IS 2体の魔神皇帝
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文化祭まで残り2日に迫った。

一年一組一同は一夏を除き教室の片付けをしていた。

 

本音「ゴキブリー!」

 

箒「こっちに来るな!!」

 

清香「気持ち悪い〜!」

 

千冬「お前等私に押し付けるな〜!」

 

しかし突然現れたゴキブリの群れに驚いて逃げまくっていた。

弾以外が

 

真耶「殺虫剤は何処ですか〜!?」

 

セシリア「知りませんわ!!」

 

弾「ほんの9匹なのに・・・」←家で駆除をよくやらされるので慣れている。

 

弾は瞬く間に4匹を片付けた。更に叩き潰すが一匹だけ何度潰しても死なない一匹に違和感を持って捕獲して虫かごに入れてみた。

 

弾「コイツ・・・機械か?」

 

よくみて見ると所々おかしな光を出している箇所が有った。違和感がかなりあるので束の下に持って行く事にした。

 

弾「束さん!こいつを見てくれ!」

 

束「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!

束はメカゴキブリをみるやいなや物凄い勢いで逃げて行ってしまった。

 

弾「何で逃げるんだよ・・・仕方ない一夏に後で見てもらうか」

 

箒「お、おい、何で殺さないんだ?」

 

弾「何度潰しても死なないから変だと思ったんだ。殺虫剤につけても死なないし・・・

  よくみたら機械なんだよこいつ。だから束さんに見てもらおうと思ったんだが・・・」

 

箒「こっちに寄せるな!!気持ち悪い!!」

 

清香「イヤァァァァァ!!!」←逃げ出した

 

ラウラ「ギャァァァァァァ!!」←箒の後ろに隠れる

 

セシリア「ヒィィィィィィィ!!」←清香と同じく

 

鈴「ほんとによく気がつくわね」←弾と同じ理由で平気(触るのはNGだが)

 

千冬「アガガガガガガガ・・・・」←箒に隠れて震えている

 

一方一夏は東名高速道路をスカルホースで走っていた。

 

一夏「まだ付いて来るのか・・・」

 

彼の後ろには楯無がずっとくっ付いて着ていた。しかも光子力研究所に向っている途中なのに。バイクで移動する彼に対して楯無もバイクで移動しているが蒼いので一夏からすれば相当目立っている。

 

一夏「少しスピード上げるか・・・」

 

バイクのスピードを上げると彼女もあからさまにスピードを上げてきた。

しかし一夏は少し目を離すと直ぐに見失ってしまうのでばれていても尾行するのは意外と間違ってはいないだろう。まだ彼女が未熟と言うのもあるだろうが・・・。

 

楯無(本当によくあんな大きいバイク振り回せるわね・・・)

 

一夏「何だもう下りないといけないのか・・・仕方ない普通についてこさせるか」

 

楯無(あれ?やっぱりばれてた?って当たり前ね)

 

一夏「ほら行くぞ。って言っても直ぐ帰るがな」

 

楯無「あはは・・・そうなんだ・・・」

 

一夏は一般道に入り光子力研究所の土地に入ると一気に加速して楯無はついて行くのがやっとだった。到着すると楯無は完全にへばっていた。

 

一夏「体力無し」

 

楯無「一夏君が異常なまでのスタミナ持っているんだって・・・」

 

十蔵「なんじゃ騒がしいの」

 

楯無「イヤァァァァァァ!!!」

 

一夏「五月蠅い!!」

 

ガン!!

十蔵をみて驚く楯無に容赦なく拳骨を叩き込んだ一夏。

 

楯無「痛ッ・・・」

 

一夏「で、渡すもんって何なんだ?」

 

十蔵「お前専用の銃が完成したのでな。渡そうと思うて呼んだのじゃ」

 

十蔵はそういうと一夏にホルスターに入った銃を一丁渡した。

(見た目などは松本零士作品に出てくる戦士の銃)

 

十蔵「恐らくこれからの戦いで必要になるじゃろうな。この銃は」

 

一夏「そうならない事を祈るがな。俺らしくないが」

 

一夏はホルスターを装備すると学園に戻ろうとするが十蔵に呼び止められる。

機材を搬入があったのを忘れていたらしく手伝って欲しいと言うのだ。

 

一夏「解ったよ。おいゲンゴロウ手伝え」

 

