りますからね!特に身体的な事とか!」

「え?・・・・・・朱里さん?」

「そうです!私達は仲間ですよ!身体的に!」

「あの・・・・・・雛里さん?」

「私達貧乳党はあなたの味方よ!二刃!」

「け、桂花さん・・・・・・貧乳党??」

 

 後宮で会った時にあたしの胸を見てたのって、気のせいじゃ無かったんだ・・・・・。

 

 

 

六日後

後宮 中庭

 

「二刃。かなり呼吸法のコツを掴めて来たみたいだな♪」

「はい!ありがとうございます!華佗さん♪」

 こうして鍛錬の最中は自然に会話ができるのに、普段は意識しちゃって声をかけづらくなっちゃった・・・・・。

 それに昨日は紫苑さん達からあんな話を聞かされて・・・・・その後で璃々に会った時も、璃々ったら笑うだけで何も言わないし・・・・・・・・。

 り、璃々も兄さんたちとそういう事してるのかな?・・・・・・って!

 考えるな、あたしっ!!

 でも・・・・・・璃々ってあのおっぱいだもんなぁ・・・・・・自信有るんだろうなぁ・・・。

 兄さんたちだってあんな子に迫られたら・・・・・。

 

「一刀たちなんだが・・・」

 

「ひやああああああああああああああっ!!」

 

「ど、どうした、二刃!?」

「い、いえ、その・・・・・あ、朝露が背中に落ちてビックリしただけですから!」

 あ〜〜〜〜・・・・・ビックリした・・・誤魔化しきれたかな?

 もう!これもみんな兄さんたちの所為だぁ!!

「そ、そうか・・・それで一刀たちなんだが。」

「は、はい!」

 

「今日は忙しいらしく、ここに来るのは夕飯時になるそうだ。」

 

「そ、そうですか・・・・・今日は午後から城壁の外に行く予定だったんですけど、仕事じゃしょうがないですね♪」

 今は兄さんたちと一緒にいても・・・・・殴っちゃいそうだから良かったのかな?

「それで、もし良かったら俺と一緒に街の」

 

 え!?それってまさかデ、デートのお誘い!?

 

「病院に行って診察の手伝いをしてくれないか?」

 

 ですよねぇ・・・・・・・。

「他に何か予定が有るなら・・・」

「いえ!大丈夫です!!私も医者を目指すって決めたんですから、少しでも華佗さんと一緒にいて色々学びたいです!」

「そうか♪それじゃあ昼食を終えたぐらいに医務室に来てくれ。」

「はい、分かりました♪」

 

 華佗さんが後宮を後にしてから、あたしはベンチに座って一人でウキウキしていた。

「えへへ♪華佗さんのお手伝いができるのかぁ♪」

 さっきはデートじゃ無いって、ちょっとガッカリしたけど、これはこれでいい感じだよね♪

 

「二刃ちゃんは華佗さんから何を教わるのかなぁ♪」

「何のお手伝いをするんだろうねぇ♪」

 

「え!?しゅ、朱里さんと雛里さん!?」

 

 いつの間に!?

「あ、あたしは医術の勉強を教えてもらうつもりで!」

「はいはい、判ってるわよ。華佗にそんな甲斐性が有ったら華琳さまもご苦労されてないわ。」

 桂花さんも・・・・・あ、丹桂ちゃん達のお散歩なんだ。朱里さんと雛里さんはそのお手伝いか。

「おあよう〜♪」

「おはよう、丹桂ちゃん♪」

 あたしも後宮で寝起きをしてるから、後宮で暮らしているお義姉さん達と姪っ子達が一番一緒にいる時間が長い。

 この数日でみんなが朝にどんな事をしてるか大体分かってきた。

 金桂ちゃんと銀桂ちゃんは龍里ちゃん、藍里ちゃんと学園に行く準備をしながら遊んでいる頃だな。

 

「所で、二刃ちゃん。さっき自分の胸を見て溜息を吐いてたよね?」

 

「うえ!?そ、そんな頃から見てたんですか!?」

「二刃ちゃんが華佗さんと二人っきりなのを邪魔しちゃ悪いと思って♪」

 なんか朱里さん楽しそう・・・・・雛里さんもニコニコしてるし。

 

「華佗だったら胸の大きさを気にしないわよ。」

 

「桂花さん、そんないきなり核心に触れちゃ駄目ですよぅ。」

「二刃ちゃんは貧乳初心者なんですから・・・」

 貧乳初心者って・・・・・まあ、目の前の人達はベテランだけど・・・・・。

「二人共まだまだ甘いわね。二刃みたいな人間は荒療治の方が効くのよ。」

「はわわ!さすが書記長です!」

「あわわ!私達はまだまだ書記長の域に達して無いですね・・・」

 また出た・・・・・書記長・・・。

「私が言っただけじゃまだ不安が残るでしょうから、逸その事直接訊いちゃいなさい。『自分の胸はもっと大きい方がいいですか』って。」

 

「ええーーーーっ!?」

 

 そ、そんな事恥ずかしくて聞けないよ!

