真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第百四話 なのはの切り札
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フェイトの活躍により、見事スカリエッティを捕えることに成功

 

しかし、未だ脅威は残っている

 

スカリエッティ以上の狂気である クアットロ

 

そして、ゆりかごの核として覚醒した聖王ヴィヴィオ

 

この2人を止めなければ、管理局は終わる

 

聖王との激闘の末、敗北してしまった なのは

 

ヴィヴィオはもう興味がないのか、その場を離れていく

 

しかし、なのはは死んだわけではない

 

なのは「う……………」

 

何とか目を覚まし、ヴィヴィオの方を見つける なのは

 

なのは(ヴィヴィオ………………)

 

娘を助ける

 

その想いだけが、なのはを立ち上がらせる

 

聖王「ん?」

 

なのはが立ち上がるのに気付いたのか、後ろを振り向き、なのはを見る

 

聖王「しぶとい………」

 

なのはを睨み付け、今度こそ息の根を止めると言わんばかりに殺気をぶつける ヴィヴィオ

 

なのは(体中が痛い……………少ししか戦って居ないのに、体力が限界に近い)

 

ヴィヴィオに殴られ続け、体力を蝕まれていった なのは

 

この状況からの逆転は不可能だ

 

しかし、そんな事で諦める彼女では無い

 

そう、彼女の心は何時だって、不屈なのだから

 

なのは「……………………」

 

なのはは目を瞑り、この戦いが始まる前の事を思い出して居た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜回想〜

 

六課襲撃に遭い、このままの戦力では苦戦すると見た はやては なのは達隊長格のデバイスに新たなる性能を施すようにシャーリーに指示

 

フェイトに与えられた力、ライオットザンバー

 

真・ソニックフォームに合わせて開発されたフォームだ

 

速さのスティンガーと力のカラミティ

 

これら2つを使いこなす

 

カイトに与えられた力、カリバーフォーム

 

インフィニティーフォームに合わせて開発された剣

 

ウィザードの特徴と言える変形ギミックを省いた代わりに、魔力変換資質を一気に5つまで使用する事が可能となった金色の剣だ

 

そして、なのはに与えられた力、エクシードモード

 

エクセリオンに改良に改良を重ねたモード

 

他の2人と同じくデバイスの形状とバリアジャケットも変化するが、名称は共にエクシードモードである

 

カートリッジ消費0で発動できる為、体の負担は無しと言える

 

しかし、このエクシードモードには隠された性能がある

 

それがブラスターシステムである

 

圧倒的は力を手に入れれるシステムであるが、その代償は大きい

 

嘗てのカートリッジ以上の負荷がかかってしまう

 

その為、シャーリーには出来る限り使わないでほしいと言われていた

 

なのはも使うつもりはなかった

 

アンノーンに墜され、無理をすることが強さでは無いと悟ったからだ

 

だが、この状況……………ブラスターシステム無しで切り抜けられるのか?

 

なのは「……いや、甘えてはいけない。まだ、私は戦えるのだから」

 

目を開き、真っ直ぐヴィヴィオを見つめる

 

なのは「行くよ、ヴィヴィオ……………ここからは、私も本気!」

 

聖王「ほう、今までは本気では無かったと?」

 

なのは「エクシードモード…………」

 

ヴィヴィオの発言を無視し、エクシードモードを発動する なのは

 

レイジングハート【マスター】

 

なのは「わかっているよ、レイジングハート。アレは使わない…………エクシードモードで勝ってみせる!!」

 

聖王「フン、我に勝てるつもりか? うぬぼれるなよ? 虫けらが!!!」

 

襲い掛かってくる ヴィヴィオ

 

なのは「ディバインウェーブ!!」

 

ディバインバスターを撃つ瞬間にレイジングハートを薙ぐ

 

すると、砲撃がまるで斬撃のように飛ばされる

 

聖王「下らん小細工だ!!」

 

ヴィヴィオは、なのはの技を片手で受け止め、そのまま握りつぶす

 

なのは「ディバインバスター!!」

 

聖王「その程度で我を倒すつもりか!!!!」

 

またしても片手で受け止められる

 

聖王「温いわ!!」

 

なのはの砲撃を拭き飛ばさそうとした瞬間、

 

なのは「ディバインバスター・デュアルエクスキューション!!!」

 

ヴィヴィオに向けて、2発目の砲撃を放つ

 

聖王「何!?」

 

こんな短い間隔で2発目だと!?

