『過去の水晶』により呀猟の最期を目に焼き付けた我々は

今現時点の話に戻したのだが『ある問題』が発生していた

居場所不明の『もう一つの封の五呪印』についてだ………

十三節　?最後の『封の五呪印』の謎?

左慈「…………まぁこんな感じだ」

華佗「……………」

于吉「その後調べたら呀猟が我々に行ったあの『黒い穴』は『闇行』の原型であることが分かりました」

愛紗「呀猟は…………あのように幕を閉じたのですか………」

貂蝉「立派な最期だったわん……

あの後いくら探しても見つからなかったわん」

卑弥呼「あ奴の気を探したのだが………駄目だった」

華佗「五斗米道の先祖が………

これは偶然なのか……？」

左慈「そればかりは分かんねぇよ

但しな…………」

華佗「むっ？」

左慈「あいつの生き様は偶然などでは無かったぞ」

華佗「………そうだな、俺もそう思っていた……」

卑弥呼「あの後に我々は響窃を封印したのだ」

翠「けどよ………」

于吉「？？何ですか、馬超さん？」

翠「今、現段階の『封の五呪印』で5個のうち3個響窃が持ってんだよな？」

蒲公英「そうだけど………あれ…？」

翠「残り2個のうち1つはここにある『同盟の宝玉』だけどよ、もう1つは何処にあるんだ？」

桃香「そういえば…………」

雪蓮「今のところ4つしかないわね……」

私も気になっていた………

一体もう一つはどこだ？

左慈「お前等把握してなかったのか!?」

華琳「………ごめんなさいね！」

左慈「おい！まさかの逆ギレか!?

魏の覇王とも在ろうものが逆ギレか!?勘弁してくれよ!!」

春蘭「貴様！華琳様を愚弄する気か!!?

私が相手になるぞ!!」

………左慈……そんな事を言えば怒るのは当たり前だろう……

于吉「まぁまぁ落ち着いて

仲間割れしている場合ではないですよ？」

于吉はそこへ止めに入った

確かに仲間割れをしている場合ではないな

貂蝉「確かに1つ足りないわねん」

蓮華「何か手掛かりはないかしら？」

雪蓮「于吉……知らないの？」

于吉「ふむ…………

『封の五呪印』はそのほとんどはばらばらに存在するんですが、ごく稀に一部に固まって存在してしまうことがあるのですよ」

于吉は淡々と話していく

于吉「まとまっていた場合、『呪印』の個数にもよるのですが

その外史の『国々の国宝』などに変化します」

思春「だが国宝なら4つ分しかないのだぞ………？」

于吉「そう………この外史には国宝は4つしかない……

他に何か………『大切な物』……『北郷一刀に纏わる物』はありませんか？」

桃香「ご主人様に関わる物………

それならあの光り輝く服しか出てこないですよ?……」

桃香様がそう呟いた時だった

？？「それ以外の物だ…………」

風「っ!!?この声は…………！」

稟「響窃!!」

響窃の声だけが聞こえてきたのだが響窃の姿を見つけることができなかった

春蘭「おのれ響窃!!出て来い!!」

春蘭は辺りを見回すも奴の禍々しい気さえ感じられなかった

響窃「遠慮しておこう………

今姿を見せれば叩き切られそうだからな…………」

華琳「それなら何のようかしら？」

響窃「最後の『封の五呪印』……

協力しようと思ってな…………」

桔梗「なんじゃと!?」

明命「信じられません、そんな言葉!!」

明命の言う通り信用ならん！

響窃「信用するもしないも勝手だが、どちらにしろ『封の五呪印』が見つからなければなにも進展しない………」

左慈「卑怯者め!!」

響窃「どうとでも呼べ…………

さて示唆を言うぞ…………一度しか言わんからな……」

っ!!?ひとまず奴の示唆を聞いておかなければ！

響窃はゆっくりとこう言った………

響窃「最後の『封の五呪印』は………………

………『最初の神具』だ……」

　　　　　　　　　　　……終……