ヤンデレ無双 七
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「あのー、董卓様?」

「はい、どうしましたご主人様」

 

 

北郷の目の前に座るのは漢の丞相董卓こと月、そしてその服装はもちろん月だからメイド服である。

 

 

「そのそれです、なんで俺がご主人様って呼ばれてるんでしょうか?」

「ご主人様はご主人様だからであり、そして私はそのご主人様に仕えるメイドだからです」

 

 

もちろん月はメイド服だけど、漢で二番目に偉い丞相様がメイド服ってのはちょっと矛盾な気もであるが……。

まあ、でもやっぱり月はメイド服以外認めないんですけどー。

 

 

「いやっ、それ答えになってない……」

「ご主人様はご主人様だからであり、そして私はそのご主人様に仕えるメイドだからです」

 

 

月から「私はメイドだから当然じゃないですか」っという答えを得ているのに。

月=「丞相」で、自分(北郷)=董家で下働きしている「平民」であるという固定観念に囚われている北郷は月に又繰り返し訪ねてしまう。

 

 

「いえ、だからですね、身分が逆転してるというか……」

「ご主人様はご主人様だからであり、そして私はそのご主人様に仕える愛奴隷メイドだからです」

「えっ、あ、あの、愛奴隷って」

「ご主人様はご主人様であり、そして私はそのご主人様に仕えるごあししょれいだきゃらです、ごじゅじんしゃまはごじしゅんmであり、しゅして」

「ちょ、ちょっと!」

「ごじゅgぢゃどs、mはごちゅじぃんちゃまだかdらかごしゅじんじゃまはごじゅしんじゃまだからかで」

「す、ストップ!!わ、分かりました、分かりましたから董卓様!!俺が悪かったから喋るのやめて!!」

 

 

「舌を中心にいじめてください!!」というМフェチでもあるのか。

噛んでも噛んでも更に自虐(噛み)を加え、口中血だらけで喋り続ける月の姿を見て北郷はやっと理解出来た「ふり」をした。

 

 

「しゃうですか、分かってふれて嬉しいでしゅ」

 

 

そう、嬉しそう微笑む月は天使の笑顔だが。

その笑顔を向けられる北郷は口周りに付着する血をまずどうにかしてもらいたかった。

 

 

「(は、初めてあった時から思ってたけど、董卓様って見た目は可愛らしいけど……やっぱりなんか怖い)」

 

 

実は今の舌に対するМフェチ、その特殊性癖が露呈する以前の初っ端の出会いから北郷に引かれ続けている月であった。

二人の出会いは馬鹿、……つまり袁紹が、北郷と都で逢引(デート)したいいいだした事が始まりであった。思い立ったが吉日、三馬鹿+北郷一行は政務を文官達に丸なげし洛陽に急行し5日という驚くべき短い日数で洛陽にたどり着いた。とはいえ、それほど急いだに関わらず袁紹が望んだ洛陽逢引(デート)はすぐさま実行には移せなかった。なぜなら袁紹は旅の埃を落とす暇もなく名門『袁家』の名と繋がりを得ようとする来客の対応に追われて3日程外出できなくなったからだ。

折角のラブラブデートが先延ばしになり癇癪を起こしそうになった袁紹であったが、来客中も北郷が隣に居る(+休憩時間は膝枕して貰う)事を条件に出されなんとか来客に対応していた。

その最終日、3日目に涼州で一地方都市の太守を務める月が袁紹の屋敷の門を叩いた、……それが、北郷と月が出会う初めての日であり、一月前の事であった。

そして…。

 

 

「おっほほほ……よくきてくださいまし、ぐふぇ!!」

「へうう〜!、ご、ご主人様っ!!」

 

 

って、袁紹の前に通された直後、月は北郷に抱きついたてしまった。

ちなみに北郷の隣にいて挨拶しようとしていた袁紹は邪魔だと言わんばかりに突き飛ばされ床とキスしていた。

 

 

「へう、へうへうう〜!!」

「え、えっ、えっ!あ、あの董卓さん?でしたっけ?そ、そのなんで泣いてるんでしょうか?そ、その一旦離れて貰えませんか、急に見知らぬ人に泣いて抱き疲れるなんて、こ、怖いんで」

