次元大戦 第二話-B
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海上

 

 

レヴィ「ねえねえ、ヘイト〜ボク達ってまずどこを目指すの?」

 

 

フェイト「まずは近くの大陸から行こうと思う…それとヘイトじゃなくてフェイト」

 

 

レヴィ「ヘイト?」

 

 

フェイト「フェ・イ・ト!」

 

 

レヴィ「フェ・イ・ト!」

 

 

フェイト「フェイト!」

 

 

レヴィ「ヘイト!」

 

 

ディアーチェ「フェイトよ、諦めろ」

 

 

アリシア「そうそう、今に始まったことじゃないんだし」

 

 

フェイト「でも…」

 

 

ディアーチェ「まあ、あれよ、昔からでは今から変えろと言われてもどうしようもない」

 

 

フェイト「でも間違われたままっていうのは…」

 

 

フェイトが言い切る前にフェイトの腹の虫がなる。

 

 

フェイト「あ…/// 」

 

 

アリシア「積もる話もあるけど…」

 

 

ディアーチェ「まずは腹ごしらえだな」

 

 

フェイト「…うん、そうだね/// 」

 

 

孤島/森林地帯

 

 

ディアーチェ「今回は至急だったためミックスサンドしてみた、その味を堪能しながら食らうがよい」

 

 

レヴィ「いっただっきまーす!」

 

 

フェイト「レヴィ、そんなに急がなくてもミックスサンドは逃げないよ」

 

 

アリシア「それにしてもディアーチェも、はやてと同じで料理得意なんだね」

 

 

ディアーチェ「当たり前よ、霧島家の家事全般は我が任されておるからな、シュテルも一般的な料理ならできる」

 

 

アリシア「シュテルも料理できるんだ、それじゃあレヴィは…って言わなくてもわかるか」

 

 

レヴィ「なんだ、それはボクが料理できないと言いたいのか?」

 

 

ディアーチェ「その通りだろ」

 

 

フェイト「レヴィが料理しているところなんて想像できない」

 

 

アリシア「というよりしていたとしてとんでもない代物が出来そう」

 

 

レヴィ「みんなしてボクをバカにするな〜!」

 

 

そんな話をしていると茂みが動く。

 

 

フェイト「!?」

 

 

アリシア「誰かこっちに来てる」

 

 

ディアーチェ「敵か?」

 

 

レヴィ「足音からすると1人だね」

 

 

四人はデバイスを構えて待ち構えていると出てきたのは戟を持った少女だった。

 

 

少女「……」

 

 

アリシア「ちょっ!物凄く物騒な物を持ってるんですけど!」

 

 

フェイト「みんな、気をつけて何をして来るかわからない」

 

 

少女「………」

 

 

フェイト「………」

 

 

アリシア「……」

 

 

ディアーチェ「………」

 

 

レヴィ「………」

 

 

少女「…お腹……」

 

 

フェイト「っ!?」

 

 

少女「お腹…空いた…」

 

 

フェイト「……へ?」

 

 

 

二話-B『飛将軍異界に立つ』

 

 

 

 

少女「モキュモキュモキュモキュモキュ」

 

 

フェイト(か、可愛い…)

 

 

アリシア(今すぐに抱き締めたい…)

 

 

ディアーチェ「所で食事中悪いのだがお前は此処で住んでいるのか?」

 

 

少女「フルフル(首を横に振る)違う…寝床で寝ていて…気がついたら此処にいた」

 

 

フェイト「ってことは…次元漂流者ってことだね」

 

 

少女「じげんひょうりゅうしゃ?」

 

 

ディアーチェ「うむ、要するに世界規模の迷子だと思ってくれ」

 

 

レヴィ「ねえねえ、所で名前って何て言うの?」

 

 

フェイト「っ!どうやら名前を聞く前に…やらなきゃいけないことが出来たみたい」

 

 

フェイト達は自分達の武器を構えると森の奥から怪物が何十体も現れる。

 

 

少女「妖魔?」

 

 

