リリカルHS 36話
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士希「で、なんであんたら三人は帰ってきた?」

 

はやて「え?え?アインスの他にも幽霊おんの?てか士希、体大丈夫なん?」

 

初代リインさんのお願いを聞き、解決?した俺は、

初代リインさんとしばらく暮らす方向で話をしていた。

そこへ、テスタロッサ一家が帰ってきた。

俺は心労がピークに達し、倒れてしまうも数分で復帰。現在、氣をフル活用中です

 

アリシア「今フェイト出張で、後二日は帰ってこないんだって〜」

 

プレシア「そういうことよ。私達、一目見てからじゃないと帰らないから」

 

リニス「大丈夫!迷惑はかけませんよ!………ふー」

 

はやて「ひゃー!なんや耳に生暖かい風がぁ!?

な、何がおんの士希!?悪い幽霊ちゃうよな!?」

 

リニスさんははやてにイタズラしてボーナスを獲得したようだ。ガッツポーズしてやがる

 

士希「はぁ…あー、はやて。お前には視えないかもしれないが、

ここにプレシアさん、アリシアちゃん、リニスさんがいる。

こいつら曰く、フェイトの家族らしいが、知ってるか?」

 

はやて「プレシア、アリシア、リニス……ま、マジで?

いや、私は直接面識はないけど、確かにフェイトちゃんの家族やな。

え?その三人がおんの?」

 

士希「あぁ。今、お前の耳に息吹き込んだのはリニスさんだ」

 

リニス「いぇーい!って、視えないんですよねー」

 

はやて「……なんか、頭がついて行かれへん…」

 

はやては頭を抱えていた。そうしたいのは、俺の方なんだけどな…

 

アインス『しまった、ボーナスを忘れていた。士希、今すぐ誰かをここへ呼ぶんだ』

 

士希「却下だ馬鹿野郎!」

 

はやて「ぼ、ボーナス?いったい幽霊業界どうなっとんねん…」

 

 

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はやて「まぁ、その、なんや、私が言うのもなんやけど、頑張って。それと、しっかり寝てな?」

 

はやては帰り際、俺を同情して家に帰って行った。うん、なんか優しさが痛い…

 

レーゲン「あの、しきさん、もしかして幽霊さんって…」

 

士希「まだいるぞ」

 

レーゲン「…だ、大丈夫ですよね?」

 

士希「多分な」

 

レーゲンは青い顔して部屋に帰って行った。今度あいつが食いたがっていた和菓子買ってやるか

 

プレシア「士希!タオルはどれ使っていいの?」

 

プレシアさんが風呂場から顔を覗かせていた。自由過ぎるだろ

 

士希「タオルはここにあるもの使って下さい。操作はわかりますか?」

 

プレシア「当然よ。私を誰だと思っているのよ」

 

知らねぇよ

 

アリシア「あ、私も入る!って、凄ーい!ジェットバスだ!」

 

リニス「士希って何者ですか?ただの学生にしては、ちょっとあり得ない感じですね」

 

一番あり得ないあんたらに言われたくない

 

 

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士希「はい!食べながらでいいんで、みんな聞いてください!」

 

夕食時、俺は幽霊の分も含めて用意し、皆で夕食を取ることにした。

レーゲンもそろそろ慣れたのか、はたまた諦めが入ったのか、何も言わなくなった。

ただまぁ、目のハイライトは消えているがな

 

リニス「もぐもぐ…どうかしましたか?ていうかこのローストビーフ美味過ぎる!」

 

プレシア「あんた、男のくせになんでこんなに料理美味いのよ。腹立つわね」

 

アリシア「最近は家事のできる男子増えてきたからねー」

 

アインス「家事万能、包容力や器量もある。主はやてにも十分相応しいな」

 

幽霊組は気にせず料理に夢中のようだ。

一瞬心が折れそうになるが、ここで挫けちゃダメだ。

てか、気をしっかり持たないと、また倒れる

 

士希「いいですか幽霊組!ここに住む以上、何かしら家事の手伝いはしてもらいます!

