インフィニット・ストラトス The Gaia Savers -Record of ATX-
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Record.4 「そして世界は回り続ける」

 

 

 

 

 

 

リクセント山岳地域・・・

 

誰もが嘘であって欲しいと願うものがある。

それはあの男が生きていると言う事だ。

理由はただひとつ。自分の欲の為に世界を混乱に陥れたのだ。

それだけで十分な理由だった。

 

 

 

 

だが。

その男は、今彼女達の前に立ちふさがっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウラ「・・・・・どうしてだ・・・・・どうしてお前が生きている・・・・・・」

 

秋龍「・・・・・・。」

 

秋龍が生きていた。正直、そんな事があるはずが無いと誰もが思っていた。

彼は事件の終盤に一夏を道連れにしようと自爆し、それに失敗して己のみ死んだのだ。

当然。心拍も停止しており。何より、絶対防御によって軽減したとはいえ、自爆してタダでは済まないということに加え、彼の体の臓器は殆どグチャグチャだったのだ。

つまりは、蘇生したとしても時間が掛かるのが普通だ。

だが。その考えを全部吹き飛ばす物となってしまっていた。

 

 

 

シャル「・・・どうして・・・・お前が・・・・・」

 

 

秋龍「・・・確かに・・・俺はあの時死んださ。自爆してな。」

 

キョウスケ「なら思念体として蘇ったとでも言うのか?」

 

秋龍「フッ・・・・・それだったら少しは現実的だな。だが・・・俺は実物だ。」

 

ライ「・・・なら・・・お前は一体どうやって・・・・・!」

 

秋龍「簡単な話だ。俺の力を。「コネクションを必要としていた男が居た。」と言う事だ。」

 

ライ「コネクション・・・・・だが今のお前は星間連合にとっても。地球連邦にとっても敵でしかない。」

 

秋龍「ああ・・・・・確かにな。でも・・・・もう一つ・・・・あるのさ。」

 

ラウラ「もう一つ・・・・・・・?」

 

秋龍「ゴライクンル。」

 

リュウセイ「っ・・・・・メキボスが言っていた・・・・」

 

秋龍「そう。星間連合などに武器を売っている商人達だ。彼らは買う相手が居れば誰にでも付く。そう考えた者達が・・・・今でも居るのさ。」

 

ラウラ「一体・・・・誰が・・・・・」

 

秋龍「おいおい。ラウラ、お前とシャルは知っている筈だろ?・・いや。厳密には二人と後は・・・四人其処に入るな。」

 

シャル「僕たちが知っている・・・・・・・・・っ!」

 

ラウラ「・・・・・なるほど・・・・・だが・・・アイツ等はこの所出で来ないぞ?」

 

秋龍「なりを潜めて横取りの機会を待ってんじゃねえの?」

 

キョウスケ「なら・・・お前を獲って口を割らせるだけだ。」

 

刹那。ラウラ達は臨戦態勢に入り、一気に仕掛けようとしていた。

対して秋龍は平然としており、余裕の一言を言ったのだった。

 

秋龍「・・俺とやるか。それもいいだろう・・・・だがな。今のお前達じゃ・・・・・俺達には勝てないぜ。」

 

秋龍はそう言い、自分のISの武装を展開して構えた。そして、それと同じく、周りのヴァルシオンも武器のディバインアームを構え、戦闘態勢を取った。

 

秋龍「そう・・・この機体・・・・・・・・「ラピエサージュ」にな・・・・・!!」

 

秋龍は言葉を発すると共にスラスターを吹かし、隣に居た僚機と共にラウラ達にへと向かって行った。と同時に機動兵器軍も動き出し、それぞれ迎撃を始めたのだった。ラウラ達はオクスタンカノンとオクスタンランチャーで応戦するが、反応速度が高く、アッサリと弾幕を抜けられたのだった。

 

 

 

ガギッ!!

 

 

ラウラ「ぐっ・・・・・!」

 

シャル「ラウラ・・・ってうわっ!?」

 

ラウラは秋龍と取っ組み合いになり、それを援護しようとシャルがランチャーを構えるが、それよりも先に僚機が接近し、シャルの援護を妨害したのだ。その時・・・

 

シャル「えっ・・・・・・」

 

シャルは僚機のパイロットの顔を見て驚いたのだ。何故なら、僚機のパイロットの顔は相棒であるラウラと瓜二つだったのだからだ。

 

秋龍「ククククク・・・・驚くのも無理は無い。その理由は・・・お前が一番よく知っている筈だろ。ラウラ?」

 

ラウラ「っ・・・・・・!!」

 

秋龍「ソイツの名はエアスト。機体はヴァルシオン・改U。以後よろしくな。」

 

エアスト「・・・・と言うが・・・私はそうは思わん。特に、ラウラ・ボーデヴィッヒ。貴様にはな。」

 

ラウラ「・・・・・・・ちっ!」

 

 

ガシャッ!!

