ファンタスマゴリア(未完)
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彼女に初めて見た瞬間の感覚を、僕はまだ覚えている。

脚が震えた。息を呑んだ。

コツコツ、という彼女の足音だけが、脳の中でぐるぐると反響する。

 

綺麗だ。

 

「綺麗だろ?」

彼は僕の心を読んだかのように繰り返す。僕は頷きながらも、彼女から目が離せなかった。

彼女は僕を見下ろし、静かに白い息を吐く。

金色の髪は美しく揺れ、漆黒の左目と瑠璃の右目は、宝石のように輝いていた。

彼は彼女の首筋を撫でて、自慢げに笑う。

「ウチで一番の美人だよ」

褒め言葉にも、彼女は表情を変えずにただこつん、こつん、と蹄を鳴らすだけだ。

彼女の名前は?

「ファンタスマゴリア。走馬灯って意味だと」

走馬灯?

「知らねえのか?人間が死ぬ間際に見る、自分の一生の早送り映像みてえなもんだ。

 ま、本当は馬が走って見える細工の灯篭のことなんだけどよ」

ファンタスマゴリア。

その幻惑するような名前は、確かに彼女に似合いだと思った。

「コイツ、右目が見えねえんだ」

目が?こんなに綺麗なのに?

「綺麗だから見えねんだろ」

 

「人の都合で生まれて人の都合で生かされる運命なんざ、片目で見るくらいでちょうどいいんだよ。

 まともに見ちまったら、薄汚れちまう」

 

見えないことが、彼女を清廉な聖女のままで居させてくれるのか。

世界の半分しか知らない彼女に、今目の前の僕はどんな風に映っているのだろうか。

畏れながら、手を伸ばした。

彼女は優しげに左目を細め、首を下げて応えてくれる。

鼻筋、頬、首。温かい。思わず抱き締めると、おが屑の匂いに混じって、甘い彼女の香りがした。

「ともかく、今日からお前の馬だ。宜しくたのまァ」

彼…恭史さんは僕に引き手を手渡した。その先は彼女の無口頭絡に繋がっている。

僕は彼女、ファンタスマゴリアの前で極めて紳士的にお辞儀をした。

「どこで覚えたんだよそんな仕草よぉ」

恭史さんが笑う。彼女はキョトンと僕を見つめて、そして首を振って一度高らかにいなないた。

やめてよ恭史さん、彼女に笑われたじゃない。

「はいはい、すいませんねおませなお坊ちゃん」

僕をあしらう恭史さんのそぶりに少し苛立ったけれど、目の前の彼女をみていたら、そんなこと忘れてしまえる気がした。

彼女はゆっくりと首を下げ、僕の首筋を鼻筋でまさぐる。

そしてじっと真っ直ぐ僕を見た。片方の眼で。

 

「よろしくね、マリア」

 

 

***

 

 

