とある魔術の公園冒険 前編
[全1ページ]

 

少女は歩く。辺りには何もない、あると言うならビルとロボットとコンビニ、それと車がいっぱいだ。

少女は何かを抱いている。少女の腕の中でもぞもぞ動き回る何かがいる、

「にゃ〜っ」

少女の抱いている生き物、いや、子猫は一つ高い声を上げて可愛らしく顔を拭く、

「、、、スフィンクスぅ〜」 少女は一言呟いた。

「やる事が無くて死んでしまうかもぉ〜」

 

・・・・・・・・・・・役一時間前・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「ええええ〜!」

少女はひとつ声を上げる。そこは小さな部屋。前にはテレビ、テーブルが並び後ろにはベッドがある、そこは窓があり、座っていても空が良く見えるのだ

「当麻、また長い間家に帰れないの〜!」

そこには変な格好としか言い様の無い格好の少女がいた。姿はシスター服。真っ白な純白な服にはたっぷりのクリップ。クリップの付け根には亀裂が見えた、どうもあのクリップで服を固定している様だった、そんな奇怪な格好の少女はインデックス。10万三千冊の本の記憶者。図書館と言われる存在。そしてその一言を聞き耳を塞ぎ目を硬く瞑っているのは上条当麻と言う少年だ。少年はイマジンブレイカー「幻想殺し」を所有するただの平凡なそして典型的な不幸少年だ。

「ええいうるさい!前にも言ったが!ここでは声を抑えて喋らなきゃ近所迷惑だって言ったろうが!」そこは上条当麻の部屋だ。ここは学園都市と言われる場所だ。超能力や超人たっぷり住んでいる住む者が学生8割の都市、そこのビル七階で少女を住まわせている学生が上条当麻青年だ。

そこで大きな声を出して暴れる少女がいると最近噂になるほど隠せてはいないけれども。

「だって!当麻が帰ってこないんだよ。そんなの暇で暇で死んじゃうよ!」

「どこに寂しくて死ぬ人間がいる!お前はうさぎか?うさぎなのか?!」

少年達は朝9時と言う時間の中、学生の楽しみ冬休みの期間の中言い争っているのだ。

「こっちにはこっちの用があるんだ!こっちは小萌先生に「補習ですよ〜♪」のラブコールが届いてるんだよ!」しかも今回はその一言後、「今日は今まで休んでた分たっっぷり♪やってもらいますよ。」と付けられている。何故なら少年にはいろいろな事があった、いろいろ魔術師の知り合い、ステイル=マグヌスに何度も呼び出しを喰らい、戦闘沙汰の事に巻き込まれている。おかげで死傷程のキズを負い病院のかえる顔の先生に何度も相手をして貰っている。おかげで学園を休む事も多くなり、その分の学習分に溜まってしまうのだ。

「だからオレは帰るのが遅れるかも、と言っただけだろうが!」

「で、でもでもでも!ご飯はどうするの?!スフィンクスとこの部屋で干乾びて煮干しみたいになってこの部屋から発見されたら困るのは当麻じゃない!」

「どこに10時間食わなくて死ぬ寝起きのお嬢さんがいるかああああああああ!」

そして1時間後・・・・・・・・・・・・・(・A・)モドルヨ/・・・・・・・・

「まったく!当麻は全然わかってないよ、ねえスフィンクス。」

「にゃ?」子猫、スフィンクスは何を言っているのか分らない様な顔をしてあくびをした

「そうだよね。スフィンクスには分るよね。」それでも少女は気づかなかった。

ああ、何かやる事無いかな〜、少女はゆっくり街中を歩いていた。

「ああ、もう!もうくっ付いて歩かないの!」

「いいじゃないですかぁ御姉様!私は御姉様がいるだけでいいのですよぉ。」

「いくらいつも頑張ってるからごほうびあげるって言ったからって!こんなにベタベタするなんて予想外よ!」大きな声が聞こえてきた。そこを見るといつか出会った少女だ。なんだっけ?まさかだっけ?あれ?違うなぁ、、あれ?ムスカ?

色々言葉が回り続けたのだった

「ああもう、、どうにか逃げ出せないか、、、、、、、あ。」

「あ。」 目が合っちゃった。スフィンクスを握る力が少し増す。多分咄嗟だったから意味はないんだけど、、

そして目が合ったムスカ(ムスカに決めた)が少し顔を悩ませ顔にしてすぐに目を決心の目に変える。、、、決心?

「あー!ゴーメーンネー!マッター?」「、、へ?」「え?ちょ、、御姉様?!」

なぜかこっちに変なびみょい笑顔で走ってるんだけど!怖い!血の気が少し引いた。

「マタセタヨネーゴメンネー!」そして手を振って近づいてるんだけど!

さらに血の気は引き、まるで海の様に真っ青に。

「ま、、、まさか、、」カタカタ、、、肩を震え上がらせているお下げの女の子がこっちを見てまるで月から見た地球みたいに顔を青くしてこちらを見てる、それもこわいかもおおお?!!

逃げようとするが間に合わず、インデックスは肩を捕まれ引き戻される

「ひゃっ!」「んにゃ!」「イヤーゴメンゴメン!サア!イコウカアアアア!!!!」

めっちゃくちゃ目が虚ろで顔が真っ赤っ赤だ。まさに水星から太陽を見てるみたいだ。

「え?え?どこに行くの?え?」「サアサアサア!!ドッカニイッテシマイマショウー!」

「ふぇ、?、、、ヒャアー?!」「ニャアーーー」

ズダダダダダダダーーー、、、、、、、

どこかに少女を連れて走り去り、そこに残った地球が呟いた。

       「やはり、、、、お姉さまも、、、、、、コチラ側の方だったのですねえ!そして、、ソレなのに、、私ではなく、、、あ、、あんな幼女にいいいいいいいいい!!!!!!!!!!?!!?」        後編に続く、、、、かも、、;

 

 

 

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