魔導師シャ・ノワール忘れらた転生者偏 第三十五話 レオン・グリントT
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えー本文の数行を読んで「誰これ?」って思った人は。

『魔導師シャ・ノワール 無印偏 第三話 願望の形はいろいろ』の後半部分を読み返してください。時折、作者ですら存在を忘れる転生者ですが一様は重要人物なので....(多分)

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よう!俺の名前はレオン・グリント!転生者だ!

 

あ?前世の名前?....細かいことは気にスンナ!禿げるぞ?

 

俺様は、神様にリリカルなのはの世界に転生すると言う事を聞いて自分の要望をお願いして(無理やり)転生した。

 

初期の設定では魔力あり(才能程度はランダム)くらいで。

生まれる時期は原作に関係できる時期には転生できるというランダムだった。

 

無論、俺はそんな条件で転生する分けも無く。何日も何十日もひげ面の神様と交渉を続け。

多少、妥協はしたものの概ね、希望をかなえて貰う形で転生できた。

神様からの説明で「対価は〜ここをこうして〜」なんて言っていたが気にしない。

神様なら転生者の希望を叶えるのは当たり前だと俺は思うんだ。

そして、交渉を続けた結果は以下の通り

 

『潜在能力はエース級以上の魔力』

 

『どんな風に扱っても決して壊れない高性能なデバイス。』

 

『容姿は銀髪オッドアイの美形』

 

オッドアイは将来的にヴィヴィオと仲良く慣れそうな理由で。

 

『生まれはなのはの住む海鳴市か近くの町。同い年であり、可能なら両親は管理局員という設定。』

 

 

神様は万能なのか。俺の運がいいのか。いや、俺の運がいいんだ。

上手いこと管理局員の両親に生まれ。二人が生まれ育った海鳴市で俺を生み、育てるという理由で幼少の頃を過ごす。

 

原作道理ならなのはが幼少の頃、寂しい思いをするはずだ。

 

町中の公園を渡り歩けば見つかるはず。

 

なら、やることは一つだったのだが.....

 

「ごめんねレオン。最近は優秀な魔力を持つ子供を狙う誘拐が流行ってるからお外に一人で出してあげれないの」

 

「大丈夫だよレオン。お父さんとお母さんが交代で休みを取ったときに公園につれてってあげるからな?」

 

「ふぁ!?」

 

S級魔道師としての腕を持つ両親の包囲網から逃げられるはずもなく。

家を出ようとしても、家の敷地から出る瞬間に足元に魔方陣によって一瞬で今世の父と母、どちらかの目の前に転移させられ。説教を受ける事態となった。

 

そして、俺の第一回目の原作介入は失敗した.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、月日は流れ。なのはと同じ私立聖祥大附属小学校に上がる。

 

偶然というか運命なんだな。なのはやアリサ、すずかと同じクラスになれたので原作では喧嘩の騒動があるはずだったが。

 

 

「レオンくんの髪キレ〜!」

 

「わ〜サラサラだ〜!」

 

「瞳が色違ってて神秘的〜!」

 

 

 

フッ....容姿が幸いして。幼少の頃から持てはやされていた俺は、女子に囲まれ。

学校内で自由に動く時間が取れなかった。

 

入学して少ししてからアリサの頬が赤く染まっていて。なのはも少し髪が乱れていた。

 

すでにケンカイベントは終了していたようだ。

 

そして、俺は二度目の原作介入に失敗した....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからというもの、時折、自然に振舞って三人に接触しようとするが。

 

どうも俺の容姿が優れているために中々打ち解けてくれない。

 

よくアリサが顔を真っ赤にして俺を殴ってくるし。

 

アリサと仲良くしているせいなのか、なのはとすずかは俺を冷たい目で見つめてくる。

 

ただアリサよ....グーは女の子の殴り方じゃないぜ?

 

 

 

そんなシャイガール達との時間も過ごしつつ。誕生日プレゼントとして渡された高性能デバイスである『カオス・オブ・ガイヤ』を使って魔法の訓練をしようとするのだが....

 

 

 

「え?魔法の訓練?あまりこの世界で目立ったことできないし。どうしましょう貴方」

「う〜ん...そうだねぇ・・・。よし、本格的な訓練は月一で本局の演習場を借りよう」

「ええ!それはナイスアイディアだわ!」

 

「それ以外は?」

 

「デバイスを使ったイメージトレーニングくらいかしらね?ある程度、演習場でコツを付かんでからで無いとできないけど。普通なら魔力の認識や放出制御の訓練だったんだけどね?」

 

「レオンは魔力が大きいからな!制御が利かなくなったら大変だからな。下手すると町に被害が出るし。もしそんな事になったら最悪お縄か、ミッドの田舎にでも引っ越さないといけないな」

 

「ふぁ!!?」

 

エース級魔道士である両親の指導は正しいのだろう。

 

だが、俺の原作介入準備も上手く進まない。強すぎるのも美形すぎるのも罪なものだ。

 

 

そういえば、はやてに会いに図書館にも行かなければ....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、さらに時は流れ小学三年生!

