IS〈インフィニット・ストラトス〉?G-soul?
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土煙を上げながら突如として現れた黒いトレーラーから、人が現れる。数は三人。

 

「え…? 何? 誰あれ?」

 

「って言うか……いきなりこっち来たけど…」

 

偶然近くにいた生徒達が、その場で立ち止まり侵入者達を凝視する。

 

千冬はトレーラーが水に濡れているのを見て、走って来た方向からこの侵入者達は海から来たのだと直感した。

 

すると三人の内の一人が、手の中に何か球体の物を握り、おもむろに高く手を掲げた。

 

「!」

 

嫌な予感を察知した千冬は窓から外へ躍り出る。

 

「お前達!離れ━━━━━━━!」

 

 

ボンッ!!

 

 

煙幕が侵入者、そして生徒達を飲み込んだ。

 

「くっ…!」

 

煙幕へ走る千冬。

 

「ブリュンヒルデ、下手な動きはしないでいただきたい」

 

しかし、煙の中から聞こえた男の声に足を止めた。煙が晴れる。

 

リーダー格であろう男と、その後ろに立つ二人。三人とも防塵マスクとゴーグルで顔を隠している。千冬から見て右側は、一人の生徒、一年生のフィル・フューリーの首へ腕を回し、フィルのこめかみに拳銃をあてていた。

 

「え………?」

 

何が起きたかわからないといった表情のフィルだったが、すぐにその顔に恐怖が現れる。

 

「ひ……!?」

 

「ここで若い少女を手にかけるのは気が進まない。我々の要求にそちらが従えばこの学園にいる生徒、そしてあなたを含めた教職員にも危害は加えない」

 

「良く言う…信用出来るとでも?」

 

「それはそちらの自由だ。だが我々に今のところその気は無い。我々は━━━━━━━━」

 

男が答えようとした時、千冬の横を何かが通り過ぎた。

 

それは風のように素早く男の懐に飛び込む。男はそれに応じるためにホルスターから拳銃を取り出す。

 

「はぁぁっ!」

 

「ふっ!」

 

箒の刀の切っ先が男の首もとに置かれ、男の拳銃の銃口が箒の額の前に据えられる。

 

「篠ノ之!?」

 

「話に聞くサムライというやつか。中々いい動きをする」

 

自分の首に剣先があるというのに臆する様子を見せない男に、箒は内心で僅かに驚く。

 

(この男…手強い……)

 

「し…篠ノ之先輩……!」

 

縋り付くようなか細い声が聞こえた。箒はその声に応えるように柄を握る手に力を込める。

 

「そこの男に、フューリーを放すよう言え。危害を加えないと言うならば、彼女を放せ!」

 

「ふふ……」

 

男は左手を軽く挙げてフューリーを解放するよう指示した。

 

直後、解放されたフューリーは箒に駆け寄る。

 

「せ、先輩……!」

 

「もう大丈夫だ。早くあっちに…」

 

「は、はいっ!」

 

フューリーが箒から離れ、異変に気付いて集まっていた他の生徒達のそばに向かう。

 

「これで理解していただけたかな?」

 

男は拳銃をホルスターに戻した。

 

「貴様ら……!」

 

箒も男と距離を取り、刀を構え直す。

 

「篠ノ之。手を出すな。ISも使うなよ」

 

横に立つ千冬に箒は目だけを向ける。

 

「わかっています。ですが私の紅椿が、なぜか起動しません」

 

「何……?」

 

「箒! 千冬姉!」

 

そこに一夏がセシリアとともに現れた。

 

「一夏!? なぜ出てきた!? ヤツらの狙いはお前かもしれないんだぞ!」

 

箒が叫び、一夏とは足を止める。同様にセシリアも立ち止まった。

 

「携帯が圏外になったと思ったら外から大きな音が聞こえたんだよ」

 

「携帯……? どういうことだ?」

 

「それについて説明しよう」

 

男の声に注目が集まる。

 

「この学園の上空に我々が用意した特殊なマシンが飛んでいる。マシンが発生させる力場の中ではISはその機能を失う。副作用で君達の使う携帯電話等の電波も撹乱させてしまうがな」

 

「あなた方は何者です!」

 

セシリアが鋭い声を上げると、男は淡々と答えた。

 

「我々はある人物から依頼されここにやって来た。依頼はこの学園に存在しているある物の奪取であり、そこにいる織斑一夏ではない」

 

「ある物?」

 

「いい。オルコット。…貴様らの事情は知ったことではない」

 

千冬は男に突き放すように告げる。

 

「この学園の生徒に手を出した時点で、お前達は敵だ」

 

「そのつもりでここに来ている。そして、その敵はこのようなこともさせてもらった」

 

男が首を一度動かし、後ろの二人に指示を出す。

 

二人はまったく同時に小型の投影プロジェクターを取り出し、空中に映像を出現させる。

 

「な…………!?」

 