「華佗はきっとこう答えるわ。『今のままの方が育児には向いているぞ』ってね。」

「華佗さんなら言いそうですね。」

「女性としての魅力ではなく、その機能の方を重視するでしょうね。」

 朱里さんと雛里さんも同意してる・・・・・月さんとかもそんな事を言ってた様な・・・。

「でも、育児に向いてるってどういう事ですか?」

 

「それはね・・・・・」

 

 

 あたしは貧乳の素晴らしさを得々と教えられた。

「あ、ありがとうございます!なんかスゴイ自信が湧いて来ました!」

「気にしないで頂戴。我ら貧乳党は全ての貧乳の味方よ♪」

 

「「「全ては悩める貧乳の為にっ!」」」

 

 ああ、なんて頼もしい人達なんだろう♪

 考えてみれば荀文若、諸葛孔明、?士元という三国志でもトップクラスの頭脳派集団だもの。

「さあ、二刃も一緒に♪」

 

「「「「全ては悩める貧乳の為にっ!!」」」」

 

 

 

 昼食を終えたあたしは、病院に向かう為華佗さんのいる医務室を訪れた。

 今はあたしと華佗さんの二人しかいない。

 訊くなら今だっ!

 

「華佗さん!あたしの!・・・・・・・」

 

 あれ?あたし何言おうとしてるの?

 

アタシノムネハモットオオキイホウガイイデスカ

 

 そんな事言える訳ないじゃないっ!!

 

「どうした、二刃?」

 椅子に座って華佗さんがこっち見てる!

 な、何か言わなきゃ!

 

「あたしの・・・あたしのぉ・・・・・」

 ど、どうしよう?どうしよう!?どうしよう!!? 

 

「あたしのカラダってどうですかっ!!?」

 

「ん?」

 

 うわあああああああああああああああああああああああああああああああああっ!

 何言ってんの!あたしっ!!これじゃ、もっとヒドイじゃないっ!!

 

「ああ、とても健康体だぞ♪」

 

「え?」

 

「病魔の影がまるで無く、皮膚、筋肉、骨格共に問題が無い。弱っている内蔵も無いし、頭髪、目、鼻、耳、口も異常が無い。歯並びが特に良いな♪噛み合わせというのは健康にとってとても重要だ♪」

 

 え、え〜と・・・・・・・。

 

「病院で患者さんに病気を伝染さないか心配したのかもしれないが、全く問題無いぞ♪逆に病気が伝染らない様、俺がしっかり病魔を退治してやるからな♪」

 

 そっか・・・・・華佗さんはこういう人なんだ・・・・・。

 ホッとしたけど・・・・・・。

 

 逆にちょっと燃えてきたぞっ!

 

 いつか必ずあたしが必要だって言わせてやるんだから♪

 

 

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おまけ弐

『聖刀くんの日常』其の四

リクエスト:桂花母娘 3票

北郷聖刀 真名:輝琳  六歳

7)桂花の長女 荀ツ(じゅんうん)金桂(きんけい)十二歳

31)桂花の次女 荀?(じゅんぐ) 銀桂(ぎんけい)十一歳

43)桂花の三女 荀?(じゅんしん) 丹桂(たんけい)九歳

48)桂花の四女 荀(じゅんぎ) 連翹(れんぎょう)八歳

54)桂花の五女 荀粲(じゅんさん) 黄梅(おうめい)八歳

59)桂花の六女 荀淑(じゅんしゅく) 來羅(らいら)七歳

62)桂花の七女 荀倹(じゅんけん) 柊(しゅう)六歳

A)桂花の八女 荀靖(じゅんせい)茉莉花(まりふぁ)五歳

B)桂花の九女 荀Z(じゅんとう)寿丹(じゅたん)四歳

C)桂花の十女 荀爽(じゅんそう)秦翹(しんぎょう)三歳

D)桂花の十一女 荀粛(じゅんしゅく)金鐘(きんしょう)二歳

E)桂花の十二女 荀?(じゅんふ)橄欖(かんらん)一歳

 

本城 後宮中庭 談話室前

【聖刀turn】

 真夏の日差しが照りつける午後、ぼくの周りでは日陰の下でバシャバシャと水音が上がっていた。

 毎年夏の間はこの場所に水浴び用の広くて浅いプールが用意される。

 木でできているのでプールというより広い風呂桶という感じ。

 街の中にあるスパとは大違いだけど、暑さを凌ぐには充分だ。

 プールの上には五丈四方の広さの、天幕の布で作った日除けがかけられている。

 

「銀桂、小さい子は体がすぐ冷えるから気をつけてあげてね。」

「分かってるわよ、金桂姉さん!」

「連翹!黄梅!走りまわると危ないわよ!」

「「は〜い、それじゃあ丹桂お姉ちゃんも一緒に水のかけっこしよう♪」」

「聖刀ちゃんは遊ばないの?」

「ぼくはここで涼んでるからいいよ、來羅お姉ちゃん。ほら、柊、茉莉花、寿丹、金鐘は遊んできなよ♪」

「え〜?お兄ちゃん遊んでくれないの〜?」

「茉莉花もおにいさまとあそびたいです。」

「あそんでくれないの〜?」

「くえあいの〜?」

「今日のぼくはプールの監視員だから、お姉ちゃん達と遊んでおいで♪柊はぼくと同い年なんだから妹の面倒見なきゃダメだろ!」

 そう言ってお姉ちゃんと妹達を送り出した。

「聖刀さま、私の事は気にせず遊んでよろしいのですよ。」

 水泳パンツ一枚で水に浸かって座っているぼくの左隣から桂花媽媽がそう言った。

 ビキニの桂花媽媽はぼくと同じ様にプールの端を背もたれにして座り、橄欖を抱いてあやしている。

「桂花媽媽はいつも大変そうだからさ、お休みの今日くらいはぼくが助けてあげようと思って♪」

「聖刀さま?」

「こんなに浅いプールでも水はどんな事故が起こるかわからないし、あの調子じゃ妹達は遊び終わったら疲れて眠っちゃいそうだしね。この中で一番力があるのはぼくだから、助けたりベッドに運んだりするのが今日のぼくの役目だよ♪」

