北郷外史伝 戦闘開始
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  ストライクウィッチーズ第三分隊拠点ローデベルデ基地

 

 ミーナからの辞令が下って早3月、芳佳達はローデベルデ基地での訓練に勤しんでいた。

 

 芳佳「はぁ、はぁ、坂本さん、もう、だめ、です」

 

 美緒「宮藤、服部をよく見ろ。平気な顔をして走ってるだろう」

 

 芳佳「はぁ、静夏ちゃんは、はぁ、おかしいんですよ、はぁ」

 

 バルクホルン「否定はできんな。もう100キロ走ってるだろ、あれ」

 

 バルクホルンの目の先にはまるで平気な顔をして走る静夏の姿がある

 

 美緒「・・・・さすがの私もあれには驚き、と言うより引いてるぞ」

 

 静夏「はぁ、はぁ、ふぅ〜。宮藤さんもうばてたんですか?」

 

 美緒「服部、まだ走れるのか?」

 

 静夏「はい!」

 

 バルクホルン「・・・・扶桑のウィッチは化け物か」

 

 3人「それは失礼だ(です)!!」

 

 バルクホルン「そうか?ナイル川を戦艦で((溯上|そじょう))するぐらいだし・・・・」

 

 3人「・・・・(否定できない!!)」

 

 ウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

 

 4人「!?」

 

 バルクホルン「ネウロイだ!ブリーフィングルームに急ぐぞ!!」

 

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  北郷邸 リビング (北郷邸特殊能力により現在成層圏に居ます)

 

 一刀「どうだ?ネウロイの反応はあるか?」

 

 リニス「ん〜今の所反応は無しですね」

 

 アリシア「材料は後2個まで来てるけどあれ以降ぱったりと反応なくなったからね」

 

 プレシア「さあ皆、おやつのどら焼きですよ。」

 

 華琳「むぐ・・・おいしいわよ」

 

 一刀「華琳・・・・本当に変わったなぁ・・・はむ、ん〜うまい!」

 

 リニス「本当、おいしいですね。このどら焼き」

 

 アリシア「ほんとほんと、ほいしいほいしい」

 

 リニス「アリシア、口にものを入れて話すのははしたないですよ」

 

 一刀「それにしても于吉の奴何処に居るのか・・・今までのネウロイには奴の反応はなかった。まあ、あいつの事だ巣にでも籠って根暗な事考えてるんだろ」

 

 華琳「そうね、駄メガネだしね」

 

 リニス「そこまでの人なんですか?」

 

 一刀「・・・左慈曰く『ただ一言“ひどい”とだけ言っておこう』って言ってたしね」

 

 アリシア「何そのダメンズ・・・」

 

 華琳「複数形は間違って・・・・無いわね、今は・・・」

 

 システム「エマージェンシーコール!エマージェンシーコール!指定反応複数探知!コンディションレッド!コンディションレッド!」

 

 全員「!?」

 

 プレシア「反応数3、出現場所の座標セット完了、転送シークエンス開始、送ります」

 

 アリシア「アイキャッチ、座標確認、魔力注入開始。各デバイス端子正常」

 

 リニス「座標点異常なし、各プログラムオールグリーン。転送シークエンス最終段階に移行安全装置解除、最終確認送ります。」

 

 プレシア「確認したわ。一刀、華琳ちゃん。準備は良い?転送するわよ。」

 

 二人「((了解|ヤー))!!」

 

 プレシア「転送・・・・・開始!!」

 

 その掛け声と共に転送装置から一刀と華琳の姿が消えていく。

 

 3人「逝ってらっしゃい」

 

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  ネウロイ出現地点から5キロ離れた地点

 

 一刀「こいつら・・・今までのネウロイと違うな。」

 

 華琳「ええ、この世界の兵器やそれに近い姿をしてきたのが・・・・これは・・・」

 

 一刀「よりにもよって・・・・“あいつ”の姿を模すとは・・・于吉、俺を怒らせたいようだな。」

 

 華琳「“ヴリトラ”が3体・・・・か。二人じゃきつくない?」

 