映像を見て一夏は、いや、その場にいた男達以外の全員が驚愕する。

 

「マドカと…ラウラ!?」

 

「先に潜入させていた者が発見した。銀髪の娘は暴れそうになったが、隣の眠っている娘を盾に使ったら止まったそうだ。この2人の生死は今、我々の手中にある」

 

映し出されているラウラは、マドカの横たわるベッドの横で手を縛られ、銃口を側頭部に向けられている。

 

「卑劣な…!!」

 

「その汚名は甘んじて受けよう。だが我々にも任務がある。成功させる為にはこのような手段も取る場合もあるのだよ」

 

奥歯を噛み締め憤る箒を尻目に、後ろの二人に映像を消すよう指示した後に男が芯の通った声を放つ。

 

「さぁ、ブリュンヒルデ。これで少しは我々の話を聞いてくれるようになっていただけたかな」

 

千冬はすぐにでもこの三人の制圧にかかりたかったが、ラウラとマドカが盾にされていたため…

 

「……目的は何だ?」

 

そう言うことしか出来なかった。

 

「我々の要求はただ一つ」

 

「一つ…?」

 

そこで千冬は予測を立てる。

 

(このタイミング…まさか……!)

 

そして、予測は的中した。

 

「この学園の地下に保管されているコールドスリープマシン…それを渡してもらおう」

 

「…っ! やはりそれが狙いか…!」

 

周囲からどよめく声が聞こえる。

 

「コールドスリープマシン?」

 

「知ってる?」

 

「知らない。そんなの初めて聞いた」

 

男はどよめきが収まってから口を動かした。

 

「それを渡してもらえさえすれば我々はここから撤退する。無論、あの少女2人も無傷のまま返そう」

 

しかし、と男は続ける。

 

「もし要求が飲まれない場合、こちらも不本意だがこの2人は殺す。そして━━━━」

 

男が赤いボタンの付けられたグリップをちらつかせた。

 

「この学園を焼き尽くすことになる」

 

「焼き尽くす…?」

 

一夏が意味がわからないと言わんばかりにつぶやく。

 

「我々は既に幾つかの軍事基地のコンピュータを抑えている。ブリュンヒルデ、貴方ならこの言葉の意味がわかるはずだ」

 

「………………!!」

 

千冬は、背中に嫌な汗が出るのを感じた。

 

「…とんでもないことを……してくれたな……!!」

 

その声は、怒りとも、焦りとも取れるような、震える声だった。

 

「千冬姉?」

 

「話が早くて助かる。さぁ、決めてもらおうか」

 

「そんないきなり…!」

 

「雇い主にも都合がある。我々はそれに従うだけだ」

 

「……………………………」

 

千冬は沈黙する。

 

「ここには無い、などのつまらない嘘はやめてもらおう。裏は取れているからな」

 

「………………わかった」

 

「千冬姉!?」

 

一夏は千冬が折れたことに驚いた。

 

「賢明な判断、感謝する」

 

男は左手を耳元にあてる。

 

「出て来い。作業を始める」

 

男の声の後にトレーラーの後ろに連結されたコンテナが駆動音を響かせ、開いた金属壁内から巨大な影が姿を現した。

 

「なんだ…あれは……?」

 

箒が思わず、と言ったように呟いた言葉は他の生徒達の胸中にあるものだった。

 

男達同様、黒に統一された装備を纏う三人組。その四肢を包む灰色の金属製アーマーは、ISとは違って重厚な印象を受ける。

 

「…『EOS』か」

 

「その通り」

 

千冬の言葉に男は頷く。

 

「千冬姉、EOSって?」

 

「Extended Operation Seeker…略してEOS。国連が開発中の外骨格攻性機動装甲だ。まだ最終調整の段階のはずだが……」

 

千冬の疑問に答えることなく男は話を進めていく。

 

「これから私とこのEOSがコールドスリープマシンを回収に向かう。さぁ、案内してもらおうか」

 

「…いいだろう。だが━━━━━━━━」

 

「わかっている。この学園の生徒には手を出さない。そして人質も我々が撤退する際に解放しよう」

 

「………………………ついて来い」

 

千冬が踵を返して校舎へと歩き出す。

 

「ち、千冬姉……」

 

「お前達、下手な気は起こすなよ。コイツらは口では手を出さないなど言っているが、何をしてくるかわからん」

 

「わたくし達はどうしたら……?」

 

「篠ノ之と一緒に、他の生徒達を見ていてやってくれ」

 

千冬は一夏達にそう告げ、男達と共に学園の内部、地下特別区画へと向かった。

 

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「い…一体、何すかアイツらは?」

 

2年1組の教室からは外の様子はよく見える。

 

侵入者の突入直後から見ていたシャルロット、簪、梢、フォルテの四人は千冬が校舎内へ侵入者達を連れて入るのを教室を出ずに窓から見下ろしていた。

 

「学園の中に入って来たよ…」

 