 桂花媽媽は少し困った顔をしていたけど、一つため息を吐いてから微笑んでくれた。

「本来仕えるべき私達母娘が聖刀さまからその様にしていただくのは心苦しいですが、この場は聖刀さまのそのお優しい心遣いに甘えさせて頂きます。実際に聖刀さまの方が私より力がお有りですし♪」

「うん♪」

 こうして僕と桂花媽媽は水遊びをするお姉ちゃん達と妹達を一緒に眺めた。

「ねえ、桂花媽媽。」

「はい、何ですか?聖刀さま。」

 ぼくは視線を動かさずに桂花媽媽に話しかけた。

「桂花媽媽がぼくにそんな話し方をするのは、母上の子だからだってわかるけど・・・」

「はい。」

「父上たちに対してはもっと砕けた話し方をするよね。」

「まあ、それは・・・・・昔からの習慣ですから♪」

「父上たちが羨ましいな・・・・・」

「え?そうですか!?」

「桂花媽媽も父上たちもすごく楽しそうだよ?」

「う〜ん、そうですねぇ・・・・・正直に話しますと私は昔、あいつらが本当に嫌いでした♪」

 思わず桂花媽媽の方を振り向いてしまった。

「そうなの?」

 

「ええ♪死んでほしいと常日頃から思ってましたよ♪」

 

 笑顔でスゴイ事を言われた。

「あの頃から遠慮なくズバズバと本音をぶつけてやりましたから、今が有るんですけどね♪」

 それはつまり父上たちは毎日、桂花媽媽に『死ね』って言われてた事になるよね・・・。

「スゴイな、父上たち・・・・・」

「聖刀さまがあいつらの様になる必要は有りませんよ。いえ、むしろならないで欲しいです。」

「どうして?ぼくは父上たちを尊敬してるけど・・・」

「あいつらは私が男嫌いなのを知りながら付きまとって来たんですよ!あんな厚顔無恥な人間になってはいけません!」

「男嫌い?」

「あ!聖刀さまは別ですよ!聖刀さまはお顔立ちが華琳さまにそっくりですし・・・」

 桂花媽媽がぼくの顔を撫でてくれた。

 

『お母さん!聖刀ちゃんに何してるのっ!!』

 

 あ、しまった。話に夢中になって監視するの忘れてた。

「聖刀ちゃんが見てくれるって言うからできるだけ露出の多い水着選んだのに、お母さんの方見てたら意味無いじゃない!」

「今日は巨乳組に対抗する絶好の機会なんだから、お母さんは邪魔しないで!」

「「大体、お母さんはいつもワンピース着るくせに、何で今日に限ってビキニなのよ!」」

 荀家姉妹が全員集まって口々に怒っているけど、何を言ってるのか断片的にしか聞き取れない。

「ごめん!みんなが怪我しない様に見てるって言ったのに、つい話に夢中になっちゃって!それに桂花媽媽だって、今日は特に暑いからこの水着を選んだんだよ。ねえ、桂花媽媽?」

「ええと・・・・・そ、そうよ♪」

 ほらやっぱり。

「そんな訳無いじゃない・・・・・ちょっと、待って!聖刀ちゃん、お姉ちゃん達がこの水着を選んだ理由もそうだと思ってる?」

「うん。秦翹と金鐘はパンツだけだし、橄欖は何にも着てないよ?」

 

『いくら貧乳だからって、幼児と一緒にしないでっ!!』

 

 え?お姉ちゃん達は何を怒ってるんだろう???

 

「「「お〜い、どうした?そんな所に固まって。遊ばないのか?」」」

 

『お父さん!?』

『??だぁ♪』

「父上!?」

 今日はまだお仕事のはずじゃ・・・・・。

「「「いやぁ、暑くて仕事になんないから水浴びしに来ちゃったよ♪お、聖刀も来てたのか♪」」」

「はい!ぼくは監視員としてみんなに危険がない様に・・・」

「「「そうか!偉いぞ、聖刀♪」」」

 父上が順番に頭を撫でてくれた♪

「「「そんな訳で、涼ませてもらうぞ、桂花。」」」

「しょ、しょうがないわね・・・勝手に入りなさいよ。もう水着に着替えてるんだから・・・」

 あれ?桂花媽媽の父上たちとの話し方がいつもと違う。なんか顔も赤いし・・・。

「(お母さんがビキニなのって・・・)」

「(これを見越してかぁ♪)」

 金桂お姉ちゃんと銀桂お姉ちゃんは何を言ってるんだろう?

 

「「「桂花!その水着!!」」」

「な、何?今日はその・・・暑いから・・・」

 

「「「桂花にはスク水が一番似合うっていつも言ってるじゃないかっ!!」」」

 

「母親がアレを着てたら変でしょうがっ!!」

 

ガコーーーーーーーーーーン!

 

 父上たちが花瓶で殴られた。

 桂花媽媽ってあんな大きな花瓶を片手で振り回せるくらい力が有ったんだ。

 だけどあの花瓶どこから出したのかな?

