君がくしゃくしゃに折って

　　　　　高く投げ捨てた紙飛行機

　　　　　二度とその手は届かない

　　　　　　　今の君よりも

　　　　　　ずっと輝いていたよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が((只|ただ))のガラス玉と言って

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吐き出した飴玉は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君の目に映らなくなっただけで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇宙を宿してる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が　靴紐が切れたからと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脱ぎ捨てた運動靴で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今まさに　走り始める人が居る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なのに君は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　年老いた君は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　観客席に埋もれて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夢の麻薬売りにぶら下がる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手を叩いては喜んで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次を次をと((囃|はや))してる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　すり替えた顔で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　がらくたをぶちまける

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その顔で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私の前に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二度と立たないでね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全ては過ちだったと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いとも簡単に投げ捨てた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たったそれだけの人の隣に

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　((一時|いっとき))でも居ただなんて気付くのは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あまりにも寂しすぎるから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あまりにも哀しすぎるから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仲((好|よ))し小((好|よ))しはもう終わり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　((止|や))めないでね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君が((止|や))んでしまうから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　辞めないでね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　君を辞めてしまうから