「…携帯電話の電波が途絶えたのはヤツらが原因と考えていいはず。問題は、織斑先生がなぜヤツらを学園内部へと入れたのか」

 

「何か、映像を見せられていたみたいだった……」

 

「映像?」

 

「うん…角度が悪くて、どんなのかはわからなかったけど、プロジェクターを使ってたから……」

 

簪は眼鏡をかけているが、決して目が悪いわけではない。それどころか、むしろ良い。そして厳密に言うとこれは眼鏡ではなく携帯用ディスプレイなのだ。

 

「一夏達は見てたはずだよ。聞いてみよう」

 

シャルロットが窓から身を乗り出そうとした時、教室の扉が開く音が聞こえた。

 

「簪ちゃんっ!」

 

「お姉ちゃん?」

 

扉の前には楯無がいた。楯無は簪の姿を確認して、長く息を吐く。

 

「よかった…無事だったのね!」

 

「お姉ちゃん、一体何が起きてるの…?」

 

「携帯がいきなり壊れたと思ったら、変なヤツらが来たっすよ!」

 

「みんな、落ち着いて聞いて。彼らの狙いはコールドスリープマシンよ」

 

楯無の言葉にシャルロット達に緊張が走る。

 

「瑛斗の…コールドスリープマシンを?」

 

「…何のために? あれは動くかどうかもわからないはずでは?」

 

「わからないわ。でも、もう一つ問題があるの」

 

「問題?」

 

「これを見て。彼らが侵入してくる直前に医療棟の監視カメラが収めた画像よ」

 

楯無は携帯電話を操作し、四人に画面を見せる。

 

「え……………!?」

 

シャルロットは目を見開いた。

 

部屋の天井の隅とわかる位置から撮られた画像では、ラウラが手を縛られ、銃を向けられていたのだ。

 

四人はこの時まだ知らないが、これは男達が千冬達に見せた映像と同じ状況であった。

 

「ラウラちゃんとマドカちゃんが人質に取られてるの」

 

「そんな! どうしてラウラが!?」

 

「織斑先生が何も出来ないのはこれがおそらくこれが原因だわ」

 

「…学園生徒を人質にした、脅迫……」

 

「あなた達はこのままここにいて。教室から出ちゃダメよ。ISが使えなくなってるみたいなの」

 

「お姉ちゃんは…どうするの?」

 

「医療棟へ向かうわ。ラウラちゃんとマドカちゃんを助けにね」

 

「まさか一人で行くつもりですか!?」

 

「まさかも何も…あなた達を危険に晒すことなんて出来ないわ。それに………」

 

「それに…?」

 

「ラウラちゃんがあんなことになったのは…私の所為だから」

 

「えっ? それって……つまり…」

 

「……浮き足立ってたわ」

 

楯無は歯噛みした。

 

「本当は私もあなた達に…瑛斗くんに真実を話すのは怖かった……あの時だって、すごく緊張してたの。だから、冷静じゃなかったのかもしれない。失態だわ……『楯無』の名前を持つ者として、一生の不覚よ」

 

「お姉ちゃん……」

 

「だから、その埋め合わせは自分でやるわ。ラウラちゃんとマドカちゃんを助けられれば織斑先生も自由に動けるはずよ」

 

シャルロットは一度窓の外を見た後、覚悟を決めた。

 

「僕も行きます」

 

「シャルロットちゃん…ダメよ。あなたにもしものことがあったら、私は瑛斗くんに合わせる顔が無いわ」

 

「でも━━━━━━━━!」

 

言いかけたシャルロットに楯無は詰め寄る。

 

「お願い…瑛斗くんが悲しむ顔を、あなたも見たくないでしょ?」

 

「…………っ」

 

楯無の言葉はシャルロットの胸を強く締めつけた。

 

「…わかり……ました…」

 

「ありがとう。じゃあ、行ってくるわ」

 

「楯な━━━━━━━━」

 

「お姉ちゃんっ!」

 

教室から出て行こうとする楯無を簪が引き止める。

 

「なにかしら?」

 

「その………気をつけて。絶対、ラウラと、マドカを…助けて」

 

「……任せなさい。私はIS学園最強の、生徒会長よ」

 

楯無は微笑んでから、2年1組の教室から出た。

 

(学園最強、か……)

 

廊下を進む楯無は、今言った自分の言葉に内心苦笑していた。

 

(まだまだだなぁ…私。本当、まだまだ)

 

「…………………………」

 

ギリ…と両の拳に力を込める。

 

(こんな私も許せないけど…今はそんなことを言ってる場合じゃないわよね)

 

楯無の動かす足の速さは次第に上がり、すぐに走ると言っていい速度になった。

 

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ボロボロの大部屋の中に一つだけ置かれたボロボロのベッド。

 

私は覚えてる。

 

ここは、私が、亡国機業としての『私』が、生きていた場所。スコール・ミューゼルの前に連れて行かれるまで、過ごしていた、地獄。

 