 

 

「(ねえ・・・金桂お姉ちゃん。聖刀ちゃんってもしかして・・・・・)」

「(うん・・・・・お父さんたちの一番似て欲しくない所が似ちゃったみたいね、銀桂ちゃん・・・・・)」

 

 

-8ページ-

 

 

おまけ参

リクエスト:愛羅、烈夏、光琳で親子鍛錬 2票

烈夏  十歳

愛羅  九歳

光琳  六歳

 

本城 鍛練場              (時報:桂花 十一人目 金鐘 生後三ヶ月)

【愛羅turn】

 

「ゼェ・・・・・ゼェ・・・・・」

 

 わたしは息を切らし、肩を大きく上下させていた。

 手の中で愛用の青龍偃月刀がとても重たい・・・・・。

 

「どうした愛羅っ!母も鈴々もお前の歳にはもっと強かったぞっ!!」

 

 母上の怒声がわたしの頭蓋骨を揺さぶる。

 

「うおおおりゃあああああああああああああああああっ!!」

 

 わたしは負けじとありったけの声を振り絞り、母上に愛刀を叩きつける様に振り抜いた。

 

ガキーーーーーーーーーーーン!

 

 渾身の一撃を受け止められ、指がしびれて愛刀を地に落としてしまう。

 同時に膝の力も抜けて、わたしの体も地面に倒れた。

 母上は強いなぁ・・・・・生ける武神・・・晋の青龍刀・・・・・そう呼ばれている母上・・・・・・・わたしはこの母上に追いつき・・・・・・追い越したい!

 

「よく頑張ったな、愛羅♪最後の一撃は気迫が篭って見事だったぞ♪」

 

 母上に褒められ地面に着けたままの顔が緩む。

 でも、母上はその渾身の一撃を片手で防いでいた・・・・・わたしが越えるべき山は途轍もなく大きい・・・。

 

「うむ、愛羅は確実に上達しているな。」

 

 この声は思春媽媽?

 体を捻って大の字になり空を見上げる。

 視界の隅に思春媽媽と烈夏 ((姉|ねえ))の笑顔が映った。

「では、我らも始めるぞ、烈夏!」

「うん!」

 烈夏姉の返事の後、すぐに剣戟の音が連続で聞こえて来た。

「ほら、愛羅♪」

 母上が手を伸ばしてわたしに起き上がる様に促す。

「母上・・・パンツが丸見えだよ♪・・・」

「馬鹿な事を言ってないで早く立て!思春と烈夏の邪魔になる。」

 母上の手を取り立ち上がると、汗拭きと水筒を差し出された。

「水はしっかり飲んでおけ。」

「はい・・・母上・・・」

 竹の水筒に口をつけ、飲んでいる最中に母上は汗を拭ってくれた。

 汗を拭われながら烈夏姉の動きを目で追う。

 やっぱり烈夏姉も気迫が違う。

 

「烈夏!先日の初陣を思い出せ!あの空気を!音を!恐怖を!怒りを!決して忘れるなっ!!」

 

 烈夏姉の目の光が強くなるのを感じた。

 そう、わたしと烈夏姉はひと月前に初めて戦場に赴いた。

 場所は幽州の北。

  ((鮮卑|せんぴ))が度々国境を越えて来るので、今回は母上と思春媽媽が軍を率いて出陣となった。

 蜀と孫呉の筆頭武将が現れては鮮卑も国境の奥に引き返すと、当初は思われていた。

 だから、わたしと烈夏姉が戦場の空気を感じるにはいい機会だと、母上達が連れて行ってくれたのだ。

 だけど鮮卑は母上の武勇を過去のものと侮り、戦いを挑んできた。

 わたしは軍と軍が本気でぶつかり合う様を初めて目の当たりにした。

 演習とは違う・・・本当の戦。

 敵味方双方の兵の狂気を目にしたわたしは恐怖に萎縮した。

 味方の兵が倒れるのを見て怒りが湧き上がった。

 その時、母上が一騎で戦場に向かい、武神健在を世に知らしめた。

 本当に本気の母上を見たのはあれが初めてだった。

 思春媽媽や春蘭媽媽と武闘会で戦っていた時が本気と思っていたけど、あれはまだ楽しんでいたのだと今なら分かる。

 

「おお♪烈夏の動きが格段に良くなってるではないか♪」

 

 今度は春蘭媽媽が光琳を連れて現れた。

「やはり実戦を知ると心構えが変わるな♪」

「そうなの?愛羅おねえちゃん♪」

 光琳が興味津々にわたしに訊いてくる。

「あ、あぁ・・・覚悟がそれまでとまるで違うよ・・・」

「へぇ♪光琳もはやく戦にいってみたいなぁ♪」

 

「ダメだっ!!」

 

 あたしは思わず叫んでいた。

 その声に光琳と春蘭媽媽は驚いた顔でわたしを見て、烈夏姉と思春媽媽も動きを止め、母上もわたしの汗を拭う手を止めた。

「戦なんかしない方がいい・・・・・父上たちがいつもそう言ってる意味があの時初めて分かった・・・わたしが敵と戦うのはいい・・・でも、街の人達や媽媽達、妹達、それに聖刀ちゃんに襲いかかるのを想像したら・・・怖くて気が狂いそう・・・・・」

