魔法少女リリカルなのはStrikerS 魔導師達のレヴュー 第3話 機動六課
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なのはとフェイトに保護された3人は、機動六課のヘリコプターに乗ってなのはとフェイトが3人にわかりやすく機動六課と時空管理局について説明した。

 

 

「まあ簡単に言えば軍事力を警察という事か?」

 

なのはとフェイトの説明を大体わかった様子で答えるミノル。

 

「まあ、そういう事です」

 

納得してくれてよかった様子で少し笑顔をこぼしながら話すなのは。

 

「まさか19でそんなハードな職場を、ね…」

 

実はなのはとフェイトの年齢を三人は既に聞いており、ヤマトは腕を組んで感心していた。

 

するとフェイトがある質問を三人にぶつけてみた。

 

「あの…あなた方三人に質問いいかな?」

 

 

「なんですか?」

 

返事をするアキラ達に恐る恐るある事を口に出したフェイト。

 

「三人の年はいくつですか?」

 

「「「年?」」」

 

フェイトに年齢を聞かれ、少し考え込む三人だったが、最初に口を開いたのはミノルだった。

 

「22歳だ」

 

「「!!!」」

 

ミノルは自分の年齢(もちろん嘘)をキリッとした表情で言いそれを聞いて驚く2人だったが、続くかのように2人も口に出した。

 

「二十歳です」

 

ミノルのようにキリッとした表情ではなく何気ない顔で言うアキラ。

 

「18です!」

 

逆にヤマトは元気よく年齢(嘘)を言った。

 

「そうなんですか、ヤマトさんが私達より年下だなんて」

 

「ow…」

 

三人の年齢を聞いて特にヤマトの年齢が自分より下だという事に意外な顔で答えるフェイトに少しヤバッと思ったヤマト。ヘリコプターの中は少し話しで盛り上がっている途中で、目的地が見えてきた。

 

 

「あれが私達機動六課の隊舎です」

 

見えてきたのは機動六課の隊舎、言わば機動六課の拠点であり、ヘリはヘリポートに着陸してミノル達はヘリから降りた。

 

「ご苦労様です!」

 

そこにいたのは眼鏡をかけ、いかにも博士というイメージの少女が手を振りながらやって来た。

 

「あっ!私はフェイトさんの執務官補佐のシャリオ・フィニーノといいます!よろしくお願いします」

 

「俺はミノル」

 

「僕はアキラ」

 

「自分はヤマトです」

 

シャリオの自己紹介に、三人はシャリオに便乗するかのように自己紹介をした。

 

「それじゃあ…まずはあなた方のデバイスを調べてもいいですか?」

 

「「「えっ?」」」

 

目を輝かしながら言うシャリオの言葉に呆然とする3人。

 

「はっ!いえ…あなた方のデバイスはどういった物なのか調べるだけです」

 

少し焦った様子でシャリオが言うとアキラが真っ先にライテイを彼女に渡した。

 

「はい…兄さんもヤマトも」

 

「ああ…わかったよ」

 

そう言ってミノルもエンテイを渡した。

 

「アキラ様がそう言うなら」

 

続けてヤマトもラヴァージを渡した。

 

「ではお預かりいたします」

 

そう言ってシャリオは隊舎に入っていった。

 

 

「それでは早速行きましょう」

 

そう言って歩き出す一同。

 

「どこにですか?」

 

フェイトの言葉にヤマトがそう言うとなのはがくすっと笑いながら振り向く。

 

「機動六課の部隊長で私達のお友達です」

 

 

 

 

 

 

 

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そしてミノル達がなのはとフェイトに連れられ、部隊長室に到着した。

 

コンコン

 

「は〜い」

 

ノックすると扉の向こうから返事がした。

 

「はやてちゃん、通信で話した三人を連れてきたよ」

 

さっきまでの真剣な態度から一変、まるで友達感覚で言ってドアを開けるなのは。

 