 

 

ラウラは不愉快に思ったのか、無理矢理体制を整えてクレイモアのポットを解放した。

そして、容赦なくクレイモアを放ち、秋龍はダメージを負ったのだが・・・

 

 

 

チッ・・・・チチチチチチ・・・・・

 

 

 

シャル「えっ?!」

 

ライ「修復機能・・・・・マシンセルか!」

 

秋龍「ご名答。」

 

 

ラウラ「・・・・・・・・。」

 

そして、ラウラは自己修復されている秋龍から距離を取ってシャルと並んだ。シャルはそんなラウラを見ていて心配で一杯だったのでラウラに問い詰めた。

 

シャル「ラウラ・・・どうしてアイツは・・・ラウラと同じ顔なの?」

 

ラウラ「・・・・・・・。」

 

エアスト「・・・答えたくないか・・・いいだろう。私が答えてやる。貴様も知っているだろう。ソイツがデザインベイビーと言う事は。私達は言わば姉妹の様な関係なのさ。」

 

シャル「っ・・・・・・・」

 

エアスト「だが。当然遺伝子は全員バラバラ・・・・の筈だった。だが、私とソイツだけは同じ遺伝子が使われていたのさ。」

 

シャル「それって・・・・どういう・・・・」

 

エアスト「・・私達に使われている遺伝子の方が、他の遺伝子から生まれた者達よりも優秀だったからだ。だが。その遺伝子は数が少なく。失敗もしやすかった。結果。私達二人だけが生まれたということだ。」

 

 

ラウラ「・・・だが・・・結果私とアイツとは違いがあった。」

 

 

キョウスケ「そして・・・アイツが優遇されるようになり・・お前は織斑少佐と出会えた・・・・・か。」

 

ラウラ「・・・ええ。」

 

エアスト「そう・・・・だから私はお前を許さない。「失敗作」であるお前をな・・・!!」

 

 

刹那。エアストはディバインアームを振るい、ラウラに突進して行った。

対してラウラはスラスターを吹かして攻撃を回避。チェーンガンで反撃したのだが、ダメージは微々たるもので直ぐに修復されるのだった。

 

ラウラ「ちっ・・・・面倒だ・・・・!」

 

エアスト「流石に硬さと速さは一人前か。」

 

ラウラ「黙れ!!」

 

エアスト「なら・・・一瞬で聞けなくしてやる!!」

 

エアストは右腕を構えた。そして、其処には紅と蒼のエネルギーが集中し一気に発射されたのだった。

 

ラウラ「何っ?!」

 

その一撃をギリギリで回避したラウラは装甲にその攻撃の小さな衝撃を体に響かせつつ、次の一手を出そうとしていた。

 

エアスト「・・・外したか・・・・・」

 

ラウラ「くっ・・・・早々にケリをつけなくては・・・・!」

 

 

カシュッ!

 

 

すると、ラウラの機体の後ろ腰の辺りの装甲が可動し、腰の横に二つずつ配置された。

そして、勢いよくブースターを吹かして、発射されたのだった。

 

エアスト「っ・・・・・・!」

 

そして、その発射されたものは外装が剥がれ、中にある何かが顔を出した。それは小型化されたトマホークだったのだ。それに気が付いたエアストはディバインアームでトマホークを切り裂いていった。

 

ラウラ「貰った!!」

 

刹那。ラウラはその隙を突いて一気にエアストとの距離を詰めてステークで一撃を与えようとしていた。その思惑は思い通りになり、ステークはややズレはしたがヴァルシオンの左足に入った。後はそれを撃発(ハンマーを動かして銃弾を発射すること)するだけだった。

だが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッ!!

 

 

 

 

ラウラ「っ!?」

 

 

 

ギギギギギギ・・・・・

 

 

ステークは発射されなかった。その理由は簡単で、咄嗟に弾倉部を捕まれてしまったのだ。

 

 

 

ラウラ(弾倉をとめられた!?これでは撃つ事が・・・・・!)

 

 

 

 

 

シャル「ラウラ!!」

 

シャルはそれを見てラウラの援護に入ろうとするが、秋龍がライフルを放ち、シャルの動きを止めるのだった。

 

シャル「っ!?今のって・・・・オクスタンランチャー!?」

 

秋龍「厳密にはそれを元にして開発された武装「オーバーオクスタンランチャー」だ。」

 

リュウセイ「やっぱり・・・あの機体はラトゥーニたちの姉さんの・・・・!」

 

秋龍「ああ・・・・・・確かそんな女がいたな・・・・・だが・・・・今はもうどうでもいい話さ・・・」

 

 

シャル「っ!!」

 

 

刹那、隙を突いてシャルはランチャーを秋龍に向けて発砲した。だが、その一撃は容易に回避されてしまったのだった。そして、秋龍は機体を振り向かしてシャルに接近したのだった。

 

シャル「しまっ・・・・!!」

 

秋龍「まずは・・・・・・!!」

 

 

 

 

ラウラ「ちっ・・・・!!」

 

エアスト「無駄だ。それに・・・・お前ならこの後どうするか・・・・・わかる筈だろ?」

 

ラウラ「っ・・・・真逆・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

エアスト「受けろ。クロスマッシャー・・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドオンッ!!

