【FA】自走式セン
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説明
愚かしい戦いは終わること無く繰り返される。
ある者は言った。「生きる事とはすなわち闘争である」と。

というわけでコトブキヤ、フレームアームズの・・を作成しました。今回は簡単にディティールアップ中心です。

以下設定、読み飛ばし推奨

時に衆歴213年初秋、南九州戦線は貧者の戦場であった。
激化する北九州戦線に戦力の抽出が繰り返し行われた結果、装備、人員、補給物資が慢性的に不足する状態となった。
機甲戦力も書類上は依然2個機甲連隊が確保されているものの、その内実は75式戦車や轟雷エコノミー等、旧式装備に置き換えられていたのである。
それでも大きな問題とならないのは宮崎以南へはこれまで月軍の散発的な攻勢しか受けなかったからにほかならない。
第702無人化FA小隊も省人化され現在では自走式セントリーガン『せんとくん』4機と『ミサイルせんとくん』2機、
そしてリモートコントロールで指揮するため有人の轟雷エコノミー1機で構成されていた。第702小隊は旧九州道八代JCTの守備を任じられる。

小隊が任についた7日後それは起こった。
奇襲だった。
ローテーション交代間近で油断もあったのかもしれない。
1機のコボルトが夜闇に紛れてセンサーをかいくぐり、中距離から轟雷エコノミーを一瞬で葬ったのである。
正確な動作の高精度AIをもつコボルトは紛れも無く―――無人機
コトをなしたコボルトにひとつの想定外があった。
コントロールアウトしたせんとくんが自動迎撃モードでコボルトをターゲットとしたのである。
極めて冷静にコボルトAIはせんとくん撃破のための戦況判断をはじめる。
せんとくんAIは性能が低い分6機連結してはるかに格上であるコボルトAIに対抗。
決着は一瞬だった。
コボルトは1000mの距離をゼロにする高速跳躍から連続攻撃でせんとくん、ミサイルせんとくんを次々と撃破、
5機のせんとくんが沈黙する。
だがそれこそがせんとくんの計算どおりであった。
至近距離まで近づいたコボルトに、残存のミサイルせんとくんがミサイル満載のコンテナごと直撃させる。
通常ミサイル十数発分の爆発力は堅牢なコボルトも文字通り粉砕した。
死をも恐れない無人兵器、彼らしかできない戦いがそこにはあった。

この戦闘は戦略的な意味も、両軍の損耗も小さく限定されたものだったが、人間の介在しない新たな戦場の可能性を示すものだった。


自走式セントリーガン『せんとくん』『ミサイルせんとくん』

京都メタリック(京メタ)のロングセラー
同社らしく目の付け所がシャープな設計となっている
武装はそれぞれ連装機関砲、多連装ミサイルで通常FAにもダメージを与える可能性を秘めている
自走可能だが基本はリモートコントロールでの待ち伏せ戦を得意としている
非常に安価なので貧乏な軍隊に盛んに輸出されている

http://garakutah.blog.fc2.com/
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コメント
>無人戦闘機さんコメントありがとうございます まあ、セントリーガンは現実の地球でもかなり嫌らしいですからねえ。それはともかく、EXアームズ03は夢が広がりますよ!(ガラクター)
小さくて、大した脅威にもならなそうなのに火力は並みのFAに匹敵する・・・・。嫌な敵になりそうですねえ。(萬屋 直人)
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フレームアームズ コトブキヤ FA普及計画 1/100 framearms 

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