毎日、子どもがたくさん死んだ。血もたくさん見た。

 

でも、自分の名前すらもわからなくなっていた私は、それに何の感情も抱かなくなっていた。

 

(殺した……織斑千冬を…殺した…)

 

きっとこれは夢の中なんだろう。でも、いつかみたいに起きたいとは思わない。それどころか二度と覚めないで欲しいくらい。

 

(もう…どうでもいいかな……何もかも………)

 

「ここにいたのか」

 

「……………………………」

 

『私』が現れた。

 

「遂にやったな」

 

満足気に、勝ち誇ったように、笑みを浮かべている。

 

「………そうだね。やったんだね。織斑千冬を、殺ったんだね」

 

私は『私』に目を向けず、答えた。

 

「…言うわりには、嬉しそうではないな」

 

『私』は少し不服そうだ。

 

「念願が成就したんだぞ? 少しは喜んだらどうだ」

 

「……私には、無理だよ」

 

「…………………………」

 

確かに『私』の言う通り、織斑千冬を殺すことは最大の目的だった。

 

それに成功したのに、私は喜べない。

 

「…愛していたのか? あの姉弟を」

 

「……そうだね。愛してた。大好きだった」

 

「だがな……」

 

「わかってるよ。全部嘘だって。わかってるけど……幸せだったよ」

 

「ふん……私のくせに、平和ボケしたか」

 

『私』は少しバカにするように笑った。

 

「…ねぇ、お願いがあるんだけど」

 

「何だ?」

 

「私を………殺してくれないかな」

 

「…………………………」

 

「私を殺して。そしてあなたが目を覚まして。そしたら、あなたが織斑マドカだよ」

 

「…いいのか?」

 

「…………うん」

 

「…………では………」

 

ベッドに上がった『私』が私に近づいて、後ろから私の首に腕を回す。

 

これで何もかも終わると思うと、身体から力が抜ける。

 

(自分に殺される……これが本当の自殺なのかな)

 

「………………………」

 

「………………………」

 

でも、いつまで経っても私は何もされなかった。

 

「どうしたの?」

 

「…やはりダメだ」

 

「ダメって…?」

 

「考えてみたら、私はあの世界にもう生きている意味がない」

 

「だから、何なの?」

 

「お前が生きろ。代わりに私が消える」

 

「えっ……!?」

 

「あぁ、それがいい。そうしよう」

 

「ま、待って!」

 

私は『私』の手を握った。

 

「消えるって…消えちゃうんだよ!? 本当にいいの?」

 

「勝利を噛み締めながら消えるのだ…。これ以上の有終の美は無い」

 

「でも…!」

 

「あの世界に未練は無い。私の人生は…終わった。これからは、お前が正真正銘、織斑マドカだ」

 

『私』が、私から離れてベッドから降りる。

 

「記憶を失う前の私は、もしかしたらお前のような心の持ち主だったのかもしれないな」

 

「待って! 待ってよ! 教えて! 私はどうしたら━━━━━━━━!」

 

地響きが聞こえ始める。壁や床に亀裂が入り出した。

 

「さらばだ。もう一人の………本当の私」

 

そして、目に映る景色全体が爆発するみたいに吹き飛んで、真っ白な光が、全てを飲み込んだ。

 

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IS学園医療棟内のマドカが眠る部屋にいたラウラは、突然現れた二人の侵入者に拘束された。

 

ISが何らかの理由で展開出来なかったこともあったが、マドカがいることもラウラが動けなかった理由だった。

 

「貴様ら…どこの国の回し者だ!」

 

「………………………」

 

「………………………」

 

侵入者はラウラの言葉には反応しなかった。ラウラは拘束された手に力を込める。

 

(情けない……何をやっているのだ私は! このような事態にも対処出来ないとは…!)

 

横を見れば、瞼を固く閉ざしたマドカが横たわっている。

 

(どうする…? どうすればこの状況を打開出来る?)

 

ISを使えなければ、これほどまでに自分は弱いのかとラウラは自分自身に憤る。

 

(私に……私にもっと、守る力があれば…!)

 

ふと、後ろから光を感じた。

 

「………?」

 

 

カッッッッッッッッ!!!!

 

 

振り返った瞬間、閃光が弾け、一瞬何も見えなくなる。

 

「な、何が……!?」

 

ラウラは止むを得ず左目の眼帯を外し、『越界の瞳』を露わにする。

 

「なっ…!?」

 

金色の瞳に映る光景に、驚愕する。

 

バルサミウス・ブレーディアを展開したマドカが、そこにはいた。

 

「………………………」

 

「………………………」

 

二人の侵入者は、マドカに銃を向ける。

 

「マドカッ! そいつらは━━━━」

 

 

ザンッ!! ズバババババッ!!

