蒼天に浮かぶ星雲達 3話
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岳「・・・・・・・・・」

 

貴族女の子達「じぃぃ〜〜〜〜〜〜〜」

 

なんだこの状況?訳が分からん。なんかしたか俺。でも、なんで女子だけ?

 

岳「なあ、詠」

 

詠「ん?なによ」

 

岳「なんであの子達はこっちを見ているのか分かるか?」

 

詠「・・・・・・知らないわよ」

 

岳「う〜〜〜ん」

 

詠でもわからないのに俺が分かるはずはないか。にしても気になる。

 

月「岳さん!!これ美味しいですよ!!」

 

岳「良かったね月」

 

月は楽しそうだな、そうか、楽しまなくちゃ損だよな。うん!!一回あの事は忘れよう。

 

岳「それにしても、流石は王宮に仕えるだけはあるな。うまい」

 

香苗「ふふ、気に入ってもらえましたなら、何よりです」

 

詠・月「ブーーーーーーーーー!!!!」

 

こ、皇帝陛下!!?なんでこんなとこに!?ぼ、僕変な顔してないかな!!

 

岳「そうですね。ここまでの完成度はなかなかないです」

 

詠「失礼でしょうがーーー!!!」

 

岳「ヒデブーーーーー!!あ、頭が・・・」

 

香苗「いいですよ、今は無礼講ですから」

 

詠「あ、ああああありがとう、ご、ごごごございます!!」

 

月「お、おおお手数おかけしてすいません」

 

岳「緊張感ありすぎだな」

 

香苗「ふふ、あなたは厳に似て堂々としていますね」

 

岳「流石に時と場所は考えますけどね」

 

香苗「ふふ、厳には小さい頃にお世話になりましてね。彼が45歳の時に命を助けていただいて、それからの付き合いです。私は当時10歳でした。」

 

爺さんがそんな凄いことをしていたなんてな。でも、そこまで驚くことでもないか。

 

岳「それで?そこから覗いている子は?」

 

香苗「ふふ、鋭いですね。厳の孫ということが分かります。香奈、出てきなさい」

 

香奈「・・・・・(ささっ)」

 

こちらに来たはいいもののすぐに隠れていまった。

 

香苗「この子は劉協です。あなたとそう変わらない歳ですわ」

 

香奈「りゅ、劉協だ、よろしく頼む」

 

岳「よろしく、俺は藤代だ。呼びにくいから白って呼んでくれ」

 

月「私は董卓と言います。劉協様。」

 

詠「僕は賈駆です。よろしくお願いします劉協様」

 

香奈「う、うむ・・・・・なんじゃその手は?」

 

岳「え?握手だよ。仲良くしようってこと」ニコ

 

香奈「//////わかったのだ。よろしく頼む」

 

その後も月達と握手をして皇帝陛下は去って行った。中々面白い人だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「ん?」

 

兵士「おい見ろよ、あれが神童とかもてはやされてるガキだぜ」

 

兵士「所詮は賊相手だ。俺たちと強さが違う」

 

兵士「数日後の武闘大会で教えてやるか。修羅場の違いをよ!!」

 

兵士達「はっはっはっはっはっ!!!!!」

 

詠「あいつら!!」

 

岳「やめとけ詠、言うだけ無駄だ」

 

詠「でも!!!」

 

月「詠ちゃん・・・岳さんの言う通りにしよ」

 

詠「月・・・・・わかったわ」

 

詠はしぶしぶ了承してくれた。俺のために怒ってくれたんだな。

 

岳「安心しろ。現実を知るのはどっちか・・・教えてやればいい」

 

詠「うん・・・・・絶対勝ちなさいよ」

 

岳「もちろん。月や詠の為にもね」ニコ

 

月・詠「///////////」

 

さて、武闘大会は波乱の予感だな。

 

厳「中々の言われぶりじゃの岳よ」

 

岳「こんなとこで力使ったら、そいつの底が知れる」

 

厳「それでこそ我が孫だ!!!」

 

