ハイスクールD×D BWK
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第0章 

 

 

俺、話し合いました。

 

 

 

――――今思えば、『アレ』が俺と『アルビオン』との初めて交わした最初の会話だったな。

 

 

そして、俺と『アルビオン』が色々と話し合って……『最強の白龍皇』になって行くと決めた切っ掛けの日でもあった。

 

 

でも、同時に俺が『ある真実』を知った日でもあったんだ。

 

 

 

一誠side

 

 

俺は、驚きで頭が一杯だった。

 

 

一誠「「白い龍<バニシング・ドラゴン>」の『アルビオン』」

 

 

『二天龍』の片割れである……「白い龍<バニシング・ドラゴン>」で「白龍皇」の『アルビオン』が俺に話かけて来たからだ。

 

 

「原作」で一誠は『赤龍帝』である「ドライグ」と話せる様になるのに、大分時間が掛かっていた。

 

 

その原因は、一誠自身の「基礎不足」によって『ドライグ』の声を聞く事が出来なかったからだ。

 

 

だから、一誠に憑依した俺も一誠同様……「基礎不足」が原因で『アルビオン』と話せる様になるのは大分先だと思っていたのに・・・・・・。

 

 

一誠「まさか……こんなに早く話せる様になるだなんて」

 

 

予想外の事態に俺は興奮しつつも、混乱してしまった。

 

 

アルビオン『混乱している様だが、私の質問に答えて貰えると助かるのだがな』

 

 

っと、『アルビオン』が話かけて来た。

 

 

一誠「…ッ! わ、悪い。 こっちも急な出来事で驚いてしまったんだよ。 『アルビオン』と話せる様になるのは、まだ大分先だと思っていたからさ」

 

 

話かけて来た『アルビオン』に、俺はそう説明した。

 

 

アルビオン『……そうか。 では、先程の質問に話を戻そう。 貴様は何故「神器<セイクリッド・ギア>」の事を知っているのだ? しかも、『私』の事や『赤いの』……『ドライグ』の事まで詳しく知っているみたいだしな・・・・・』

 

 

俺の説明を聞いて『アルビオン』は状況を理解してくれた様だ。

 

 

だが、同時に俺が「自分」の事と「ドライグ」の事を知っているのかを聞いてきた。

 

 

・・・・・出来れば、言いたくないんだけどな〜。 (-_-;)

 

 

『原作』の二人がどんな風になっているのかを知っているが故に・・・・・( ̄◇ ̄;)

 

 

「悲劇」という名の「喜劇」で、「喜劇」という名の「悲劇」という『アレ』を。

 

 

アルビオン『……? どうした? 話せない訳でもあるのか?』

 

 

俺が黙っていると、『アルビオン』が話かけて来た。

 

 

一誠「いや〜ねぇ〜、話せない訳じゃないんだけど……聞かない方が身の為というか〜、『ソレ』を聞いた『アルビオン』が「物凄く落ち込んで、泣く事になるよ?」っていうか〜」

 

 

俺は頬を掻きながら、遠まわし的な言い方で『アルビオン』に伝える。

 

 

アルビオン『? 何の事だ?』

 

 

俺が、何の事を言っているのか理解が出来ない『アルビオン』

 

 

まあ、確かに「これで理解しろ」という方に無理があるよな。

 

 

でも、いずれは通る道で……何時かは知る時が来る訳で……それがたまたま今日だったという事だ。

 

 

だから・・・・・・・・

 

 

一誠「……『アルビオン』最初に言っとくけど、ゴメン。 これも、一つの現実だと思って諦めてくれ」

 

 

アルビオン『????? 貴様は、一体何を言っているんだ?』

 

 

俺の言葉を聞いて『アルビオン』は……ますます訳が分からず、混乱している様だった。

 

 

無理もない。

 

 

一誠「良いか? よく聞いてくれ。 実はな・・・・・・・」

 

 

そして、俺は話した。

 

 

俺が何者であるのかを・・・・・・

 

 

別の世界から来たことを・・・・・・・

 

 

そして、『ハイスクールD×D』という物語の事を・・・・・・・・

 

 

『アルビオン』に全て話した。

 

 

ライバルである、『ドライグ』が『乳龍帝』やら「おっぱいドラゴン」と呼ばれている事に、「平行世界」での『アルビオン』の宿主である「ヴァーリ・ルシファー」の不用意な発言が基で北欧神話の神である「オーディン」に『ケツ龍皇』という「不名誉」な「あだ名」をつけられてしまった事や心労が絶えず、一時は「失語症」にまで陥っていた事に『ドライグ』と同じく「カウンセリング」を受けている事を含めた話を。

