人類には早すぎた御使いが恋姫入り 予告編
[全5ページ]
-1ページ-

なー

にゃー

なーう

 

「おお」

 

これは、なんという猫たちの饗宴。

まるでこの町の猫たちが全て集まっているかのような数なのです。

風はまるで夢を見ているような気分なのです。

 

「はて、風は何故この集まりに参加を許されたのでしょう」

と、なんか妙に猫たちが群がってる所がありますね。

「……む?」

「……」

 

これは…

猫たちが下に人が倒れていますね。

 

「……」

 

ちょいちょい

 

「…おーい、生きてますか―?」

「……」

 

返事がない。ただの屍のようだ。

まさか猫たちはこの人を助けるために風を呼び寄せたのでしょうかねー。

 

「とはいえ、かよわい風だけでは何もできることがありませんね…」

 

誰か助けを呼んでくるしか…。

 

しかしなんとも奇怪な服装の人ですね。

真っ白な服を上下に着ていて、日差しが強い所なのでなんだかキラキラしている感じがしますねー。

 

「ちょっと、お兄さん」

 

風は持っている飴でその人のほっぺをちょいちょいと突いてみました。

 

「…!」

 

カジリ

 

「おおっ!」

 

びっくりした風はそのまま尻もちをついてしまいました。

突然風の飴に噛み付いてきた男のせいで、風の大事な飴が半分になってしまったのです。

 

「……」

 

体は動かずに風から奪った飴を口の中で齧る音が鳴り続けると思いきやごっくんと喉口を通って行く音がしました。

 

「……おい、砂糖はもっとないか」

 

それがそのお兄さんが初めて発した声だったのです。

 

「風の飴は美味しいですかー?」

「生き返るような味だったな」

「じゃあ良いのです」

 

風の大事な飴がなくなることは残念ですけど、風も人が齧った飴を口にしたくはありませんから…。

 

渡された飴を獣のようなかじり始めたお兄さんはあっという間に大きな飴を食し終えたのでした。

 

「ふぅ…」

「お粗末さまでしたー」

「…礼を言おう」

「で?お兄さんは誰でしょうか」

「俺か?」

 

-2ページ-

 

天の御遣い、

 

「袁家の残党です。数はおおよそ一万五千。こちらに向かって進軍中です。半刻経たずにこちらに着くと思います」

「言っておくが、増援を要請しても援軍は来ない」

 

血まみれた乱世に、

 

「一国の都を火の海にした男が何を言う」

「…それは都だったのか。てっきり燃えるゴミだと思っていたが」

 

平静をもたらす。

 

「何故私は駄目だというのですか!」

「人間そんなものだ。自ら一番資格があると思う人間に限って駄目だ。俺も含めて」

 

 

「なんちゅうか、アンタ、変わってるな。…後変わってない」

「俺は変わった、張遼。…そして変わらない」

 

-3ページ-

 

<残党掃討戦>

 

「袁紹の残党、数およそ一万五千」

「一万で行きます」

「私なら8千で」

「5千」

「…3,3千ならなんとか」

「人選によっては三人なら行けるかと……」

 

 

 

「…一人、誰かは判るな?」

 

 

<対西涼戦>

 

「向こうにアンタがもう一人いるみたいね」

「失敬だな。俺を放火魔にしようてか」

「「「なにいってんの、こいつ?」」」

「……」

 

 

「おい、どうした?」

「…なんでもないわ」

「顔色が悪いが」

「なんでもないって言ってるでしょう!」

 

 

「つまり…えっと、あれだ。いっそ全部燃やしてしまえば楽に行けるではないか」

「シャレならんこと言わんといてえな」

「云っていいことと悪いことが…」

「いや、行けるかも知れない」

「ホンマやるんかい!」

「まあ、やるのはコイツだがな」

「あううー!?」

 

<対徐州戦>

 

「おい、待てふざけんな!」

「違うわ。ふざけたのは向こう。これからやることは正当防衛…そう、積極的な正当防衛なのよ」

「人それ『先攻』といいます」

「華琳さまが壊れた!」

「今日も魏は平和じゃな…」

 

「……一刀…好き」

 

 

 

そして……

 

 

 

「ずっと一緒だって言ったじゃない!」

「状況が変わった。お前はもう……」

 

「…ウソつき」

 

 

 

 

 

 

「………カズ…」

 

 

 

-4ページ-

 

 

「俺が種が欲しいってか?国ごと食われても知らないぞ」

 

 

 

天の御遣い、

 

彼の心を掴む者、天下をも勝ち取ろう。

 

彼の心を勝ち取らんとする者よ、

 

 

 

 

 

 

「天下を取れ。そして俺を振り向くな」

 

人類には早すぎた天の御遣いが『再び』恋姫入り

 

2013年 11月

 

COMING SOON

 

(※ご覧の予告編は本編と異なることがあります。)

 

 

-5ページ-

 

 

 

「…普通の通りすがりだよ」

「<マジでなにいってんの、こいつ?>」

 

説明
あまりにも間が空いたので需要調査兼(詐欺)予告
聞く時は2pほどからこのBGMを聞くべし
http://www.youtube.com/watch?v=SKsOr9YdiXM
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
3199 2461 27
コメント
面白そう♪(アーバックス)
まだか、まだなのか?俺はいつでも待つぞ!!(一火)
待ってました。ずっとこの時を待ってました。(山県阿波守景勝)
すんません、なんすかこの予告、待ってたかいありまくりじゃないですか≧u≦(タカキ)
え、燃やせないゴミじゃないんですかww?(本郷 刃)
待ってたぜ!この瞬間(とき)をよぉ!(牛乳魔人)
今か今かと待ち構えている人がここにもいますよ〜www(sonron)
ここにも一人いますよ。洛陽を燃えるゴミ扱いしてません?この人。(アルヤ)
需要なら俺がいますぜ。あれの続きからとか楽しみですのう。(二郎刀)
タグ
真・恋姫†無双 恋姫 一刀 韓国人 

TAPEtさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com