 

 

その後、ファーストキスの相手が床になったショックから立ち直った袁紹は、自分のマイダーリン(北郷)に抱きついた月に対し怒り狂い、同じ北郷に狂ってる文醜と顔良を呼び月を袋叩きにしてを屋敷から叩き出した。

特に、顔良は「えへへ、マジでやっちゃいませんか、袁紹様〜」って、十回以上いいながら袋叩きにしていた為、月は骨の一本二本は持って行かれた。

 

だが翌日、月は片足に包帯を巻きつけ杖をつきながら北郷に会いたいと月は袁紹の邸宅の門を叩いていた。もちろん、袁紹の命令で門前払いを受ける羽目になった、だが、次の日もその次の日も、そして、雨の日も雪の日もかんかん照りの日も開くことない門を月は叩き、ついには門番からストーカー扱いされ追い払われても月は門を叩き続けていたのだが。

 

……半月も過ぎると屋敷に来なくなった。

「あれほど北郷に執着していたのに」と、最初こそなにか企んでいるのではと不審に思った袁紹であったが、袁紹は袁紹なので、それから三日も経過すると月の存在すら忘れ北郷とラブラブデートに繰り出した……。

ちなみ今更にだが、ラブラブといっても北郷は袁紹がアレであるためにラブの感情は一切もっていなかったので、当然一方通行なラブであった。まあ、そんな一方通行な事を気づけるはずもない袁紹は我が世の春を過ごしていた。

 

だが、月は再び、初めてあってから一月過ぎた、つまり今日の朝に月が再び袁紹の屋敷の門を叩いた。

門を叩く月の姿に、月=ストーカーという認識を得ている門番は、今まで同様邪険に月を追い出そうとしたが。

 

今までと違う「目」そう、前までの儚げな少女で風であったストーカー娘の目でなく、なにか自信に満ちた為政者たる、いやっ、より実感的にはストーカーがヤンデレにスキルアップしてしまった狂気に満ちた目を見てしまい動きを止めてしまった。そして……。

 

 

「門番さんご苦労様でした……、今まで、お世話になりました ね」

 

 

そう声質こそ穏やかな声と共に月が懐から出したなにかを見せられ、門番は地に頭をこすりつけた。

その後、その狂った目の迫力に負け、誰にも静止されず袁紹の部屋までズカズカと入ってきた月であったが、屋敷の主である袁紹はさすが名門の馬鹿で、その迫力にも負けず唯我独尊そのままで無許可に自邸に入った月を罵倒した。

 

そしてそのまま、月を追い出そうと家人を呼ぼうとしたが…その動きは止められた。

『丞相の印』…月が懐から取り出した、漢で二番の目権力を持つ者しか手にできなその印を見て。

 

なんというか……袁紹に締め出されてからの一月の間で、月は当時の漢の実権を握る宦官をシメて丞相の座に就いたらしい。そういえば先に土下座した門番は、拳から血を流しながら門を叩き続ける月が「偉くなってやる、偉くなってやる」って、ブツブツと唱えていた姿を何度も見たことがあったらしい。

…どうやら門を叩き続ける鍛錬と、「偉くなってやる」呪文の詠唱の末に経験値を貯めて、「太守」から「魔王(丞相)」にジョブチェンジもしてたらしい。

 

そして、丞相の権力を横暴に振るい北郷を袁紹から奪い、魔王様=月はようやく北郷を、そう自分のご主人様を手に入れたのである。

又、そうして、北郷を失った袁紹は「反董卓同盟を結成ですわ!!」と悲鳴に近い声をあげながら河北に戻っていったのである。

 

 

「ご主人様、へうう〜」

 

 

そんな形で月的にはこの世の春が来ていたのだが。……もちろん、ヤンデレ界の魔王様が放つオーラに北郷は引いていてこの世の厳冬が来ていたのだが。

 

 

「……」

 

 