 温かく柔らかいものに包み込まれるのを感じ、顔を上げると母上が抱きしめてくれていた。

「それに・・・・・普段笑いかけてくれる兵達があんな顔で戦うなんて・・・・・あのまま敵の街に襲いかかるんじゃないかって・・・・・そんなの見たくないよっ!!」

 母上にしがみ付いて声を上げる。

「愛羅、お前はご主人様のお心をしっかり受け継いでいるな♪」

「ははうえ・・・?」

「愛羅。私と烈夏があの戦の後、三日間姿を消したのは鮮卑の大人(たいじん:族長の事)の所で密約を交わす為だ。今後、国境を越えない様にとな♪」

 思春媽媽の話は勉強で教わった炙叉媽媽の羌を思い出させた。

 

「愛羅!先に仲良くなればいいとか、勘違いをするな!奴らは蛮族だ。相手が弱いと見れば今回の様に襲い掛かってくるぞ!まずは力を見せろ!絶対に敵わないと思わせるくらい強くなれ!!」

 

 春蘭媽媽の言う通りだ。だからわたしは母上との鍛錬で真剣さが増し、母上を越えたいと思ったのだ。

「なぁんだ、やっぱり光琳は強くなればいいんだ♪」

 はぁ・・・・・この妹には口で言っても無駄か・・・・・。

 

「それは違うぞ、光琳!」

 

 その言葉は春蘭媽媽だった。

 母上と思春媽媽が口を開けて驚いてる・・・・・・。

 

「いいか光琳!お前はただ強いだけじゃダメだ!限りなく強くなれ!!ただし自分の為じゃない!華琳さま、眞琳さま、輝琳さまの為に強くなるのだ!!お前は華琳さまより真名に『琳』の文字を頂くほど期待されているのだ!!そして光琳に軍で『輝琳』!つまりお前が一人で一軍並の力を持った時、お前は輝琳さまと一心同体となるのだああああっ!!」

 

「そうなんだ!媽媽!光琳ガンバル♪」

 

 春蘭媽媽と光琳は盛り上がったノリのまま鍛錬を始めた。

 

「また無茶苦茶な理屈を・・・・・」

「どうせまた華琳殿か秋蘭の入れ知恵だろう・・・烈夏!再開するぞ!」

「うん!」

 烈夏姉と思春媽媽も鍛錬を再開して、剣と剣のぶつかる音が激しく響き出した。

「母上、わたしも・・・」

「いや、愛羅はもう少し休め。水が足りなければ母のも飲みなさい♪」

 いつの間にか優しい時の母上になっていた。

 抱きしめたままいつまでも放してくれないと思ったらそういう事だったのか。

 武神と呼ばれる母上も、時々わたしが小さい頃の『媽媽』の顔になる。

 こんな風に誰かを守りたいと思う気持ちが母上の強さの秘密だと、父上たちと桃香媽媽が言ってた。

 わたしにも守りたい人達がいる。

 きっとわたしも母上に追いつける!

 でも・・・・・。

 

「光琳がちょっと羨ましいなぁ・・・・・」

 

 

 

-9ページ-

 

 

あとがき

 

 

斗詩って一人の方がヒロインらしくなれますねw

今回書いてみて、普段は猪々子と麗羽にどれだけ吸い取られてるか良く分かりましたww

 

斗詩の子供

顔教(がんきょう)  真名:升謌(しょうか)

資料に顔良の子が無かったのでオリキャラです。

斗→柄杓、量の単位 『升』→斗の下の単位

詩→うた→『謌』

ついでに猪々子の子供も

文?(ぶんかい)  真名:虎々(ふーふー)

三国志演義で、文醜の説明にに『顔は?豸(かいち、伝説上の神獣)のような姿とされる』

とあるので、ここから持ってきました。

とにかく強そうで猪々子が気に入りそうな真名にしましたw

猪々子のリクが入ってすぐに決めいたのですが、ついに日の目を見ました。

 

前の外史で一刀が洞窟で出会う話はCDドラマの「仮痴不癲の巻」です。

 

 

『北郷二刃奮闘記』

小ネタに入れたハーフリングって『D&D』やってないと分かんないですよね・・・。

 

貧乳党がBF団化し始めているようです。

二刃も洗脳されてしまいました。

すぐに解けましたけどwww

 

 

『聖刀くんの日常』

さすが名門荀家!一族の名前がゴロゴロ出てきますw

七女以降は荀ケの叔父、伯父からもらいました。

桂花の七女 荀倹(じゅんけん) 柊(しゅう)

桂花の八女 荀靖(じゅんせい)茉莉花(まりふぁ)→ジャスミンです。

桂花の九女 荀Z(じゅんとう)寿丹(じゅたん)→黄寿丹。

桂花の十女 荀爽(じゅんそう)秦翹(しんぎょう)→和秦翹。

桂花の十一女 荀粛(じゅんしゅく)金鐘(きんしょう)→金鐘花。

桂花の十二女 荀?(じゅんふ)橄欖(かんらん)→オリーブ。

真名は十二人全員木犀科の植物から引っ張りましたw

「荀家八龍」に因んで『荀家十二龍』とでもしましょうか。

もう、これ以上は増やしませんw

 

 

おまけ参

前回が烈夏視点だったので、今回は愛羅視点にしてみました。

この外史は一刀と出会った頃の鈴々を十歳と仮定しています。

なので初陣はこれくらいかなと思いまして。

 

 

《次回のお話》

 

☆真桜   59票

 

という事で、次回は真桜に決定しました。

 

【北郷二刃奮闘記】

三羽烏   4票

【聖刀くんの日常】

華蝶仮面 4票

【おまけ参】

里帰り&お墓参り(涼州組編) 5票

 

