V章 シンvs討伐隊
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ユウナ「あっ・・・」トサッ

 

飛翔「大丈夫だ。」

 

俺はユウナをベッドに押し倒し声をかける。言っておくが、俺も初めてだからな。転生する前の知識はあるから問題ないと思うけど・・・

 

飛翔「じゃあユウナ・・・脱がすよ。」

 

ユウナ「・・・はい。」

 

俺はユウナの服をゆっくりと脱がせていく。ユウナの肌は白くて綺麗だった。下も脱がせて下着姿になる。・・・ここでひとつ問題が起きた。この世界の下着は、どうやって脱がせばいいんだ?フックか??いや・・・冷静に考えれば、紐だった。てかユウナ、紐って男心をくすぐるんだぞ?等と訳のわからない考えをしてたが、俺はゆっくりとブラに手を掛けて外していく。

 

飛翔「・・・・・・」

 

あまりの綺麗さに、俺は言葉を失った。すると、何も話さない俺を見て不安になったのか、ユウナが話しかけてきた。

 

ユウナ「あの・・・何処か変ですか?」

 

飛翔「い、いや!?そうじゃないんだ。あまりの綺麗さに見とれてしまってな。」

 

ユウナ「あ、ありがとうございます///」

 

飛翔「・・・それじゃあ。」ゴクッ

 

とうとう最後の1枚を取る。すると、そこには一糸纏わない姿のユウナがいたのだった。手元の灯りのせいか、余計に色っぽく見えてしまう。

 

ユウナ「は、恥ずかしいです///」

 

あまりの恥ずかしさに、顔を手で隠すユウナ。なにこれ、この行動可愛すぎるんですけど・・・

 

ユウナ「わ、私だけずるいです///ひ、飛翔・・・さんも、脱いで下さい!」

 

ユウナに言われ、俺も服を脱ぐ。そこには一糸纏わない姿の俺とユウナがいた。

 

飛翔「・・・これだけ濡れてるなら、いけそうだな。」

 

ユウナ「飛翔さん・・・最初のうちは、キスしながらお願いします///」

 

飛翔「・・・わかった。」

 

やはり、最初は痛いのだろう。俺は、少しでもユウナの痛みを和らげる事が出来るならと思い、キスをしながら挿入するのだった。

 

ユウナ「・・・っつ!!」

 

飛翔「大丈夫か!?」

 

ユウナ「へ・・・平気です・・・ですから・・・そのまま・・・続けてください!!」

 

ユウナは苦痛の表情を見せながら、俺に言う。

 

飛翔「わかった・・・ただし痛かったら正直に言えよ。」

 

ユウナ「わかりました。」

 

俺はゆっくりと動き出す。・・・ヤベェ、スッゴくいい。

 

ユウナ「あっ・・・ああっ!!」

 

飛翔「ヤバイ・・・ユウナよすぎる!!」

 

ユウナ「わた・・・しも・・・気持ち・・・いい・・・です!!」

 

飛翔「そろそろいくぞユウナ!!」

 

ユウナ「きて・・・下さい!!私も・・・いきそうです!!」

 

飛翔「ウオォォォォ!!」

 

ユウナ「!?あぁぁぁぁぁ!!!」ドクドク

 

お互い迎えた快感。

 

飛翔「ハァ・・・ハァ・・・」

 

ユウナ「嬉しい・・・です。」

 

飛翔「・・・ユウナ、これから色んな誘いがあると思う。けど、何があっても俺を信じて相談してほしい。」

 

ユウナ「はい!!私は飛翔さんを信じます!!」

 

飛翔「・・・ありがとう。」

 

ユウナ「そろそろ私達も寝ましょうか?」

 

飛翔「だな。」

 

そのまま俺とユウナは意識を手放していった。ユウナは俺に抱き付きながら。そして翌日・・・

 

飛翔「おはよう。」

 

ルールー「おはよう飛翔。」

 

ワッカ「よっ!!」

 

ユウナ「おお、お早うございます///」

 

飛翔「おう。」

 

俺は出来るだけ普通に接しているんだが、ユウナが顔を真っ赤にしていた。

 

アーロン「どうやら約束は守ったみたいだな。」

 

