とある空母の転生記(艦これXエースコンバット) 第一話  航海記録の終りと始まり
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 ーーー暗い

 

 ーーー冷たい

 

私はーーー今黒い水の底ーーーいや、これが本来の海の姿なのかもしれない

 

いつもは太陽に照らされた水面に浮かんでのんびりしていた

 

私は生まれてからすぐ、人によって攻撃を受けた

 

でも、一秒たりともこの海を離れた事は無かった

 

ずっとずっと、今居る場所の一番高い所で私は与えられた使命をこなしていた

 

でも、それは二発の私のような存在を壊す為に開発された火の矢によって

 

私はこの場所に落とされた

 

悲しくなんか無い、最後の仕事は四匹の鳥を空に飛び立たせる事だった

 

それは私にとっての、私が生まれた理由を証明する為の最高の仕事だった

 

だから私は、後悔はしていない

 

でも・・・あの賑やかだった人たちはもう居ない

 

全員、生きて私から離れていった

 

私だけが、この暗い場所に一人取り残された

 

でも、私から離れた最後の一人が残した言葉が悲しむ私を救ってくれた

 

 「ありがとう・・・安らかな眠りの時が君達にあらん事を」

 

その人は敬礼をして、私から離れた

 

それから数十分・・・あっという間だった

 

私は、その皆から敬礼を送られながら眠りについた

 

永遠のーーー目覚める事のない眠りに

 

 

 

 

でも、ふと目を開けると

 

私の瞳に、明るい光が差し込んできた

 

 「ううっ・・・・」

 

驚いた、誰のものかは知らないけど声が聞こえた

 

電子音ではなく、人が用いる独特の音だ

 

 「・・・誰の・・・声?」

 

私が思考したら、それと同じように声が聞こえた

 

横を見ようとすると、人の手があった

 

今までの私の体から推測するに、それは私と同等の大きさを持つ人間の物って事になる

 

私はそれを誰の物かどうかを確認しようと思考した

 

すると、目の前の手が動いた

 

 「・・・・!!」

 

思わず、私は起き上がった

 

 「ーーーー!?」

 

そして気が付いた

 

人間の数百倍以上大きさだった私の体が

 

小さな、本来の数百分の一のサイズの人間の体になっている事に気が付いた

 

 「何これ・・・」

 

思考した通りに言葉が出る

 

体を確認しようとして、手や足、体中の至る所を確認する

 

私が寝ていた場所は、普段は遠くから見るしかなかったビーチ・・・砂浜だ

 

それと、私の体には服が纏わせてあった

 

それは灰色、私の本来の色であるネイビーグレーを基調とした女性用の服だ

 

そしてーーー

 

 「これは・・・アーチェリー?」

 

自分が装備しているものを確認する

 

肩には私の特徴である飛行甲板を模した盾のようなものと、灰色のアーチェリー

 

背中にはシースパロー防空ミサイルのコンテナが今の私の背丈程に縮小され

 

左右二基八門の防空システムが付いていて、肩には二基のCIWSが小さくなって付いている

 

足の膝と呼ばれる部分にはMk32短魚雷発射管が片方づつ一基三門が付いてる

 

 「艦載機は・・・」

 

と、自分の左腕に付いているハンドグローブに五本の矢がさしてあった

 

その羽には、F/A−18E  F−14D  F−35Bと書かれてあった

 

どれもーーー親しんだ子供達の名前だ

 

 「これが・・・私・・・これがーーー”人間”」

 

自分の手を握ったり閉じたり、触ったり動かしてみたり

 

私がいつも眺めていたーーーヒトのカタチ

 

 「・・・ーーーっ、レーダーに反応」

 

頭の中にあるレーダーイメージが、少数小型の艦隊を捕捉した

 

 「ーーー偵察を開始、ホーネット射出準備」

 

私は自然とアーチェリーを構え、グローブから一本の矢を引き抜いた

 

 キリキリギリッ

 

ワイヤーを矢と共に引き、慣れ親しんだ感覚のように私は構えた

 

 「F−18E ”スーパーホーネット”テイク・オフ!!」

 

その矢を握る指から力を抜き、空へとその一本の矢は飛翔した

 