以上も次回にお送り致します。

 

《現在の得票数》

 

【前期】

猪々子  58票

音々   55票

稟    53票

穏    50票

季衣   48票

 

【後期】

桂花A  30票

思春A  28票

紫苑A  24票

鈴々A  21票

翠A   17票

小蓮A  15票

璃々A  15票

ニャン蛮A14票

音々音A 13票

菅輅   10票

雪蓮A  8票

華琳B  7票

冥琳A  6票

風A   5票

月A   3票

愛紗A  2票

凪A   1票

星A   1票

詠A   1票

沙和A  1票

※Aは二回目を表します。

 

【北郷二刃奮闘記】

断金コンビ 3票

桃園三姉妹 2票

夏侯姉妹  2票

ニャン蛮族 2票

八百一   2票

二刃と華佗を結婚させ隊 2票

真桜(カラクリ話) 1票

炙叉    1票

 

【聖刀くんの日常】

華琳   3票

華琳の両親に会いに行く「聖刀、爺ちゃん婆ちゃんと初対面」 3票

三熟女  2票

三羽烏  1票

眞琳   1票

桂花   1票

ニャン蛮族 1票

 

【おまけ参】

里帰り&お墓参り(孫呉組、西涼組、曹魏組、幽州組、成都組、袁家組) 5票

インテリのお嫁さんげっと大作戦 3票

向日葵・疾・白煌・雰で親子騎乗訓練 2票

 

リクエスト参戦順番→ 猪々子 穏 稟 真桜 季衣 冥琳A 思春A 紫苑A 鈴々A 桂花A 風A 雪蓮A 凪A 音々 小蓮A 翠A ニャン蛮族A 音々音A 月A 星A 璃々A 菅輅 華琳B 詠A 愛紗A 沙和A

 

おまけ壱リクエスト参戦順番→ 桃園三姉妹 断金コンビ 夏侯姉妹 ニャン蛮族 三羽烏 八百一 月&その他の「二刃と華佗を結婚させ隊」 真桜(カラクリ話) 炙叉

 

おまけ弐リクエスト参戦順番→ 華琳 華蝶仮面 三羽烏 三熟女 華琳の両親に会いに行く「爺ちゃん婆ちゃん、孫と初対面」 桂花 ニャン蛮族

 

おまけ参リクエスト参戦順番→ 「向日葵・疾・白煌・雰で親子騎乗訓練」 「里帰り&お墓参り(涼州組、孫呉組、それ以外も)」 インテリのお嫁さんげっと大作戦

 

過去にメインになったキャラ

【魏】華琳 風 桂花 凪 数え役満☆シスターズ 秋蘭 流琉 春蘭 霞 沙和

【呉】雪蓮 冥琳 祭 思春 美羽 蓮華 七乃 小蓮 亞莎 明命 大喬小喬

【蜀】桃香 鈴々 愛紗 恋 紫苑 翠 蒲公英 麗羽 桔梗 白蓮 月 朱里 雛里 詠 焔耶 ニャン蛮族 音々音 星 華雄 璃々

 

子供達一覧

1)華琳の長女 曹沖(そうちゅう) 眞琳(まりん)

2)桃香の長女 劉禅(りゅうぜん) 香斗(かと)

3)蓮華の長女 孫登(そんとう) 蓮紅(れんほん)

4)思春の長女 甘述(かんじゅつ) 烈夏(れっか)

5)愛紗の長女 関平(かんぺい) 愛羅(あいら)

6)風の長女 程武(ていぶ) 嵐(らん)

7)桂花の長女 荀ツ(じゅんうん)金桂(きんけい)

8)雪蓮の長女 孫紹(そんしょう) 冰蓮(ぴんれん)

9)冥琳の長女 周循(しゅうじゅん) 冥龍(めいろん)

10)祭の長女 黄柄(こうへい) 宴(えん)

11)恋の長女 呂刃(りょじん) 恋々(れんれん)

12)紫苑の次女 ?仁(こうじん) 露柴(ろぜ)

13)紫苑の三女 ?信(こうしん) 崔莉(ちぇり)

14)蒲公英の長女 馬援(ばえん) 向日葵(ひまわり)

15)翠の長女 馬秋(ばしゅう) 疾(しつ)

16)麗羽の長女 袁譚(えんたん) 揚羽(あげは)

17)桔梗の長女 厳逹(げんたつ) 竜胆(りんどう)

18)凪の長女 楽?(がくりん) 濤(なみ)

19)七乃の長女 張路(ちょうろ) 八?(やや)

20)天和の長女 張甲(ちょうこう) 九蓮(ちゅうれん)

21)地和の長女 張大(ちょうだい) 四喜(すーしー)

22)人和の長女 張吉(ちょうきつ) 一色(いーそー)

23)炙叉の長女 迷当(めいとう) 直(なお)

24)白蓮の長女 公孫続(こうそんしょく) 白煌(ぱいふぁん)

25)秋蘭の長女 夏侯衡(かこうこう) 鈴蘭(すずらん)

26)月の長女 董擢(とうてき) 春姫(るな)

27)美以の長女 孟節(もうせつ) 花鬘(かまん)

28)トラの長女 ベンガル

29)ミケの長女 マンクス

30)シャムの長女 ペルシャ

31)桂花の次女 荀?(じゅんぐ) 銀桂(ぎんけい)

32)朱里の長女 諸葛瞻(しょかつせん)龍里(るり)