 

 

 

 

 

エクセレン「っ・・!!ラウラちゃん、シャルちゃんッ!?」

 

 

ラウラ「ぐっ・・・・・!?」

 

シャル「ああっ・・・・・・・」

 

爆煙の中から現れた二人はそれぞれ損傷し、ラウラはステークを失い、シャルは装甲が損傷していたのだった。

 

ラウラ「ちっ・・・・・!」

 

シャル「いつつつ・・・・」

 

エクセレン『二人共大丈夫なの!?』

 

シャル「ど・・・どうにか・・・・・」

 

キョウスケ「っ!エクセレン、左だ!!」

 

エクセレン「うわおっ?!」

 

 

 

 

秋龍「さて・・・・・どうしてやるかな?」

 

ラウラ「・・・・・・。」

 

秋龍「何、今すぐに殺すだなんてことはしない。やり様は色々とあるんだからな。」

 

シャル「だからと言って・・・素直に従うと思う?」

 

秋龍「・・・だよなぁ・・・・・だから・・・・・」

 

 

 

エアスト「半殺しで捕らえる・・・・!!」

 

 

エアストはそう言うとディバインアームを構えて二人に突撃した。それを二人は回避するが、エアストは真っ先にラウラにへと接近して行った。

 

ラウラ「ちっ・・・・!」

 

対して、ラウラもワイヤーブレードで応戦するがヴァルシオンには通用せず、徐々に距離を迫られたのだった。そして。

 

 

 

ギャギャッ!!

 

僅かではあるが、回避に成功し直撃は免れた。だが、ディバインアームのたった一撃だけで機体の装甲が剥げたのだった。

 

ラウラ「っ・・・・!」

 

 

シャル「今度こそ・・・・っ!?」

 

 

ボボボボボッ!

 

再度、援護に入ろうとしたシャルは秋龍のラピエサージュに足止めされて、先に其方の相手をせざる得なくなったのだった。

 

シャル「しつこい・・・・!」

 

秋龍「友軍を助けるのは普通だろうがっ!!」

 

シャル「まぁ・・・そうだけどっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

ドッ!   ドッ!

 

 

ラウラ「・・・・・・。」

 

エアスト「・・・・・。」

 

一方でラウラはエアストとの距離を取り、攻撃はせずに移動していた。それを見てエアストはラウラに言い放ったのだった。

 

エアスト「・・・AICで動きを止めて逆転を狙っているか。」

 

ラウラ「っ・・・・・」

 

エアスト「やはりな・・・・・在り来たりのパターンで・・・私に勝てると思うなっ!!」

 

 

 

エアストは再びクロスマッシャーを放って確実にダメージを与えようとしていた。

AICの欠点は全部で二つ。一つは使用者が単体の相手に集中して行う為に複数の相手には不向きと言う事。もう一つは、AICにも射程というものがあると言うこと。

其処で、エアストは距離を取ってクロスマッシャーで確実にダメージを与えるという戦法を使ってきたのだ。

 

ラウラ「ちっ・・・・・!」

 

エアスト「では・・・・そろそろ極めさせてもらうっ!!」

 

そして、エアストはクロスマッシャーをラウラの移動する前の地面に撃ち込んだ。咄嗟の事にラウラは反応できず、クロスマッシャーで出来たくぼみに足をとられて体勢を崩してしまうのだった。

 

ラウラ「しまっ・・・・・」

 

エアスト「獲った・・・死ねいっ!!」

 

 

刹那、エアストはディバインアームで一気にラウラに近寄り、振りかぶったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴウッ!!

 

 

 

 

エアスト「っ!?」

 

 

突如、エアストに向かい何かが放たれた。

それは、一つの拳だったのだ。

 

ラウラ「拳・・・零式っ!?」

 

エアスト「誰が・・・・・・・・っ!!」

 

そして、エアストが見た方向には・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガション・・・

 

 

 

 

 

 

「残念だ。答えは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グルンガスト”参式”だ!!」

 

 

(BGM”TIME TO COME”)

 

 

橙のカラーリングのボディと一本の刀を持った、グルンガスト参式・・・つまりは。

 

 

 

ラウラ「お前は・・・・・篠ノ之箒っ?!」

 

 

箒が其処に居たのだった。

 

箒「ああ。久しぶりだな。ラウラ・ボーデヴィッヒ。」

 

シャル『わおっどうして・・・ってか今まで何処に!?』

 

箒「まぁ・・・双方聞きたいことは山ほどあるが、今は目の前の事に集中しようではないか。」

 

 

箒はそう言い、秋龍を睨み付けた。対して秋龍は平然とした目で、友人の様に箒に話しかけたのだった。

 

秋龍「・・・久しぶりだな、箒。」

 

箒「・・・まさか武器商人如きにわざわざあの世から戻されるとはな。地に落ちたな、秋龍。」

 

秋龍「かもな。だが、こうしていたら今まで知らなかった事を色々と知ることも出来た・・・結果オーライってやつだ。」

 

箒「・・・過去に囚われず、未来を見る・・・それもいいだろう・・・だがな。それは過去の清算をした者のみが通るべき道だ。お前は・・・まだすべてを清算しきっていない。」

 

秋龍「・・・・・これ以上俺に何を清算しろと?」

 

