語られし者たちとIS 世界樹大戦 第39話 暗躍の影 第1回戦開始
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亡国企業

 

第二次世界大戦時代から存在していると言われる組織

 

だが詳細についてはほとんど知られておらず、世界でも亡国企業についてすべてを知っている人はいないのではないかと言われるほどである

 

あまりの謎さゆえに秘密結社と呼ばれることもある

 

千冬たちが一夏達に参加権を譲ってもらおうとして失敗してから数日たったある日、亡国企業の幹部たちが会議室に集められた。部屋の奥には紺のスーツを着た女性が一人だけ待っていた

 

幹部が全員集まり、席に座ったのを確認すると待っていた女性が話し始める

 

「初めまして、幹部諸君。今から亡国企業にとって重要なことをお話しいたします。本日をもちまして私は亡国企業の最高責任者となりました。これから私の指示を聞いてください、と言っても現在は特に言うことはないため、そのまま現在実施している任務を継続してください」

 

用が終わったと言わんばかりに彼女はそのまま部屋を出ようとしていた

 

だが、止める人が出てくる

 

「待てよ、はいそうですかって納得するとでも思っていたのか?」

 

「前の最高責任者はどうしたのでしょうか?」

 

「そもそもあんた、何者だよ?」

 

幹部たちは誰も納得していない様子である。当たり前なのかもしれないが

 

部屋を出て行こうとした彼女は笑顔で、幹部たちの質問に答える

 

「前の最高責任者についてはすでに了承ずみです。どちらにいるかは知りませんが、次に私の正体ですが、申し訳ありません。過去について話したくないので答える気はありません……そう言う事情を持った方はここに多いと聞いています。とりあえず私の事は……エターナルとでも呼んでください。コードネームみたいなものです」

 

「そして、あなたたちを納得させる方法ですが、それはどのようにしたら私を認めてもらえるのでしょうか? 何なら今からあなたたちと戦いますか?」

 

「それはいい、エターナルだったな……今からここでぶっとばしてやるよ!」

 

血の気の多い幹部の一人が、ISを右腕にだけ展開させて彼女に殴りかかる

 

次の瞬間、彼女は笑顔のまま攻撃してきた幹部を部屋の端まで吹っ飛ばしていた

 

この場にいるだれもが何が起きたのかが分からないという顔をしている

 

ただ一つ、最高責任者になったと言っていた彼女の実力はけた外れだということだけが分かった

 

「……これで納得してもらえたかしら? それともまだ戦う?」

 

彼女の言葉に誰も答える事が出来ない。それくらい迫力があった

 

結局彼女を止める人はおらず、そのまま出ていくのを見ているだけになった

 

(……今投げ飛ばされた彼女、幹部の中でもそれなりの実力はあったはず。それにもかかわらず一撃で投げ飛ばした。ISを展開せず……彼女の強さは一体……)

 

幹部の中でも五指の実力者であるスコールは力の差による恐怖から震えを抑えている

 

他の幹部たちも同じようなことを考えており、誰もその場を動くことはなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は部屋を出た後、ポケットに隠していたブローチを取り出し、力を使って異世界に向かう

 

ある地点まで行くとそこには一人の男性が立っていた

 

「待たせたわね。予定通り亡国企業のトップの座に就いたわ。そちらは?」

 

「問題ない、一人を除いて残りの参加者をIS学園に集めた」

 

「一人を除いて……まあそこはしょうがない、私も発見できていないからね。それにしてもさすが国際IS委員会の委員長、ここまで早くIS学園に参加者を集める事が出来るとは思わなかったわ」

 

女性は褒めるがどうでもいいという感じに話を続ける

 

「さて、ここからが本題だ。君も聞いているかもしれないが予選は全員通過した。勿論、マンジが連れ去ってきたあいつはカウントしていない」

 

「ええ、彼の代わりに私が出ているようなものだからね」

 

「時期に次の戦いが始まる。そこで……」

 

そう彼が呟いた時、ナビミュウが出てきた

 

「皆さんにお知らせいたしますの〜これから世界樹大戦の第1回戦を始めますの〜課題は……アイテム収集! これから皆さんには参加者によって決められたアイテムを集めていただきますの〜期間は今から1週間後、この時刻に集まっているか確認するですの〜」

 

「ちなみに集めていただくアイテムは誰一人同じものはありませんの〜だから、他の人からアイテムを手に入れることはできないですの〜この後に何を集めていただくかを書いた紙を配るから待っていてほしいですの〜」

 

ナビミュウは話すだけ話し、姿を消した

 

「……どうやら普通に課題を達成しなければいけないようだな。他の参加者に干渉できそうにない課題だからな」

 

「そうね、でもちょうどいいわ。亡国企業でやらなければいけないことがあるから、そちらに専念できる。勿論課題はすぐで終わらせるわ」

 

そのまま彼らは簡単な打ち合わせを実施しながらナビミュウの再登場を待っていた

 

彼らには果実の模様がついている。男性の右足の甲に、女性のお腹に

 

ただ、彼女の模様の周りには不自然な傷があった

 

まるで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻

 

他の参加者たちの所にもナビミュウが現れ、第1回戦の説明を受ける

 

すぐに集めるべきアイテムがなんなのかをパートナーと一緒に見てみる

 

特定の魔物を倒した時に手に入るアイテム、危険な魔物がすんでいる所に置いてあるアイテム等、簡単に手に入る事が出来るアイテムなど一つもない

 

それでもあきらめる参加者は一人もいない

 

短い期間でどうやって集めるのか、そのことを考えているはずである

 

他の参加者と協力ができないため、パートナーとの協力がカギになる

 

幸いこの異世界の地図も存在するため、迷うことはないだろう

 

こうして、第1回戦が始まる……

 

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いまさらですが、フェスティバル楽しかったです。

初日にmisonoがR,X,X2の主題歌を歌った時はすごく興奮しました。

スキットはいつも通り面白かったですし

 

アンケートですが、圧倒的に2番が多く驚きました。

そのため、番外編は先に衣装についてにいたします。

一応、もしも別のキャラが参加者になったらという話もいつか書きます。

 

何時か書く番外編のネタバレ

衣装称号の名前だけ少し記載

誰が着るとか予想してみるのも面白いかもしれません

 

元気一杯!宿屋の娘

優しき海の指導者

時を翔る燕

 

次回以降も頑張って作成いたします。

 

感想・指摘等あればよろしくお願いいたします。

 

説明
少し短めです。
第1回戦の説明です。
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コメント
biohaza-dさん>感想ありがとうございます。次回も頑張ります。(しゅーろう)
続きを楽しみにしてます!(biohaza-d)
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