アリシア「あれは!ヤミーにドーパント!」

 

 

ディアーチェ「あの編成…もしや!」

 

 

フェイト「財団X!もしかしてこの現象に乗じて行動し始めたのか!」

 

 

ディアーチェ「目視する限り30は居る…此処は広範囲殲滅魔法で!」

 

 

フェイト「確かにその方が手っ取り早いね、なら私とアリシアとレヴィで敵を撹乱してなるべく一ヶ所に固めよう」

 

 

ディアーチェは空に上がり詠唱を始めフェイト達はヤミー達を撹乱していく。

 

 

フェイト「はああぁぁぁぁっ!」

 

 

アリシア「フリーズランサー…GO!!」

 

 

レヴィ「王様!」

 

 

ディアーチェ「詠唱は既に完了よ!落ちよ!ジャガーノート!」

 

 

詠唱完了したディアーチェのジャガーノートにより先程までいたヤミー達が一掃される。

 

 

ディアーチェ「意外とあっけなかったな…」

 

 

レヴィ「王様、さっすが〜」

 

 

アリシア「それじゃああの子の元に…」

 

 

アリシアが言い切る前に四人は突然違和感を感じる。

 

 

ディアーチェ「こ、これは…!」

 

 

アリシア「魔力が結合しない…まさかAMF!」

 

 

フェイト「そんな!いったいどこから!」

 

 

フェイトがそう言うと回りから突然とガジェットが現れる。

 

 

レヴィ「ず、するいぞ!…ステルスなんて!」

 

 

ディアーチェ「くっ!全くもって魔法が使えん…」

 

 

アリシア「このままじゃあ!」

 

 

窮地に陥ったフェイト達そこに…

 

 

少女「……」

 

 

アリシア「ああ!フェイト!あそこ!」

 

 

フェイト「あれは!君すぐにそこから離れるんだ!」

 

 

フェイトの必死の静止も少女は持っていた戟を構える。

 

 

少女「お腹すかした恋にご飯分けてくれた…この人達いい人…だから…この人達を傷つける奴は…此処で死ね」

 

 

ディアーチェ「な、何という威圧感よ!」

 

 

アリシア「す、スゴいて」

 

 

少女「董卓軍所属…呂……奉先…参る」

 

 

 

ディアーチェ「な、なんだと!」

 

 

アリシア「呂奉先って三國志で出てきた三國最強の…いや、まだ決まった訳じゃあないか」

 

 

 

 

 

ディアーチェ「どうやら本物らしいぞ」

 

 

呂布「遅い…」

 

 

呂布はガジェットを次々と倒していく。

 

 

 

レヴィ「か、カッコいい〜!!」

 

 

フェイト「それに物凄く強い」

 

 

呂布「これで…終わり…」

 

 

呂布はガジェットを真っ二つに切り裂き爆発し辺りを見渡すが既に誰もいなかった。

 

 

ディアーチェ「どうやらAMFもきれたようだな」

 

 

フェイト(財団Xが動き出し目の前には呂布って名乗る少女…これは凄く厳しい任務になりそうだ)

 

 

 

 

 

 

 

 

孤島/森林地帯

 

 

フェイト「この度は助けていただきありがとうごさいます呂布さん」

 

 

呂布「…恋…」

 

 

フェイト「え?」

 

 

呂布「恋の真名」

 

 

アリシア「真名って?」

 

 

呂布「親しい人しか言ったらいけない本当の名前…」

 

 

レヴィ「ボク達は読んでいいの?」

 

 

恋「ん…」

 

 

呂布…改め恋は頷く。

 

 

レヴィ「ありがと!ボク、レヴィ」

 

 

フェイト「私はフェイト…それで恋はこれからどうするの?」

 

 

恋「月達…探す…恋と同じ…来てると思うから…でも何処に居るかわからない…」

 

 

アリシア「私達と一緒に行く?」

 

 

恋「ん…」

 

 

恋は頷く。

 

 

フェイト「それじゃあよろしくね、恋」

 

 

恋「よろしく」

 

 

 

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