箒「決まっている。お前は肉親である一夏に敗れた。それはアイツにとっての復讐であり、家族をもてあそんだ罪。そして、もう一つは・・・・・・・そのお前がただ己が欲の為だけに己のすべてを偽って私達を騙していたこと。つまりは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

お前はここで私達が討つ。」

 

 

秋龍「・・・・・。」

 

箒はゆっくりとラウラ達の近くに降り立ち、ラウラにある物を手渡した。それはステークとは別の「パイルバンカー」だったのだ。

 

ラウラ「・・・それは?」

 

箒「すまないな。取り合えずのしのぎとしてこれを使ってくれ。威力などは保障する。」

 

ラウラ「・・・無いよりはマシだ。」

 

そして、ラウラはそう言い破損した場所に固定するようにパイルバンカーを装備し、再び秋龍達と対峙したのだった。だが・・・・・

 

 

 

秋龍「さて・・・そろそろカードを使うとしますか・・・。」

 

箒「・・・何?」

 

秋龍「ここまでココにいるほぼ全員は忘れていると思うが・・・俺達は現在、サミットの出席者達を人質に取っているって事、忘れてないか?」

 

キョウスケ「・・・・・。」

 

エクセレン「やっぱしそうきゃうかー・・・」

 

箒「・・確かに話から察するに、お前は今回のサミットを襲撃して、身代金を得るつもりだったんだな。」

 

秋龍「そうだ。そして・・・そのサミット出席者達が今何処にいるか・・・知りたくないか?」

 

ライ「真逆・・・ライノセラス級の中に・・・」

 

秋龍「まぁそれも考えたさ。でもねー・・・あんなに人を詰め込めるほどの余裕も無かったからねー・・・だ・か・ら。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???・・・

 

???「爆薬 玉薬 火薬に起爆剤・・・かなり色々と仕入れているねぇ・・・」

 

???「全くだ・・・どっからこんなに買える位の金を手に入れたんだか・・・」

 

その頃。何処かの通気口の様なところでは二人の人物が回線のある場所からハッキングをして何かを調べていた。その内容はどうやら誰かが仕入れた物資のリストを洗っていたようだった。

 

???「解んないよ?アイツ等は一応犯罪者って言うかテロリだし。強奪とか裏取りとかして集めたのかもしれないし。」

 

???「・・・確かに・・・っとあった。これだ。」

 

すると。一人がタブレットを操作してもう一人にタブレットに出したものを見せた。

それを見てもう一人は少し笑ったのだ。

 

???「それそれ。それだね。しかし・・・またえらく大事にしまい込んだね・・・。」

 

???「どうする。俺が行ってやった方が・・・」

 

???「それはだーめ。だって・・・には他にやって貰いたい事があるし。」

 

???「・・・だがな・・・」

 

???「それに・・・それについてはもう手は討ってあるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋龍「大丈夫さ。全員安全なシェルターに押し込んでいるからさ。」

 

ラウラ「・・・・・。」

 

ライ「・・・危害は加えてないんだろうな。」

 

秋龍「当然。だってそんな事をすれば「人質」の意味を成さなくなるでしょうに。」

 

リュウセイ「人質って・・・・真逆・・・・」

 

秋龍「そう。確かに全員無事さ。そして・・・シェルターに非難している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が用意した核と共にね。」

 

 

 

 

 

「「「「「「「っ!?」」」」」」」

 

 

秋龍「まぁ・・・厳密には核・・・と同じぐらいの威力を持つ新型の爆弾・・・と言った方が適切かな。ちなみに規模は日本のお台場が吹き飛ぶほど。」

 

シャル「ちょっそれって!?」

 

箒「規模で言えば・・・このリクセントの城と城下は跡形も無く・・・・・!」

 

秋龍「そうそう。俺がボタン一つでここをすべて無に返せるって事だ。」

 

箒「ちっ・・・・させんっ!!」

 

刹那。三人は秋龍に向かい突進し、秋龍はそれを回避した。そして、ラウラ達は戦場を山岳から城下に移すこととなったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城下・・・

 

城下では湾岸からの侵攻部隊が防衛していた敵部隊を壊滅させて侵攻を続けていた。

だが、本命の部隊であるATXチームとSRXチームの所で爆発があったので、カイはハガネに通信を送って状況を聞こうとしていた。

 

カイ「エレーブ1より、スティール2へ!何が起こっている!?」

 

アヅキ『こちらスティール2。現在ATXチームとSRXチームが敵部隊と交戦。なお敵の戦力6の内4はヴァルシオンです!』

 

カイ「何っ?!」

 

千冬「最悪の遺物を使うとは・・・一体何処の馬鹿だ?」

 

テツヤ『それが・・・テロリストの主犯者は・・・』

 

 

ドゴッ!!

 

 

テツヤが次の言葉を発しようとした瞬間、城下から爆発があり、其処にアリスと共に千冬は向かった。其処には、距離を取るために後退した秋龍とエアスト。それを追撃する箒、ラウラ、シャルの三人がいたのだった。

 

千冬「なっ・・・!?」

 

アリス「あの男は確か・・・・・!」

 

 

 

秋龍「ちっ・・・・面倒だ。」

 

カシャッ!

 

キュボボボボボボ!!

