愛紗は必死に抵抗したけど

響窃の『幻龍破』で倒れてしまった………

次は………

『天下無双』の恋が戦うわ！

　　　二節　?無双は笑う?

恋「………ご主人様、助ける……」

響窃「貴様に出来るか………？」

恋「……ふっ!!」

ｼｭﾝｯ!!

ﾌｫﾝ!!

響窃「っ!!」

ｶﾞｷﾝｯ!!

恋は『空走』をして瞬時に斬りかかったが、響窃もそれに反応し受け止めた

響窃「…………素早いな」

恋「………ご主人様、恋達の為に戦ってくれた…………

恋達も、ご主人様の為に………戦う………」

響窃「あえて人のため、北郷の為にこの響窃と戦うのか…………

呂布よ………貴様はそんなに甘い考えでこの響窃を倒せるとでも………？」

恋は響窃から距離をおき

恋「……恋の考え………甘くなんか…ない……

ご主人様………助ける為なら……恋、鬼や化け物でもなる！」

ﾌｫﾝ!!

ﾌｫﾝ!!

ﾌｫﾝ!!

響窃「むっ！」

ｶﾞｷﾝｯ!!

ｶﾞｷﾝｯ!!

ｶﾞｷﾝｯ!!

恋「…………全部、受け止められた………」

響窃「関羽よりは楽しめそうだ………はあっ!!」

ﾌｫﾝ!!

ｶﾞｷﾝｯ!!

響窃の一振りを受け止めた恋

恋「……………ふっ!!」

ﾌｫﾝ!!

ｶﾞｷﾝｯ!!

響窃「中々…………！」

一進一退の攻防が続いていく

恋が攻撃すれば響窃は防御し、逆に響窃が攻撃すれば恋が防御する

華琳「恋…………っ!!雪蓮、どう!?」

雪蓮「まだよ！」

于吉「後、恋さんの後に何人いるのですか？」

華琳「私を入れて四人いるわ」

于吉「四人ですか……………何とか間に合わせます」

霞「厳しいんか!?」

于吉「少しですがね…………」

華琳「絶対に………必ず、間に合わせなさい！」

于吉「勿論です」

翠「っ!!おい、恋が!!」

華琳「っ!?」

ふと、恋の方を見ると

恋「っ!!」

響窃「そこだ！」

ﾌｫﾝ!!

ｻﾞｼｭ!!

恋「っ!?」

響窃は僅かな隙を見つけ、『極死の剣』で斬りつけた

音々音「恋殿!?ご無事でありますか!?」

恋「……ん…………まだ、大丈夫………」

恋はそういって微かな笑顔を見せたけど、傷口からは血が滴っているうえ、かなりの疲労が感じとれる

響窃「死ね、呂布!!」

ﾋﾟｭﾝ!!

恋「っ!?」

音々音「恋殿!!?」

響窃が放った『極死の閃光』は恋右胸辺りを貫いていた

霞「恋!!」

霞が落ちてくる恋を受け止め、そこへ華雄も駆けつけた

華雄「大丈夫か!?」

恋「……ん…………大丈夫…………」

華琳「恋、貴方はよくやったわ………

後は任せなさい……」

恋「………ん……………」

私がそういうと、恋は『天下無双』と伝えられた呂布とは思えないほどの綺麗な笑顔を見せてくれた

恋は私の判断でここで戦闘不能になった………

次は…………

？？「私がいく…………」

その名乗りを上げた人物は…………『あの人物』だった………

　　　　　　　　　　　……終……