飛翔「当たり前だろ?」

 

アーロン「フッ、ならいい。ブラスカも安心しただろ?」

 

アーロンはそう言うと、外に出ていった。それに続いてユウナ達も出ていった。少ししてからティーダが遅れて出てきた。

 

ティーダ「おはよッス!!」

 

飛翔「よっ。お前で最後だな。」

 

ティーダ「なら、急いで行くッス。」

 

こいつは相変わらず元気だな。・・・ん?何やら表が騒がしいな。

 

アーロン「魔物が出たぞ。急いで来い!退治するんだろ?」

 

飛翔「行くか!!」

 

ティーダ「ウッス!!」

 

アーロンに続いて外に出る。既にワッカやルールー達が戦っていた。

 

ワッカ「おせ〜ぞ!!早く手を貸してくれ!!」

 

ティーダ「ヤバイッス!!アイツチョコボを食おうとしてるッス!!」

 

飛翔「ほう・・・」

 

俺はゆっくりと魔物の前に立ちはだかった。

 

ユウナ「危ないです、飛翔さん!!!」

 

ワッカ「お前なに考えてんだ!!」

 

飛翔「黙ってな。おいお前・・・」

 

俺は魔物を睨み付ける。

 

飛翔「俺の目の前でそいつを食うとは、いい度胸だな。あぁ!!」

 

魔物はガタガタと震え出す。すると、手に力が入らなかったのだろう。チョコボを放していた。

 

飛翔「おい、さっさとチョコボを連れていけ!!」

 

飼育員「は、はい!!」

 

チョコボを連れて離れる。

 

飛翔「さて、死にたくなかったらとっとと失せな。」

 

俺の言葉を聞いて激怒した魔物。

 

ティーダ「危ないッス!?」

 

飛翔「それがお前の答えか。なら、自分の低脳を恨みな!!!」

 

俺は、半分の力も出してないが、軽く覇王色を発動する。そして・・・

 

飛翔「三刀流奥義・・・」シュンシュン

 

ワッカ「な、なんだこれ・・・」

 

アーロン「よく見ておけ。全力ではないが、アイツの力を。」

 

アーロンは、皆に飛翔の強さを見ておくように言った。

 

飛翔「三千世界!!!!」

 

魔物「グワァァァァァ!!!!」ドシン!!

 

あっという間に魔物を倒してしまった飛翔。他の皆は驚くものや腰が抜けて立てない女性人。

 

飛翔「フ〜!!弱いな。」キン

 

俺は後ろに振り替える。ユウナとルールーは、腰が抜けて立てないみたいだな。

 

飛翔「大丈夫か?」

 

俺は、ユウナとルールーに手を差し出す。

 

ユウナ「は、はい・・・」

 

ルールー「な、何とかね・・・」

 

俺が出した覇気でユウナとルールーはおろか、ワッカまで腰を抜かしていた。

 

アーロン「さすがだな。」

 

飛翔「ま〜な。正直あんたにも勝てるしな。」

 

ティーダ「マジッスか!?」

 

アーロン「ああ、俺じゃかなわん。」

 

飛翔「さっさと先にいくぞ。」

 

俺達は再びミヘン街道を進んでいった。すると、ルールーが俺に声をかけてきた。

 

ルールー「貴方・・・昨夜ユウナと寝たでしょ?」

 

飛翔「・・・」

 

ルールー「別にいいけど。もちろん次は私よね?」

 

俺はルールーが本気で俺を見ていないことが気掛かりで、ついに話した。

 

飛翔「あのさルー、お前本気で言ってんのか?」

 

ルールー「当たり前じゃない。」

 

飛翔「お前・・・ワッカの弟のチャップの事が忘れられないから、俺で忘れようとしてるだろ。」

 

ルールー「!?」

 

飛翔「図星か。なら悪いが、そんな理不尽な理由なら断る。指輪も悪いけど返してもらう。」

 

俺はルールーの手につけている指輪を強引に外した。

 

ルールー「なんで・・・」

 

飛翔「お前が本気で俺の事が好きならいい。けど、誰かの代わりはごめんだ。少し反省して考えろ。」

 

俺はそのままルールーから離れてユウナの側にいった。

 

ユウナ「どうかしたんですか?」

 