四月も二週間が過ぎ、麗かな陽気が一帯を包んでいる。

僕は乗り運動を終えた一頭の若馬を洗い場に繋いだ。

晴天の日曜日だと言うのに、お客はまばら。

人事ながら、この乗馬クラブの経営はどうなっているのかと不安になってしまう。

挙句スタッフの皆はといえば…

「おう本馬場入場だぞぉ」

スタッフルームとは名ばかりの、空き馬房を二つ繋げてあれこれ詰め込んだだけのタコ部屋。

そこではおが屑塗れのテレビの前でわいのわいのと騒ぎ立てている大人たちがいた。

「また競馬ですか?」

グルーミングボックスを取りに行くついでに声を掛ける。

すると中心にいた恰幅のいい男性、ここのオーナーである森脇さんが笑顔をこちらに向けてきた。

「おう、だって今日は桜花賞だでぇ?」

どこの訛りかよくわからない、濁った声で笑う森脇さん。

その横からスタッフが次々と口を出してくる。

「お前だって騎手を目指すからには、将来はG1レースに乗ったりしたいだろ?」

「そうですけど、それとこれとは話が違いますよ」

「後学のためだ、見とけ見とけ」

「僕、手入れがまだ残ってますし。それにまだ乗り運動しなくちゃいけない馬がいますから」

「なんだァ、愛しのファンタちゃんとおデートってヤツですか、お坊ちゃん」

すると、数少ないお客さんの指導を終えた恭史さんが背後から声をかけてきた。

僕はその物言いにちょっとムッとして、恭史さんの胸を拳で押す。

「恭史さん、だからその“ファンタ”ってやめてよ。

 マリア、彼女はファンタスマゴリア、縮めてマリアなの」

「ヘンな縮め方すんだから…」

僕と恭史さんのいつものやり取りの横で、テレビと大人たちがわっと歓声をあげた。

「おっ!ファントムメサイアだ」

どうも歓声を煽っているのは、今画面の中で青々とした芝生の上で返し馬をしている栗毛の牝馬のようだった。

森脇さんは俺とテレビとを交互に指差して聞いてくる。

「ファントムメサイアは知ってるだろ」

さも知っているのが当然のように言われたので、僕は知らないのが当然と首を横に振った。

「いいえ」

「お前ホンットーに競馬に興味ねえんだな!それで中央の騎手になりたいとか、よく言えるよ」

「騎手になる為に知識は必要ですけど、ミーハーである必要はないと思います」

こうしている間にも時間は過ぎていく。洗い場からさっき繋いだ馬の前掻きの音が聞こえてきた。

僕はこの輪から抜けて洗い場へ向かおうとする。

と。すれ違い様に恭史さんが僕の肩を掴んで囁いた。

「ホントに見なくていいのか?愛しの彼女の妹さんだっていうのに」

「えっ」

「ファンタスマゴリアの全妹なんだよ、ファントムメサイアは」

全妹…いもうと。

僕はちょっとだけ後ずさりをして画面を覗き見た。

丁度輪乗りでゆったりと並足をするファントムメサイアの姿が目に入る。

さらさらと揺れる鬣は、マリアとは違って赤毛。

顔もそんなに似ているとは思わなかった。マリアの方がずっと、綺麗だと思う。

僕の興味がそれ以上彼女に向くことはなかった。例え妹であろうと、ここには、僕にはマリアがいる。

「おい、レース見ないのか」

「いいです」

恭史さんの声を背にして、僕は洗い場に向かった。

脚を洗って乾燥用のヒーターを持ってきたとき、厩舎の方から歓声と甲高い声が聞こえだした。

 

『強い強いファントムメサイア!この強さは幻影などではない、本物です!

 見事ファントムメサイア、母娘二代に渡って桜花賞を制しました――…』

 

おそらく、僕に聞かせるようにしてTVの音量が上げられたようだ。

「…勝ったんだ」

無意識に独り言が漏れる。

ただ、それは感嘆でもなんでもなく、事実を反芻するためだけの行為。

僕は手入れを続け、脚が乾いたのを確認してから蹄油を塗って馬を馬房に戻す。

何事か声を掛けてこようとした恭史さんを擦り抜けて、厩舎の一番奥へと向かう。

深窓の佳人のように密やかにしかし誰よりも美しい彼女は、僕の足音を聞きつけて顔を出した。

「おまたせ。遅くなっちゃって、ごめん」

長い睫毛の向こうの瞳は許容も叱責も全部含めたような視線を孕み、僕をじいっと見ている。

僕はちょっとだけ恥ずかしくなって顔を背けると、吊るされた無口と曳き手で彼女を絡め取って外の世界へエスコートした。

 