 一刀「ああ・・・一人一体がせいぜいだな・・・もう一体相手出来るやつが欲しいな」

 

 華琳「・・・・反応が4っつ。ウィッチね」

 

 一刀「確か報告には芳佳、静夏、バルクホルン、サーニャの4人だったか?」

 

 華琳「ええ、基地には美緒って女性も居る筈よ?」

 

 一刀「なら一体は4人に任せよう。通信回線に割りこめるか?」

 

 リニス『問題ありません。アリシア』

 

 アリシア『了解。対象周波数調査開始・・・完了。周囲ジャミング完了。その他周波数シャットダウン。周波数改ざん完了。通信回線開くよ』

 

 一刀「あ〜あ〜、マイクテス、マイクテス。ストライクウィッチーズの4名聞こえるかな?」

 

 バルクホルン『!?何者だ!!』

 

 一刀「こちら・・・・え〜と・・・・蒼天十字軍所属、北郷一刀です。対象ネウロイは3体で今までのネウロイと形状もおそらく戦力も違うと思われるので共闘を打診したいいんだけどどうだろう?」

 

 バルクホルン『蒼天十字軍だと?扶桑の秘密部隊か何かか?』

 

 一刀「ちょっと違う。俺たちは何処にも所属していない。説明などはネウロイを倒した後できっちり説明する。もちろん我が家に招待するよ。」

 

 バルクホルン『・・・・確かにこちらは新人を含めた4人、3体同時に当たるのは得策じゃないが・・・』

 

 一刀「なら交渉成立ってことで。一体は放置するから頼むよ?」

 

 バルクホルン『わかった。持たせてくれよ!』

 

 一刀「了解」

 

 華琳「いいの?」

 

 一刀「この状態、于吉も焦ってると思う。思いのほか俺達がこの世界に適合したのがあいつにとって予想外だったんだろう。時間の流れがもしかしたら向こうとそう変わらないのかも」

 

 華琳「もしかした向こうがひどい有様になっていないわよね」

 

 一刀「どうだろう。普通の管理者は介入できないらしいし・・・今は出来るだけ早く戻る事を考えないと」

 

 華琳「そうね・・・・!?ネウロイを射程圏内に捕捉。攻撃開始するわ」

 

 一刀「了解」

 

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  ネウロイ出現地点から8キロ地点

 

 バルクホルン「よくわからないが・・・明らかに扶桑名に聞こえたな。美緒聞こえるか?」

 

 美緒『ああ、聞こえていた。正直信じられんが・・・私は北郷と言う性に聞き覚えがある』

 

 バルクホルン「何?」

 

 美緒『ああ、私の剣の師匠だ。((北郷章香|ほんごうふみか))と言う』

 

 バルクホルン「親類縁者か?」

 

 美緒『わからん。会って確かめる他ないだろう』

 

 バルクホルン「了解だ。今はネウロイ殲滅に専念する」

 

 美緒『気を付けろ。彼の言った事が正しいならかなり手強い相手なはずだ』

 

 バルクホルン「了解!聞いてたな、かなり手強い相手らしいが気を引き締めていくぞ!」

 

 3人「了解!!」

 

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  一刀側

 

 一刀「逝くぞ神葬!はぁぁぁぁ!!」

 

 がきぃぃぃん

 

 一刀「な!?堅い!!」

 

 神葬の一撃を耐えるネウロイに一刀は顔をしかめる

 

 一刀「華琳!!こいつらの耐久力尋常じゃないぞ!!」

 

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  華琳側

 

 華琳「まずは小手調べね。シアンイグニス、モードロングバレル。弾薬選別・・・貫通特化の属性は氷で逝きましょう。アイシクルランサー・・・・シューーーーーーーーート!!」

 

 ヒュウウウウウウウウウウウウウン・・・・・ズドオオオオオオオオオオオオオ

 

 ネウロイ「キュオオオオオオオオオオオオオ」

 

 華琳「・・・・な!?ほとんど無傷じゃない!!」

 

 一刀『華琳!!こいつら耐久力尋常じゃないぞ!!』

 