だが、……月は、今、この場いるもう一人の少女。

初めて北郷とあった日に本来なら抱きつく自分を止める役割にあったのに北郷をぼーと見るだけで動けなかった軍師の少女を、そして月を丞相の座に、北郷を袁紹から奪い取る策略を仕組んだ少女、いやっ…少女というより、もうひとりのメイドの存在を忘れていたのであった。

いやっ、魔王ジョブを手にする月にとって正確に言えば……。

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「へうう〜!!へうう〜!!」

 

 

月が勝利の「へうう〜」を垂れながしたその日の夜(北郷を袁紹から奪った当日の夜)

 

 

「任せたわよ霞」

「ああ、まかしときー詠」

「あの〜?」

 

 

北郷は董卓の屋敷の裏門に立ていた。

詠と呼ばれる、メガネメイドさんに裾を引かれて。

 

 

「なにぃ!、じゃなくて!!そ、その…な、なに…かし…ら」

「え、えっーと、急に連れてこられてどうなるのかが分からないんです、お嬢様、その、こんな遅くから何をなさるんでしょうか?」

 

 

目の前のメガネメイドさん、詠と呼ばれている少女の激しかねた後の、どたどしい喋り様にちょっと話しかけ辛さを感じながらも

それでもこんな真夜中に人気のない所に、しかも、詠と呼ばれる武装した少女の前に連れてこられた状況に、いやな予感しかしなかったので、北郷は言葉をなるべく慎重に選んで詠に質問を続ける。

 

 

「……」

「あ、あのーなにか」

 

 

自分の事を「お嬢様」と読んでくる北郷に、メイド服をきた詠は眉をひそめる、心の中では「逆でしょ逆!!アンタが僕のご主人様で、僕はアンタのメイドなのよ」と怒鳴っていたが。

表向きは眉をひそめるだけで罵倒等しない、というより北郷の傍にいる詠は無口といっていいほど喋らない。その理由は相反する二つの理由からであった。

 

 

「なぜであろう、アイツの名前を呼ぼうとするととこんなにも胸が熱くなるのは」

 

 

初めて出会った時、三馬鹿にリンチされる親友(月)をアウト眼中で一心に北郷を見つめ続けた時に感じた、喜び、そして…。

 

 

「なぜであろう、アイツの名前を呼ぼとするとこんなにも胸が痛くなるのは」

 

 

自分自身に対する「嫌悪」。

北郷の名を呼びたいと思い、その名を口に出そうとすると出てしまうあの「言葉」。

 

それはあまりにも下品で、そんな言葉を北郷に対して言ってしまえば自分は嫌われる、だからこの一月、北郷の事を「ご主人」と呼べるように鏡の前で練習を繰り返していた。

 

だが、その努力の結果は出なかった。

 

何も思い浮かべないなら単語として「ご主人様」と言えた、だが北郷を思い浮かべ、そして彼に優しくされる事を想像したら。…詠の口から出る言葉はあの言葉になってしまう。

 

自分自身でも、あの言葉が出てしまうのはテレ隠しなのであろうと詠は理解していたが、理解できでも不器用な自分に直すのは容易ではない。だから、自分には北郷の傍にいるにはもう少し時間が必要だ、その為に目の前にいる北郷には、いやっご主人様には少しだけ私の傍から離れてもらいたい。勝手な事は十分に承知しいている、だが、少しだけ、ほんの少しだけ。時間が欲しい。だから、サボりたがりの目の前の霞に北郷を連れて行く条件付きでしばらくの間旅をさせてやると提案した。

自分以外の女と北郷が二人っきりというのは不快であるが、北郷に嫌われるのに比べればマシだと無理やり納得して。

 

 

「(そう、僕は絶対直して見せる!そしてこの方を)」

 

 

詠は目の前に立つ北郷の見据えながら心の中で宣言する。

 

 

「(そう、バカチ○コじゃなくて、ご主人様と呼んでみせる!!)」

 

 

ご主人様と素直に呼べずバカチ○コと呼んでしまう「ツンデレ」から脱却、つまり「ヤンデレ」へのスキルチェンジを。

 

 

