IS 閃光の騎士 序章
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???の世界

 

「私は・・・」

 

ミリアルドは見事な装飾がされた中世ヨーロッパの宮殿の一室のような部屋で目を覚ました。

 

「ここは一体・・・私はトールギスのコックピットいたはずだが・・・・」

 

思い出そうとするが、白い靄のようなものが浮かぶだけでなにもわからない。服装はノーマルスーツではなく、OZの軍服を着ている。すると、ドアが開き、2人の人間が入ってきた。しかも、片方は自分がよく知っている人物であり、自分の目の前に立っていることがあり得ない人物だった。

 

「気が付いたかな?わが友ミリアルド」

 

「お前は!?」

 

部屋のドアから入ってきたのは亡き親友トレーズ・クシュリナーダと16歳ぐらいの女性であった。

 

「なぜ、死んだはずのお前がここにいる!それにここは一体・・・」

 

「それほど警戒せずともいいだろう?まあ、無理もないか、何せ私はあの戦いで死んだのだからな・・・まあ良い、まずはこの世界について説明せねばなるまい」

 

トレーズはテーブルの上にあった紅茶の入ったティーカップを持ち、椅子に腰かけながらミリアルドにこの世界について語り始めた。

 

「信じられんと思うがここは次元と次元の狭間の世界なのだ・・・」

 

「次元と次元の狭間の世界だと?」

 

「私達の居た世界とは別の世界がほかにも存在しているということだ。そして、ここはそれらの世界の狭間にあり、それらの世界を観察し記録する場所なのだ。わかったかな?」

 

「ある程度はな・・・だが、信用はできん。まず、なぜ私がここにいるのだ?」

 

「そこからは私が・・・トレーズさん」

 

トレーズと一緒に部屋に入ってきた女が声をあげた。透き通るような白い肌に、漆黒の髪は腰まで届いていて、街中を歩けば百人中百人は振り返るほどの美しさだ。また、穏やかそうな雰囲気をだしているが、瞳から意志の強さが感じられる。

 

 

「すみませんでした。あなたをここに呼んだのは私『天照』です。私たちは、あなた達のいう『神』という存在のようなものです」

 

 

「神・・・だと・・」

 

「はい。ですが、私達はあなたたちの思っているような存在ではありません・・・万能でもありませんし、自然を操ったり、無から有を造りだすこともできません。特別な力といえば異世界の様子を観察することや、異世界の人間を別世界に転送するぐらいしかありません。ですが、その能力もこの世界の者には使えません・・・私たちは他に存在している多数の世界を記録する存在、また何らかの『イレギュラー』で世界が崩壊するのを防ぐ存在なのです」

 

「イレギュラー?」

 

「はい。イレギュラーとは、その世界にあってはならない別世界の力・・・過去にも幾度となくこれにより破滅、破滅する寸前まで陥ってしまった世界があります・・・」

 

「それほどとは・・・・」

 

これにはミリアルドも言葉を失う・・・

 

「それを止めようにも私たちの世界の者は他の世界へはいけません。また、これを倒すことができるのはそのイレギュラーに関係がある者達ではないといけないのです。ですので、トレーズ様から助言をいただいてあなた方に助けをお願いしたのです」

 

天照は事の次第を語った。

 

「・・・だが、話を聞く限りそのイレギュラーは私のいた世界に関係するものだというが・・・」

 

「・・・まずは、これをみてくれたまえ」

 

だが、ミリアルドの言葉はトレーズが見せた写真をみて驚愕し、理解した。

 

「これは!?」

 

その写真には、自分がよく知っているものに酷似した姿をしていた。

 

「まさか・・・」

 

ミリアルドは過去の戦争とガンダムの少年たちや妹を思い浮かべた。

 

(彼らとリリーナなら絶対に阻止するだろう・・・むげには出来んな・・・)

 

ミリアルドは一息置くと

 

「わかりました。その役目この私、ミリアルド・ピースクラフトがお引き受けしましょう」

 

幾ら自分の世界には関係ないとはいえ、一つの世界の平和を脅かすわけにはいかない。

 

「ありがとうございます!」

 

「では、ミリアルド。今から向ってもらう世界の事だがそこにはISと呼ばれる人に近い大きさだが、MS並みの強さを持った兵器が存在している。詳しくは向こうに着けば自動的に頭に入るし、協力者もいる。あと、これを渡そう・・・君にとって必要になるものだ」

 

そういってトレーズは紅い翼と白の剣を模したペンダントを渡した。

 

「了解した、トレーズ」

 

「行きたまえ、わが友よ・・・」

 

「では、行きます」

 

天照の声と同時に白い光がミリアルドを包み込む。

その時、トレーズは何かを思い出したような顔をした。

 

「あと、・・・・・」

 

トレーズの言葉と同時に光は消え、ミリアルドは異世界へと転送された。

 

 

 

 

設定

 

主人公 ミリアルド・ピースクラフト(ゼクス・マーキス)

年齢 不明

身長 不明

専用IS トールギスV ガンダムエピオン(EW)

その他

 新機動戦記ガンダムWに出てくるヒイロ・ユイのライバル。

 性格は原作に準じている。

 服装は元の世界の物を着ていたりするが、普段はスーツなどを着ている。

 軍人として正規の訓練を受けているために戦略眼はかなり優秀。その為に指揮官としての腕も優秀。

 ISの世界では束と共に行動していて、イレギュラーおよび戦争の種となる存在の破壊活動をしている。トレーズにより専用IS『ガンダムエピオン』『トールギスV』の2機が与えられている。

 

 

 

 