ドアを開けるとそこには10人近く入るくらいの広さでその奥に大きい机にどこぞの社長が座っていそうな椅子に一人の少女が座っていた。

 

「はじめまして…私が時空管理局古代遺物管理部機動六課課長、本部隊舎総部隊長八神はやてです」

 

はやてという少女はミノル達に一礼して挨拶をした。

 

「どうも…はじめまして」

 

ミノル達も彼女と同様に一礼して挨拶し、ソファーに座る。

 

「それじゃあ…自己紹介をお願いします…」

 

ソファーに座りながらはやてが言うとヤマトは彼女のある事に気づき、挙手をした。

 

「あの〜」

 

「はい?」

 

ヤマトの言葉に反応し、はやてがヤマトを見る。

 

「そう固くならなくてもかまいませんよ?」

 

「えっ?」

 

ヤマトの言葉に少しビックリしたはやて。

 

「我々は特にこの世界では偉人やら上司とかじゃないんで…構いませんよね?」

 

そう言ってミノルとアキラに振るヤマトに二人は少し笑った。

 

「そうだな…別に気にすることないし…」

 

「ええ…そうですね」

 

2人の言葉に無言になるはやて。そして…

 

 

 

 

 

「ぷはーホンマに堅苦しいのは慣れへんよ〜」

 

スカッとした様子でバリバリの関西弁を喋るさわやかな笑顔のはやて。

 

「せやけどようわかったな…どこでわかったの?」

 

疑問に思ったはやてがヤマトに聞いてみた。

 

「いや〜そういう雰囲気っていうんですかね?何か無理してるみたいな感じで?そこにちょっと共感したっていうか…」

 

少し笑顔をこぼしながら話すヤマト。

 

「ああ…そういえば俺たちの自己紹介まだだったな?」

 

気づいたミノルがそう言って立ち上がった。

 

「俺の名前はミノル、よろしく」

 

ミノルの挨拶に続いてアキラも立ち上がった。

 

「アキラです、お見知りおきを」

 

落ち着いた様子で挨拶を終えると、ヤマトが立ち上がる。

 

「自分の名はヤマトです!よろしくです!!」

 

元気良く挨拶をしたヤマト、挨拶を終えると三人はソファーに座る。

 

「ところで…自分達はどうなるんですか?」

 

座ってまもなくヤマトがはやてに質問をぶつけた。

 

「一応、保護する形やけど…」

 

何か腑に落ちない回答するはやてに少し苦い顔をするヤマトだが、何かを察したミノルとアキラ。

 

「・・・デバイスを持っているからか?」

 

「・・・」

 

ミノルの一言に無言で頷いてしまうはやて、なのはとフェイトも確信を言われてそわそわし始めた。

 

「保護するといっても保護した次元漂流者がデバイスを持っている、しかもあの…何だっけ?」

 

「ガジェットだよ兄さん」

 

横から助言するかのようにつっ込むアキラ。

 

「そうそうガジェットだ…そのガジェットを倒せて、デバイスを持っている次元漂流者、管理局はどう思ってんのかな?」

 

ミノルの言葉に無言で聞くなのは達。

 

「これは勝手な想像だけど…おそらく管理局は俺達を欲しがっている…俺達の力だけ」

 

「そ!それは…」

 

ミノルの発言になのはが食いつくかのように止める。

 

「私達はあなた方のことをそんな風に思っていません!」

 

「あなた達が思っていなくても、機動六課の上の存在がどう思っているのか、彼女は知っているようですが?」

 

アキラはそう言って真剣な眼差しではやてを見る。

 

「はやて…まさか」

 

フェイトが困った様子ではやてに問いかける。

 

「うん…あれは、なのはちゃんたちが来る数分前のことやった」

 

そう言ってはやてが苦い顔で語り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なのは達が部隊長室に来る数分前』

 

 

「なのはちゃん達が連れて来る人はどないな人やろ?」

 

ミノル・アキラ・ヤマトが来るのを楽しみにしていた時だった。

 