33)雛里の長女 ?宏(ほうこう)藍里(あいり)

34)詠の長女 賈穆(かぼく) 訓(くん) 

35)焔耶の長女 魏覚(ぎがく) 焔香(えんか)

36)春蘭の長女 夏侯充(かこうじゅう) 光琳(こうりん)

37)星の長女 趙統(ちょうとう) 螢(けい)

38)大喬の長女 喬櫂(きょうかい) 愛(あい)

39)小喬の長女 喬順(きょうじゅん) 華(か)

40)亞莎の長女 呂j(りょそう) 茜(ちぇん)

41)明命の長女 周邵(しゅうしょう) 藍華(らんふぁ)

42)華雄の長女 華剛(かごう) ?莓(しゅうめい)

43)桂花の三女 荀?(じゅんしん) 丹桂(たんけい)

44)霞の長女 張虎(ちょうこ) 雰(ふぇん)

45)沙和の長女 于圭(うけい) 紗那(さな)

46)斗詩の長女   58票

47〜51)

桂花の四女 荀(じゅんぎ) 連翹(れんぎょう)

真桜の長女   57票

猪々子の長女  56票

稟の長女    50票

穏の長女    48票

52)鈴々の長女 張苞(ちょうほう) 爛々(らんらん)

53)流琉の長女 典満(てんまん) 枦炉(ろろ)

54)桂花の五女 荀粲(じゅんさん) 黄梅(おうめい)

55)小蓮の長女 孫仁(そんじん) 蕾蓮(らいれん)

56)音々音の長女 陳守(ちんじゅ) 音音(ねおん)

57)季衣の長女 許儀(きょぎ) 華衣(かい)

58)美羽の長女 袁燿(えんよう) 優羽(ゆう)

59)桂花の六女 荀淑(じゅんしゅく) 來羅(らいら)

60)音々の次女

61)華琳の長男 北郷聖刀(まさと) 輝琳(きりん)

62)桂花の七女 荀倹(じゅんけん) 柊(しゅう)

63)璃々の長女 黄慮(こうりょ) 牡丹(ぼたん)

※46〜51の順番は今後のリクエスト次第です

A)桂花の八女 荀靖(じゅんせい)茉莉花(まりふぁ)五歳

B)桂花の九女 荀Z(じゅんとう)寿丹(じゅたん)四歳

C)桂花の十女 荀爽(じゅんそう)秦翹(しんぎょう)三歳

D)桂花の十一女 荀粛(じゅんしゅく)金鐘(きんしょう)二歳

E)桂花の十二女 荀?(じゅんふ)橄欖(かんらん)一歳

 

引き続き、皆様からのリクエストを募集しております。

1・メインヒロインとなるキャラをご応募下さい。

メインヒロインのお話を二刃降臨までの前期とそれ以降の後期に分けました。

前期全員を終了後、後期を始めます。

2・『北郷二刃奮闘記』で二刃と絡むキャラを募集しています。

例:「二刃視点で貧乳党」  という感じでお願いします。

3・『聖刀くんの日常』で聖刀と絡むキャラを募集しています。

例:「聖刀視点で三羽烏」  という感じでお願いします。

4・おまけ参でのメインとなる子供達を募集しています。

シチュエーションのリクエストも大歓迎です。

以上の四点にリクエストの集計(TINAMI、Pixiv双方の合計)を振り分けますので、

よろしくお願いいたします。

今まで通り、リクエストに制限は決めてありません。

何回でも、一度に何人でもご応募いただいて大丈夫です。

 

ご意見、ご感想、ご指摘などもご座いましたら是非コメントをお寄せ下さい。

誤字脱字は雷起の反省を促す為、修正後も抜粋して晒しますw

 

 

 

 

今回のマヌケ晒しw

 

 

本城 謁見の間(現在は宴会場)

 

「二刃ちゃん、この子が私の娘で ((諸葛瞻|しょかつせん))だよ。真名は ((|))龍里♪」

「この子が ((?宏|ほうこう))、真名は ((藍里|あいり))だよ♪」

 

 

説明

得票数58の斗詩のお話です。
おまけ壱で『北郷二刃奮闘記』其の四 リクエスト:貧乳党   5票
おまけ弐で『聖刀くんの日常』其の参 リクエスト:桂花母娘 3票
おまけ参でリクエスト:愛羅、烈夏、光琳で親子鍛錬 2票
となります。

引き続き、皆様からのリクエストを募集しております。
1・メインヒロインとなるキャラをご応募下さい。
メインヒロインのお話を二刃降臨までの前期とそれ以降の後期に分けました。
前期全員を終了後、後期を始めます。
2・『北郷二刃奮闘記』で二刃と絡むキャラを募集してます。
例:「二刃視点で貧乳党」  という感じでお願いします。
3・『聖刀くんの日常』で聖刀と絡むキャラを募集してます。
例:「聖刀視点で三羽烏」  という感じでお願いします。
4・おまけ参でのメインとなる子供達を募集しています。
シチュエーションのリクエストも大歓迎です。
以上の四点にリクエストの集計(TINAMI、Pixiv双方の合計)を振り分けますので、
よろしくお願いいたします。
今まで通り、リクエストに制限は決めてありません。
何回でも、一度に何人でもご応募いただいて大丈夫です。

