真恋姫無双〜北郷家伝〜
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 この作品に出てくる一刀及び家族構成は原作と違います。さらに北郷ファミリーの性能もチートです。また今回は、一刀はじめ主要キャラは出ません。それでも良い方だけお楽しみください。

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                         銅鏡内部?

 

 半透明な球体の中に一人の少女が、内部に設置してあるコンピューターみたいなものを黙々と打っている。少女の名は白李(はくり)この銅鏡の情報及び転送などを統括している。彼女達は管理者と別の存在で、自称ではあるが観測者と名乗っている。彼女達の仕事は、銅鏡などを触媒にして別の世界に行こうとする者達の記録と改変である。各世界の創造主(作者とも言う)が望んで呼び寄せた人物を適した役者に改変したり、またその者の本来の情報を記録したりしている。つまりは、創造主の補佐的役目を担っている。もっとも、あくまで補佐なのでこの観測者を使わない創造主もいるのだが。

それは置いといて、白李は今とても機嫌が良いなぜなら・・・。

 

白李「もうすぐ、休暇が取れるからだよ?」

だ、そうだ。

 

白李「上司に押し付けられたこの仕事も、あと少しで終わるわね。ナガカッタ・・・(涙)。ある時は、異世界に小学生を送ったり、魔王を現代(21世紀の正史に似た世界)おくり、世界に支障が出ないように魔法や姿を変えたり。数え上げればきりがないわ。」

 

 彼女達の任期は、担当している触媒(銅鏡とか)が壊れるまで続くのである。また、受け持ちが一つではなく、複数の触媒を管理しているため任期はだいたい200年ぐらいである。彼女の場合は、すでに500年は過ぎている。

 

白李「次の転送で担当している触媒が無くなるから、そしたら待ちに待った休暇(100年)よ。何処に行こうかしら・・・ねぇ、呱々(ここ)。」

 

 補足説明、観測者達の間で流行しているのがミニマムの人工生命体を相棒にする事である。種類は多種多様で、気に入った外史のキャラを模して作られた者もいる。例えば、呱々と呼ばれた人工生命体は、揚羽蝶の羽と触角をはやした・・・・一刀である。

 

呱々「ご主人様と一緒なら僕は何処でもいいですよ。」

 

白李「あぁぁ、もうかわいいわね!?そ・れ・に、とても優秀だし。そうだ、自然豊かなあの外史なら妖精もいるし、呱々を連れて行っても問題ないからあそこにしようね。」

 

呱々「了解しました。ご主人様。」

 

 追記、彼ら人工生命体の仕事は転送するさいに発生するバグの処理や、情報を記録したファイルの整理などである。ちなみに、彼らの仕事能力はこなした仕事量で上昇する。この時にどの能力を上げるかは、観測者が決める事が出来る。

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呱々「?ご主人様。いよいよ最後の仕事が来ましたよ。」

 

白李「ほんとだ。じゃあ、ちゃっちゃと片付けますか。」

 

呱々「分かりました。では、仕事内容を確認します。転送者・天の御使い、転送先・真恋姫無双、です。」

 

白李「天の御使いというと・・・一刀様じゃない。あの方は、もう戻らないと思っていたんだけどなぁ。」

 

呱々「・・・・どうやらそれだけではないみたいです。ご主人様。」

 

白李「どうしたの?」

 

呱々「天の御使いとは本来異世界の住人をさす言葉です。だから、一刀様だけを指すわけではありません。」

 

白李「それで?」

 

呱々「転送された場所には複数の住人がいたのと、転送に使われたキーワードには人数の指定がされていません。ですので、触媒から半径50m以内の住人(管理者を除く)全てを転送されて来ているみたいです。」

 

白李「ええええ!!どうしよう。」

 

呱々「問題ありません。ただし、男性3名のうち2名、女性3名のうち2名に問題があります。」

 

白李「どんな?」

 

