魔法少女リリカルなのは 〜自重して下さい、インドさん!!〜 プロローグ1
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あれ?…俺……なにしてたんだっけか…?

 

なんか…凄く……眠いなぁ………このまま…寝ちゃおうかなぁ……

 

 

 

……………な……い

 

 

……ん?

 

…………きな……い

 

 

なんだ…?声…が……?

 

 

…………きなさい

 

誰か……いるのか…?

 

 

……ぉきなさい

 

 

「………やだ、眠い」

 

『起きなさい、話進まないから』

 

メメタァ!!

 

パチーン!!

 

「モルスァ!!」

 

誰かに思いっ切り頭をはたかれた俺は再び眠りについた、まる

 

 

 

ー5分後ー

 

『おはようございます』

 

 

「……おはようございます」

 

 

『そして、申し訳ありません』

 

 

「は、はぁ…えぇと……、どゆ事?何故おr…ワタクシは初対面のお人から謝られているんでせうか?」

 

 

『まぁ、その事を含め全部説明させてもらいますが、宜しいですか?』

 

 

「あ、はい」

 

 

『先ず、私は神です』

 

「はぁ……………は?」

 

 

『神です、神様です、主神とか全能の神とか呼ばれてます』

 

 

「は、はぁ…で、その神様が一体どういった理由で自分と会っているんでしょうか?」

 

 

『結論を言ってしまうと、貴方は死にました』

 

 

「はぁ……え?…え!?」

 

 

『まぁ驚きますよね』

 

 

そりゃ驚きますよ、自分が死んだとか言われたら…

 

「…で、なんで自分死んだんですか?」

 

 

『私のミスです』

 

「テンプレですか」

 

『理解が速くて助かります』

 

 

「全能の神様でもミスしたりするんですね…」

 

 

『神様でもミス位しますよ、我々も生き物ですし』

 

 

概念とか精神体とかじゃないんだ、神様って…

 

 

『で、流石に全能神が自分のミスで殺したのにそのまま放置とかしたら部下達に示しがつかないので、貴方に新しい命を与えて生き返らせることにしました。要は転生です』

 

「そうですか」

 

『そうなんです、因みに以前生きていた世界には無理です。以前の躰は既に火葬されて処分されているでしょうし。死んだはずの人がいきなり生き返ったりしたら色々と面倒な事になりますから』

 

 

確かに…

 

「そうですか…じゃあ自分はどこに転生するんですか?」

 

『“魔法少女リリカルなのは”という作品を知っていますか?』

 

 

「えぇ、まぁ…アニメ見てましたし、それなりに」

 

 

なんで神様がアニメとか知ってんのとか聞かないほうがいいんだろうな、お約束的な意味で…

 

 

『そのリリカルなのはの世界に近似した並行世界と言えばいいですかね、そこに転生していただこうと思っています』

 

「並行世界…ですか?」

 

『えぇ、その世界で第2の人生を歩んで行って欲しいと思いまして』

 

『そして、貴方には転生に際して特典を与えます』

 

 

あ、やっぱりあるんだそういうの。

 

 

「お約束ですね」

 

『はい、お約束です』

 

 

『で、特典の数を決めますのでこのサイコロを振って下さい』

 

と、懐からサイコロを出し、俺に渡してきた。見た目は普通のサイコロである。

 

 

『出目で特典の数が変わりますので、沢山欲しいのであれば頑張って6を引き当ててください』

 

ここにきてまさかの運ゲーである。

 

 

「はぁ、じゃあダイスロールっと」(コロコロ…)

 

出目は“6”ー特典数6つとなった。

 

 

 

何だろう、作為的なものを感じてしまうのは俺だけだろうか…え?メタ?知らねぇよ。

 

 

 

 

『おぉ、中々運がいいですね』

 

「そうなんでしょうか?」

 

 

『えぇ、特典6つとか意外と出ませんから。ではどのような特典にしますか?』

 

 

「え?と、とりあえず魔法が使えr『リリカルなのはの魔法でしたら、特典関係無しに使えるようにはなっているので大丈夫ですよ。あとデバイスもつけますから』ア、ソウデスカ…」

 

 

出鼻を挫かれた気分である…

 

 

 

「それじゃあ、“それなりに高い魔力ランク”と、“高ランクの空戦技能”を、あと“訓練したらしただけ能力が上昇する”とか出来ますか?」

 

 

『ええ、大丈夫ですよ。それ位ならばお茶の子さいさいなので。魔力ランクと空戦技能は一括りでいいだろうし、ではあと4つですね』

 

 

「そうですか」

 

う?む、どうしようか……

 

 

 

「………あの、あとの4つ、お任せって……できますかね?」

 

 

『え、いいのかい?色々したいのとかないのかい?((王の財宝|ゲート?オブ?バビロン))とか((無限の剣製|アンリミッテッド?ブレード?ワークス))とかそういうの。みんな好きなんじゃないのそういうやつ?』

 

確かに好きではあるけど…あと神様、喋り方がなんかフランクになってませんか?それが地ですか?

 

 

「いえ、お任せします。なんか人と同じ能力持ってても何かなんだかなぁって思っちゃうし、何よりみんな似たり寄ったりなのって……詰まらないじゃないですか」

 

 

と言って神様を見たら、顔を俯かせ、肩を震わせていた。

 

 

『……ふふ、ふふふ…ははははははっ!……、詰まらない…か。そうだね!確かにそうだ!!皆が皆同じようなの持っていても詰まらないな、うん!!!』

 

 

なにかツボに嵌ったのか、いきなり笑いだし、一人で納得した神様。

 

 

『そうか、ではあとの4つは私が決めておくよ』

 

「はい、お願いします」

 

 

『では、貴方に新たな生命を与えます。次に目覚めたら貴方は生まれ変わっているので安心してください』

 

 

「わかりました」

 

 

『では、貴方の次の人生に幸多からんことを=x

 

 

そして眩い光に包まれて俺は、新たなる世界へと((旅立った|転生した))。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………………行きましたね』

 

 

さぁて、彼にどのような特典を与えましょうか。なんだかワクワクしてきましたねぇ。

 

 

そうだ!!((アレ|????))を特典として渡そう!!訓練すればするだけ強くなれるのなら、((アレ|????))を使いこなす事も出来るだろう。

 

 

 

『期待していますよ、貴方ならこの((“特典”|????????))を使いこなしてくれる、と』

 

説明
神様のミスにより死んでしまった青年は、お詫びとしてリリカルなのはの世界に転生することになったのだが、特典としてもらったものが扱いに困るトンデモなもので……
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魔法少女リリカルなのは チート 転生 Fate 亀更新 

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