洗い場でマリアの馬装を整えながら、ぽつりと声を掛けた。

「…お前の妹、桜花賞、勝ったって。

 桜花賞って知ってる?お前のお母さんも、勝った大きなレースなんだよ」

マリアは何も言わない。

ただ、ふう、と息を吐いて、口の中でハミをかちゃかちゃと鳴らすだけ。

「お前も、本当は…走りたかった?」

鼻筋を撫でながら、僕は彼女に問う。

そしてすぐに何てことを言ってしまったのだろうと思い、その顔に額をつけて

「ごめん」

と呟いた。

 

 

***

 

 

翌朝、叔父が読んでいたスポーツ新聞を貸してもらい、競馬欄を見る。

一面ではなかったが、カラーでファントムメサイアのゴールシーンが載っていた。

「どうした、珍しいな。諒も遂に興味が沸いたか」

地方競馬の馬主をやっている叔父は嬉しそうに頭を撫でてくれたが、生憎そうではないので苦笑で誤魔化す。

マリアの妹は、しなやかにその馬体を弾ませてゴールを駆け抜けている。

そこに僕はマリアの姿を重ねて、すぐに頭からその妄想を掻き消す。

 

今まで考えたこともなかったのに。

マリアが、もし、競走馬になれていたら、だなんて。

 

学校が終わるとすぐに自転車を走らせ、制服のままクラブへ行くのが日課だ。

平日、更に月曜なのでお客さんなんかいないだろうと思っていた僕の目に、見慣れない人影が飛び込んできた。

白いワンピースが春風になびく。若い女性のようだ。何かを探すように、厩舎の前をウロウロしている。

自転車を停め、何か御用ですか、と僕は背後から声をかけようとした。

しかしそれよりも先に女性は振り向き、僕を認めるなり顎を引いて睨みつけてくる。

「ちょっとそこの坊や」

坊や。

いきなりそんな風に呼びつけられ、僕は訝しさに眉を顰めながらその女性に近づく。

「僕、ですか」

「あなた以外に誰がいるのよ」

女性は綺麗な顔を不愉快そうに歪めて僕にそう吐き捨てた。

「ここにファンタスマゴリアって牝馬がいる筈なんだけど」

続けて女性の口から出てきた名前に、僕の心臓が跳ね上がる。

どうしてマリアを?僕の馬を知っているんだろう、この人は。

僕を知らない人が知っている筈はないのに、マリアの事を。

「…マリアを、探してるんですか?」

返事をしなくては、と、ようやく搾り出した声で応えると、女性の顔が今度はいやらしい笑みに変わる。

「何?あの子、マリアって呼ばれてるの?おっかしい」

 

「化物が聖母になりすましてる」

 