 

 

ブレードビットの刃が侵入者二人を文字通り切り刻んだ。

 

「…………………」

 

「…………………」

 

侵入者は血を流さなかった。その代わりに、バチバチと断面から火花を散らしている。

 

「き…機械? ロボット?」

 

ズタズタにされた肌色の皮の下は、銀色の機械が露出していた。

 

「…………………………」

 

ブレーディアの右腕部装甲から小型のブレードビットが飛び、ラウラの手の拘束を切断する。

 

「マドカ…なのか?」

 

「……………………………」

 

ラウラの問いに応えることなく、マドカはブレードビットで窓枠を細切れにして、外へ出ようとする。

 

「待てマドカ! 話を━━━━!!」

 

しかしマドカはラウラを無視して外へと飛び出した。

 

「一体…何が起きている……」

 

あまりに急な出来事にラウラはそう呟くしかなかった。

 

「ラウラちゃんっ!」

 

楯無が扉を開けて部屋に飛び込んで来た。

 

「今、何が起きたの!? て言うか、あなたは無事!?」

 

「え、ええ…何が起きたのかは…私には………それよりも、私も聞きたいです。一体何が起こっているのですか?」

 

「…順を追って話すわ。まずは、ここから出ましょう。歩けるわね?」

 

ラウラは楯無に連れられ、部屋を出た。

 

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IS学園地下特別区画の通路を、千冬と学園への侵入者である男達が進む。

 

「聞いた通りだな。この学園には地下に巨大施設があると」

 

広い通路に三体のEOSの稼働音が響く中、男の言葉が千冬に聞こえた。

 

「貴様ら…誰の差し金で来た?」

 

「聞いてどうする」

 

「そうは言うがな、貴様らが亡国機業と関係があることは明白だ。コールドスリープマシンの存在を知っているのだからな」

 

「……………………」

 

「コールドスリープマシンをどうするつもりだ? あれはもう動かない。ただのガラクタだぞ」

 

「我々は何も聞かされていない。ただ奪えと依頼されただけだ。今までで最高額の報酬を提示されたがな」

 

「怪しいとは、思わなかったのか?」

 

「…それなりにはな」

 

それきり男は話さなくなった。

 

(さて……どうしたものか…………)

 

千冬は静寂の中で思案していた。

 

(ここまでは…予測とおおよそ『一致』している………)

 

千冬が手に入れた亡国機業の情報が入っていたUSBにはコールドスリープマシンが奪われる、まさにこのような事態への対処法が記されていたのである。

 

(『万が一コールドスリープマシンを奪われそうになった時は守ろうとはするな。くれてやれ』とは言われたが…本当にそれでいいのか?)

 

千冬が男達に従っていたのはラウラとマドカを人質に取られていたこともあるが、このことも要因であった。

 

(二十年近く守り続けたものを、そうやすやすと手放すことが出来るものか?)

 

理由があるとすれば、コールドスリープマシンに何か仕掛けを施してあることなどだが、千冬が知る限りではそれらしいものは無いはずだった。

 

「後どれ程で到着するかな」

 

男の問いかけで千冬は一度思考を中断する。

 

「我々も呑気に見学しに来ているわけではないのだが…」

 

「わかっている。ここだ」

 

千冬は立ち止まった。そこは確かにコールドスリープマシンが保管されている部屋であった。

 

千冬がコンソールを操作し、扉が内部への道を開ける。

 

灰色の塊は、音も無く、そこに鎮座していた。

 

「これが例のコールドスリープマシンか。確かに稼働してるようには見えないな」

 

「言っただろう。ガラクタだと」

 

「だがこれが依頼主の目的だ。行け」

 

男の命令で三体のEOSがコールドスリープマシンへ近づく。六本の強化アームが灰色の塊を慎重に持ち上げた。

 

「このマシンを一体どうやってここに運んだ? まさか学園を建てる前から埋めていたというわけではないだろう?」

 

「そう急くな。すぐにわかる」

 

ズズン…と重たい音が響く。

 

床が上昇を始めた。天井もそれに合わせて少しずつ左右に開いていく。

 

「これは………」

 

「この部屋はこういう仕組みになっている。運搬に便利だとかでつけられたそうだ」

 

「ここまですんなり事が進むと、少し気味が悪いな……」

 

それはこちらも同じだ。と言葉に出そうになったが千冬はそれを堪え、代わりの問いを男に投げかけた。

 

「仮に私達が抵抗したとしたら、お前達はこの学園にミサイル攻撃をしようとしていたのか? あの時のように…」

 

『あの時』。それは白騎士事件のことであった。世界の変わる大事件にして、千冬にとっての全ての始まり。

 

「お前達…いや、お前達の依頼主は本気だったのか?」

 

「…かもしれないな。上空に仕掛けたISに干渉する力場を発生させるマシンには、バリアフィールドを生成する装置も取り付けられている」

 

「バリアフィールドだと?」

 

「外部からの進入には何の反応も起こさないが、フィールドの内側から出ることは不可能。この学園を巨大な檻にすることも出来たのだが…無駄に終わりそうだな」

 

