考える事数分…………

一刀「……………よし、決めた！」

一刀は同行者を決定した

左慈「それじゃあ一人ずつ名前を挙げていってくれ」

一刀「まず一人目は…………」

その場にいた皆は生唾を飲み込んだ

一刀「………………呉から……思春、いいかな？」

思春「っ!?わ、私か!?」

穏「あらぁ、意外な人の名前が挙がりましたねぇ」

左慈「まぁ、細かい話は全部終ってからだ

二人目は誰だ？」

一刀「二人目は…………魏から……凪を」

凪「じ、自分でありますか!?」

風「なんとなく理にかなってますね?」

一刀「三人目は……蜀から……焔耶、君だ」

焔耶「わ、私か!?」

一刀「四人目は………同じく蜀から………桔梗だ」

桔梗「ほぅ……儂ですかな……？」

于吉「次が最後ですね」

一刀「最後の五人目は………魏から……君だ、稟」

稟「わ、私ですか!?一刀殿！」

左慈「理由はあんのか？理由話さねぇと選ばれなかった奴らが納得しねぇぞ？」

左慈がそう言うと選ばれなかった者達は一斉に首を縦に振った

一刀「勿論あるさ

一人目の思春については、隠密の気の使い方を教えてもらいたくてね」

明命「なる程………ですが、それなら私でも良かったのではないですか？」

一刀「確かにな

けど、そろそろ明命は蓮華の護衛を経験したらどう？」

冥琳「なる程………そういう事か」

冥琳は納得したように頷いた

一刀「二人目の凪は気の使い方の基本を教えてもらおうかなって」

秋蘭「確かに凪なら我々よりはるかに気の使い方を知っているな………」

この項目についても皆は納得した

一刀「三人目の焔耶だけど、焔耶の得物って鈍器だよね？

その時の扱い方についてかな………」

祭「ふむ…………」

一刀「四人目の桔梗は、弓兵の中でも威力と重量のある得物を使っているため」

紫苑「確かに桔梗の得者は私は秋蘭ちゃんと違って矢ではなく鉛を飛ばすものだものねぇ」

秋蘭「ふむ…………」

一刀「最後の五人目の稟はかなり悩んだ

軍師ならかなりの数がいるからな

だけど俺は稟を選ばせてもらった」

華琳「それは何故かしら？」

一刀「稟の底力が見たい………って言ったらわかるかな……」

稟「底力…………ですか？」

稟はイマイチよく分からないといった表情をした

一刀「そう

朱里や雛里、冥琳や桂花ではなく稟だけに焦点を当てたんだ」

そこへ于吉が助け舟を出した

于吉「言い方が悪いですが、稟さんは風さんと一緒に行動を共にしているため、二人で一組という雰囲気があり過ぎているからです」

風「確かにそれはそうかもしれませんね?」

風はその内容について納得した

一刀「納得してもらえたかな？」

稟「一刀殿…………分かりました

貴方の修行に同行し、貴方の知となりましょう！」

稟は一刀に向かって微笑んだ

桔梗「儂も同じじゃ！お館様に弓兵の代表として全身全霊協力致しましょうぞ！」

桔梗も頷き同意を得た

焔耶「お館の為に、全力で援護させてもらうぞ！」

焔耶はやる気を見せて返事をした

思春「よかろう

私が隠密の全てを貴様に叩き込んでやる

覚悟しろよ、一刀…………」

思春も同様に一刀に向かって微笑んだ

凪「隊長!!自分がご指導させて頂きます!!

不憫などがあると思いますがよろしくお願い致します!!」

凪は直立不動で一刀に敬礼をした

一刀「凪、思春、桔梗、焔耶、稟………そして、卑弥子………よろしく頼む!!」

一刀は六人に頭を下げた