ぞくり、と嫌な寒気が背筋に走る。

「ファンタズマゴリアってね、お化けって意味なのよ。私が付けたの」

「私が、付けたって…なんで…」

これは怒りではなく嫌悪だと、脳が告げている。

僕はマリアを侮辱した目の前の女がただただ憎らしく思え、カバンを地面に打ち捨てると一歩前に出てその気に食わない顔を睨んだ。

「何なんです、あなた」

「あなたこそ何?馬やってて私を知らないの?」

「ええ、知りませんね。あなたのような不躾な人、僕初めてです」

「なっ…」

「コラ!お前、吉岡のお嬢さんに何て口利くんだ!」

ここで森脇さんが慌てた様子で僕らの間に割って入った。

森脇さんは脱帽して頭を下げながら、僕をその女性から引き剥がす。

女性は頬を引きつらせながらも笑顔を作り、森脇さんに話しかける。

「どうもオーナー。暫く来ない間にスタッフの質が落ちたんじゃないかしら?」

「僕、スタッフじゃありませんけど」

「諒一!」

森脇さんは僕をその女性から引き剥がすと、少し離れた厩舎の中へと引っ張り込む。

「お前なァ、モノを知らんにもほどがあるぞ!ありゃ吉岡グループのご令嬢だ!」

「ああ、あの中央の」

「日本一の生産馬主だよォ!ウチだってお世話になってんだど!」

吉岡グループといえば、競馬に限らず馬をやっていたら知らない人間はいないくらいの大馬主だ。

しかし、そこのお嬢様があんなにいけ好かない人間だということは知らなかった。できれば知りたくなかった。

「どうしたんです?」

恭史さんが馬房の掃除を終えてひょっこりと顔を出す。

「吉岡のお嬢さんがきなすった」

「はぁ?聞いてないっすよ」

「俺だって聞いちゃいねえよォ」

二人は面倒くさそうな顔をして肩を落とす。

どうやらあの女性は前々から好ましく思われていないらしい。

森脇さんが僕の肩を叩きながら「まあちぃっと我慢せぇ」と囁くと、その背後から不機嫌そうな靴音と共に当事者が現れた。

「私、内緒話って嫌いなのよね」

薄暗い厩舎の中で、白いワンピースだけが異質だった。

仁王立ちで僕ら三人を睨みつけた彼女は、わざとらしい溜息と共に大袈裟な手振りを交えて話し始める。

「まあいいわ、簡単な話だからここでカタをつけちゃいましょ」

そして周囲の馬たちが一斉に耳をそばだてるくらい、大きな声ではっきりと言い放った。

 

「ファンタスマゴリアを買い戻しにきたの」

 

僕は「えっ」と間の抜けた声を出してしまう。

意味が解らない。

「かいもどす」、と、僕はたった五文字の言葉を声を出さずに唇でなぞる。

森脇さんと恭史さんが僕より一歩前に出て、彼女にその言葉の意味を問い質す姿さえも、僕にはうまく理解ができていなかった。

「買い戻しに、って」

「そりゃ、自馬契約なさるってェことですか、お嬢さん」

「元々死に体の馬を格安で買ったんだから、いいじゃない。

 これまでの繋養費にそこそこのお釣りがくるくらいは出してあげるわ」

二人の質問には一切答えず、彼女は肩に掛かる髪を手櫛で梳きながら面倒そうに吐き捨てる。

僕と二人がポカンと口を開けたままでいると、彼女は衆愚な民草を踏みつける独裁者の眼差しをくれてくる。

「知っての通り、ウチのファントムメサイアが桜花賞を勝ったでしょう。そこで全く同じ血統のファンタスマゴリアを繁殖に入れたいのよ」

「は、繁殖…?」

「トライアルをダントツで勝ったでしょ?あの頃から結構問い合わせが多いのよ。

 だけど母親のスリーピィホロウは去年繁殖を引退してしまったから、代替の繁殖牝馬が要るの。

 半姉妹なら何頭かウチでも繋養してるけど、それが全姉なら同等の価値が維持できるってわけ」

乗馬に払い下げられた馬が、後々のきょうだいの活躍によって繁殖や種牡馬に召抱えられるということは稀ではない。

生産へ行けば、血を紡ぐものとして表舞台に名を残すことができるのだ。喜ばしいことであろう。

だが、今目の前に突きつけられている取引には、喜ぶどころか不安要素しかない。

 

ここに居る“すべての”人間が知っている。マリアは、仔を孕んではいけないということを。

 

「ちょ、ちょっと待ってくだせぇなお嬢さん、そりゃあんまりに急で」

「言い値で買うわよ」

「そうは言いましても」

凄む彼女を前にして困惑する森脇さんの前に、険しい表情で恭史さんが割って入った。

「コイツには先天性の障害がある。コイツを手放したあんた達なら知ってるだろう。

 生まれる仔がどうなるかもわからねえ、それでも繁殖に回すってのか?」

いつもの軽い調子とは正反対の、厳しい声色で目の前の“敵”に対峙する恭史さん。

しかし彼女はそれにも怯むことなく鼻を鳴らして恭史さんを睨んだ。

「そんなの、生まれてみなければわからないわ。

 そうね、マリアから産まれる仔なら、きっと救世主じゃないかしら?」

茶化したような言い方が、余計に恭史さんの表情を曇らせる。

「もしその仔が、コイツと同じ様に盲目だとしたら」

「それはその時に考えるわよ。いちいち細かいわねあなた」

「てンめ…それでも馬やってる人間かよ!!」

 