 

 

秋龍は距離を取ると同時に肩部からミサイルを三人に撃つが、それを箒達三人は射撃兵装で迎撃するのだった。そして、その隙に千冬がゲシュペンストの左腕に装備されている「プラズマステーク」で秋龍に向かって突撃するが、それをエアストが援護防御するのだった。

 

 

ガギッ!!

 

千冬「ちっ・・・・・!!」

 

エアスト「・・・・・・・。」

 

それをエアストは振り払うと、其処からカウンターを入れようとするが、アリスがマシンガンで援護して一旦距離を取るのだった。

 

千冬「・・・・・。」

 

秋龍「おっ姉さんも居たとはな。気付かなかったぜ。」

 

千冬「・・・地獄から戻ってきたか。畜生が。」

 

秋龍「まぁな。でも、地獄は俺を拒否してな。仕方なく戻ってきたぜ。」

 

千冬「・・・しかもラウラ似の奴も連れているとは・・・私への当て付けか?」

 

秋龍「どうとってもらっても結構。それが千冬姉ぇの考えだからな。」

 

 

箒『千冬さん・・・・。』

 

千冬「箒・・・コイツを生かして返すな。地獄が駄目なら畜生の世界にでも送ってやる。」

 

秋龍「・・・いいぜ。なら・・・丁度いいしココでテストしてやるよ。」

 

アリス「テスト・・・・?」

 

リュウセイ「ラピエサージュとヴァルシオン・・・」

 

ライ「真逆・・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋龍「行くぞ、エアスト。」

 

エアスト「了解。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲイム・システム スタンバイ。」

 

リュウセイ・ライ「「っ!!!」」

 

キョウスケ「ゲイム・システム・・・・・!!」

 

ゲイム・システム。

機動兵器にとって絶対と言ってもいいほどの欠点は他にもなく、「操縦席から攻撃や移動の決定と実行に僅かながらのロスがある」と言う事。人間は脳から直接命令の信号を送り、それを実行するので次第に身体は慣れていき、ロスが短くなっていく。

だが、機動兵器は機械である為、当然ロスも生じる。そのために反応速度を強化すると言う改良も当然あるのだが、それにも限界と言うのがある。

其処で、そのロスを無くす為に外部から強制適応させると言ったシステム「ゲイム・システム」が開発された。結果、圧倒的な状況把握能力がなとが得られる訳だが。半面、脳に過負荷が掛かり、最悪使用者の精神崩壊を招くというほどの非人道のものである。

 

だが。それは悪魔で使用者が「人間」であればの事。もし、使用者が何らかの形で適応処理などをされていたらその副作用はなしとなる。そして。かつては時間制限付きだったが現在ではリミットはなしとなる。

 

 

 

秋龍「ゲイム・システム・・・起動・・・・!!」

 

 

刹那。秋龍とエアストは、合流した五人に向かい接近した。それをラウラ達は射撃で牽制するが、動きが先ほどとは違い滑らかな動きになっていたのだ。

 

千冬「ちっ・・・!」

 

千冬は再度、プラズマステークで反撃しようとするか、それを秋龍は右手でガードしさらには・・・

 

カイ「いかんっ・・千冬離れろっ!!!」

 

千冬「っ!!」

 

ドゴッ!!

 

突然、右腕のかぎ爪が撃発し、ステークが破壊されたのだ。

 

千冬「撃発式だとっ!?」

 

秋龍「外した・・・流石だな。そして・・・」

 

 

ガッ!!

 

 

ラウラ「っ!!」

 

秋龍「遅いよ、ラウラ。」

 

後ろから秋龍に攻撃しようとしていたラウラは即座に秋龍の右手で防がれた。更に、そのまま秋龍は一回転し、背部の翼の様なブレードで後ろから殴りかかったのだった。

 

ラウラ「ッッ!!」

 

 

シャル「ちょっ・・・どんだけ・・・・・」

 

アリス「っ!!先輩前っ!!」

 

シャル「っ!!」

 

シャルはアリスの声に反応してギリギリのタイミングでエアストの攻撃を回避した。

しかし、それでは終わらず、もう一撃いれようとするが、其処を箒が切りかかって止めたのだった。

 

箒「せいっ!!」

 

エアスト「・・・!」

 

ギィッ!

 

エアスト「太刀筋はいい・・・だが・・スピードはどうかな?」

 

箒「もとより承知。それに・・・これで終わりではない・・・!!」

 

エアスト「何っ・・・・」

 

 

 

ドウッ!!

 

突如、エアストは箒から距離を取らされた。それは持っていた獅子王と共にブーストナックルが放たれていたからだ。

 

エアスト「っ!?」

 

箒「今だ!!」

 

シャル「オッケー!!」

 

アリス「行きます!!」

 

更に、其処から箒達は一斉射撃でエアストに攻撃を加えた。流石にこれならどうかと思いエアストがいた場所を見つめるのだが・・・

 

 

チチチッ・・・

 

 

箒「っ・・・・・・」

 

 

エアストはマシンセルで機体は修復されて立っていたのだった。

 

 

 

カイ「くっ・・・・こちらも援護したい所だが・・・」

 

カイは箒達の戦いを見て援護したいと思っていたが、生憎にも四機のヴァルシオンの相手で精一杯で援護どころの話ではなかった。すると、秋龍はそれを見て何かを思い出したのだった。

 

秋龍「そうだ・・・まだ居たんだった。」

 

ラウラ「っ・・・・何がだ・・・・」

 

 

秋龍「決まっているだろ。ヴァルシオンだよ。」

 

 

 

 

刹那。

 

 

 

 

ドドドッ!!