 

流石のヴィヴィオも受け止めきれず、吹き飛ばされてしまう

 

しかし、服装に乱れはあるもののダメージはほとんどなかった

 

聖王「やってくれたな、ゴミ……………だが、嬉しいぞ。ママとパパの仇が弱くてはつまらんからな!!」

 

そう言うと、虹色の魔力を弾丸の様に撃ち出していく

 

なのは「エクセリオンバスタァァァァァ!!!!!!!!!」

 

しかし、その魔力弾を砲撃で一掃する なのは

 

聖王「後ろがガラ空きだ!!!」

 

なのは「っ!!!」

 

何時の間にか後ろに回り込んでいた ヴィヴィオ

 

聖王「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

 

聖王も負けじと砲撃を放つ

 

その砲撃は色は違うものの、ディバインバスターそのものだった

 

なのは「うぅ!!」

 

プロテクションが間に合ったものの、やはり砲撃の威力を殺しきれず、吹き飛んでしまう なのは

 

なのは「今のは……………」

 

間違いない………ディバインバスターだ

 

七色に輝くディバインバスター

 

聖王ヴィヴィオだけの技だ

 

レイジングハート【マスター、大丈夫ですか?】

 

なのは「何とかね……………けど」

 

なのはの頭にシャーリーの言葉が再生される

 

 「絶対に使わないでください。このモードは、なのはさんを痛めつけます。どうしても…………どうしても力が必要になった時、モード1

 までなら許可できます。モード2以降は決して使わないでください。約束ですよ?」

 

なのは「私を痛めつける……………か」

 

レイジングハートを強く握りしめる

 

なのは「私は……………勝たなくちゃいけない」

 

今の私には多くのものが圧し掛かっている

 

管理局員全員の命、ミッドに住む人々の命…………そして、娘の心

 

なのは「私は全て救わなくてはならない」

 

聖王「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

 

なのはに向けて、虹色の魔力弾が放たれる

 

なのは「レイジングハート…………お願い」

 

レイジングハート【………Yes マスター】

 

遂に発動されるブラスターシステム

 

見た目の変化は全くない

 

しかし、今のなのはは管理局最強と言えるだろう

 

なのは「っ!!!!」

 

レイジングハートを槍のように振るい、ヴィヴィオの魔力弾を悉く弾く

 

聖王「何!?」

 

我の技を…………

 

聖王「弾いただと!?」

 

ヴィヴィオは驚かずには居られなかった

 

戦いの中で、なのはの実力は十分に理解した

 

そして、先の一撃で勝負は決まるはずだった

 

ヴィヴィオが撃ち出した魔力弾が当たれば、なのはは死ぬはずだった………例え防いだとしてもだ

 

ましてや躱すと言う事は不可能なはずだった

 

所がまるで、どうということはないと言わんばかりに、デバイスで弾かれたのだ

 

ヴィヴィオに怒りが溢れ出す

 

聖王「貴様……一体何をした!!!」

 

なのはに向かって怒鳴る ヴィヴィオ

 

なのは「これがエクシードモードの真髄…………私の究極の切り札。ブラスターシステム」

 

ブラスターシステムを発動した なのは

 

この状態でヴィヴィオを止められるか?

 

この間もゆりかごは進み続ける

 

残された時間は後僅か

 

急げ! なのは!

 

全てを守れるのはお前しかいない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遂に発動されたブラスターシステム

 

体に莫大な負担を掛ける為、決着を急がなくてはならない

 

次回、なのはは命を掛けて聖王に挑む!

 

お楽しみに!!

 

 

 

説明
なのは視点です
聖王に勝てるか?
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS 

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