 

 

ついに...ついに時が動く!

 

 

今まで度重なる原作介入に失敗してきた俺だがついにジュエルシード事件、つまり原作らしい原作に介入できた。

ジュエルシードが町にばら撒かれた時期には丁度、両親が短期の出張中であり。

これは介入せよ!と神が言っているに違いない!

 

だが、不覚にもばら撒かれた直後の事件にはほぼ自体が収束してからの到着という介入だった為に。

なのはに能力をほとんど見せれていない。

 

そう言えば、生ユーノを見れたが、ただのフェレットにしか見えなかったな...まあ、男だしどうでもいいや。

 

 

そして、ギリギリに月村家での巨大な猫が現れるジュエルシードの暴走に間に合い。

駆けつけたは、いいが。

 

 

鋭い目つきの黒い魔道士。

 

 

無論、フェイトではない。

 

 

ガンブレードのデバイスにマフラーなどで顔を隠した魔道士。

 

完全にイレギュラーだ....

 

それにあろう事か、なのはを狙っているようだった。

 

 

そこへ颯爽と登場した俺は、なのはを安心させるべく語りかけていたが。

 

そのイレギュラーな魔道士は卑怯にもなのはとの会話中に攻撃を仕掛けてきた。

 

いくら天才である俺であっても不意打ちは受けることもある。

 

顔面から伝わった衝撃は脳を揺らし。一瞬にして俺の意識を刈り取るには十分だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が再び気がついたのは、辺りが暗くなってからだった....。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、家に帰った俺を出張から帰ってきた両親が待ち構えており。

言い訳もむなしく。夜に出歩いていた事から当分の外出禁止令が出され。

デバイスを使っていたことも気づかれてしまい。

エース級の両親の包囲網から逃げることもできずに唯、時が過ぎるのを待つしかなかった。

 

途中、魔力の波動なども感じ取れたりしたが両親曰く、古い友人がジュエルシードの解決に動いているので。深刻な事態にならない限りは自分たちは動かないつもりだとか。

 

というか、俺を出さないのも危険だからなのか?

 

過保護すぎる両親はいい機会だと俺を連れて本局なる場所まで連れて行き。

本格的な魔法の訓練を貸すことになった。

 

「学校は?」と両親に尋ねると....

 

「お前は天才だからしばらく休んでも影響ないだろう?」

「それよりも魔法を鍛えるわよ。ついでに嘱託魔道士もなっちゃう?」

 

「ふぁ!!!??」

 

 

 

そうして、数ヶ月の時が過ぎ。

リリカルなのは無印に置ける原作は俺の介入がほぼ無い状態で終了してしまった。

 

 

「まだだ!まだ終わらんよ!次はASだ!」

 

そう志を掲げて来るべき介入の計画を立てるのであった....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レオン君は根はいい奴なんです。悪い子じゃないんです。

ちょっと頭のネジが緩いだけなんです....。

転生者でも子供の体に精神がかなり引っ張られた状態でもあるので痛い子だとは思っても言わないであげてください。

 

 

 

 

さて、次回は久しぶりにややシリアスな話を交えた物語(一話〜二話)になる予定です。

最近、出番の無かった人達が多数登場します。ご期待ください。(駄文ですけど)

 

 

 

 

 

 

 

 

※読んでくれてありがとうございます!感想などなどはお気軽に!

 

 

 

 

 

 

※誤字脱字などの指摘もどんどんお願いします。

 

 

 

 

 

 

※また誤字脱字や妙な言い回しなど見つけ次第修正しますが特に物語りに大きな影響が無い限り報告等は致しませんのであしからず。

 

説明
神様などに一切会わずに特典もなくリリカルなのはの世界へ転生した主人公。原作知識を持っていた筈が生まれ育った厳しい環境の為にそのことを忘れてしまい。知らず知らずの内に原作に介入してしまう、そんな魔導師の物語です。 ※物語初頭などはシリアス成分が多めですが物語が進むにつれて皆無に近くなります。 ※またハーレム要素及び男の娘などの要素も含みます。さらにチートなどはありません。 初めて読む方はプロローグからお願いします。
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