紅を纏いし将〜十〜
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ここの一刀君はチートです。

また、オリキャラが含まれます。

そういったものが嫌いな方はバックするのを推奨します。

それではどうぞ。

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「恋・・・」

 

「どうして・・・何で・・・逝っちゃうの・・・丁爺・・・」

 

「・・恋、とりあえず丁原さんが治めているところへ向かおう。せめて、弔おう。」

 

「うっ・・・・・分かった。」

 

そして、丁原が治めていたところに着く。

 

「丁原様は何処へ?」

 

「死んじまった。どうして・・・なんであの方が・・・」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

二人は丁原がとても民に慕われていたのだと感じながらもそんな人が逝ってしまうのをとても悲しく思った。董卓の周りには媚を売ろうとする輩がたくさん居り、霞や詠が追い払っているのだが次から次へと出てくるため頭を悩ませていた。

 

「丁爺・・・・」

 

「・・・・」

 

そして、恋の涙を一刀は見つめる事しか出来なかった。声をかければまた、あの時の自分の様になるのだろうかと怯えていたためであった。

 

「恋、行こう。」

 

「・・・・(コクッ)」

 

そして丁原が埋葬されたところへ行く。

 

「丁爺・・・来たよ。恋だよ。」

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「丁原さんこんにちは、呂紅と言います。」

 

「丁爺が戦ってくれたから・・・皆助かったよ。・・・でも出来れば生きて会いたかったな

・・・だから丁爺、恋に・・・」

 

「丁原さん、あなたの遺志は二人で継いでいきます。天国で見守ってください。だから・・」

 

「「俺(恋)にください、皆を守る力を、家族を守る力を!」」

 

「「もう、悲しませない。家族も、俺(恋)が守るべき人たちも!」」

 

二人は丁原が眠る場所で誓いを立てた。二人の考える事は同じだった。誰にも負けないほどに強くなり皆を守ると。

 

「安らかに眠っていてね。丁爺。」

 

「また、来ます。」

 

二人は丁原が眠る墓を後にする。

 

そしてその日の夜、一刀たちは町の外に天幕を張っていた。

 

「恋〜いる〜?ん?いないな。どこだろ?」

 

一刀が周りをぶらぶらしていると恋の泣き声が聞こえた。

 

「っ・・・うっ・・・・丁爺・・・」

 

「・・・・恋。」

 

「一刀?・・・ごめんね・・・泣いちゃって・・・」

 

「いや、気にしないで。」

 

そういって一刀は恋の隣に座る。

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「俺もね、親がいないんだ。」

 

「え?」

 

「正確に言うと俺の親はね、殺された。俺を庇って。」

 

「・・・」

 

「父さんがね、死ぬ間際に「強く生きろ。守りたいと思った奴がいたら死ぬまで守れ。」って言っていたんだ。その後の記憶は無いけど、気が付いたら、親を殺した人を殺していたよ。」

 

「一刀・・・」

 

「まあ、そんな事をしたって何とかなる訳じゃないけど・・・父さんが言っていたことを大事に生きてきた。だからこんな強くなれたんだ。だから恋、泣きたいときは泣け。そして俺を頼れ。俺も恋を助けるから、だから・・・」

 

「恋は一刀を守る。絶対に。」

 

「ああ、頼む。だからね「一刀も泣いてるよ。」え?」

 

「泣いてる。一刀も。」

 

「あれ?本当だ。どうしてだろうな。もう泣かないって決めたのに。」

 

「泣いていいよ。恋も泣くんだから。」

 

「そうか。そうだよな。だったら今泣いちゃえばいいか。もう泣かないために。誰も泣かせないために・・・」

 

そして、二人は気が済むまで泣いた。体を抱き合いながら。相手の体温を確かに感じながら。同じ事を繰り返させないようにするために。

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お久しぶりです。剣です。

何故投稿するのに1ヶ月かかってしまったかというと・・・・

3月の一週間目・・・風邪にかかり、まともな文を作れず。

二・三週間目・・・テストで忙しくなり、まともな文を作れず。

   四週間目・・・部活が忙しくなり、まともな文を作れず。

ということです。すみませんでした。

これからは気をつけますが、今後もしこのような事があったら、

「まあ何か大変な事があって書けないのかな〜」

と思ってくれていると嬉しいです。

ではでは〜

 

説明
遅くなりました。すみません。短いですがよろしくお願いします。
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