飛翔「ん?いや、ルールーから指輪を返してもらってきた。」

 

ユウナ「どうして!!」

 

ユウナは叫ぶ。当然だ、自分の事を妹のように慕っている。ユウナからすれば、姉同然である。

 

飛翔「ルーは俺を見ていない。死んだワッカの弟と被せている。俺は、おれ自身を見てくれた奴じゃなきゃ、悪いけど指輪はやれない。」

 

ユウナ「・・・」

 

ユウナは少し納得してはいないが、俺の言うことも理解できたのでこれ以上言わなかった。そうしていると、ミヘン街道の終点に到着した。が、何やら関所付近で女が叫んでいる。

 

??「何で通れないのよ!!」

 

そう叫んでるのは、キーリカで会ったドナだった。

 

ドナ「私は召喚士なのよ!!この先の寺院に行かなきゃならないの。」

 

門番「ですから、さっきから何でも申し上げてる通り、これからシン討伐の作戦が始まるので、ここは今現在通行出来ません!!」

 

ユウナ「通行出来ないんですか?」

 

ドナ「あら?貴方は・・・」

 

ユウナの声に反応したドナ。

 

ドナ「貴方もここに来たの?」

 

ユウナ「はい、ドナ先輩も?」

 

ドナ「そうよ。それが今はここ通行禁止見たいよ。それにしても・・・またガードの数を増やしたのね。見慣れない顔が増えてるみたいだし。」

 

ユウナ「ええ、いけませんか?」

 

ドナ「別に。ま〜弱いガードが何人集まっても同じことよ。」

 

飛翔「・・・」

 

俺は頭に来て鬼鉄をドナの首元につけた。もちろん秋水はバロテロに向けてるが。

 

飛翔「さっきから聞いてれば・・・お前か、ティーダをキーリカ寺院に無理矢理試練の間に入れたのは。」

 

ドナ「だ、誰よあんた・・・」

 

飛翔「ユウナのガードだが?それより質問に答えろ。お前、掟の事知らないわけないよな?」

 

軽く殺気を込めてドナに問いただす。

 

ドナ「ご、ごめんなさい。私がバロテロに頼んでやったわ。」

 

飛翔「・・・正直に言ったし、今回は許してやる。けど、次は無いぞ?わかったな。」

 

二人は首を縦に大きく降った。まるで壊れた人形みたいに。暫くして積み荷と一緒にシーモアがあらわれた。なんでも、ユウナと俺達ガードを通してくれるらしい。けど、ドナとバロテロは駄目みたいだ。納得のいかない俺はシーモアに言う。

 

飛翔「シーモア老師様よ、どうにかコイツらも一緒に連れていってくれませんかね?」

 

ユウナ「私からもお願いします。」

 

ユウナ「やれやれ、ブラスカ様のお嬢様、ユウナ様に言われては仕方ありませんね。」

 

ユウナ「ありがとうございます。」

 

飛翔「・・・」

 

こうしてドナ達も一緒に討伐隊作戦本部に向かった。

 

飛翔「・・・ユウナ。」

 

ユウナ「はい?」

 

飛翔「シーモアにはあまり近づくな。」

 

ユウナ「どうしてですか?」

 

飛翔「それは・・・いずれ分かる。お前達全員これから先大きな真実を知ることになる。けど、何があってもシーモアの誘いにはのるな。絶対にだ。」

 

ユウナ「・・・分かりました。でも、いずれ全てを話してくださいね。」

 

ユウナはそう言うと、キマリと一緒に討伐隊が一望できる所に向かった。俺はアーロンとワッカの所にいく。ティーダはユウナと一緒にいる。ルールーは・・・一人で考ええいる。多分、俺が言った事だろう。すると、ルッツがやって来た。

 

ルッツ「ワッカ、話すのは最後になるかも知れないからな。お前に謝らなければならない。」

 

ルールー「ルッツダメ!!」

 

ワッカ「なんだよ?」

 

ルッツ「お前の弟を討伐隊に誘ったのは・・・俺だ。」

 

ワッカ「!?テメェ・・・」

 

ワッカはルッツに殴りかかろうとする。しかし、俺が刀を出して静止させる。

 

