戦国†恋姫〜新田七刀斎・戦国絵巻〜 第14幕
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 第14幕 2人きりの夜会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 川原

 

「どうしたんだい?君もおいでよ」

「いや、おいでよと言われてもだな・・・」

「・・・来ないの?」

 

月明かりが照らす中、剣丞の目の前では茶道の道具が広がっていた。

野点というのか、一二三は慣れた手つきで茶を点てる。

 

「月も出てるし、葉も良い。情景は最高だよ」

 

シャカシャカという音が川の流れる音に負けず劣らず響く。

彼女の隣で茶釜をジッと見ている少女も、剣丞に手招きをしていた。

 

「え、えーと・・・」

「光璃」

「光璃?」

「名前、光璃って呼んでくれていい」

「お、おう。そうか」

 

剣丞は光璃と名乗る少女の隣に自然と座っていた。

 

(って、この子武田晴信だよな?なんでこんなガード無いんだ)

 

人には誰でも((簡単に他人を入れたくない領域|パーソナルスペース))があり、自らもまた人の領域には入らない。

だが光璃の領域は感じる事すらできなかった。

 

(このまま抱きしめても、多分突き飛ばされたりしないんだろうな・・・)

 

そのようなことを考えてしまえるくらいに、光璃は剣丞を受け入れる空気を作っていた。

 

「随分と近いねぇご両人」

「変な言い方すんな!」

 

冗談を言いながら点てた茶を2つの茶碗に注ぐ一二三。

その茶碗は剣丞と光璃の前に置かれた。

 

「さ、飲んでくれ。自信作さ」

「あれ、一二三の分は?」

「私はここいらで退散するよ。後は二人で仲良くしておくれ」

「え、ちょっ」

 

一二三は手早くお茶セットを片付けると、「それじゃ」とだけ言って去っていった。

 

残された2人に静かな空気が訪れる。

 

「・・・・・・」

「・・・・・・」

(き、気まずい・・・というか、俺茶道なんてやったことないぞ)

 

光璃は手に持つ茶碗の中で揺れる濃緑の液体をジッと見てから、グイッと傾けた。

その動きは、あまり作法だの礼だのということはこの際気にするなというメッセージにも思えた。

 

(無礼講、ってことか・・・?)

 

剣丞もそれに続き、茶を口に含む。

 

「あ、うまい・・・」

 

このようなお茶を飲んだことのない剣丞は、苦いものを想像していたが、茶の風味もありながらほのかに甘味があることに驚いていた。

 

「甘い・・・これがお茶の甘さってやつなのか」

「うん、美味しい」

 

柔らかい声が耳元に心地良い。

 

コク、コク、コク ザーザーザー。

川の流れる音をBGMに、2人の空間は幻想的ともいえる雰囲気に包まれていた。

 

「・・・新田七刀斎」

「な、なんだ?」

 

ごく自然に名前を呼ばれる。

それだけだというのに、剣丞は全身の筋肉が硬直する思いだった。

 

「どうしてここに?」

「どうしてって、一二三に連れられて来たんだよ」

 

質問の意図は違うことはわかっているが、敢えて茶化す。

すると案の定光璃は首をフルフルと横に振った。

 

「まぁ・・・旅だよ」

「美空の所から逃げてきたの?」

「いや、そういうわけじゃないんだが」

「じゃあ、潜入?」

「そうでもないなぁ」

 

その質問は続き、中には織田との同盟かという質問もあったが、剣丞は全てにおいて違うと答えていた。

やがて光璃からの質問が途切れ、今度は逆に剣丞が質問をする番だった。

 

「じゃあ光璃は何でこんなところにいるんだ?」

「・・・秘密」

 

散々否定してきたせいか、光璃も拗ねたように隠してくる。

 

「うーん、参ったな・・・どうしたら教えてくれる?」

「仮面」

 

光璃は横目で剣丞の顔に着く仮面を指さした。

 

「仮面を取ってくれたら、話す」

「え、えぇー・・・」

 

この仮面はそもそも自分が新田剣丞だとバレないための措置だ。

武田家の当主である光璃が織田家の天人と言われる新田剣丞と顔を合わせる確率も無くはない。

非情に悩ましいところだった。

 

(どうする?ここで光璃に少しでも信用されなかったら、最悪兵士を呼ばれてジ・エンドだ。かといって脅しをするにも相手の力量がわからない)

 

光璃はその思いを知ってか知らずか、黙って剣丞の口が開かれるのを待っていた。

 

(だが待てよ、逆に素顔を見せればこの場は光璃の信用を少しでも得られることになる・・・ここはやっぱり)

 

「・・・・・・わかった」

 

剣丞はそう言うと、耳にかけられた糸を外し、顔から仮面を離した。

 

「ほら、これでいいんだろ?」

 