 

 

 

突如、湾岸から更に六機のヴァルシオンが出現したのだった。

 

ラミア「っ!?」

 

アラド「う・・・嘘だろ!?」

 

リュウセイ「ヴァルシオンが・・・・・・十機?!」

 

 

 

秋龍「ああ・・試作の一機を元に量産するのは金が掛かったぜ・・・それに・・・その中に入るのは全員エアストと同じタイプのシリーズだ。」

 

千冬「と言う事は・・・・・・」

 

秋龍「全機、ゲイム・システム持ちだよ。」

 

アリス「なっ・・・・」

 

千冬「この外道が・・・・!!」

 

秋龍「ご自由に。俺はもう外道でも畜生でもない・・・タダの男だよ。」

 

 

 

 

 

箒「なら・・・今一度男として死ぬがいい。「我等」の斬艦刀で。」

 

 

 

 

 

千冬「っ・・・・・」

 

秋龍「それはどういう・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドッ!!

 

 

 

 

刹那。海上で巨大な水しぶきが走り、何かが上がってきたのだ。そして。

 

 

 

 

 

ドドドドドドドド!!

 

 

 

アリス「っ・・・・あれは・・・・・!?」

 

 

 

斬ッ!!

 

 

 

一撃で、ヴァルシオンが一機。「一刀両断」されたのだった。

 

 

 

エアスト「っ・・・・・」

 

カイ「今のは・・・まさか!?」

 

 

 

カイが驚き、その場を見ると、其処には一機の

 

 

 

 

 

 

 

武神がいたのだった。

 

 

箒「時間通り・・・と言えばいいのでしょうか。」

 

『・・かもしれんな。相変わらず火種には困らん者達だ。』

 

カイ「やはり・・・・お前か・・・・・ゼンガー!」

 

 

 

(BGM”剣・魂・一・擲”)

 

 

ゼンガー『うむ・・・久しぶりだな。キョウスケ。』

 

キョウスケ「そちらも・・・・・少佐。」

 

エクセレン「おわっ!ボスも怒涛の登場って・・・何かすっごいことになってない?」

 

 

秋龍「・・・なんだ・・・今度は似非侍の登場かよ・・・てめぇになんざ用は「黙れッ!!」」

 

ゼンガー「そして聞け。我が名はゼンガー。ゼンガー・ゾンボルト。我は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

悪を断つ剣なりっ!!」

 

 

 

 

ゼンガーはそう豪語すると共にダイゼンガーの斬艦刀を秋龍に向けたのだった。それを見てカイは呆れてはいたが、同時に頼もしさも感じたのだった。

 

秋龍「悪ねぇ・・・そうは言うが。たった一機加わった所で戦況が変わるか?それに。俺にはもう一つのカードがあるっての・・・忘れてない?」

 

ゼンガー「・・・・・・・・。」

 

秋龍「俺のヴァルシオンを破壊した報いだ。せっかくだし・・・まずは・・・・

 

 

 

何処から爆破しようか・・・・・・な?」

 

 

 

リュウセイ「しまった・・・・!アイツの機体には確か爆破スイッチが!」

 

ゼンガー「・・・そうか。」

 

秋龍「あらっ以外と冷静だな。・・・・・まぁいいっか。爆破したら顔が変わると思うし・・。」

 

秋龍はそう言い小型のディスプレイを操作していた。何を操作していたか。それは当然何処を爆破するかだったのだ。そして、指定した場所は城に近いシェルターだったのだ。

 

秋龍「いやー正直使わずじまいになるのなかって思ってたけどよかったよ・・・・!」

 

 

リュウセイ「っ!!」

 

秋龍「さてまずは景気よく一発!!」

 

アリス「ま・・・待って!!」

 

秋龍「だが断る♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。

 

 

 

 

 

ピッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋龍「・・・・・・あれ?」

 

だが。何処も爆破せず、秋龍はディスプレイを押し続けていた。確かにEnterを押す音はしている。だが、何処も爆発しない。すると箒とゼンガーが秋龍に言い放ったのだった。

 

 

箒「・・・何をしている。」

 

ゼンガー「爆弾なら爆破せんぞ。」

 

エアスト「・・どういうことだ。」

 

ゼンガー「簡単な話だ。爆弾の解体自体は時間が掛かっても・・・」

 

箒「受信信号ぐらいは解除できる筈だ。」

 

 

 

 

ギリアム『そう言う事だ。』

 

そして、広範囲のオープンチャンネルでギリアムが顔を出してその近くにはブリットがいたのだ。場所はどこかは解らないが、恐らくは爆弾付近に居るというのは確かだった。

 

ライ「ギリアム少佐。」

 

ギリアム『そちらで派手に動いてくれたお陰でこちらは何とかすべての爆弾の受信信号を解除することが出来た。』

 