楯無「痛い・・・」←まだ痛がっている

 

一夏「ハァ・・・」

 

一夏は楯無を引きずりながら機材の所まで運んだ。

 

十蔵「この機械なのじゃが重すぎての」

 

一夏「それで俺にね・・・ゲンゴロウも手伝わせるが」

 

楯無「こんな重そうなのIS使っても無理っぽいんだけど・・・」

 

一夏「いいから手伝え!」

 

一夏は手伝いながらも楯無を無茶苦茶なまでに酷使して疲れさせた。なので帰りは車にすることにした。帰りの車の中では楯無は悲鳴を上げ続けていたが。

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一夏「姐さん何泣いてるんだ?」

 

戻ると同時に一夏は束に泣きつかれた。あの後何回か弾に例のゴキブリを見せられていたらしい。

 

一夏「弾が見せるくらいなんだから多分機械のゴキブリだろうに・・・」

 

束「でもゴキブリだよ!!束さんゴキブリ嫌い!!」

 

一夏は溜め息をつくと弾を探して機械ゴキブリを見せてもらった。流石に一夏も直接触るのは抵抗があるようでゴム手袋を使って解体をした。

 

弾「どうだ一夏?」

 

一夏が一通り作業を終えたのを見計らい何処の物なのか聞く弾。

 

一夏「Drヘルの造ったもんじゃないから亡国企業じゃねぇな。

   造りが粗末過ぎる。下っ端の鉄仮面でももっと質が良く量産できるだろうしな。

   評価できるのは頑丈さだけだ」

 

束も解体されたゴキブリを見てホッとしてからやって来た。

 

束「此処まで来れば大丈夫かな・・・確かにDrヘルのじゃないね」

 

一夏「つくりが荒いからな。多分・・・あそこだな」

 

束「かもね」

 

弾「何処だよ・・・」

 

一夏「お前や簪の機体の開発を任されていた企業のだ。今潰れかけているから何とか

   他国のISデータを手に入れようとしていたんだろ」

 

弾「結構前にお前が言っていたようにか・・・」

 

一夏「あぁ。簪のISほったらかしにしてお前のISに人員回した上に未完成。

   それをジジィが完成させた上にコアもろとも光子力研究所所属になったからな」

 

弾や束は呆れて何も言えない。千冬もその話を聞いて呆れてしまった。

 

千冬「ゴキブリとは趣味が悪い・・・」

 

一夏「だが誰も触ったりしたがらないだろうから忍び込むには丁度いいだろうけどな」

 

箒達は余りにも迷惑な話に呆れるのと同時に怒っている。

 

箒「如何考えても自業自得だろ・・・」

 

簪「専用機、完成度が40%にも満たなかったし・・・」

 

弾「良く出来たなオイ!」

 

一夏「それなりの知識があったんだろ。俺はさっぱりだが」

 

弾「テストの点いいくせに何言ってんだコラ!」

 

一夏「理解していても料理みたいに作れるか阿呆!」

 

口喧嘩を始める2人に束は苦笑いしている。

 

箒「また始まった・・・」

 

ラウラ「まぁ喧嘩するほど仲が良いとも言いますし・・・アハハ」

 

清香「箒ともよくするよね?」

 

箒「喧嘩は時々だな。最近は一緒にいるのは最近は寝ている時とご飯の時だしな」

 

セシリア「ほったらかしですか!?」

 

箒「一夏曰く何時もベタベタしているのがカップルじゃないだろうとか。

  余りくっ付かれすぎると鬱陶しいらしい」

 

鈴「そればっさりと言われた?」

 

箒「グサリと言われた」

 

簪「情け容赦ない・・・(汗)」

 

箒「だが一緒にいるときは幸せだぞ」

 

(((ま、眩しい・・・・)))

 

一夏「大体理解出来ていても実行するのとはわけが違うだろ!!」

 

弾「なんだよプラモとPC造るものの延長だろうが!!」

 

一夏「延長でも程度が違うわ!!」

 

まだ口喧嘩を続けている二人。流石に止めようとしたシャルが割って入った。

 

シャル「あの〜喧嘩はその程度に・・・」

 

「「喧しい!!お前は黙っていろ!!」」

 

シャル「ヒャァア!」

 

余りの気迫と大声に吃驚してしまい尻餅をついたシャル。

一夏の後ろにはスカルカイザー、弾の後ろには何故か鬼のような者が見えたとか。

 