その矢は、不思議な事に途中で姿をミニチュアのようなサイズの機体に変えて瞬く間に見えなくなった

 

 

 

 

 

   〜某艦隊〜

 

 

 

 「くっ・・・一向戦の誇り・・・こんな所で失う訳にはッ!!」

 

海の上で戦っているのはーーー軍艦ではなく、軍艦の装備を身につけた娘達であった

 

彼女達の名を、通称”艦娘”

 

そして彼女達に向かうは・・・白と黒の色に染まった異形の艦・・・通称、”深海棲艦”

 

その両者による消耗戦の均衡が、今まさに崩れかけようとしていた

 

 「撃ちます!!FIRE!!」

 

背中に大きな艤装を持つ娘は、その全砲門を敵に向ける・・・が

 

 「全弾命中確認できませんっ」

 

望遠鏡を覗く小人のような子供・・・通称、観測妖精

 

艦娘の専属補助をする働き者の妖精である

 

 「sit!!さっきから攻撃が全然hitしないネ!!」

 

その娘の艤装である砲身からは陽炎が立ち、

 

敵の攻撃で発生した海水の波が当たれば膨大な水蒸気が発生する

 

 「砲身過熱!!再装填不能ですっ!!」

 

艤装制御、ダメージコントロールを担当する妖精が叫ぶ

 

 「艦隊のダメージが7割を突破・・・これ以上は・・・」

 

旗艦である正規空母”赤城”は焦燥感をつのらせていた

 

 ”このままでは、私達は沈んでしまう”

 

それは、私達にとっての”死”を意味する

 

しかし、敵の止まない砲撃は

 

そんな未来が訪れるという事を秒読みしているように思えた

 

 「所属不明の航空機接近!!機種特定不能・・・見たことの無い機体です」

 

観測妖精は訝しげに双眼鏡を覗いていた

 

 「こっ・・・ここで敵の増援ですかっ!?」

 

駆逐艦・・・先程の娘より小柄な艦娘は恐怖心を顕にする

 

だが気を逸らした瞬間、敵艦隊の砲門全てがこちらを捉えていた

 

その時、艦隊の娘達全員が作戦失敗を悟ったーーーだが

 

 「所属不明の機体、魚雷を投下ーーーーいや、違います!!」

 

 シュゥゥゥゥゥゥッ

 

と、敵艦隊からの全砲門一斉発射の前の僅かな静寂の時の間に何かが飛来してきた

 

空に煙の糸を引きながら、それは回避運動を行う敵艦に向かっていった

 

まるで、誰かが操っているかのように

 

その白い矢は、吸い込まれるように敵の背部機関部に直撃

 

 ズドォォン!!

 

まるで爆弾が爆発しかたのような爆発が起こった

 

 「なっ・・・何?今のは・・・」

 

 「先程の”矢”が更に三機飛来!!」

 

その報告と共に、また波を掠めるように白い矢は飛来し

 

 「ーーー!!」

 

次々に相手の艦船に直撃した

 

最後の敵が海中に没した時、私達はやっと理解したーーー助かったのだと

 

 「それにしても・・・今の攻撃は・・・?」

 

その白い矢が飛んできた方向を見る

 

その水平線の先にはーーー一つの影があった

 

 「艦種特定不能・・・こちらに向かって来ます」

 

観測妖精が報告してくる

 

 「・・・各員、武装を確認しなさい」

 

 「なっ!?助けてもらったのに攻撃するんですか!?」

 

 「所属が判らない・・・そして相手は、水平線の彼方より白い矢を用い

 

  敵深海棲艦戦艦級を一撃で沈める性能を持つ

 

  その白い矢は、目標を識別しつつ艦の弱点に向かっていった

 

  まるで、矢が意思を持っているかのようにね」

 

 「確かに一発ずつ、正確に弱点を貫いてたヨ。Critical hitネー・・・」

 

 「そんな高性能な装備・・・聞いた事もありません」

 

一度、沈黙の後に艦隊二番艦”金剛”は水上機を海面に下ろした

 

 「偵察すればイイ話ネー。もしかしたら話が通じる相手かもしれないからネー」

 

 バラッ・・・バラバラバラッ

 

零式水上偵察機の星型エンジンが独特の始動を始める

 

 「いって来て下さいネー!!」

 