 

 

 

 

 

 

その結果・・・・・・

 

 

 

 

 

 

アルビオン『kじゃ;ほhふぁおほえてょあはふぉfもうぇじょgjfけidsf』

 

 

 

 

 

『アルビオン』が完全に壊れました。

 

 

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一誠「おい! アルビオン! しっかりしろ! 気をしっかり持つんだ!? アルビオン、アルビオーーーーーーーンッッ!!!」

 

 

自分の左手の甲に向かって、叫ぶ俺。

 

 

同時に、やはり「こうなったか」っと俺は後悔した。

 

 

アルビオン『大乗bだぴょん。 バおくは、ぜんzn大城部ダ……yo!』

 

 

何故か、最後がラップ口調だった。

 

 

一誠「おいーーー! 全然、大丈夫じゃねえじゃねえかwwwwwwwwwwww!? Σ(゚д゚lll)」

 

 

俺は、「アルビオン」の名前を叫びながら呼びかける。

 

 

しかし・・・・・・・

 

 

アルビオン『くぁwせdrftgyふじこlp★○◇▼×?♯』

 

 

「アルビオン」が、「恋姫†無双」の「馬超孟起」こと『翠』が照れた時とかに言う「翠語」を言い出した。

 

 

一誠「アルビオーーーーーーーーーーン!?」

 

 

俺は、涙目になりながら「アルビオン」の名前を叫び続けた。

 

 

しかし、「アルビオン」が元に戻る事は無く・・・・・・・

 

 

それから、しばらくの間……「アルビオン」は壊れたままだった。

 

 

 

その間に起きた事を説明しよう。

 

 

 

『アルビオン』が壊れてから数十分後、一誠の両親が担当の先生と共に売店で買った食べ物と飲み物を持って戻って来た。

 

 

幸いな事に『アルビオン』は「神器」の奥底に潜ってしまった見たいで、声は聞こえない状態になっていた。

 

 

――――正直、助かったよ。

 

 

これで、大声で騒がれていたら言い訳のしようもなかったからな。

 

 

先生の診察を受けた俺は「特に問題が無い」と診断され、「退院して大丈夫です」っと、許可を頂いた。

 

 

その結果を聞いた一誠の両親と俺は安堵した。

 

 

取り敢えず、腹が減っていた俺は一誠の両親が買って来てくれた食べ物と飲み物を頂いた。

 

 

無事に退院した俺は一誠の両親と共に「タクシー」に乗って、一誠の家に向かった。 一誠の自宅に向かう途中で「タクシー」の中から見える街の景色を見ながら、俺は本当に「ハイスクールD×D」の世界に来たのだと……改めて、理解した。

 

 

一誠の自宅に無事に到着し、俺は「疲れたから部屋に居る」っと……一誠の両親に告げて一誠の部屋がある二階に向かった。

 

 

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そして、一誠の部屋に向かった俺は……一誠の部屋を見て愕然とした。

 

 

その理由は、部屋の散らかり様が余りにも酷かったからだ。

 

 

まあ、子供ならこれが当たり前なのだろうが……「ゲーム・玩具・漫画」等は、まだ良いとしてもだ。

 

 

何故、『此処』に「兵藤一誠」の『代名詞』とも言うべき『エロ本』が置いてあるんだよ!

 

 

一誠「『アイツ』……絶対、どっかに落ちていたのを持って帰って来やがったな!?」

 

 

『一誠』に対して、俺が怒りを覚えたのは言うまでも無いだろう。

 

 

とはいえ、今日から『此処』が俺の部屋になるのだから何とかしなければ行けないのも事実だった。

 

 

『仕方が無いな』っと、思いつつ……俺は「要る物」と「要らない物」に分けて片付けを始めた。

 

 

多い様に見えて割と少なかったおかげか、直ぐに片付けは終わった。

 

 

因みに、『一誠』の拾って来た「エロ本」は処分はするが・・・・・・・

 

 

今見ている最中だった。

 

 

えっ? 『何で、「エロ本」を見てるんだよ!?』って?

 

 

いやね〜、この手の本とかに関わらず「懸賞」のヤツとか、「クロスワードパズル」が付いたヤツがあるじゃない?