千冬「ああなると私でも止められん。箒やラウラがとめても聞かないしな・・・」

 

ラウラ「大抵兄様の威嚇で恐怖してしまいますからね」

 

シャル「ラウラ〜、怖かったよ〜」

 

シャルはラウラに怖かったと飛びつこうとするが千冬のアイアンクローを喰らってしまった。

その飛びつかれたラウラは箒のコートの中に隠れてしまった。

 

箒「それより鈴と簪は文化祭の準備はいいのか?」

 

簪「いけない忘れてた」

 

鈴「あ、そうだった!」

 

一夏「チッ」

 

弾「ケッ」

 

2人の口喧嘩もやっと終ったようだ。今回は引き分けのようだ。

千冬は良くそんなに口喧嘩ができるものだと呆れ、束は殴りあいにならなかった事に安堵した。

普段の2人なら殴り合いになっていた可能性があった。(一夏は当然手加減しているが)

 

弾「それにしても其処だけなのか?スパイロボ送り込んで来てるの?」

 

一夏「多分後幾つかの企業が送り込んで来てるだろうぜ。ロシア辺りは軍がだろうがな」

 

清香「もしかして・・・」

 

一夏「青ゲンゴロウだったら簪に駆除を頼むさ。だがこの事は知らんだろうよ」

 

箒「はぁ・・・」

 

束「機械獣と戦えるようになりたいならお爺ちゃんに言えば良いのに」

 

一夏「薄っぺらい人間ほどプライドは高いもんだろ。だから秘密裏に調査している

   つもりなんだろ。今頃ジジィが色々とやってるだろうが」

 

束「あぁ・・・ありえそう・・・」

 

一夏「さっき電話しておいたし」

 

束「だからかい!」

 

束は思わずハリセンを使って突っ込んだ。

流石に堪えたらしく頭を押さえる一夏。弾は大笑いしている。

 

弾「アヒャヒャヒャ!思いっきりぶっ叩かれてやんの!」

 

一夏「ルセェ!!テメェに言われたくねぇ!!」

 

弾「んだと!?」

 

箒「また始まった・・・」

 

マドカ「それよりお腹減った・・・」

 

一夏「わかったよ。飯食ったら準備の続きするぞ」

 

千冬「続きと言うか・・・あのゴキブリが出たから全く進んでいなかったのだがな」

 

一夏「おい!?」

 

弾「俺が捕まえてからやっていると思ったのに!?」

 

箒「また出るかと思ったんだ!!」

 

ラウラ「気持ち悪くて出来ません!」

 

マドカ「気持ち悪い・・・」

 

一夏「解ったっての・・・明日は少し忙しくなるなぁ・・・割と暇な一日にするつもりだったんだが」

 

弾「割と暇って・・・それには賛成だが」

 

清香「一応言っておくけど殺虫剤教室に撒いたからあと一時間は入れないよ」

 

一夏「○○サンでもしたのかよ・・・」

 

溜め息をつきながらも一夏は仕方ないと諦めた。

 

一夏「で、何食うんだ?」

 

弾「食堂の厨房に入らせてもらおうぜ」

 

一夏「だな」

 

一年一組のメンバーは男子二人の作る夕飯を食べた後、教室の掃除から仕事を始めた。

殺虫剤だらけなので殺虫剤をふき取るだけになったが・・・。

 

一夏「明日は教室の片付けと飾り付けだからな。少し忙しくなるからな」

 

「「「「了〜解!」」」」

 

全員の返事が聞けたところで解散した。

 

箒「そういえばお爺様から渡された物とは?」

 

一夏「これだ。新型の光子ビーム銃だ。実弾も撃てるようにしてもらったんだ。

   しかも超合金ニューZα製だから耐久力なども申し分ない。

   しかし完成に3年掛かるとは思わなかったぜ」

 

箒「ってそんな前から!?私も知らなかったぞ!?」

 

一夏「箒専用の刀も作られているみたいだぞ」

 

箒「え?」

 

一夏「あ・・・」

 

一夏の言葉に思わず間抜けな声を出してしまった箒。

聞き返すがはぐらかされてしまい詳しい話は聞けなかったが箒専用の刀が十蔵達の手によって製作中だと言う事だけは聞くことが出来た箒。

 

一夏「まぁその内呼ばれるさ。あ、刀じゃないかもしれないからな。

   其処は俺も知らん」

 

箒「まぁ、私専用の武具が造られているということだけは知っているのだな?」

 

一夏「あぁ」

 

ラウラ「あの・・・私のは?」

 

鈴(造っていて欲しいのかしら?)