ワッカ「あいつはよ・・・一回でも試合に勝ったら、ルーに結婚を申し込むんだって言ってた。けど、ある日突然討伐隊に入るだもんな。」

 

ルッツ「ブリッツで勝つより、惚れた女にシンを近付けさせない方が、よほど格好いいだとさ。」

 

隊員「各隊員は、所定の配置につけ!!」

 

ルッツ「んじゃ、そろそろ行くか。」

 

ワッカ「ルッツ!!死ぬなよ。」

 

ルッツ「・・・当たり前だ。まだ、お前に殴ってもらってないからな。」

 

ルッツはそう言い残して、前線に向かった。

 

ルールー「・・・」

 

飛翔「ルー・・・」

 

ルールー「ごめん飛翔・・・私は確かに貴方とチャプを重ねてみていたわ。でも・・・チャプには悪いけど、今は本当にあなたが好きなの。」

 

飛翔「・・・」

 

ルールー「本当に・・・ごめんなさい」ポロポロ

 

飛翔「お前の気持ち・・・確かに受け取った。」

 

俺は、ルールーから返してもらった指輪をルールーの薬指につける。

 

ルールー「ごめん・・・なさい」

 

ルールーは俺の胸の中で泣いた。声を殺して泣いていた。暫くしてようやく泣き止んだ。それと同時に、ようやく討伐隊が本格的に動き出した。

 

ワッカ「お〜お〜!!失敗確実だってのによ。」

 

ユウナ「止めようよ!!もう・・・」

 

ワッカ「わ〜ったよ。けどな、俺は機械を認めない。教えを反するのは認めない。」

 

そして作戦本部に到着した。

 

ガッタ「まもなく作戦が始まります。」

 

飛翔「おいおい、えらい適当に言ってんな。」

 

ガッタ「あったり前だろ!!俺はシンと戦うためにここまで来たんだ!!それなのに・・・」

 

アーロン「認められたいのなら、与えられた仕事を黙ってこなしてみろ。」

 

ガッタはそのまま走り去ってしまった。

 

キノック「おお〜!!シーモアから聞いてたが、本当に会えるとはな。所でアーロン、この10年何をしていた?」

 

アーロン「作戦が始まる。無駄な話をしてる暇はないだろう?」

 

キノック「どうせ失敗する作戦さ。少しでも夢を見させてやるさ。」

 

俺はその一言に、こいつは本気でスピラの平和を願っていないと思った。

 

隊員「まもなく作戦が始まります。ここも安全とは言えません。戦いの準備が出来ましたら、私にお伝えください。」

 

ワッカ「これじゃ、まるで寺院が認めた作戦みたいじゃねえかよ・・・」

 

飛翔「認めたみたいじゃない。認めてるんだ。失敗すると分かってるからな。」

 

ティーダ「ひでぇ・・・」

 

アーロン「飛翔、お前は女性人の側にいてやれ。」

 

飛翔「了解。そっちは頼んだぞ。」

 

俺は近くにユウナとルールーを呼ぶ。そして、ティーダが準備完了の合図を伝えた。いよいよ作戦開始か・・・

 

隊員「キノック老師、お願いします。」

 

ユウナ「シンは来るのかな?」

 

飛翔「来るさ、必ずな。」

 

シンのコケラを無理矢理鳴かせると、別のコケラが現れた。

 

飛翔「面倒だな・・・」

 

アーロン「無駄口を叩いてないで、さっさと叩くぞ!!」

 

シンのコケラを叩く。そしてようやくコケラを退治すると、シンが現れた。

 

飛翔「不味いな・・・」

 

アーロン「来るぞ!!」

 

飛翔「お前ら!!全員俺の後ろにいろ!!」

 

ワッカ「何をするつもりだ!?」

 

飛翔(神様よ、悪いがここで能力追加だ!!シンのあのバリアは何で守れる!!)