水上から飛び立った零式水上偵察機を母艦が見送り、報告を待つ

 

 「”こちら零式水偵。不明艦を視認、正規空母級の艦娘と推定

 

  見たことも無い迷彩、武装をしております・・・っ!?」

 

 「どうしたの!?」

 

 「艦娘より入電・・・解読不能です!!」

 

 「相手は何て言ってるの?」

 

 「ええっと・・・日本語じゃ無い・・・です・・・

 

  言ったそのままを報告します ”はろー、わっちゅあねーみず”」

 

 「「「・・・・は?」」」

 

艦娘三人はその言葉に意味不明な人外の言葉の流れを見た

 

一人を除いてーーーだが

 

 「久しぶりに英語を聞いたネー。偵察機の妖精さんに中継を頼みマース!!

 

  ”マイネーミィズ コンゴウ。”私は友軍でース!!”」

 

 「・・・英語ですか?」

 

 「ザッツイングリッシュ!!通じるとイイネー・・・」

 

 

 

 

 

 「・・・通じたかな?」

 

艦載機に対して無線を送ったんだけど、もしかしたら言葉が通じないかもしれない

 

 「中継します ”私の名前は金剛 私は友軍です”」

 

 「・・・・!!」

 

最初の返信は判らなかったけど、それ以降の言葉は通じた

 

ーーー英語だ

 

言葉が通じて友軍と言う事は・・・敵性勢力ではなさそうだ

 

 「中継頼みます ”貴艦達との合流を希望します”」

 

 

 

 

 

 「ヘーイ、私達は横須賀鎮守府第六戦闘艦隊所属二番。金剛デース」

 

 「は・・・はぁ」

 

 「んー・・・平たく言えば日本って国の艦隊って事デース Your OK?」

 

とりあえず先程の艦隊と合流した訳だけど、所々判らない単語がある・・・

 

でも、一つ判った事がある

 

 「私達の常用語は日本語なのデス・・・だから多分私以外の人間はアナタの言葉がわからないね

 

  仕方が無いけれどーーー」

 

日本語ーーー確かイーストポイントワードの通称だ

 

あの鳥のパイロットさんがそんな事を言っていた

 

それならーーーデータにある

 

 「えーと・・・コホンコホン・・・”これで通じますか?”」

 

 「!?日本語が話せたのデスか!?」

 

 「”今”思い出しました」

 

それから色々聞かれて、最後に私は空母アカギから聞かれた

 

 「それでは・・・貴艦の名前を教えてください」

 

名前ーーー私には名前がある

 

大切なーーー私が私たる唯一の名前がある

 

 

 

   私の名前はーーー

 

 

 「私の名前はーーーヒューバート級原子力航空母七番艦”ケストレル”」

  

ヒューバートクラスと呼ばれる七姉妹の一番末のーーーオーシアの主力航空母艦だ

 

 

 

 

 

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  どうも、作者です

 

  お察しの通り、作者の突発的な妄想のみで構成されております

 

  正直な話、エースコンバット成分少なめですが

 

  どうかご容赦ください

 

   

 

      PS  作者はガチ勢ではありません(イベント不参加)

 

          理由・・・我が艦隊で攻略できるるわけが無い(絶望)

 

 

 

  更新不定期、でも月一回ぐらいは投稿したいと思います

 

  意見感想募集中★

 

  どうぞゆるりとよろしくお願いします〜

 

 

 

 

説明
この作品は二次創作になります。作者は軍事系に関してはほぼ素人です
提督になって一年近く経過するはずなのに最近やっと2−4を突破したグータラ提督です    
これらの事柄が苦手な方は撤退叉はブラウザバック等の英断をお願いします
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コメント
艦これの方が馴染みが深いので独立して読めるのは歓迎です。期待してます。頑張って下さい。(プロフェッサー.Y)
FALKENさん>大物揃いじゃないですか・・・やだぁ(羨望  。   デルタさん>イエス・ケストレル(艦長(雪下 夾矢)
ケストレル!(デルタ)
ほう、うちのガチ艦隊を貸しだそうか? (大和改78武蔵改87長門改61陸奥改60大鳳改94加賀改97)(ガルム)
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艦隊これくしょん 艦これ エースコンバット クロスオーバー 

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