エアスト「っ・・・・ココにいるすべての部隊自体が囮だったということか・・・!」

 

ギリアム『無論。君達の防壁は強力だった。だが偶然にももう一人の協力者が現れてくれてたのだ。そして”彼女”の力を借りて直接解除したということだ。』

 

秋龍「直接・・・だと?馬鹿な、あの中には代表候補級の機体に使われている回線の量と保護幕だったんだぞ。それをどうやって・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それを解体できるのは当然・・・代表候補だけ・・・・・・・でしてよ。』

 

秋龍「っ・・・・その声は・・・・」

 

 

ラウラ「なるほど・・・・・そういえば最近、新型の開発の為に工学を勉強していたといっていたな・・・セシリア・オルコット。」

 

そう。ブリットの隣にはドレス姿のセシリアが立っていたのだ。つまりこの姿を見て大体のメンバーはセシリアは会場で拉致されてシェルターに爆弾と共に入っていた。だが其処にギリアムとブリットが潜入し爆弾の解除を自ら手伝ったのだと推測できたのだ。

 

セシリア『ええ。それにこの回線配置は機体に負荷を掛けやすいと言う事で・・・最近では全く使われていない配置でしたのよ。だからこんなのは私でなくても技術者なら簡単に解除できると言う事です。』

 

ブリット『と言ってもココには技術者は一人も居ませんでしたので正直大いに助かったんですけどね。』

 

シャル「しばらくぐーすかしていたからその内に自分の知っていることが過去になってたんだって事だね。」

 

秋龍「・・・・・なるほどねぇ・・・・なら・・・直接爆破するまでだ。」

 

 

箒「・・・タダでやれると思うな。」

 

秋龍「・・・どの口が言う・・・・!」

 

刹那、秋龍はラピエサージュを動かして箒に突進して行った。それと同時に秋龍側の機動兵器とエアストも動き出し、箒と千冬が秋龍と。ラウラ達ATXチームがエアストの相手をするのだった。

 

 

 

 

 

箒「ブーストナックル!!」

 

秋龍「遅いな。」

 

箒は先制攻撃にブーストナックルを発射。だが、それを秋龍は回避して右腕の鉤爪で攻撃をしてきたのだ。それを箒は獅子王で防御。そして、その間に千冬が秋龍の後ろに回りこんだのだ。

 

千冬「ちっ・・・ならこれで!!」

 

隙を付いた千冬は小型のナイフであるコールドメタルナイフを持ち、秋龍にかかって行った。しかし、やはりそれも把握されていたのかアッサリと避けられるハメになったのだった。

 

秋龍「よいしょっ。」

 

千冬「なっ・・・!」

 

箒「反応が速過ぎて・・・・!」

 

秋龍「次はこっちからだ・・・!」

 

刹那、秋龍は肩部のミサイルを展開、発射して弾幕を張った。それを二人は射撃兵装で牽制するがそれこそ、秋龍の狙いだったのだ。

 

秋龍「かかった!」

 

千冬「っ!」

 

箒「しまっ・・・コイツは囮か!」

 

そして。秋龍は一気に二人との距離を詰め、千冬を突き飛ばして箒の首を掴んで動けなくし、さらには右腕の兵装を顔の近くで止めたのだった。

 

千冬「がっ・・・しまっ!」

 

 

箒「ぐっ・・・・」

 

秋龍「さぁてと・・・まずはお前からだ、箒。」

 

ググッ・・・

 

秋龍は箒の首を強くしめ、それを箒は無理矢理にでも取ろうとするが首を絞められたせいで力が入りにくくなっていたのだった。

 

アリス「アッチの援護にも行きたいけど・・・・・!」

 

一方でラウラ達はヴァルシオンに苦戦を強いられており。戦況はどちらもテロリスト側が優勢だったのだ。

 

キョウスケ「不味いな・・・これではジリ貧だ・・・・。」

 

カイ「部隊を立て直そうにも・・相手がヴァルシオンではな・・・・」

 

 

 

ラウラ「チッ・・・・!」

 

エアスト「遅いっ!!」

 

エアストが接近すると、それをラウラはワイヤーブレードで牽制する。だが、それも今の彼女には無意味に近く、攻撃が当たらずにいたのだ。そして、エアストがディバインアームで切りかかるが其処をシャルとアリスが集中砲火で反撃を掛けたのだ。

 

エアスト「・・・コイツは囮か。」

 

アリス「っ・・・これでも駄目か!」

 

その時。ヴァルシオンの一体がラウラ達の正面に立ち、クロスマッシャーの攻撃準備に入っていた。それを止めようとキョウスケたちも援護に入ろうとするも、残る八体のヴァルシオンが止めに入る。

 

シャル「うわっ!?流石にそれはご勘弁!」

 

 

ゼンガー「むうっ・・どけいっ!!」

 

ゼンガーも奮戦しヴァルシオンの一体の片腕を切り取るが、直ぐに反撃のクロスマッシャーを喰らい、斬艦刀で防御したのだった。

 

ゼンガー「むっ・・・・!」

 

 

エクセレン「三人とも、急いで逃げて!!」

 

そして、エクセレンも三人に対して退避を呼ぶが、それよりも速く。クロスマッシャーが発射されようとしたのだった。

 

ラウラ「っ・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴウッ!!