光璃はコクッと頷くと、あらわになった剣丞の顔をまじまじと見た。

 

「・・・仮面はしていない方が普通に見える」

「色々理由があるんだよ。もういいか?」

「ダメ。今日はずっと外してて」

 

意外とわがままだな、という言葉が喉元まで出かかり、止まる。

言葉を選んで咀嚼しないと痛い目を見るというのが、剣丞が気性の荒い姉達と話していてわかったことだった。

その教訓がこういった場でも活きてくるとは思わなかったが。

 

「仮面は外した。今度は光璃が教えてくれる番だ」

「わかった・・・」

 

光璃は一呼吸置いて、言葉を口にした。

 

「本当は、美空を捕らえようと思ってきた」

「な・・・ッ!?」

 

あまりにも自然に発された光璃の言葉に、剣丞は度肝を抜かれた。

 

「な、何で知ってるんだ?」

「歩き巫女からの報告。美空が供を2人だけ連れて春日山を南に出発したと」

 

歩き巫女というものが何かはわからないが、どうやら最初からバレているようだった。

 

「草を放って美空達の動きを監視して、上田、高達と来るのがわかった」

 

光璃はその動きを不審に思い、自ら高達の町まで来て草を多く放った。

そこで偶然松平への調査から帰ってきていた一二三が剣丞と会ったことを知り、急いで剣丞を呼ぶよう指示を出したとのことだった。

 

「美空達は草に気付いたのかどこかに隠れたから、新田七刀斎だけでも捕まえて美空に嫌がらせしようと思った」

「嫌がらせって・・・」

 

最初は何かの比喩かと思ったが、光璃の顔を見る限り本気らしかった。

 

「でも、新田七刀斎の心は美空に染まっていない。もっと違うもの」

「え?」

 

今度はあまりに抽象的ですぐにはわからなかった。

心と言われて自分の胸に手を当てるが、落ち着いた心音が響いているだけだ。

 

「不思議な存在・・・1つの体に2つの心があるかのよう」

「ッ、何を言ってるんだよ」

「・・・・・・思ったより面白い」

 

光璃はフッと笑うと、飲み終わった茶碗を石の上に置いた。

剣丞の茶碗も気づくと空になっている。

考えることが多すぎて、最初の一口以外はまともに味わうなんてことはできていない。

 

「越後は寒いし美空は性格悪い。甲斐に来るといい」

 

突然の誘いに、剣丞は思わず光璃を二度見してしまった。

これが茶を口に含んでいたら噴き出していたことだろう。

 

「は、はぁ!?」

「そんなに驚くことはない、他にもこっちに降って来た者はいた。もうどこかに行ったけど」

「・・・あぁー」

 

そういやそんなのもいたなぁと剣丞はしみじみと呟いた。

 

「でも悪いけど俺は美空を裏切れないよ。大事な仕事もあるし」

「それは織田との同盟?」

「いや、それは違うって言ったでしょ」

「それが嘘。全てわかってる・・・それに新田七刀斎は嘘が下手」

「えっ!?」

 

フフフッと勝ち誇ったような笑みが隣から聞こえてきた。

 

「仮面を着けていても表情がよくわかる」

「ま、まさか・・・今からでも俺を始末して同盟を締結させない気か?」

 

今度はフルフルと首を振って見せる光璃。

 

「別にそんなことはしない。悔しいけど事前に見抜けなかった光璃の負け」

「じゃあ、どうして・・・」

「ただどんな人物か見定めたかっただけ。ダメ?」

 

首を傾げる光璃から、嘘は感じられなかった。

 

「じゃあ天下の武田さんのお眼鏡に俺はどう映ったのかな」

「・・・わからない」

 

ただ、と光璃が続ける。

 

「流れを止める堰を打ち壊す・・・そんな感じ」

 

光璃はそう言って立ち上がった。

 

「今日は楽しかった。宿は?」

「え、あぁー・・・」

 

一二三に連れられるがままとなっていた故に、別れた後の事は考えていなかった。

1人で宿をとろうにも路銀はすべて秋子が管理しているため、飯代はあっても宿代は無い。

 

「まぁいざとなったら野宿できるし、大丈夫だ」

 

地獄の英才教育を受けてきた剣丞にとって野宿など苦にならない。

だが光璃は首を縦には振らなかった。

 

「ダメ。外で寝たら風邪をひく」

「大丈夫だって」

「止まるところが無いなら私が使ってる宿に来ればいい」

「なんでそうなる!」

 

「人の好意は素直に受け取っておくものだよ」

「ッ!?」

 

急に現れた背後の気配を感じ咄嗟に振り返ろうとする。

だがそれよりも一瞬速く、首筋にかすかな衝撃が与えられ、剣丞の意識は遠のいていった。

 

