リリカルなのは〜翡翠の戦士と7つの才牙〜
[全1ページ]

〜剣也視点〜

 

「此所だな」

 

「定番ですね、海沿いの使われなくなった倉庫とは……」

 

剣也はウィルに頼み、認識阻害をかけてもらい、六式の月歩で空から追っていた

 

「よし、行くか……」

 

「そう言えば、ロード、魔力は大丈夫ですか?」

 

先程の戦いで魔力を消費したのを思い出したウィルは聞いた

 

「一応保健としてDLCモードを使おうと思っているが?」

 

「いま使いますか?」

 

「そうだな」

 

そう言いながら翡翠色の小さな魔力球を作り、纏った

 

[DLCモード]

正式名は Dummy Linker Coreモード(疑似魔力行使器官形態)と言い、空中に周りの魔力素を吸着する特性を持つ魔力球を複数作り、疑似的にリンカーコアを作る事で、自分の魔力ランク以上の魔力を行使する事が出来る。モードと言うが魔法なので誰でも出来ると思う

 

「便利ですよね……コレ」

 

「集束魔法をヒントに作ったからな……」

 

集束魔法は強力なものが多いし…

 

「行くか……」

 

そう言いながら、天井の穴から飛び降りた

 

「……好き好んでこの辺りに来る物好きなんていねぇよ」

 

飛び降りながら男の人がそう言いながら拐った女の子に触れようとしていたので……

 

「ところがどっこい来るんだな、これが(嵐脚プラス武天流体術、斧砕脚(ふさいきゃく)!!)」

 

斧で砕くような踵落としを合わせた嵐脚で男の人の鼻っ柱を蹴り砕きながら(非殺傷に設定してる)そう言い、着地した

 

「《ロード……今殺す気で蹴りました?》」

 

ウィルが念話でそう聞いた。

人がいるからね

 

「《?当たり前だろ?犯罪者に情けかけるつもりないし、非殺傷設定してるから大丈夫だよ》」

 

「《…………》」

 

絶対に仕事中は非殺傷設定外さないでおこう……

 

そう心で誓うウィルであった

 

「大丈夫?」

 

剣也は拐われていた女の子に話し掛けたが女の子はびっくりした表情をして固まっていた

 

「《ロード、この方はアリサ・バニングスさんですね……》」

 

「《バニングスって……あのバニングス?》」

 

確か日本で立ち上げて大成功した……

 

「《よく知ってたな……》」

 

「《AR∀GO (ロンドン市警特殊 犯罪捜査課)日本支部立ち上げを記念したパーティーで挨拶したでしょ!?覚えていないのか!?あんた!?》」

 

ウィルは剣也に対して怒鳴った

 

「《そうだったな、すまんすまん》おーい、大丈夫か?」

 

「え?あ……大丈夫よ」

 

バニングスさんは硬直が溶け、そう答えた

 

「そっか。それは良かった」

 

剣也は彼女に微笑みながら縄をほどいた

 

「……はっ!!な、何だテメエは!?」

 

「こ、このガキ。今どこから現れやがった!?てかおい!?大丈夫か!?」

 

突然の出来事に固まっていた男達も意識が再起動し、蹴られた仲間を心配しながら拳銃やマシンガンを取り出す。

 

「(構え方からしてかなり慣れてるな)上から降ってきた、スーパーのタイムセールから帰っていた途中に女の子が拐われていたのを見つけ、助ける為に此所まで来た通りすがりの今年で小学五年生になる主夫だ!!」

 

「長ぇよ!!!!てか小学五年生で主夫は無いだろ!!?」(男の人全員)

 

「うっさい!!金欲しさに誘拐という人の道を踏み外したお前らに言われたくない!!」

 

「へ!!何度でも言え!!お前達、ヤーッテオシマイ!!」

 

「あらほーれさっさい!!」

 

そう言いながら男達は発砲したが…

 

「ルフレットコンル(盾の氷)」

 

突然出てきた氷に弾かれた

 

「な!?」

 

「氷だと!?」

 

「あいつ何しやがった!?」

 

男達が驚いているうちに剣也はポケットからゲームコインを数枚取り、人指し指でコインを固定して親指で弾く様な構えをした

 

「バレットショット」

 

コインを弾いて男達の銃やマシンガンを落とした

 

"バレットショット(又はカノン)"

放出型の念能力であり自分が持ったもの(固体限定)を念で強化し投げつける(又は弾き飛ばす)技である。威力は凄まじいもので全力を出すと野球ボール位の大きさなら山が吹き飛ぶ程(実際に試した)である

 

「コンルシリ(氷の地面)」

 

そう言った途端男達の足下が凍り、動けなくなった

 

「なっ!?」(男達全員)

 

驚いている隙に…

 

「………………。」ギンッ!!

 

「ひっ!!?」

 

覇王色の覇気で気絶させた

 

「さて、こいつら縛るか」

 

そう言いながらポケットから縄を出して縛り上げた

 

〜アリサ視点〜

 

「(どうやってポケットに入れていたの?)あの、助けてくれてありがとうございます」

 

「ん?どういたしまして、無事でよかったよ」

 

私は助けてくれた人にお礼を言ったのだがふと既視感を感じた

 

「(あれ?どこかで…)あの、ひとつ良いですか?」

 

「?何?」

 

「どこかでお会いしました?」

 

「うん、会ったけど」

 

余りにも普通に答えられたので私は驚いた

 

「AR「剣也さん!!」…あ、おっさnーズガンッ!!!ー・・・・・。」

 

「・・・・え?」

 

私は呆然とした

 

剣也と呼ばれた人の隣の地面にいつの間にかクレーターが出来ていた事に…

説明
第九話救出
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
3660 3446 6
コメント
ふっ…甘いよ、おっsーギロッ!!ー…御免なさい、クレーター作った人はもっとチートだから…(肉豆腐太郎)
いい感じにチートだな。しかも、覇気を使う魔法使いっているのかな?白い悪魔ですら、できないことだとおもうけど・・・・・w(Kyogo2012)
タグ
リリカルなのは 冒険王ビィト ハーレム 原作ブレイク? オリ主 魔法少女リリカルなのは 

肉豆腐太郎さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com