「…………………………」

 

「要求を飲んでもらって本当に感謝している。我々も世紀の悪人にはなりたくはなかった」

 

「…饒舌なことだ」

 

そして、千冬達は夏の日差しに熱せられた外へと出た。

 

「我々はこのままこのマシンを収容、この学園から離脱する」

 

「そうしてくれ。これ以上生徒達を怯えさせるような真似はしないでもらいたい」

 

「千冬姉!」

 

向こうから一夏の声が聞こえた。

 

ここを離れる前と様子が変わらないのを見て、千冬は緊張を少し緩める。

 

「よく、訓練されている部下だな」

 

「そちらの生徒達もな」

 

「千冬姉! 大丈夫か? 何かされたとかは?」

 

「問題無い。何も無かった」

 

「あれが、コールドスリープマシン……織斑先生、コールドスリープマシンを敵に渡すのですか?」

 

箒が千冬に問いかけた。

 

「やつらはあれを渡せば退散する。あのガラクタをどうするかは知らないがな」

 

「…………………………」

 

千冬や一夏、その他の生徒達が見守る中、コールドスリープマシンがトレーラーのコンテナへと収められ、EOSを装着していた三人もコンテナの中に消える。

 

「我々の役目は終わった。撤退する」

 

トレーラーのエンジンがかかる。

 

「待て! 人質を解放してもらおう」

 

「そうだったな、すまない」

 

男がEOS隊を呼んだように耳元に手を当てた。

 

「任務終了だ。人質を解放して戻って来い」

 

『コールドスリープマシンを無事に手に入れたみたいですね!』

 

突如、千冬達の周囲から声が響いた。

 

「な、なんだこの声は!?」

 

「どこからですの!?」

 

見渡しても人影は見えない。

 

『思ったより早かった! とても満足ですよ!』

 

「このくぐもった声……どこかから放送を?」

 

千冬がそう勘ぐった時、トレーラーの運転席の屋根から映像が飛び出した。

 

『IS学園のみなさん、こんにちは!』

 

「……依頼主だ」

 

男が千冬に耳打ちする。

 

「奴が…」

 

『このような登場で失礼します、ブリュンヒルデ?』

 

顔が黒く塗りつぶされているが、声は若い男の声だった。

 

『ふむふむ…その様子では特に人死にがあったようなことはありませんね。こちらとしても喜ばしい。ですが………』

 

声は悲しいことを言う前かのように言葉を一度切った。

 

 

『IS学園へのミサイル攻撃が、今さっき決定しました』

 

 

「……………っ!? ど━━━」

 

「どういうことだ!? 話が違うぞ!!」

 

千冬より先に男が激昂する。

 

「最悪の場合の手段だったはずだ!!」

 

『幹部会の決定です。一番下の私じゃ止められないんだなこれが』

 

しかし声はおどけたように受け流した。

 

「幹部会…? 貴様が亡国機業幹部会か!?」

 

『ご明察! さすがブリュンヒルデ! じゃ、頑張って死なないようにしてくださいね?…あ! 例のバリア、あと40秒後には発動しちゃいますんで、よろしく!』

 

「待て! まだ話は━━━━!!」

 

しかし、一方的に通信は切られた。

 

「くっ……!! ふざけたことを…!」

 

憤る千冬は奥歯を噛みしめる。

 

「………ブリュンヒルデ、生徒達を避難させろ。今すぐに」

 

男が千冬の肩に手を乗せた。

 

「ISを封じられてる今、出来るのはそれだけだ!」

 

男は千冬にそう言いながらトレーラーに飛び乗った。

 

「お前の部下はどうする! まだ戻って来てはいまい!」

 

「あれは人間を装わせたロボットだ! 破壊されても問題は無い! とにかく急げ! あの地下施設は、そういう役目もあるんだろう!?」

 

言い切った直後、男は完全にトレーラーに乗り込み、トレーラーは轟音とともに走り出し、みるみる小さくなっていった。

 

「ち……千冬姉…何がどうなってるんだ? 今のは…」

 

「一夏……今から私の言うことをよく聞け」

 

「あ……あぁ」

 

「学園内にいる生徒達を地下特別区画へ誘導する。お前も手伝え」

 

「え━━━━━━━━」

 

「急げっ!! 話をしている暇は無い! 学園へのミサイル攻撃が始まる前に全て終わらせるぞ!」

 

千冬の声は、これまで一夏が聞いてきた声で一番狼狽していた。

 

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瑛「インフィニット・ストラトス?G-soul?ラジオ!」

 

一「略して!」

 

瑛&一「「ラジオISG!」」

 

瑛「読者のみなさんこんばどやあばばばばば……」

 

一「うわぁっ!? 瑛斗がバグった!?」

 

瑛「で、でば、出番ががががが…」

 

一「お、落ち着け。ここ出番! ここ出番だから! 瑛斗!」

 