バシッバシッと背中をたたく爺さん。正直言って常人ならあざができてる

 

岳「まあその分、武闘大会で発散させてもらうけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳「・・・流石にこの程度では動かないわよね」

 

秋蘭「中々の器の持ち主ですね」

 

春蘭「ガツガツモグモグ」

 

華琳「でも、力がなければ只の雑魚・・・十常侍と同じようにね」

 

秋蘭「実力は武闘大会でですか・・・・・」

 

春蘭「ガツガツモグモグ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪蓮「フ〜〜〜ン・・・結構器が大きいのね」

 

冥琳「あなたと違ってね」

 

雪蓮「ぶ〜ぶ〜それってどういう意味よ!!」

 

蓮華「そのままの意味ですよ。姉様」

 

雪蓮「あなたは黙ってなさい!!こうなったら大会で発散する!!」

 

蓮華「怪我人が出なければいいのですけど」

 

冥琳「雪蓮は大人では止められないからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、大会当日

 

香苗「よくぞ集まった屈強な猛者達よ!!これから行う大会で存分に腕を振るってくれ!!」

 

神風「それでは抽選で決まった者たちを順に発表します!!」

 

岳「爺さん、月達を頼むわ」

 

厳「任せろ」

 

月・詠「気を付けて」

 

岳「行ってくるわ」

 

神風「第一回戦はなんと現時点で天下無双である雷轟さんの孫!!神童・白雷だーーーーーーーーー!!」

 

観客「わぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!」

 

岳「期待度高!!?」

 

神風「対するは劉宏様の親衛隊です!!」

 

兵士「コテンパンにしてやるよ」

 

岳「・・・・・・・」

 

兵士「どうした怖気づいたならやめてもいいぜ?ははははははは!!!」

 

岳「ほざけ、あんたじゃたりねぇよ」

 

兵士「なんだと!!!!」

 

岳「親衛隊の底が知れる」

 

神風「それでは両者構え・・・・・・・・・・・・・・始め!!!」

 

兵士「行くぞ糞ガキが!!!」

 

岳「・・・・・」

 

岳は動かずに相手を見つめている。兵士の武器が岳を襲った

 

兵士「ざまあないな!!やはり、神童はう・・・そ・・・・・」

 

岳「何が嘘なんだ?」

 

全員「!!!!!!!!????」

 

兵士「嘘・・・・だろ・・・」

 

岳は振り下ろされた剣を片手で受け止めていた。一歩も動かずに・・・厳・月・詠は分かっていたように平然としていた。

 

岳「雑魚はどっちか分かっただろ?場外へ出てもらうぞ・・・ふんっ」

 

兵士「え?・・・ぐあ!!?」

 

兵士は剣を落とされ、岳に片手で場外に投げ飛ばされた。

 

香苗「まさかこれほどとは・・・・・」

 

善弘「侮っていた・・・・・」

 

水蓮「面白いじゃないか」

 

神風「しょ、勝者!!!白雷ーーーーーーーーー!!!!!」

 

観客「おおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

岳「へぼすぎる」

 

春蘭「あいつが神童・・・・・」

 

雪蓮「へぇ、楽しめそうじゃない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香苗「面白い子ですね、厳」

 

厳「何がじゃ?」

 

香苗「かなり不満を抱えているのに、相手を場外へ出すだけなんて」

 

厳「あいつはそんなこと考えてないわい」

 

香苗「え?」

 

厳「あいつは自分がそんなことをすれば、自分もそうなると思っている。自分の嫌いな人物になるのは嫌だといつも言っておったからのぅ」

 

香苗「不思議な子ですね」

 

厳「それがあいつじゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岳「さあ!!まだ始まったばかりだぜ!!!楽しもうや!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

「対決!!岳対雪蓮!!猛獣暴走

誓いと決意と信頼」

 

雪蓮「あああああああああああ!!!!!!」

 

岳「(必ず助けるから!!)」

 

 

 

説明
始まる武闘大会、たくさんの猛者が集まる。大人たちから子供まで参加は自由だ。
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