恭史さんの怒号で、馬たちが一斉に嘶いた。

遠巻きに様子を伺っていた他のスタッフたちも肩を跳ねさせ僕らとの距離が更に遠巻きになる。

僕は悟った。

この人と何を話し合っても無駄なんだと。

この人は、マリアを連れ去る悪魔なんだ、と。

 

「恭史さんもう止めましょう。でなきゃ、この人と同じになりますよ」

僕は恭史さんに向き合うようにして前に出る。そしてゆっくりと彼女の方を向いた。

「この人と同じ、クズになります」

「なんですって…」

瞬間、乾いた音と共に僕の右頬に鋭い痛みが走る。

ブレた視界の先には、鬼の形相の彼女が僕をぶった平手を震わせていた。

痛くも痒くもない。マリアを攫おうとする悪魔の攻撃なんて、僕には通用しない。

僕は嫌悪感と侮蔑を隠さずに彼女を無言で見つめた。睨んだのではない。ひたすらに、その濁った眼を見つめ続けた。

「何よ…何か意見があるなら言いなさいよ…」

この人にこれ以上言う言葉なんかない。あるとすれば、「出て行け」くらいのものだ。

それを察したか、彼女は苛立ちに足を踏み鳴らして踵を返した。

「…私も忙しいの。明日また来るから、それまでに話を纏めておいて頂戴。いいわね?生意気な坊や」

捨て台詞を吐いて、彼女は白いワンピースの裾が煽られるのを少し気にして厩舎から出て行った。

暫くして乗りつけた車のものらしいの音が聞こえ、それが遠くに消えて無くなるまで、僕は彼女に対して渦巻く大きな憎悪の気配を消すことはなかった。

恭史さんの手が、僕を宥めるように頭を掴んで乱暴に撫で回す。

「何が坊やだ、てめえだってケツの青いガキじゃねえか」

「恭史、気持ちは解るが口が過ぎるど」

「気にすんじゃねえぞ諒一。あんなクソみてえな成金馬主、相手してたらこっちまでおかしくなっちまう」

恭史さんの言葉を最後まで聞かずに、僕は大きな手を掻い潜って厩舎の中を走り出していた。

一番奥の、微かに木漏れ日が差す静かな馬房。

慌てて覗き込んだ僕の顔を見つけたマリアは、不思議そうに首を傾げて近づいてきた。

ああ、良かった。マリアはまだここにいる。

僕は胸を撫で下ろして馬房の扉に縋った。真っ黒な感情が解けていくのが解る。

絶対に、何処へもやるものか。ましてや、あんな女の所なんかに。

 

「お嬢さんの言う通り、ファンタは化けもんかもしれんわなぁ」

「はぁ?」

「現に坊は執り憑かれてしまってるじゃないの」

 

木漏れ日が一筋、マリアの右目を射した。

光を失った眼に穿たれた光に、マリアは動じることなく鼻を鳴らす。

奇跡のような光景に、僕は息を飲んだ。

 

 

***

 

 

(未完)

説明
随分と前に書きかけて、そのままにしていたSSです。
未完なのですが、気に入っているのと、今年デビューの3歳馬に同じ名前の馬(牡馬ですが)がいたので、引っ張り出してきました。
http://db.netkeiba.com/horse/2011100916/
時間があったら、最後まで書いてしまいたいなあと思っている次第。

SSなので細かい人物設定も何もないのですが、
・ファンタスマゴリアは良血馬でありながら先天性の疾病により右目の視力がなく競走馬になれなかった牝馬。
・主人公の諒一は騎手を目指しているが競馬に興味のない中学生。両親はおらず、比較的裕福な叔父夫妻の家に引き取られて暮らしている。
説明しきれていない部分はこんな感じです。
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