ご意見、ご感想、ご指摘などもご座いましたら是非コメントをお寄せ下さい。
誤字脱字は雷起の反省を促す為、修正後も抜粋して晒しますw

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コメント
メガネオオカミ様  朱里と雛里には八百一という邪念が有る所為かもしれませんねw【1】猪々子、音々、季衣、思春A 【2】八百一 【3】華琳の両親 【4】里帰り&お墓参り。それぞれ1票頂きました….〆(・ω・。)(雷起)
牛乳魔人様  斗詩は苦労が続いた分、幸せにしてあげたいと思っちゃいますねw 「貧乳力は伊達じゃない!」とか言い出しそうwww 前回と同じに1票づつ頂きました….〆(・ω・。)(雷起)
アルヤ様  防御力も高いですが、再生能力の高さとギャグ体質補正でしょうw殴られた傷は着地までに完治していると思われます。着地時の傷も戻ってくるまでに完治したようですwww(雷起)
終の竜様  【1】猪々子・季衣・鈴々A・雪蓮A・冥琳A、【2】断金コンビ・桃園三姉妹、【3】三羽烏、【4】里帰り&お墓参り(孫呉)・親子騎乗訓練・冥琳親子で親子将棋(親子鍛錬 文官編)それぞれ1票頂きました….〆(・ω・。) 文官の親子鍛錬は難しい話になりそうですなw(雷起)
終の竜様  ですよねぇwww (雷起)
咲実様  いつもありがとうございます♪ 聖刀視点の華琳に1票頂きました….〆(・ω・。) (雷起)
yosi様  丈夫なお腹の含めて『肌馬』なのかもしれません。 もう、これからは安心ですw 【1】翠A愛紗A【2】桃園三姉妹【3】三熟女。それぞれ1票頂きました….〆(・ω・。)(雷起)
神木ヒカリ様  自分も数年ぶりに赤い箱を開けましたw そんな外史も気になりますね。どこかに三次創作をしてくださる、奇特な方がいらっしゃいませんかねぇ。【1】いつもの【2】二刃視点はニャン蛮族【3】聖刀の日常もニャン蛮族。それぞれ1票頂きました….〆(・ω・。)(雷起)
殴って退場様  【1】稟・紫苑A、翠A、璃々A、雪蓮A、愛紗A、秋蘭A【2】桃園三姉妹、断金コンビ、夏侯姉妹、【3】は三熟女、璃々【4】親子騎乗訓練、里帰り&お墓参り。それぞれ1票頂きました….〆(・ω・。)(雷起)
殴って退場様  斗詩みたいに自分のキャラを犠牲にするくらいの優しさがないと麗羽のお守りは出来ないんでしょうねww 洗脳はきちんと解けたはず・・・・・まさか潜伏型の暗示が・・・。 桂花A用のネタも少しずつ増えてきましたw 弓とかも良さそうですね。(雷起)
ロドリゲス様  桂花の子供の数はこれで打ち止めにしようと思います。1ダース居れば充分かなと思いましてw その代わりこの後はデレ桂花にしてみたいですw(雷起)
孔明とホウ統でも書記長の座はまだ遠いのか……w さすが12人も産んだ荀ケ(はだうま)は格が違いますねwww リクエストは【1】猪々子、音々、季衣、思春A 【2】八百一 【3】華琳の両親 【4】里帰り&お墓参り でお願いします! (メガネオオカミ)
斗詩が幸せそうで良かった×2 桂花は12人も子供を生んでるのにビキニが着れる程の身体のラインを保っているのがスゴイ これが貧乳の力か・・・ リクは前回と同じでお願いします(牛乳魔人)
ぶっ飛ばされるほどの勢いで攻撃されてかすり傷一つ無しって、一刀の防御力はカンストでもしてるのか?(アルヤ)
リクは、【1】猪々子・季衣・鈴々A・雪蓮A・冥琳A、【2】断金コンビ・桃園三姉妹、【3】三羽烏、【4】里帰り&お墓参り(孫呉)・親子騎乗訓練と新リクで冥琳親子で親子将棋(親子鍛錬 文官編 的なw) 以上でよろしくお願いします。(終の竜)
面白い話でしたが、桂花の子供数に印象を全部持ってかれましたwww (終の竜)
今回も面白かったです。リクエストは何時もの聖刀視点の華琳でお願いします (咲実)
桂花のお腹は大丈夫なんだろうかと心配になってしまうw  リクは翠A愛紗A、桃園三姉妹、三熟女でお願いします。(yosi)
ハーフリングとか懐かしい響き。また、D&Dやりたくなったよ。 所で大人になった聖刀君が、別の外史の魏に降りたらどうなるんだろう。 リクはいつものと・二刃視点はニャン蛮族・聖刀の日常もニャン蛮族でお願いします。(神木ヒカリ)
長くなるので続きで、【1】稟・紫苑A、翠A、璃々A、雪蓮A、愛紗A、秋蘭Aで、【2】は桃園三姉妹、断金コンビ、夏侯姉妹、【3】は三熟女、璃々【4】は親子騎乗訓練、里帰り&お墓参りでよろしくお願いします。(殴って退場)
今回もツッコミどころ満載でww。やはり斗詩は苦労人体質で特に麗羽のせいでキャラが消されてしまっているような気がする。二刃はこれで正式に貧乳党員になったのだろうか…。そして桂花の子供が12人って…とうとうサッカーができるようになってしまったかww。親子鍛錬はこれから別バージョンでも続きそうですね。(殴って退場)
今更ながら桂花の子供の数にww最終的には何人に膨れ上がるのか?(ロドリゲス)
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