真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #117
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〜第117話 †劉備さんちの大移動3† 〜

 

 

曹操(そうそう)が劉備(りゅうび)に攻め入る情報を手に入れた俺は

馬騰(ばとう)達に時間を稼いで貰う為にひと芝居してもらう事にした

元々いつやるか時期を伺ってたから、今回は丁度いいと思った

馬超(ばちょう)と馬岱(ばたい)の二人には悪い事をしたと思ってるが・・・

 

その思惑が上手くいき曹操達は大慌てだったに違いない

時間をかけすぎると北の袁紹達が南下してくるからな

それでも何とかやってるからやっぱ曹操達は優秀だなと思う

 

そんな俺は長坂へとやってきている、護衛には妹である華雄(かゆう)こと綾音(あやね)も一緒だ

何故こんな所にきてるかというと

劉備達の大移動の手伝いみたいなもんだ

まぁ大半の理由が董卓(とうたく)と賈(か)クの二人に会う事で

彼女達二人は先発隊としてもうすぐ到着予定なのだが

 

 

「はぁ〜・・・綾音少しは落ち着け」

 

「は、はひ!で、でもですね久しぶりに月(ゆえ:董卓真名)様と会えるとなると・・・」

 

「そうか、それじゃあの二人の護衛として暫くついておくか?」

 

「それは嫌です」

 

「そこはキッパリと断るんだな・・・」

 

「ええ、月様達とは会おうと思えばいくらでも会えます

 ですが!あ、兄上とは別れたら会えなくなりそうで・・・」

 

 

さっきまで董卓達に会えるということで落ち着かなかった妹だが

俺に会えなくなるかもという事だけで一気に気分が落ち込み顔を伏せてしまう

そんな妹に対して俺は頭を撫でて落ち着かせる

やっぱり俺はコイツに対してはとことん甘いなぁ

 

「ったく・・・いつまで経っても兄離れできない妹だな?」

 

「兄上こそ、妹離れできてないじゃないですか」

 

「・・・それは否定できないな、大事な唯一の身内だからな」

 

「そんなんだから兄離れできないんです〜・・・」

 

そういって俺に抱きついてきたので暫く甘えさせる

その間も、頭を撫でるのは継続だ

そんなことをしてるといつの間にか人が近づいてきてた

 

「あ〜・・・その僕達着いたんだけどお邪魔だったかな?」

 

「華雄さん・・・その・・・そんな風になるんですね?」

 

苦笑いを浮かべる董卓と賈クの二人だった

妹はそれを見られ一気に顔が真っ赤になり

 

「こ、これは違うんだああああああああ!」

 

俺達が用意した休憩地の方へと走っていった

 

「二人共お疲れ様、あっちに休めるように拠点を軽く作ってある休んでくれ

 勿論、連れてきてる民の皆も休めるようにしてある」

 

「白(はく)本当にありがとう、助かるわ・・・思った以上についてきちゃってね」

「白(しろ)さん、何から何まですいません

 桃香(とうか:劉備真名)さんとご主人様の力って本当にすごいですよね」

 

「あの二人を支えてる皆の力があってこそだろ

 それにある程度馴染んでるようで良かった」

 

「月(ゆえ:董卓真名)と詠(えい:賈ク真名)はすごい」

 

 

二人を労っていると、俺の背後から誰か忍び寄り俺の背中から抱きついてくる

この大きさは・・・相変わらず健康的でなによりだ

 

 

「久しぶりだな恋(れん:呂布真名)元気そうだな」

 

「ん、元気。音々(ねね:陳宮真名)も元気。「わふっ!!」赤兎も元気」

 

「まぁ積もる話はたくさんあるだろうが、今はとりあえず民を誘導してやってくれ

 それが終わったら食事とかを配布していくから、その時にな

 あ〜恋、身体動かしたいなら華雄を相手するといい。俺が鍛錬してるから強くなったぞ」

 

「了解、もうひと仕事しよっか月」

「そうだね詠ちゃん、頑張ろう」

「分かった。白も後でやろう」

「わふっわふっ!」

 

3人が民の所へと戻っていき誘導を始める

俺は足元でモフモフしている赤兎を抱き上げてそれを見守る

袖をこっそり掴んでる子がいるので一緒に持ち上げる

 

「音々も疲れただろ抱っこしてやろう」

 

「こ、子供扱いするなです!」

 

「それじゃ下ろすぞ?」

 

下ろそうとすると必死に抱きついてくるので笑いを堪える

 

「冗談だよ、頑張ったご褒美でこのままあっちまでいくか」

 

「はいなのです!音々と恋殿の武勇伝を聞かせてあげるのです」

 

「それは楽しみだな」

 

陳宮の話を聞きながら、俺は今後について考えを巡らせる

斥候の話だと、曹操軍も動き出したというし

劉備軍が益州に着くまでの間彼らの代わりに民を守ってみせるとしますかね

 

「ちゃんと聞いてるのですか!」

「はいはい、ちゃんと聞いてるよ」

「それは聞いてないと言ってるのです!」

 

長坂の夜に陳宮の怒声が響くのであった

 

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〜あとがきっぽいもの〜

 

久しぶりの白ちゃんです

ですが、個人的に華雄さんが書いてて可愛いなと自画自賛です

後、恋ちゃんに後ろから抱きついてもらいたいという願望あったので白ちゃんに堪能させました

白ちゃん爆ぜればいいのに・・・

次は劉備本隊がきて〜例の一喝のシーンまでかけたらいいなぁという感じです

 

バレンタイン近いので甘い話が書きたい駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください、更新は基本日曜になります

いよいよ白ちゃん登場です!
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コメント
nakuさん>そんな華雄さん見てみたかったんです・・・萌将伝期待してたんです・・・しかし、皆さん一刀君に冷たいですねw(tokkey)
観珪さん>Yes!ロ○○タ!Noタッチですよ?w(tokkey)
noel>一刀君にアイデアは無い訳じゃ無いんですが、いかんせん地力付ける期間が無いのが問題でした^^;(tokkey)
デレデレのねねちゃんが欲しいので、ちょっと白くん、そこ変わってください(神余 雛)
また民連れて移動か・・・どこの世界も進歩無いな〜一刀www(noel)
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