 

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 翌朝

 

目を覚ますと、そこはうっすらと日差しが差す木造家屋らしき部屋の中だった。

 

「ここは・・・」

 

仰向けに寝ていた体勢から左へと体を捻る。

布団の脇には刀とケース、そしてマントと仮面が丁寧に置かれていた。

 

「俺の持ち物・・・」

 

目測ではあるが何も取られていないことを確認して、剣丞は再び仰向けになり目を閉じた。

 

(布団の中あったけぇ〜・・・なんかデカい布団だしふかふかだし)

 

濃い微睡の中、もう1回寝てしまおうかとまで至った思考は、突如耳に入る音に覚醒させられることになった。

 

「うわぁーっ!?」

 

扉が開く音と驚く声がほぼ同時に聞こえてくる。

寝起きの耳にそのダブルパンチは少し辛かった。

 

「えー・・・っと?」

 

扉の方に眼帯をした少女と目が合う。

 

「ひ、一二三ちゃーん!」

 

茫然とする剣丞を尻目に、少女は目を合わせた瞬間ピューと出て行ってしまった。

 

「な、なんだなんだぁ?」

 

今のやりとりで目が覚めた剣丞は、起き上がり周りを見た。

左側には自分の荷物。そして右側には剣丞が寝ていた布団がある。

 

(ん?右側に布団?てことは俺デカい布団の端に寝てたのか)

 

どうせ起きるのだし、と掛布団を剥がす。

 

その瞬間、剣丞は自分の血の気がサーッと引いていくのを感じた。

だがそれは決して暖かい布団の中から上半身だけを外に出した温度差によるものではない。

 

「んぅ・・・スースー」

 

布団の上で猫のように体を丸めて身じろぎをしているのは、昨晩川原で話し合った少女だった。

 

「な、なななななな・・・!」

 

きっと先程叫び声をあげながら出ていった少女はこの事を知っていたのだろうなぁと思いながら茫然としていると、光璃はゆっくりと目を開けていた。

 

「・・・・・・おはよう」

「お、おはよう・・・」

 

この状況に驚くことなく、ムクリと起き上がる光璃。

無垢な彼女に似つかない乱れた就寝着は、剣丞には少し刺激がキツかった。

 

(ッ!?い、今胸が・・・見え・・・)

「前屈みになってる・・・腹痛?」

「あ、いや!なんでもないよ・・・!」

(くっそー!何故空気を読まぬmyサン!)

 

剣丞が息子を黙らせるのに苦労をしている間に、先程の眼帯の少女が一二三を連れて部屋へと入ってきていた。

 

「おはよう。どうだい、甲斐の虎と一晩を共にした感想は?」

「はあぁっ!?」

「昨日は良かった・・・」

「ええぇっ!?」

 

突然の激白に剣丞はおろか少女まで驚いていた。

 

「あ、さっきの」

「ひっ!」

 

少女は剣丞に声をかけられるなりすぐさま一二三の背中に隠れてしまった。

 

「この子は山本湖衣晴幸。湖衣って呼んであげてくれ」

「よ、よろしくお願いします・・・」

「ちなみに昨日君を気絶させたのも湖衣だよ」

「へぇー君が」

 

チラチラと顔を出していた湖衣だったが、剣丞が怒っていると思ったのか、また引っ込んでしまっていた。

 

明命や思春に動きを仕込まれた分、剣丞にも隠密術の心得はある。しかしその剣丞に悟られぬまま気絶させるというのだからかなりの隠密術だと思われるのだが、とてもこの怯える少女がそうだとは思えなかった。

 

「こら湖衣、いくら怪しいからって恐がっちゃいけないよ」

「うぅ・・・襲わないですか?」

 

おずおずとした瞳が剣丞を見る。

 

「いや、襲わないって・・・」

「許してくれ。湖衣は男が苦手でね」

「だってその人、お屋形様の寝起きを見て興奮してましたよ!」

「!?」

 

反論しようとするも、湖衣は既に一二三の背中に隠れて出てこなくなっていた。

 

「ということは湖衣の視線は君の股間に釘付けだったということに・・・よかったじゃないか」

「一二三ちゃん!?」

「ま、マジかぁ・・・ちょっと嬉しいかも」

「ええぇっ!?」

「あっはっは、2人とも本当にからかいやすいね。あ、ちなみに君はお屋形様と寝所を共にしただけで別に変な展開にはなってないからね」

「七刀斎は楽しい」

 

いつの間にか名前呼びになっていたが、これはそれなりに仲が良くなった証だと捉えておくことにした。

 

 

その後光璃は着替えの為に出ていき、残された剣丞は窓から外を見た。

 

美空との待ち合わせ場所である大きな屋根の建物が見えることから、ここは高達の町であるようだ。

日は東の山々の間から少し見える程度で、まだ夜が明けたばかりであることを表していた。

 