 

 

 

 

 

しかし。その一撃は発射されず。ヴァルシオンは突如、後ろからの謎の攻撃で貫かれて爆散したのだった。

 

キョウスケ「っ・・・・今度は何だ!?」

 

ラミア「今の攻撃・・・・レールガンの一種か?」

 

カイ「レールガン・・・・・真逆・・・・」

 

 

 

 

 

???「重力ブレーキ起動。全システムを戦闘ステータスで起動。」

 

???「了解。では・・先陣は任せますよ。」

 

???「了解した。」

 

テツヤ「なっ・・・・あれは・・・真逆」

 

 

 

ゴウン・・・ゴウン・・・ゴウン・・・・

 

 

 

突如として放たれた一撃。それはリクセントの城の上空にあった戦艦から放たれたもので其処の艦首にはエメラルドグリーンのツインアイを光らせた機体がレールガンを持って構えていたのだ。

 

カイ「あの機体は・・・・・!」

 

箒「ようやく・・・だな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機体コード。PAR-X08+RW 「村正 紅椿装備式」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて・・・・・俺も久しぶりに暴れますか・・・・!」

 

朱音「全く・・・・馬鹿はどうやっても馬鹿と言うことだな・・・」

 

 

 

 

-2ページ-

 

 

オマケ。

 

用語紹介。

 

ゲイム・システム。

劇中で語ったとおり、外部から強制適応させ使用者と機体のタイムラグの軽減と情報把握能力を獲得できるが、代償として脳に過負荷を負わせると言うシステムである。だが、遺伝子レベルで適応できるようにされているか。何らかの処置を施されていると脳への負担はゼロになる。スーパーロボット大戦シリーズでは「マシンナリーチルドレン」と呼ばれる少年達が該当する。更には搭載されていた機体はヴァルシオンシリーズやベルゲルミ等。

 

 

機体紹介。

 

ヴァルシオン・改U

 

世代:不明

使用エネルギー:テスラ・ドライブ

使用装備:ディバインアーム クロスマッシャー(機体内蔵) スタンミサイル

開発者:不明

使用人物:エアスト

 

スーパーロボット大戦のOGシリーズに登場する機体のカスタム機。全体的にスペックアップされており、更にはゲイム・システムも試作型から完全な物に変えられている。武装は少ないが威力と射程が強化されている。ディバインアームは刀身の耐久値を、クロスマッシャーはエネルギー効率と射程が強化されている。また、スタンミサイルは相手の機体に対して極めて有効で相手機体の駆動系にもダメージが与えられる物となっている。更に、マシンセルを搭載しており、大抵のダメージを自動的に回復させる事も出来る。そして、機体の推進エネルギーとしてテスラ・ドライブを使用しており機体の体格に似合わぬ機動性を持つこととなった。元は実機のヴァルシオンを元に開発されているが其処からカスタムをしている為に事実上カスタム機のカスタム機と言う名目になっている。

 

 

ラピエサージュ

 

世代:不明

使用装備:マグナム・ビーク(右腕武装) 五連チェーンガン(左腕武装) オーバーオクスタンランチャー(O.O.ランチャー) スプリットミサイル

開発者:不明

使用人物:秋龍

 

実機のラピエサージュを元に開発されたものと思われる機体。改造点はヴァルシオンと同様だが武装にも強化が加えられ、特にO.O.ライフルはエネルギー効率と射程、更には小型化をしたので使い回しがよくなっている。また、マグナム・ビークは弾薬を小型化し連続での使用を可能にし、携行弾数を上げている。

 

 

 

説明
地球と二人の青年の欲がぶつかり合った戦いは幕を閉じた。
だがこの物語はその裏で戦っていた者達の物語である。
それは、狼達の戦い。

イメージソング

OP「MAXON」 スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター より
ED「Kokoro」  BLUE DRAGON(アニメ) より
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コメント
まぁ自分もその人と初見の意見は同じでしたよw(Blaz)
スパロボ知らない友人にヴァルシオンの画像見せた後にヴァルシオーネを見せて「これ…さっき見せたやつの後継機なんだぜ?」と言ったら友人の第一声が「なんということでしょう…」だったのには爆笑したwww(Unknown)
レ…レールガン……ACfAでのトラウマががががががががががががが(Unknown)
OP「まさに奇跡の鉱石という奴ですか・・・『ヴェスパニア鉱石』それを使用した我が艦隊最新鋭の兵装・・・・・・『メフィスト・フェレス』」?「まぁ、使う機会が訪れるとも思えませんが準備しておいて損はないでしょう」(地球から少し離れた場所にいる不可視の艦隊にて(デルタ)
?「派手にやってくれますね・・・・・・彼らは」OP「司令、準備完了しましたが・・・・・・なんだってあんなものにタイマイ払ってレンタルしたんですか?」?「それだけの価値のあるものだからですよ・・・・・・本来ならアレはレンタルすら出来ない代物なんです」(デルタ)
秋龍強いな………(ohatiyo)
タグ
Record_of_ATX スパロボ インフィニット・ストラトス 

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