瑛「はっ! お、俺は今まで何を!」

 

一「元に戻った…」

 

瑛「収録に向かってからの記憶が無い……てか、え? 一夏、もしかして放送は………」

 

一「始まってるよ。今タイトルコール終わったところだ」

 

瑛「よ、よかった…まだ始まったばかりか。いや、よくはないけども」

 

一「しっかりしてくれよ」

 

瑛「悪い悪い…さて! 最初の質問だ! カイザムさんからの質問! ラウラに質問です!! ずばり将来の嫁さんと新婚旅行するならどこがいいですか?」

 

一「また、なんというか、すごい質問だな」

 

ラ「それはどういう意味だ?」

 

一「えっ?」

 

瑛「おおう、もう出て来たのかラウラ?」

 

ラ「うむ。嫁との新婚旅行の話と聞いて、いてもたってもいられずな」

 

簪「し、新婚旅行!?」

 

瑛「簪? 簪まで出て来ちゃったのか?」

 

簪「へ…? あ……あ! ごご、ごめんなさい! すぐに引っ込み━━━━」

 

梢「…まぁまぁ、もう出てしまったんですし」

 

一「戸宮ちゃんまで!?」

 

瑛「おーおー、今日のゲストがゾロゾロと」

 

ラ「むぅ、何だお前達」

 

簪「うぅ…」

 

一「と、戸宮ちゃんはなんで? 一番こういう段取りわかってそうなはずだけど」

 

梢「…先輩方が行ってしまわれたので、私も勢いで」

 

一「勢いで!?」

 

梢「…まぁ、私が呼ばれてるということは、質問があるということでしょうし」

 

一「いや、まぁそうだろうけど」

 

瑛「いいんじゃないか? たまにはこーゆーカオスも」

 

一「いいのか…」

 

瑛「ラウラも別にいいだろ?」

 

ラ「構わんが…なんというか……」

 

瑛「?」

 

ラ「ご、ゴホン…なんでもない。私と嫁の新婚旅行の話だったな?」

 

瑛「あぁ。カイザムさんはドイツ南部(バイエルン地方)のロマンチック街道巡りなんかがいいんじゃないかってさ」

 

ラ「バイエルンか。確かにあそこはいい土地だそうだな。風光明媚だと聞く」

 

瑛「…そういやシャルがゲストの時も似たような質問来たな」

 

ラ「私はシャルロットとは違うぞ。新婚旅行の行き先は私に任せろ。それも亭主の務めだ」

 

瑛「謎の自信だな」

 

簪「……いいなぁ」

 

梢「…今、何か?」

 

簪「え…な、なんでもない…です」

 

瑛「ん? どしたの戸宮ちゃん?」

 

梢「いえ、更識先輩が何か言ったような気がしたのですが…」

 

簪「なっ、何も言ってないよ! 何もっ!」

 

瑛「? そうか。じゃ次の質問。カイザムさんからの質問です! クラリッサさんに質問です!! 日本文化の愛好家としての質問なのですが、日本食の1つ『寿司』が有りますが、クラリッサさんの好きな寿司ネタはなんでしょうか?」

 

ラ「ほう、クラリッサへの質問が来るとはな」

 

簪「ラウラが隊長をやってる隊の人、だよね?」

 

ラ「そうだ。しかし参ったな。クラリッサは今ドイツにいる。さすがに呼び出すのは……」

 

梢「…では、電話で聞いてみればどうでしょう?」

 

瑛「おお! 収録中に電話! これはラジオっぽい!」

 

ラ「わかった。少し待っていてくれ。シュヴァルツェア・レーゲンのプライベート・チャンネルを使う」

 

瑛「頼むぜ。……ん?」

 

ラ「あぁ、クラリッサか? 私だ。ラウラだ。すまないな突然。今ラジオの収録中なのだが、お前に質問が来ていて━━━━━━━━」

 

瑛「…考えてみると、これって生電話か?」

 

一「うーん…まぁ、生電話っちゃあ生電話だけど」

 

簪「でもそれって、私達や読者のみなさんにも聞こえるようにしてあるはず……」

 

梢「…軍の秘匿通信を使われてしまっては、仕方ないです」

 

瑛「軍人だな…」

 

ラ「━━━━うむ、わかった。ありがとうクラリッサ。では切るぞ」

 

瑛「そうこうしているうちに終わったみたいだな。ラウラ、どうだった?」

 

ラ「あぁ。クラリッサはサーモンの寿司が好きだそうだ」

 

一「あれ? 意外とまともな答えだな」

 

ラ「まともな、とは?」

 

一「テレビとかでたまに世界のびっくり料理とかで、変わった寿司の話とかしてるだろ? てっきりそういうのがくるんじゃないかと思ってさ」

 

ラ「ハンブルクには日本の寿司と遜色ないものを食べられる店があるそうだ。クラリッサもそこで食べたらしい」

 

瑛「へぇ、そんなところがあるんだな」

 