呱々「まず女性なのですが、彼女達はもともと転送先の世界の偉人となっており、このままだと転送された瞬間に、世界が終わります。男性のほうは転送元の世界の住人ですが、こちらも転送先の世界で生きていた情報があるため、このままだと重大なバグが発生する可能性があります。」

 

白李「じゃあ、問題がある者だけ送り返すか、かわいそうだけど消去するしかないかな?」

 

呱々「どちらも答えは否です。彼、彼女達はすでに転送先の世界に強く呼び寄せられているので、そこに干渉すると全ての世界が崩壊する可能性があります。」

 

白李「それは困る!!休暇がなくなっちゃう!」

 

呱々「ご主人様・・・。」

 

白李「痛い!!!呱々の視線がすごく痛い!!」

 

呱々「はぁ、とりあえず問題の原因を検索しますね。」

 

 呆れた顔しながら、呱々は瞑想し問題点をさがした。関係無いが、瞑想している間呱々の触角は点滅します。

 

白李「何か分かった呱々?」

 

呱々「検索終了。どうやら、年齢が問題になっているみたいですね。老人の方を30代前半中年の方を20代前半に設定すれば何とかいけそうです。」

 

白李「何で年齢?」

 

呱々「彼らの今の年齢は、あの世界で死んだとされている年齢と同じであるためです。この場合、過去の時間と今現在の時間が同時に存在するためと検索に出ました。分かりやすく言うと春秋戦国時代と三国時代が互いに否定しあい消滅すると思ってください。ですので、年齢が若返れば別の人物として世界が認識し、先の問題点が解決されます。」

 

白李「老けさせるのは駄目なの?」

 

呱々「出来なくは無いですが。若返らせた方が改変した際に出るバグの発生率は少ないですよ?」

 

白李「なるほど。ならそっちでいきましょう。」

 

呱々「分かりました。老人の年齢を30に設定。中年の方を23に設定します。この設定でよければ転送許可をください。ご主人様。」

 

白李「私、第1級観測者・白李の名のもとに、北郷家6名の転送を許可します。コード******認証開始。」

 

呱々「認証確認しました。では転送開始します。転送終了予定は1分です。・・・・・1分経過、終了確認。バグの発生は無し。無事に転送が終わりました。」

 

白李「おつかれ♪呱々。」

 

呱々「お疲れ様ですご主人様。なお今回の転送で最後の触媒の消滅を確認しました。規定に従い、本部に報告しに行かないといけません。」

 

白李「はいはい。じゃあ、報告しに本部に行きますか。」

 

 こうして、2人の仕事は無事に完了し帰路につくのだった・・・・・・・さてと。このまま行かせてもいいけど、面白くないし。まずは、ルートをこう設定して。後は、武器をそれぞれ待たせてと。刀信には、薙刀(キングダムの王騎の宝刀)、雪花には、ドラクエで出てくるはやぶさの剣。桐刀は気功体術使いだから、気の通しやすい特殊繊維で出来たグローブ、燐華には昔使っていた雌雄一対の剣(改造)、一刀にはミスリル製の刀・銘を天斬。おっと、麗華にはそうだな・・・・・アイルー様メラルー様(モンハン2Gの双剣)で。これでよし。

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あとがき

 まずは、更新が遅くなり申し訳ありません。さて今回の話なのですが、北郷家の皆さんが外史に行くことになった理由と変更点を書かせてもらいました。白李が持っている妖精一刀のほかに、猫のぬいぐるみを来た恋や、ゴズロリの華琳なんかも人気です。皆さんも一つどうですか?あと書き忘れましたが呱々の服はフランチェスカの制服です。武器に関しましては、こんな感じにしてみました。一応一緒に、北郷家のキャラ紹介もUPしますので、読んでください。最後に誤字脱字がありましたらご報告くださいでは皆さんさようなら〜〜〜。

 

 

説明
今回は銅鏡内?視点で進めて逝きたいと思います。
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真恋姫無双 銅鏡 視点 

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