 

 

俺、結構そういうのが好きでさ〜。 良くそういうのが付いている本とかを買っていたのよ。

 

 

ついでに言えば、「エロ要素」は別として……結構可愛いイラストで書かれた漫画が載っていれば「ソレ」目当てで買う時もあるし、本の最後の方に「アニメや漫画のキャラクター」の「イラスト投稿」があるからそういうの目当てでも買う時がある。

 

 

後、幸いな事に『一誠』の部屋にあった、このエロ本は……まだ最近の物らしく応募期限の締め切りに余裕がある物だった。

 

 

因みに、他の漫画の中にも「応募期限」に余裕がある物があったので、そっちの方も書いて出そうと思っている。

 

 

当たる確率は、余り高くは無いだろうけど……それがまた良いんだよな。

 

 

で、大体の内容を見終えた俺は『一誠』が使っている机の上で「クロスワードパズル」があるページを開いて、問題を解きながら記入している最中だった。

 

 

肝心の「景品」に関してなのだが、何故か……景品に関する部分が塗りつぶされてしまっていて、読み取ることが出来なかった。

 

 

印刷時でのミスなのか?

 

 

又は「一誠」自身が、「景品」が「エロい物」であった為にバレない様に敢えてこうしたのか?

 

 

等と、疑問が生じたが……考えてもしょうがないので、俺は放置して置く事にした。

 

 

そうこうしている内に「クロスワードパズル」を全て記入し終えて、クイズの答えを記入した。

 

 

伊達に、この手の物を解いて来てはいないからな。( ̄ー ̄)

 

 

一誠「後は、「ハガキ」を買って来て「ポスト」に出せば良いだけだな」

 

 

っと、思っていたんだが……「一誠」が使う机の引き出しの中から相当な数の「ハガキ」を見つけた。

 

 

どうやら、「一誠」も「懸賞」目的でハガキを買っていた様だ。

 

 

一誠「これは、買いに行く手間が省けたな」

 

 

御蔭で、助かったから「良し」としよう。

 

 

こういうのは……気にし始めたら、キリがないかなら。

 

 

そう考えつつ、俺は「ハガキ」に『応募用紙』を貼り終える。

 

 

一誠「さて、次は何をするかな?」

 

 

部屋の掃除は済ませたし、「懸賞応募」の方も終えたし・・・・・・

 

 

そう考えながら、一誠の部屋を見回す。

 

 

其処で、ふと気が付く。

 

 

一誠「アレ? 学校の鞄が無い?」

 

 

っと、言うことは・・・・・・・

 

 

一誠「まだ一誠は、小学生にじゃないのか?」

 

 

少し、意外だった。

 

 

一誠「てっきり、小学生くらいの「一誠」に憑依したと思っていたんだがな」

 

 

でも・・・・・・

 

 

一誠「その御蔭で、出来る事が増えたな」

 

 

主に、「原作介入」がな・・・・・・・

 

 

一誠「なら、「原作介入」に関する事を考えておくか」

 

 

机の引き出しから未使用のノートを取り出して、俺は今後の「原作」関連での計画をノートに書いていった。

 

 

そして、一誠母が「晩御飯の準備が出来た」と告げるまで……その事を考え続けるのだった。

 

 

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その日の夜・・・・・・・

 

 

始めて食べた一誠母のご飯は美味しかった。

 

 

特に、「おかず」にあった唐揚げは絶妙な揚げ方で美味しかった。

 

 

それからしばらくして、俺は風呂に入ってスッキリして部屋に戻った。

 

 

アルビオン『……スマン、『柾棟』。 迷惑を掛けたな、本当に済まない』

 

 

一誠「いや、気にしなくて大丈夫だ。 俺の方にも責任の一端があるしな」

 

 

というか、『原因』その物なんだけどな。

 

 

あれから、何とか『アルビオン』は立ち直ってくれた見たいで、マトモな会話が出来る様になっていた。

 

 

※因みに、『アルビオン』には二人だけの時は……俺の事を「一誠」ではなく『柾棟』と呼んでくれと言ってある。

 

 

アルビオン『しかし、「ハイスクールD×D」……か。 正直、未だに信じられんよ。 私や「赤いの」……『ドライグ』が登場する物語が存在するというのがな」

 

 

まあ、それはそうだろう。

 

 

実際、何処の誰とも知れぬ輩が目の前にいて、ソイツが「私は貴方が登場する物語を知っています」何て言われたら「コイツ……頭がイカレてるんじゃねえか?」って思うよな。

 

 

俺が、その立場なら絶対にそう言うな。

 