 華琳「こっちも確認したわ!これは急いだ方がいいようね。あの子たちの装備じゃ・・・死ぬわ!!」

 

 一刀『分かってる!リミッターを解除してやってみる!!』

 

 華琳「了解よ」

 

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  一刀側

 

 華琳『こっちも確認したわ!これは急いだ方がいいようね。あの子たちの装備じゃ・・・死ぬわ!!』

 

 一刀「分かってる!リミッターを解除してやってみる!!」

 

 華琳『了解よ』

 

 一刀「・・・神葬、ファーストリミッター解除。」

 

 ネウロイ「キュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」

 

 ズアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

 

 一刀「はああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

 ネウロイのビームを接近しながらかわしていく一刀

 

 一刀「斬空刀!!空間ごと真っ二つになれーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

 ぶぉん!!ズギャアアアアアアアアアアアアアアアン

 

 ネウロイ「ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン」

 

 一刀「核は何処だ!!でりゃりゃりゃりゃ!!!!」

 

 ぶん、ぶん、ぶぉん!!

 

 ネウロイ「キュオオオオオオオオオ、キュオオオオオオオオオオオオオオオン」

 

 一刀「あった!!でぇええええええええええええええええい!!」

 

 ぱきゃあああああああああああん

 

 一刀「はぁ、くそ・・・核を手に入れそこなった・・・・華琳、そっちはどうだ?」

 

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  華琳側

 

 華琳「あの堅さは厄介ね。それなら・・・・耐久力をうまく下げればいいわけじゃない?」

 

 ネウロイ「キュアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

 華琳「無駄よ・・・私のシールドはこの世界の芳佳より堅いわよ?」

 

 ガキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン

 

 華琳「まずは・・・火炎放射じゃ火力に乏しいわね。シアンイグニス、モードバースト。弾薬属性強化、属性は火。ドラゴンブレス!!」

 

 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

 

 ネウロイ「ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」

 

 華琳「続けて属性水。アイシクルレイン!!」

 

 ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

 

 ネウロイ「キュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン」

 

 華琳「いい感じにボロボロになったわね・・・スカーレットコフィン、眼を覚ましなさい!!」

 

 ズオオ

 

 華琳「絶!・・・・・核はこの辺りかしら?ふっ!!」

 

 ぱきゃぁぁぁぁん

 

 華琳「・・・・ビンゴ・・・・はよろしくなかったかしら?壊しちゃった」

 

 一刀『華琳、そっちはどうだ?』

 

 華琳「ああ、一刀。こっちは片付いたわ。核は手に入らなかっただけど・・・」

 

 一刀『ああ、こっちも駄目だった。どうも細長いと核の位置がつかみにくいな・・・』

 

 華琳「場所は?私の所はちょうど頭の付け根あたりだったわ」

 

 一刀『ああ、俺もそのあたりだった』

 

 華琳「ならあの子たちの方のネウロイの核を狙いましょう。あの子たちにも事情を説明するんでしょう?」

 

 一刀『ああ、そうだな。ならまず合流しよう』

 

 華琳「ええ、そうしましょう」

 

 こうして、まず二人は合流を果たしすぐに芳佳達の戦闘空域に向かって飛んで行った。

 

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あとがき

 

 さて、ネウロイとの戦闘がはじまりましたが結構終盤です。

 

 作者は基本クライマックスが好きですので、過程をほぼ無視してます。

 

 そんな作品お嫌いでっか?そんなん知らんがな

 

 さてこの戦いはまだ第一部、第二部は次回に持ち越しです。

 

 次回は芳佳達と邂逅ですね。頑張って妄想を広げていきましょう。チェリオー!

 

 

説明
羽生なのです
連投ですね
このままクライマックスを続けましょう
では本編どうぞ
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コメント
使ってるのを見た時のウィッチーズの反応が楽しみです。(俊)
美緒の師匠の北郷章香が一刀に関係があるのか、次回が楽しみですね。と言うか、男が魔法をp(俊)
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恋姫†無双 北郷伝 北郷一刀 ストライクウィッチーズ 

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