専用IS

『OZ−00MS2B』トールギスV

第4世代並み

装甲材質 チタニュウム合金 ガンダニュウムよりは劣るが装甲が厚いために問題ない。

装備

・ メガキャノン

 右肩アタッチメントに懸架される大型ビーム砲。通常でも絶対防御を消滅可能なレベルだが、砲身を2分割した最大出力モードとなることでツインバスターライフルにも匹敵する破壊力を発揮する。

 

・ ヒートロッド内蔵型シールド

 エピオンと同型のヒートロッドが内蔵された専用シールド。本機に装備されたロッドは不使用時の取り回しを考慮し、シールド内への伸縮・格納機能が追加されている。シールド裏面にはビームサーベルが2基追加されている。

 

・ ビームサーベル

 シールド内側に2基追加されたビームサーベル。ガンダムの物より出力は低いが、ISの世界ではかなりの威力となっている。

 

・ バルカン

 頭部に固定された近接防御機関砲。牽制程度の威力。

 

・ドーバーガン

 機体の全高を超える長さをもつ大型砲。トールギスの物のデータを元にして束が対IS用に開発したもの。オリジナルより威力は低く、ビームは撃てないが、代わりに多種多様な弾種が装填可能。無力化を目的とする戦いの際に使用される。

 

機体性能

・ 大きさはISの平均値より少し小さい。

・ 機動性はウイングより少し低い。スラスターの推力のみで機動性を補っているため、加速性能は現行IS最高クラス。

・ 全身装甲だが、シールドエネルギーは600。

 

 

 

 

『OZ−13MS』ガンダムエピオン (EW版)

第5世代並み

装甲材質 ガンダニュウム合金 マシンガン程度なら無傷。

装備説明

・ ビームソード

 右腰にマウントされた大型ビームサーベル。柄尻と右腰エネルギーサプライヤーに接続されたケーブルを介し、機体のジェネレーターから直接エネルギーを供給する。このため桁外れの出力を持ち、長大な両刃剣状のビーム刃を形成する。標準出力状態においてもガンダニュウム合金製のビルゴを数体まとめて両断し、高出力状態では巨大宇宙要塞バルジを一刀両断してしまうほどの規格外の威力。

 

・ エピオンシールド

 小型だが格闘時の取り回しに優れた左腕のガンダニュウム合金製シールド。表面に施された特殊コーティングによって、ビーム兵器に対しても高い防御力を発揮する。

 

・ ヒートロッド

  エピオンシールド先端に接続された鞭のような打撃武器。使用時は表面が灼熱化し、ガンダニュウム合金をも熔断する威力を発揮する。また、単純な打撃や敵の捕獲、武装の奪取などにも使用される。ビームサーベル以上の間合いと、その変則的な攻撃軌道故の動きの読み辛さが強みだが、使いこなすには相応の技量が求められる。 これには格納機能は実装されていない。

 

単一使用能力(ワンオフアビリティー)

『エピオンシステム』(ゼロシステムともいう)

ウイングゼロと同様、コクピットに採用された特殊インターフェイス。

このシステムは、リアルタイムで推移する戦況を演算処理し、導き出された最良の戦術、および実行後予測される結果を搭乗者の脳に直接伝達する。逆に搭乗者の意思を機体に反映することで、操縦桿やペダルなどの物理的操作を省略した直接的な制御も可能であるという。また、脳内神経伝達物質の分泌量をコントロールすることでドーピング的な身体強化を行うことも可能で、これを利用して機動時のG負荷や痛覚などの感覚を麻痺させ、人体の限界以上の環境下での制御を可能としている。端的に言えばパイロットに実力以上の結果を出させる機能である。

 MSのインターフェイスとしてはある種理想的とされるゼロシステムだが、それに等価して負の面も存在した。そもそも、システムが志向する「最良の戦術」とは、あくまで自機の勝利のみを追求したものであり、目的達成のためであれば味方の犠牲や搭乗者自身の死さえもいとわない。そして、伝達した戦術と搭乗者の理性・倫理を天秤に掛け、戦術の実行を強制させようとする。また、ゼロシステムは機体の限界性能を引き出すようパイロットに作用するので、搭載機の性能が高いほどパイロットに掛かる負荷も大きくなる。システムに屈した者は衝動のままに破壊を繰り返し、最悪廃人に至るか脳が耐えきれず死亡する危険性もはらんでいる。このため、搭乗者にはシステムからの望ましくない命令を取捨選択し跳ね除け、耐えられるだけの強い精神力が要求される。(wiki参照)

 

 

機体性能

・ 現行IS最高の性能をもった最強の機体。

・ 格闘専用武器しかもたないが、ソードの範囲が長いので問題ない。

・ 変形機構は無理があるために排除されている。

・ シールドエネルギーは500。

 

 

 

2機共通

・ 待機状態は紅い翼と白の剣を模したペンダントで展開するときにどちらかを選ぶ。ただし、戦闘中に切り替える際は時間がかかり、その間は無防備になる。

・ 永久稼働のジェネレーターがある為に武器使用によるエネルギー消費はない。実質絶対防御が働かない限り、シールドエネルギーは減らない。

・ また、全身装甲によりシールドバリアーはない。

・ ISとは根本が異なる為にISスーツは必要ない。

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どうもです。今回はミリアルドが飛ばされた理由と設定を載せました。機体自体はew版の性能そのままです。

仕事のため、更新がとてつもなく遅くなっているのはすみません。戦闘は早く書けるのですが、それ以外が・・・

「is 飛翔する白き翼」も読んでいただけると嬉しいですが・・・

 

では、また!

説明
光の先に待っていたミリアルドの運命とは・・・
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タグ
ガンダムW インフィニットストラトス クロスオーバー 

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