それはいいですね?」

 

レーゲンですら、掃除やゴミ捨ては手伝ってくれるんだ。

場所を提供するんだからこれくらいはしてほしい

 

リニス「あ、いいですよ?もともと私はそういうの得意ですし」

 

アインス「そうだな。世話になるのだから当然だ」

 

良かった。案外話せばわかって…

 

プレシア「はぁ?嫌よ、めんどくさい」

 

アリシア「私子どもだから許されませんか?」

 

チッ、この親子め。てか、アリシアちゃんは中身20歳越えなんだろ

 

士希「別に何もしなくていいですよ。その代わり、食事がグレードダウンします。

働いてくれたらステーキが出るかもしれませんが、何もしなければドッグフードになります」

 

プレシア「さって、夕飯の食器は私に任せなさい。ピッカピカに洗ってあげるわ」

 

アリシア「肩など凝ってませんか士希様?」

 

チョロいなぁ、この親子

 

レーゲン「あの、僕は見えないし聞こえないんで、どうなっているのかわからないんですけど…

幽霊さんが家事を手伝ってくれるって事でOK?」

 

士希「OKだレーゲン。食事以外の家事は幽霊さんに任せよう」

 

レーゲンは微妙に不安がっているも、了承してくれた。ほんと、何で俺にだけ視えるんだろう

 

 

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こうして、俺の家には幽霊が住み着くようになった。

意外だったのは、幽霊組がちゃんと規則を守ってくれていることだ。お

かげで毎晩しっかり眠れている。かなり幸せである…

 

リニス「あ、アインス!ここは片付けておきますので、アインスはお風呂をお願いします」

 

リニスさんは使い魔をやっていた頃から、家事全般を担当していたこともあり、

結構しっかり家事をしてくれた

 

アインス「わかった。では、そちらは任せたぞ」

 

リニスさんと同じくらい働いてくれたのがリインさんだった。

細かいところまで拘って掃除してくれるのは割とありがたかった

 

アリシア「あ、お母さん!その食器はこっちだよ!」

 

プレシア「え?そうだっけ?」

 

プレシアさんとアリシアちゃんは、個人としての家事能力は低かったが、

お互いをカバーして動いてくれたので、そんなに気にはならなかった

 

レーゲン「なんか、この光景も日常になりつつあります」

 

多分レーゲンには、掃除機が一人でに動いたり、食器が宙に浮いている光景が見えているんだろう。

まぁそれも、ようやく慣れたらしく、最初の頃の様に怖がったりはしなくなった。

今では仲良くゲームをする程である。あれ?前からそうだったか

 

実はこの生活の合間に、八神家の皆さんが遊びに来ていたりする。その時の皆の反応は…

 

ヴィータ「へぇ、あの世ってのも、割と住みやすそうなんだな」

 

シグナム「だな。アインスも何事もないようで安心した」

 

すんなり受け入れ、普通に話しているヴィータちゃんとシグナム

 

ザフィーラ「頑張れ」

 

俺の方を見て同情するザフィーラ

 

シャマル「きゃー!今誰が胸突ついたんですか!?」

 

リイン「きゃー!誰かに掴まれてるです!ギュッとされてるです!」

 

イタズラ(ボーナス)の標的になっているシャマルさんとリインちゃん。

この二人はいつまで経っても慣れないらしい

 

 

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そんな日々が続いたとある晩

 

 

 

プレシア「あ、士希!この老酒貰っていいかしら?」

 

士希「え!?それ開けんのちょっと待って!

それ俺の世界からこの前持って帰ってきた高級品!俺の密かな楽しみの一つ!」

 

プレシア「へぇ、そんないい物なのね。いただきまーす!」

 

士希「あー!!開けやがったこいつ!残しといて下さいよ!」

 

リニス「というか、士希は未成年なのでは?」

 

何時ものように夕食を済ませ、一服していると、プレシアさんが俺の秘蔵の老酒を開け始めた。

あ、ちなみに俺の居た世界では俺の年齢で既に成人扱いだから飲酒もセーフって事で

 

 

ピンポーンピンポーン

 

 

プレシアさんが老酒を開けたので、俺も飲もうと思っていると、突然家のインターホンがなる

 

士希「誰だ?こんな時間に…」

 

俺は玄関に向かい、扉を開ける。そこには…

 

フェイト「はぁ…はぁ…し、士希…」

 

ここまで全速力で来たのか、息が上がっているフェイトがいた。

目が少し腫れている事から、恐らく手紙を読んでここに来たのだろう

 

士希「…入れ。茶くらいは出す」

 

フェイトは息を整え、小さな声で「ありがとう」といい、中に入ってきた。

フェイトには視えていない。

俺の後ろには、少し悲しい顔をしたリニスさん、アリシアちゃん、そしてプレシアさんがいることを…

 

 

 

説明
こんにちは
結構幽霊騒動が続いてしまったんだ
後3話は続くよ(笑)
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コメント
次回が悲しみの回か…(黒鉄 刃)
意外と長い幽霊編。続きが気になります(ohatiyo)
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リリカルなのは オリキャラ プレシア アリシア リニス リインフォース・アインス 

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