 

神『あのバリアは、魔法かもしくは節乃の言霊だ。』

 

飛翔「なら、節乃の能力とノッキング次郎を!影分身でもその能力を使えるようにしてくれ!!」

 

神『わかったわい。・・・能力追加完了じゃ!!武運を祈るぞ。』

 

飛翔「サンキュー!!影分身!!」

 

一同「!?」

 

飛翔「お前ら、ガッタやルチル達も守れ!!」

 

飛翔S「わかった!!」

 

飛翔「いくぞ・・・す〜っ!!ガアァァァ!!」

 

俺は力一杯叫び、シンが出したバリアに対抗した。すると、お互いの衝撃で衝撃波が起きた。全員吹っ飛んだが、それぞれに俺の影分身をつけている。本体はユウナの側にいる。ようやく衝撃波が収まると、シーモアが倒したはずのコケラと戦っていた。仕方なく、俺とユウナは助太刀に入る。

 

シーモア「下がっていてください。ユウナ殿。」

 

ユウナ「は、はい。」

 

そう言うと、シーモアは黒魔法でコケラを怯ませた。

 

シーモア「今です!!飛翔殿!!」

 

飛翔「一刀流居合い・・・子子孫孫!!!!」

 

コケラ「グギャアァァ!!」

 

そのままコケラは、魂となり空に去っていった。そのままシンはアルベド族の機械を壊し多くの人の命を奪った。

 

ユウナ「皆さん下がって!!召喚します!!」

 

シーモア「無駄です。今のあなたでは・・・」

 

ユウナ「でも、何かしたい。」

 

シーモア「無駄です。」

 

飛翔「悪いが、やらせてやってくれ。」

 

俺はユウナを見つめた。それに頷くと、ユウナは踊り始めた。すると、次々と死者の魂は異界に送られていく。そして異界送りも終わり、俺達は次の寺院に向かおうとしていた。すると、シーモアがやって来た。

 

シーモア「顔色が優れませんね。しかしユウナ殿、このような時こそ気丈に振る舞わねばなりません。」

 

ユウナ「!?」

 

飛翔「・・・」

 

シーモア「普通の人間ならば、時には悲しみに浸るのもよいでしょう。けれども、あなたは召喚士。人々の希望そのものなのです。『シン』を倒すまで弱音は許されません。よく心得ておくことです。」

 

ユウナ「はい・・・努力します。」

 

シーモア「不安ですか?」

 

ユウナ「はい。」

 

シーモア「ならば、私が支えとなりましょう。ユウナレスカを支えたゼイオンのように。続きは・・・おや。」

 

飛翔「悪いが、ユウナを支えるのは俺の仕事だ。」

 

俺は我慢できず、シーモアに刀を向けていた。

 

シーモア「フフフッ、随分と勇ましい方をガードにしていますね。」

 

ユウナ「飛翔さん!!」

 

飛翔「悪いが、ユウナを妙な言葉で惑わせないでもらおうか・・・」

 

シーモア「それはそれは、失礼いたしました。」

 

シーモアはそう言いながら去っていった。

 

飛翔「・・・」キン

 

ルールー「ちょっと飛翔!!貴方何したか分かってるの!!」

 

飛翔「何って?」

 

ワッカ「よりにもよって、老師に手を出しやがって!!」

 

飛翔「悪いが、謝るつもりはないぞ。それに、遅かれ早かれいずれは戦うさ。」

 

ユウナ「えっ?」

 

ルールー「どういう意味?」

 

飛翔「・・・ヒントだ。お前らは全員、エボンの教えを信じてるよな?」

 

ワッカ「当たり前だろ?」

 

飛翔「なら、その教え事態が嘘だったら?」

 

ルールー「・・・」

 

ワッカ「んな訳ないだろ!!」

 

アーロン「落ち着け。コイツはあくまでヒントと言った。そこからどう考えるか、お前達次第だ。」

 

飛翔「そう言うことだ。」

 

俺とアーロンは寺院に向けて歩き出した。それに続いてユウナとルールーが俺に近づく。ワッカは未だに悩みながらティーダと歩いていた。

 

ティーダ「張り切ってんな。」

 

キマリ「辛いときほど明るく振る舞う。」

 

ティーダ「ほっといていいのかよ?」

 

キマリ「ガードが心配すると、ユウナはもっと無理をする。お前も気を付けろ。今は飛翔がいるから問題ない。」

 

ティーダ「心配するより、笑顔?」

 

キマリ「キマリも練習している。」

 

ティーダ「ちょっとやってみ?」

 