 

一夏「知らん。だが造られている可能性はあるかもな」

 

清香「武器・・・か・・・」

 

一夏「清香は武器が嫌いだったっけ?」

 

清香「極一部を除いてね」

 

セシリア「清香さんは優しいんですのね」

 

セシリアは思わず清香に抱きつき清香も振り払おうとせずに二人仲良くじゃれていた。

鈴も楽しそうなのでそれに混ざって行った。

 

弾「あの3人仲良いよな」

 

一夏「女の事はよく解らん」

 

弾「だよなぁ・・・」

 

箒「私達だってお前たち男の事は解らん事が多いぞ」

 

ラウラ「そうです」

 

一夏「大抵男って単純だとか言われるのは腹立つよな」

 

弾「全くだぜ。箒とかラウラにセシリア達はそこんとこ解ってるから有難い」

 

鈴「な、なにこっぱずかしいこといってるのよ!!/////」

 

セシリア「有難いなんてそんな/////」

 

箒「小さい頃からの付き合いだしな」

 

ラウラ「私は直感的に・・・」

 

清香「私もかな。二人は結構複雑だよね?」

 

シャル「何で直感!?それに何で清香は疑問系な訳!?」

 

その後は風呂に入ったり他愛のない話をしていたらもう23時近くになっていた。

清香とラウラは完全に寝てしまっていて起きる気配が無い。

弾はセシリアをおんぶして寮の部屋に運び、鈴はその後に運ばれた。

 

弾「んじゃおやすみ」

 

一夏「おう」

 

この後一夏は箒に狐のコスプレをさせられ、同じく狐のコスプレをしている箒と清香

黒兎のきぐるみパジャマを着たラウラとくっ付いて寝る羽目になった。

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翌日の早朝4時には教室に一年一組のメンバーは全員集合していた。

 

一夏「お前等良く早起きしてきたな・・・」

 

清香「自然に起きちゃうよ」

 

本音「一寸眠いけどね〜♪」

 

一夏「ん?机は片付いたか。昨日掃除したから後は教室の飾りつけと椅子の用意だな」

 

一夏と弾、箒、清香、ラウラ、そのほか数名がパイプ椅子を取りに物置へ向ったが

その椅子も埃を相当被っていた。

 

「煙い〜」

 

「ケホッ!どれだけほったらかしにしてたのよ・・・」

 

一夏「こりゃ少なくとも10ヶ月は放っておかれたな。埃を吹き飛ばすから離れてろ」

 

一夏は皆が離れると何かのホースのような物を取り出し、埃を吹き飛ばした。

しかしまた少し残っているのでそれは運ぶ前に雑巾でふき取った。

 

一夏「ッたく手間のかかる」

 

箒「全くだ」

 

ラウラ「生徒会長マトモに仕事してませんね」

 

箒「というか用具委員も仕事していないのか?」

 

「私用具委員だけど一年生が主に力仕事とかしてるって状況よ。

 2年生は事務的なことで3年生が殆どサボってるわね。この倉庫は3年生の管轄なんだけど・・・」

 

一夏「後で〆てやる」

 

箒「職務怠慢とは・・・呆れたものだ」

 

一夏と箒はその後職務怠慢していた3年の生徒達を楯無を使ってこき使いまくったとか・・・

教室へ戻ると大分飾り付けが終っていた。

椅子を運び終え、並べ始めるあたりで時間は6:45になっていた。

 

一夏「切りが良いから飯食いに行こうぜ」

 

一年一組一行が食堂へ行くと2組から4組までのメンバー達も来ていた。

一組と同じく朝から準備にいそしんでいたようだ。

 

鈴「アンタ達も今からご飯?」

 

弾「あぁ。オバちゃん厨房入るぜ」

 

「だったら手伝っておくれ」

 

一夏「はいはい」

 

一夏と弾が厨房に入り料理などの手伝いを始めた。

箒と清香も入れてもらい、盛り付けなどを手伝ったので量2割増のおまけをしてもらえた。

 