「朝集合って言ってたし、まだ早そうだけど先に行かなきゃな」

 

剣丞は仮面を着け、刀を装備し、ケースの中身を確認し終わったときにはもう光璃が返ってきていた。

 

「もう行く?」

「ああ、遅れると美空が怖いし・・・」

 

すると光璃は思い出したように口を開いた。

 

「七刀斎。これから先、西に行くことはよくない・・・」

「西?」

「畿内に、物の怪が跋扈していると歩き巫女から報告が入った」

 

その時、剣丞が息を飲むのをその場にいた誰もが感じた。

 

「ふーん、訳知り顔だね」

「知ってるんですか?」

 

「ぐ、うぅ・・・」

 

5つの瞳に見つめられ、剣丞は諦めたように事情を話した。

 

 

「ほぉー・・・鬼ねぇ・・・」

「それが本当だとしたら、なんと恐ろしい・・・!」

「・・・七刀斎」

 

光璃は平時のぽけぽけとした雰囲気ではなく、凛と引き締まった様子で剣丞を見据えた。

 

「その鬼を根切りにすることが、目的?」

「うーん、当面の間はそうかな・・・」

「そう、ならそれが済んだらいつでも甲斐に来るといい。」

「それは昨日も言ったでしょ」

「手ごわい・・・」

 

一通り話したところで、日が山の間より上に位置していることに気がついた。

 

「またいつか・・・」

 

すると、ただそれだけを言って光璃は部屋を出ていった。

 

「それじゃ、私らも失礼するよ。そろそろ君の主との待ち時間だと思うしね」

「・・・失礼します」

 

その後剣丞は、昨日一日付き合ってくれたお礼だと言って一二三が残してくれていったおにぎりを食べながら宿を出た。

 

 

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 待ち合わせ場所

 

「遅い!もう日が出てるじゃないのよ!」

 

他よりも大きな屋根を持つ建物の前には、秋子と、プンスカと怒る美空が立っていた。

 

「ごめんごめん、宿からここまで来るのに手間取っちゃって」

「宿?あんた宿とれるほどお金持ってたっけ?」

「そんなお金渡す暇無かったですけど・・・」

 

財布番の秋子はもちろん、美空も剣丞に手持ちがないことは知っている。

剣丞がしまったという顔をしたのを、2人は見逃さなかった。

 

「ちょっと、どういうこと〜?」

「いや、何で宿に泊まってたのかは俺もよくわからないわけで・・・」

「はぁ?どうせあの武藤の誘いにホイホイついていったんでしょーが!この尻軽!」

「バッ!そういうことを朝っぱらから往来で言うな!」

 

まだ通る人は少ないが、それでもここを通る人間は等しく剣丞達を変な物を見る目で見ていた。

 

「でもそうなんでしょ?」

「いや、俺は森で気絶させられて気付いたら宿で寝てたんだよ!」

「それでどうせ武藤が隣に寝てて『昨日は良かった』とか言い出したんでしょ!お見通しなのよ!」

「違うって!一二三じゃないよ!」

「一二三『じゃない』?」

 

秋子がその単語に気が付き、美空もそれに乗った。

 

「武藤じゃない・・・なら誰よ!」

「だ、誰デモナイヨ・・・」

 

口ではごまかしていたが、流れる汗は正直者だった。

 

「誰なのよ!嘘はつけないわよー」

 

このまま本当の事を言うか、嘘を貫くか、剣丞の選択肢は2つに1つだった。

そして、剣丞のとった決断は、

 

「さ、さぁ〜て!美濃へ行くぞ〜!!」

 

ごまかして逃げることだった。

 

「あ!ちょっと待ちなさいよー!」

「御大将ー七刀斎さーん、置いてかないでーーーー!」

 

剣丞を追う美空を追う秋子という構図の一行は、馬預け処から馬を返してもらい、競争するかのように美濃へと旅立っていった。

 

余談であるが、剣丞は高達から美濃までの道中、美空や秋子に追いつかれることは無かったという。

これが逃げ足というものなのか、剣丞自身の乗馬の才能なのかは誰にもわからない。

 

 

 

 

説明
どうも、たちつてとです
今回は短い上にお話もあまり盛り上がりません!

前回に引き続き、長い寄り道だな〜くらいな気持ちで読んでください
次回から「織田家同盟編」的なのがスタートします




※支援・コメントありがとうございます!正直活力です!
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コメント
翠や霞直伝の乗馬術なんでしょうね・・・逃げ足に使う辺りはさすが一刀の血縁ww(本郷 刃)
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戦国†恋姫 新田剣丞 武田光璃晴信 武藤一二三昌幸 山本勘助湖衣晴幸 

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