デザートのフリーパス騒動の翌日

何時もの様に教室で恋姫シリーズの雑談をしていると少し早めに山田先生がやって来た・・・・・・目の下に少し隈があったが何かあったのかな？

キ〜ンコ〜ン？カ〜ンコ〜ン？

一刀「（何故に疑問系？）」

山田「皆さんに今日は大ニュースがあります！なんと・・・・・・転校生が今日このクラスに来ましたそれも二人です」

転校生、二人？・・・・・・・・・忘れてた！

クラスの皆がざわざわしている中、転校生が入って来た

一人は長い金髪を後ろで一つに束ねた男子の黒い制服を来た『少女』

もう一人は軍服の様な改造制服に射抜くような鋭い赤眼と黒い眼帯を付けた銀髪幼女・・・・・もとい少女

ブロンドヘアーの美少年に見える『美少女』が入って来た所から女子達のざわめきが止まった

？？「始めまして、シャルル・デュノアです。此方に僕と同じ境遇の方が居ると聞いて来ました」

男装美少女シャルロットその人でした

・・・・・うん、骨格や体臭が完璧に女だわ。ちなみに俺とアサシンはシャルロッ党に属している

女子「おっ・・・・・男？」

シャルル「えっ？はいそうでｓ」

耳を塞いでいるのに震動が体に伝わってくる。もし耳を塞いでいなければ「目がぁ〜、目がぁあああ！！」ならぬ「耳がぁ〜、耳がぁあああああああ！！？」になっていた事だろう

しばらく耳を塞いでいると頭をちょこんと小突かれた。千冬姉さんですはい

千冬「もう収まったぞ？さて、ラウラ」

ラウラ「はい、教官」

千冬「此処では織斑先生だ」

ラウラ「はい、織斑先生」

ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。軍に長く居た為一般常識に欠ける所が在るがよろしくしてほしい」

他の娘に分かるか分からない小さな微笑を俺に少し向けてすぐにキリッ♪と自己紹介した・・・・俺とラウラは仲が良いだけだ。読者の皆が期待している関係ではないぞ？

千冬「よし、この後すぐにアリーナで実習だ、遅れるなよ？」

女生徒達「「「「はい！」」」」

千冬「それと織斑、デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子の方がよかろう」

一刀「解かりました」

ホームルームを終えるとすぐに男装少女が俺の所にやってくる

シャルル「君が織斑君だね。僕ｈ」

一刀「挨拶はいいよ、それよりすぐに移動するよ」

俺は着替えが始まる前に教室を出る、すぐ後ろにシャルルも付いてくる・・・・・・ダメだ、垂れた犬耳と尻尾が見えてしまう

子犬よろしく俺の後ろを突いてくるシャルルを横目に少し早足に更衣室に向かう中・・・・・奴らが来た

女生徒が飛び出して俺達の姿を見つけると時代劇の様に他の生徒を呼ぶと廊下一杯に女生徒が集まって通れなくなった・・・・どうしましょ？

この状況を何とかしようとあわあわしているシャルルの横で頭を捻っていると新聞部の黛先輩が来たので後日取材してもらうという形で通してもらった

一刀「ごめんね？あのままだと織斑先生のエクスカリバー（出席簿）直撃コースに入る所だったから」

シャルル「織斑先生アーサー王の末裔なの？」

一刀「ある意味姉さん人間やめているから剣技と戦闘能力に限れば騎士王を超えているかも」

シャルル「織斑君のお姉さんって人間やめちゃったの？」

一刀「何時の間にか壁を超えちゃっていたらしい」

等々と雑談をしているうちにアリーナの男子専用の更衣室についた

こんにちわ、シャルロット・デュノアことシャルル・デュノアです、色々な事が合って僕は男装してＩＳ学園に来ています。理由は織斑千冬の弟で世界でただ一人ＩＳに乗れる男性操縦者の織斑一刀のデータを盗み・・・もとい、貰いに来ました

資料でも見たけど凄い恰好で驚いちゃったよ。それにクラス対抗戦のデータも凄かった、魔法が本当にあるなんてビックリしたよ、極東武蔵の方も認めているし

でも彼中々隙を見せてくれないね。対抗戦では素顔と出雲製特殊アイテム？のデバイスを見せてはくれたけどＩＳは全く分からなかったってお父さんが言ってたっけ

あの外装も出雲製の特殊装備なんだろうな。本当に装甲すら見えなかったもん

彼の事を考えていると更衣室についたみたい

一刀は僕に先に行くって言ってさっさと行ってしまった。彼の制服はＩＳスーツと同じ素材で出来ているらしい

僕も制服を脱いでＩＳスーツだけになって一刀の後を追った

・・・つづく？