ラ「実は私も今さっき知ったのだ。そのような場所があるとは…」

 

瑛「世の中広いぜ。さて次の質問だ。キリヤさんからの質問! 瑛斗と一夏に質問です。日本にはWASABIがありますがWASABIを初めて食べた時の反応を教えてください」

 

一「WASABIって…わさび、だよな?」

 

瑛「寿司からのわさび質問か。初めてわさびを食べたのは…臨海学校の少し前だったかな。あれが俺の初わさびだった。刺身定食についてたやつだな。みんなに教えてもらって少量だけ食べたから美味かったぜ」

 

一「俺はいつだろ…小学校の三年生とかか? 反応は……いまいち憶えてないな」

 

瑛「そう言えば去年の臨海学校で思いっきり食べたなぁ、わさびの山」

 

一「食べてた食べてた。あれはびっくりしたぞ」

 

瑛「鼻がつーんどころの話じゃなかったなありゃ。爆発だよ爆発。今じゃなんであんなことしたのやら…」

 

一「俺、実はあの時の瑛斗と似たようなことしたことがあるんだよ」

 

瑛「マジで?」

 

一「小学校の行事で旅行に行った時な、その時止まった宿で出た夕飯の添え物のわさびを俺と何人かの男子で、悪ふざけで食べてのたうちまわったことがある」

 

瑛「バカかお前は…」

 

一「鈴にも同じこと言われたのも憶えてるぞ」

 

瑛「憶えてるところは憶えてるのな。じゃあ次。簪と梢ちゃんに質問です!! ファンタジー作品の舞台のモデルでもある『ドイツ』ですが、2人がもしもドイツへ行くなら何処が良いですか?」

 

梢「…ようやく私への質問ですね。待ってました」

 

簪「ドイツの…どこに行くか?」

 

ラ「ハンブルク、ライプツィヒ、ケルン、ネルトリンゲンか…なかなかよく知っているものだ」

 

瑛「カイザムさんはドイツが好きなんだな」

 

一「二人はドイツの何処に行くんだ?」

 

梢「……………………」

 

簪「……………………」

 

瑛「ど、どうした? いきなり黙って」

 

梢「…よくよく考えてみると、私、ドイツの土地に全く明るくないです…」

 

簪「わ、私も………あんまり…」

 

ラ「なんだお前達、知らないのか?」

 

梢「…申し訳ありませんが」

 

簪「ご、ごめんなさい……」

 

一「こればっかりはしょうがないって。気にするなよ」

 

瑛「うーん…でもそうなると質問に答えられないな………」

 

ラ「どうするのだ?」

 

瑛「こういう時は………」

 

ラ「こういう時は?」

 

瑛「こういう時は………」

 

一「ま、まさか……!」

 

瑛「………エンディングだっ!!」

 

一「お前マジか!?」

 

流れ始める本家ISのエンディング

 

一「本当に流れ出した…」

 

瑛「今日はそこの女子高生達に歌ってもらったぞ」

 

ラ「あの四人組か」

 

瑛「なんでもゲーム制作部なんだとか。あ、でも(仮)とか言われてたな」

 

一「仮なのか」

 

簪「瑛斗…あの、倒れてる人は?」

 

梢「…男の人ですね。時折、痙攣してますが」

 

瑛「あぁ、部員の一人だそうなんだけど、歌わないだのなんだのごねて、あの背の低い子が薄紫のあの袋被せて物理的に沈黙させた」

 

一「…あの袋には一体どんな仕掛けが………」

 

瑛「おっと、もう時間だな。それじゃあ!」

 

一&ラ&簪&梢「「「「みなさん!」」」」

 

瑛&一&ラ&簪&梢「「「「「さようならー!」」」」」

 

-7ページ-

 

あとがき

 

最近遅れがちになってしまって本当に申し訳ありません!

 

所用で家にいる時間が激減してしまい、こんなことに……

 

ですがですが、めげずに頑張っていきます!

 

次回はようやく瑛斗の出番が来ます! やったね!

 

次回もお楽しみに!

 

最後にもう一度、頑張ります!

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フォール・オブ・ディスペアー
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コメント
セシリアに質問です!!IS学園に入る前に代表候補生になるために一生懸命勉強したと思いますが、やはり飛び級でケンブリッジやオックスフォードなどのエリート大学で勉強したのでしょうか?(カイザム)
シャルロットに質問です!!自分は1月に所要でフランスのパリへ行ってきたのですが、観光名所(ルーブル美術館、エッフェエル塔、シャンゼリゼ等)でミサンガ売り(路上の押し売り)に絡まれました。もしもシャルがそういうミサンガ売りに絡まれたら、やはり無視するのでしょうか?(カイザム)
更新お疲れ様です!!自分は引っ越し作業で、新しい住居でネット環境の調整でなかなか浮上できませんでしたwww互いにがんばりましょう!!(カイザム)
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インフィニット・ストラトス

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