キマリは、自分では笑顔のつもりなのだろう。

 

ティーダ「ザナルカンドまで、後どれくらい?」

 

ワッカ「まだまだ・・・だな。」

 

ルールー「幻光河を越えてグアド族が暮らすグアドサラム。」

 

飛翔「んで、雷平原を越えてマカラーニャだな。」

 

ティーダ「うっひゃ〜・・・」

 

ユウナ「その前に、『ジョゼの寺院』でお祈りで〜す♪」

 

ティーダ「一気にバビュっとザナルカンドへ!・・・それじゃダメなの?」

 

ユウナ「なるべく沢山の寺院を巡って、祈り子様にご挨拶しなくちゃ。」

 

ワッカ「それが召喚士の修行だ。究極召喚に耐えられるように、心と体を鍛えるのさ。」

 

ティーダ「大変だな、ユウナ。」

 

ジョゼに向かう途中で、ルチル達と会った。

 

ルチル「ユウナ様、みなさん。ご無事でなによりです。」

 

ユウナ「あなた方も、よくご無事で・・・エボンのたまものですね。」

 

ルチル「いいえ・・・実は、お隣にいるガードの方のお陰なんです。」

 

ユウナ「飛翔さんの?」

 

ルチル「はい、シンに殺られる直前に私たちの前にあらわれてくれて、そしてシンのバリアを弾いてくれました。ですが、我々は助かりましたが、戦力としては全滅同然です。」

 

エルマ「生き残ったチョコボは、この子だけなんです。」

 

クラスコ「これじゃあ、チョコボ騎兵隊なんて名乗れないッスよ・・・」

 

ルチル「教えに背いて参戦したあげくに、この有り様です。死んでいった兵達に、合わせる顔がありません。」

 

飛翔「それでも、お前さん達は生き残った。後は、これからどう生きるか考えるんだな。本当に無事でなによりだ。」ナデナデ

 

エルマ「は、はい!」

 

ルチル「本当にありがとうございます。///」

 

俺は、無事に生還出来たルチル達の頭を撫でてやった。しかし、それがいけなかった。何時ものように、俺のフラグ建設機能が発動してしまった。恐る恐る前を見る。そこには般若の顔をしたユウナとルールーがいましたとさ。

 

ユウナ「・・・飛翔さん♪」

 

飛翔「な、なんだ?」

 

ルールー「少〜し話いいかしら?」

 

飛翔「・・・ワッカ助けてくれ!!」

 

ワッカ「俺によるな!!」

 

ユウナ「ワッカさん・・・」

 

ワッカ「な、なんでしょうか?」

 

ルールー「飛翔と話があるから、退いてくれるかしら?」

 

ワッカ「はい〜!!ただいま!!」ピューッ

 

ワッカはあまりの恐ろしさに、いち早くジョゼ寺院に走っていった。

 

飛翔「ワッカ〜!!裏切り者〜!!カムバーック!!」

 

ユウナ「さあ飛翔さん♪」

 

ルールー「ゆっくりと、話を聞かせてもらうわよ♪」

 

飛翔「ぎゃ〜!!・・・」

 

俺の叫び声が、ジョゼ寺院付近に響き渡ったのであった。ようやくユウナとルールーの説教から解放されてワッカ達と合流する。

 

飛翔「ワッカこのヤロ〜!!見捨てやがって。」

 

ワッカ「さすがにあれは止めれるか!!」

 

飛翔「ったく。」

 

ティーダ「相変わらず大変ッスね。」

 

飛翔「お前もワッカと一緒に逃げやがって。」

 

愚痴をこぼしていると、ジョゼ寺院の雷キノコの岩が離れた。

 

ルールー「あれは、召喚士が祈り子様と対面したときになるのよ。」

 

ワッカ「誰か来てるのか?」

 

ユウナ「誰だろう?」

 

ティーダ「ドナだったりして・・・」

 

ユウナ「負けたくないな。」

 

飛翔「大丈夫だ。」ポンポン

 

ユウナ「はい///」

 

俺達はジョゼ寺院に入って試練の間に向かうのであった。

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以外と前半は・・・!!後半普通かな?
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FF10 オリ主 最強 ハーレム ワンピース技 

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