 

一誠「『ソレ』を否定したい所だけど、俺自身がその生き証人見たいなもんだからな。 否定は出来ないよ」

 

 

「アルビオン」の感想を聞いた俺はそう返した。

 

 

アルビオン『フッ……そうだったな』

 

 

それを聞いた「アルビオン」は、笑いながら答えた。

 

 

一誠「それで……さ、 話を戻すけど「アルビオン」に幾つか「質問」というか、聞きたい事があるんだが答えてくれないか?」

 

 

アルビオン『……私に答えられる範囲でなら構わないが?』

 

 

俺が話を戻して、「幾つか質問したい事がある」と言うと……「アルビオン」は答えられる範囲であれば構わないと答えた。

 

 

一誠「ありがとう。 まず、最初に聞きたいのは『神』や「三大勢力」に関する事を聞きたい。 一応、さっきも話した通り「原作」で大体の事は知ってはいるけど……それはあくまでも俺が知っている範囲での話だ。 だから、「違い」とか「ズレ」が無いかどうかが知りたいんだ」

 

 

「アルビオン」に礼を言いながら、俺は最初の質問をした。

 

 

それを聞いた、「アルビオン」は・・・・・・

 

 

アルビオン『その件に関しては、説明するが……私も柾棟に言わなければいけない事がある』

 

 

一誠「何だよ? 急に改まって?」

 

 

「アルビオン」は、急に改まる。

 

 

アルビオン『実はな……私も・・・・・柾棟と『同じ』なのだよ」

 

 

一誠「……はっ?」

 

 

俺は一瞬、我が耳を疑った。

 

 

何故なら・・・・・・

 

 

それ程までに、「アルビオン」が告げた言葉は・・・・・・・・

 

 

アルビオン『実は……私も、柾棟と同じ様に『この世界の住人では無い』と言ったのだ』

 

 

俺の予想を超える物だったからだ。

 

 

 

 

一誠side 終了

 

 

 

 

次回に続く。

説明
どうも、今晩は劉邦柾棟です。

漸く、「ハイスクールD×D」の続きが完成しました。

今回の話では、原作を知っている人なら良く解る内容になっています。

一言で言えば「犠牲になったのだよ。 二天龍は」これに尽きます。

そして、次回に続くと・・・・・・。

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コメント
憑依者じゃないの?だって別世界のアルビオンがこの世界のアルビオンに憑依してるんじゃないんですか? 次回の更新がいつになるのかわかりませんが更新頑張ってください。(ジン)
ジンさん<御連絡、ありがとうございます。 別のサイトで無くなって以降、そのままにしていたので他のサイトでやっているとは気づきませんでした。 てっきり、他の所で投稿していても「「タイトル」も変わっているだろう」って思っていましたからね。 早速、見てきます。(劉邦柾棟)
其処で、無いなら自分で書こうと思い書き始めた次第です。 初期の段階では、「赤龍帝」の設定を少しイジった程度の内容でしたね。 『アルビオンも憑依者』と書かれていますが、残念ながら違います。 既に伏線は以前の話で張ってあります。 良く見直して見れば解ると思いますよ? 他の質問に関しては以降の展開にご期待下さい。(劉邦柾棟)
FC2で更新停まってますけどありますよ^^『兵藤一誠は白龍皇』多分普通に検索すれば出てきます(ジン)
ジンさん<コメント、ありがとうございます。 気に入って頂けた様で嬉しい限りです。 以前、別のサイトで「白龍皇」になった一誠の「二次小説」があったんですが、色々な事情で無くなってしまいました。 『赤龍帝』or「それ以外」の一誠はあるのですが、「白龍皇」だけはありませんでした。(劉邦柾棟)
出来れば小学校を卒業するまでに白銀の極覇龍クラスまで至ってもらいたいです。 別に無理にグレモリー眷属にする必要もないと思うので^^; あとBWKって何の略称なんですか? 次回の更新も待っているので頑張ってください。(ジン)
はじめましてジンです。最初はオリ主ってタグがあったので敬遠してましたが読んでみたら一誠に憑依する小説でしたので最初から読みました^^ そしてまさかのアルビオンも憑依者だったことに驚きです^^ あとはこの一誠がどこまで強くなるのか楽しみですね (ジン)
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オリ主 ハイスクールD×D 二天龍 ケツ龍皇 乳龍帝 おっぱいドラゴン 不名誉という名のアダ名 憑依 一誠 悲劇という名の喜劇 

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