箒「後は飾りつけか・・・」

 

一夏「それはそっちに任せる。俺は最後の編集するから」

 

箒「あぁ。任せろ」

 

束「いっくん私も手伝うね」

 

一夏「って言うか俺一人でももう大丈夫だから箒達を手伝ってくれ」

 

束は少し寂しそうな顔をしたが箒と一緒に食事を終えた一夏に抱きついて

彼女が言う「一夏成分」を補給した。

一夏からすれば「何だそれ?」としか言えない物だが。

 

一夏「いい加減はなれてくれ・・・暑いんだよ」

 

束「もう少し」

 

箒「そうだぞ」

 

一夏「ハァ・・・で、ラウラとマドカも何くっ付いてきてるんだ?」

 

マドカ「お姉ばっかりずるい・・・」

 

ラウラ「シャルロットが怖いのです」

 

シャル「今日はまだ何もしてないよ!!」

 

何かするつもりなのかよと一夏に突っ込まれるとシャルはあからさまに目を逸らした。

箒にシャルの手綱を握って置くようにマドカに言うとマドカはシャルにいきなり首輪をつけて

鎖まで装着した。

 

シャル「何さこれ!?」

 

マドカ「手綱代わり?」

 

弾「あ〜あ、ご愁傷様」

 

鈴「マドカって箒位の力持ってるんだったわね」

 

箒「あぁ。私の9割5分程の力を持っている」

 

シャル「死んじゃうよ!?」

 

しかし誰も聞く耳を持たずシャルはマドカに引きずられて行った。

一夏は一人編集機材の置いてある部屋へ行き、箒達は教室で飾りつけなどを始めた。

2時間ほどすれば7割から8割の仕事が終わり一夏も教室の仕事に合流した。

 

一夏「昼には終りそうだな。そうしたら自由時間だし・・・」

 

清香「あ・・・・・・」

 

箒「如何したんだ?」

 

清香「飲み物と軽いお菓子くらいは出そうって言ってたよね?」

 

ラウラ「まさか・・・」

 

清香「まだ買ってない・・・」

 

一夏「・・・この時間に気が付けたのならいい。今から御徒町に行くぞ」

 

皆何故御徒町?と思ったが一夏が○木の菓子なら色々あるだろうというので出かけることになった。

はっきり言って一夏が知っている菓子屋が○木の菓子位だけだったのだが・・・

荷物持ちとして弾と一夏が、品物選びに清香、箒、セシリアが行く事になった。電車賃は一夏が全額出した。

買ったのは回数券だが。

 

弾「えっと御徒町までだと・・・」

 

一夏「東京駅まで横須賀線でそこで山手線内回りに乗換えだ」

 

清香「ほ〜い」

 

東京駅ではその混雑振りからセシリアが逸れそうになったが弾が手を握ってついてこさせたので

大事にはならなかった。清香も途中で人の流れに流されそうになったが箒に助けられた。

そして御徒町駅に到着した。

 

弾「どっちなんだ?」

 

一夏「あっちだ。横断歩道を渡っていく。神社が店の真上にあるからそれが目印だ」

 

弾「マジかよ・・・」

 

箒「なんだがご利益がありそうだな」

 

買い物を終えて一夏と弾は荷物を持っている。

殆どは一夏と箒のコートにしまってあるが・・・。

 

セシリア「アメヤ横丁・・・まさか外国のお菓子まで売っているなんて知りませんでしたわ」

 

一夏「意外と高級な物とかが安く売られている事も有るらしいぞ。詳しい事は知らんが」

 

清香「ふ〜ん・・・」

 

箒「清香は興味なさそうだな」

 

清香「貧乏性みたいな所があるから興味ないの」

 

セシリアはクスクスと面白そうに笑い弾は苦笑い。

一夏は帰りの回数券を渡し、改札を潜って行ってしまった。

弾達も急いで追いかけ帰りは東京駅始発の列車に乗れたお陰で座る事ができた。一夏は立っていたが・・・。

学園に戻った頃には準備も終っていてお客にお菓子を出す時に使う紙コップは皿なども準備が出来ていた。

そして翌日、文化祭が始まった。しかしここでもまた一騒ぎ起きるのだった。

説明
文化祭前の準備を書きました。楽しんで頂ければ幸いです。
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タグ
一夏×箒 マジンカイザー インフィニット・ストラトス 

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