すると…はやての元にはやての上司で本局があるメールが入ってきた。

 

『八神部隊長、君の部隊に保護する三人だが…ガジェットを数機倒し、デバイスを所持している事が判明している…そこでだ、明日部隊の隊長を集めて臨時の会議を開く事にした。君はその3人を連れてくるように、反論は許さん…以上だ』

 

「何やコレ…」

 

そう言ってメールに付いている画像ファイルを開くと、そこにはミノル・アキラ・ヤマトがガジェットと戦っている写真が数枚あった。

 

「本部って…」

 

急いでメールを閉じるはやては困惑していた。だが彼女はすぐに落ち着くように自分で念を押した。もしも暗い表情で挨拶したらばれてしまうからだ…

 

そして…彼女は冷静を装っていたというわけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・そういう事で、これがそのメールや」

 

はやては電子パネルでそのメールをミノル達に見せた。

 

「おそらく本局のステルス偵察部隊や…おそらく本局も私らのこと半分信用していなかったちゅう事や」

 

「そんな…」

 

暗く、苦い顔をしながら言うはやてにがっかりするなのは。

 

「まあ…俺達の処遇は明日で決まるって訳だ」

 

「そうや…もう完璧に本局行きは確実や…」

 

はやては落ち込むように言うと、はやての肩をポンッと叩くヤマト。

 

「そう落ち込まないで下さい、ただの挨拶だけじゃないですか」

 

明るくはやてを励ますように話すヤマト。

 

「ええ…だからヤマトの言うとおり、そう落ち込まないで下さい」

 

微笑みをこぼして落ち着いた様子で話すアキラ。

 

「すまんな…こんな私を励ましてくれて…」

 

少しホッとした様子で元気になったはやて。と、そこに

 

「よかったですね!はやてちゃん」

 

突然小さな妖精のような少女がはやての肩に乗ったのだ。

 

「うわ!?ビックリした!」

 

はやての横にいたヤマトがその少女を見てビックリした。

 

「どうも!リィンフォースII(ツヴァイ)です!よろしくお願いします」

 

リィンという少女は丁寧に挨拶をした。

 

「こ、こちらこそ…」

 

その丁寧さが伝わったのかヤマトもつられる様に挨拶をした。

 

「それじゃあ…もう遅いですし、お部屋に案内します」

 

気がつけばもう夜の10時を過ぎていた。なのはとフェイトとはやてが三人を部屋に案内した。

 

「それじゃあ明日…」

 

「わかった…それじゃあ」

 

そう会話して扉を閉めるミノル。

 

「今日は大変だったし…今日は早めに寝ようか?」

 

「そうだね…」

 

「ミノル様、アキラ様、お休みなさい」

 

ミノルとアキラは二段ベッドで(上がアキラで下がミノル)ヤマトはもう一つの二段ベッド(下)で眠ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方ミノル達が寝ている時、なのはとフェイトとはやての三人はシャリオがいるデバイスルームにいた。そこは六課の隊員が持つデバイスのメンテナンスを行う部屋である。

 

「どうやシャリオ?」

 

はやてがコーヒーが入ったカップをシャリオに渡しながら聞いてきた。

 

「ダメです…あの3人のデバイス…インテリジェントなのはわかってはいるんですけど…名前以外はほとんどロックが掛かっていて性能はおろか、魔力レベルも何式なのかもさっぱり…」

 

「そう…」

 

シャリオの説明にそう返事をしながらコーヒーを飲むなのは。

 

「でも私達が見ていたけど…あの3人の攻撃、魔力反応はあったけどAMFを軽く壊していたって事は…」

 

フェイトがそう言うとはやてがカップを机の上に置いた。

 

「三人ともSランク…うちらと同等のレベルの可能性が高いって事かいな…」

 

その事実だけでも驚きを隠せない4人であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
相変わらずの駄…ゲフンゲフン!

それでは…どうぞ
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