「(ついでに宦官共をシメた辺りから明らかになにか別の存在になった月を潰さないとご主人様を独占できないしねー、まあ、月を潰すのは袁紹辺りにやらせて、月を地方に追い払った後は、袁紹を適当に操って最後には僕が丞相になって、でっ、後は霞と一緒に戻ってきたバカチ○コ、いやっご主人様を独占すると・・・うん、完璧ね)」

 

 

軍師、というより梟雄そのものの考えである

月が太守から魔王になった様に、詠もツンデレメイドからヤンデレ松永メイドにジョブチェンジ(特有ジョブスキル 無理心中/別名:平蜘蛛)しつつあるらしい。

 

 

「ふーん、なんや、月と詠二人が熱を上げてる男いうからどんな美男子かと思ってたけど、なんや思ってたより平凡な顔やなー」

「平凡な顔じゃないわよ!!そ、その・・・や、やしゃしそうな(やさしそう)お顔をしてるじゃないの、、、、と、とにかく任せたわよ霞、ひと月ぐらいブラブラしてらっしゃい」

 

 

ツンデレからヤンデレにジョブチェンジし、「褒める」スキルレベル0.1を獲得だけあって、なんとあの詠が北郷の顔を褒めた。これも一月の努力の賜物であろう。

 

 

「へい、へい、分かっとる、分かっとる、まあ、うちにまかしときー」

 

 

そんな、ヤンデレ的な方向で成長たくましい詠であったが。

 

 

実は詠はあの日であったのだ。

 

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だからだ…。

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「へうう〜、そう、うまくいくかな詠ちゃん」

「ゆ、月!!いつのまに、ちっ、霞今すぐ旅立ちなさい!!」

 

 

だからだ…。

月が二人の前に突然姿を現したのも。

 

 

「へええ、月…あんもやるなーうちにここまで近づかないと気配が分からん手練ばっかり集めるなんて」

「し、霞?」

 

 

だからだ…。

北郷を連れての逃走を命じられた霞がなにも無いはずの暗闇を睨み付けるだけで一歩も動かなかったのは。

 

 

「へうう〜、大変でした、宦官の皆さんが使っていた裏の「お友達」を、私の為の「おともだち」にするのは…」

 

 

だからだ…。

詠の計画が最後の最後で詰が甘くなってしまい、霞が睨む先に潜む「おもとだち」、いやっ月が詠にも内緒に作り上げた私兵の集団に包囲されてしまったのは。

 

 

「でも、詠ちゃん残念だよ。詠ちゃんは本当に友達だと思ったのに」

「ゆ、月、そ、そのこれは…」

「でも仕方がないとも思うよ、だってご主人様は素敵だものどんな事をしたって独占したくなるほど、だから私も詠ちゃんからご主人様を守るためこの子たちをを内緒で組織したんだし」

 

 

言い訳を口にしようとする詠を無視して、月は言葉をつづけ…判決をくだす。

 

 

「だからね、詠ちゃん自身には害は加えない、でもね、代わりに詠ちゃんにはもう一生ご主人様に合わせてあげない…それが一番の罰になるでしょう」

「か、勝手なこと言わないでよ!!月!!」

 

 

微笑みながら裏切りという罪への判決を口にした月に詠は憎しみの目を月に向ける。

 

 

「っ、…そう、……詠ちゃん初めてだね、私にそんな目を向けるの。…ならいえる、これだけは言わないつもりだったけど、そんな目をされたら私は言える」

「ゆ、月なにを」

 

 

親友に憎しみの目を向けられた月は一瞬目がゆれた。

だが、次の瞬間、なにか取り憑かれた様に詠の方を見つめながら、いや途中、天を見つめながら独白を始めた月。

 

 

「よくわからないの…でも、ご主人様と出会った後、メイド服の姿に着替えた詠ちゃんの姿を見てからずーといいたい事があったの」

 

 

月の瞳には涙が浮かぶ。

なにか大切な物を失う事の決意をした為に、…詠という友を失うという理由からであろう。

 

 

「無印でも真でも萌でも!!ご主人様のメイドは私一人だけでいんだよ!!皆の者、詠ちゃんと張遼をへうううーー(捕縛せよ!!)」

 

 

あっ、友達じゃなくて、月(公式の)という純粋キャラを完全に失った事への涙であったようだ。

 

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再び繰り返しになるが。

 

だからだ……。

詠がとことん運のない今日という日、そして二人が言い争いしている間に……。

 

 

「はぁ、なんや詠と月が盛り上がっとるな、なあ、あんた一刀ゆうたな」

「は、はぁ」

「あんたも、訳もわからんうちにこんなのに巻き込まれて大変やな」

「え、ええ」

 

 

霞が北郷にヒソヒソ話をしだしたのは。

 

 

「そうやろそうやろ、でっ、そこで取引や」

「と、取引ですか」

「そうや、あんたをこの状況、具体的にはこの屋敷から逃がしたる」

「ほ、本当ですが」

「ああ、でも代わりにあんたうちの旅に付き合ってくれへんか?一人で旅するのはつまらんし」

「旅?ですか……、まあ、この場から逃げられるならなんでもいいです」

「そか、なら取引成立やな……じゃあ、よろしゅうな一刀!」

 

 

だからだ……。

取引成立後、「にゅふふー」と怪しい笑いを一つ漏らした霞の目が尋常じゃなかったのは。

 

だからだ……。

本当は取引しては「いけない」相手と取引していた事に北郷が気づかなかったのは。

 

 

「ちゅうことで!!」

 

 

だからだ…。

霞が一瞬で北郷をおんぶする態勢をとり。

 

 

「どけどけ、うちを邪魔する奴は容赦せーへんでー!!」

 

 

だからだ…。

一瞬の間に月の私兵集団相手に無双して、霞が包囲網を突破してしまったのは。

 

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だからだ…。

「誰にも、うちと一刀の羅馬まで愛の千里行や誰にも邪魔させへんで!!」

 

 

二人が愛の千里行=ハネムーンに出かけてしまったのは。

 

 

だからだ…。

 

「「・・・・・・へっ、愛の千里行」」

 

 

って、声を揃えたこのメイドコンビが北郷を目の前で掻っ攫われたのは。

 

 

「ご主人様!!」

「ばかち○こ!!」

 

 

2人の少女の叫びが木魂す・・。

 

まるで獲物を逃した虎のような叫びを

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「にゅふふ……、後はこの門を抜ければもう月は追いけられへんで」

「あ、あのー張遼さん、俺はまったく事情を飲み込めてないんですが、説明してくれませんか……羅馬って、なんですか羅馬って、遠すぎやしませんか旅先」

「まあ、でも……あの詠もおるんや流石に早々うまくいくわけないか、前の方からすごい覇気をビンビンと感じるわー」

「おーい、ちょっとは話を聞いてくれ!てかっ、この人、気は良さそうなくせに、実は一切俺の話を聞いてくれないよ!!」

「でも、うちは負けへんで!!なにせ一刀との羅馬へハネムーンや!!!!!!!」

 

 

〜ここで急に選択肢〜

 

 

「虎牢関(恋ルート)」

「水関(華雄ルート)」

「沂水関(愛紗ルート=ヤンデレ神ルート)

「その他」

 

 

どのルートになるかはお楽しみに!!=ネタが思い浮かびませんのでどうなるかは作者にも分からん。

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あとがき

ヤンデレ1が一万回超えたので、記念に投稿です。

ただ、ぐだぐだとした説明で終始してる気がします……うん。

 

説明
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コメント
元祖かつ『元』正統ヒロインの愛紗でお願い致します。(禁玉⇒金球)
愛紗希望 ヤンデレ神がみたい というより全員見たい(次男ですよ)
裏をかいて漢女ルートで(yadan)
↓×2 え、俺ルート?(親善大使ヒトヤ犬)
恋ルート希望(ぷよぷよ)
意表をついて、セキトルート(犬小屋)(R田中一郎)
恋ルートて(ザキトシ)
愛紗ルート一択で。(平身低頭)(天然水)
虎牢関(恋ルート)でよろしくお願いします(The man)
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