黒装束(明命)「……………」
黒装束(紫苑)「………………」
黒装束(流琉)「……………」
猪々子、斗詩、麗羽を倒した瞬間に残っている『特殊黒装束』が次々と襲いかかり始めた
一刀「面倒だ、喰らえっ!!『完全防御』っ!!」
ﾌﾞｫｰﾝｯ!!
一刀は周りを取り囲まれた瞬間に素早く『完全防御』を発動した
黒装束(季衣)「………………!!!?」
黒装束(蒲公英)「………………!!!!?」
黒装束(明命)「…………………!!!?」
一刀の近辺にいた『特殊黒装束』は次々と消えていった
一刀「………残るは蜀が桃香、愛紗、鈴々、恋
呉が雪蓮、蓮華、小蓮、思春
魏が華琳、春蘭、秋蘭、凪か………
流石だな……『完全防御』を喰らってまだ戦えるなんて」
残っているのはそれぞれの猛将と王
倒すのは容易ではない
恋に至っては一刀の『完全防御』を全て『空走』で回避していたのだ
他の将も軽傷程度
体力的にはかなり余裕がある
黒装束(華琳)「………………」
黒装束(雪蓮)「…………………」
黒装束(春蘭)「…………………」
黒装束(愛紗)「…………………」
黒装束(恋)「…………………」
一刀「これは………厄介だな」
一刀も思わず溜息をする
宝鈴「覇王や天下無双、江東の麒麟児…………更には魏武の大剣まで残りましたか………
ここまで綺麗に残るなんてツイてないですね」
宝鈴も思わず同情してしまう程であった
一刀「仕方ない、こうなったら………
愛紗っ!!『龍終』を投げてくれっ!!!!」
一刀は愛紗に向かって絶頭が遺した『龍終』を渡すよう要求した
愛紗「『龍終』をですか!?分かりましたっ!!投げますよ、ご主人様っ!!」
ﾌｫﾝ!!
愛紗は鞘に入ったままの『龍終』を一刀に投げた
一刀「よっ!!ありがとうっ!!」
一刀はそれを片手でキャッチし、素早く刃を出した
一刀「日本刀のこの感覚、懐かしいな?」
一刀は余韻に浸りながら『龍終』を構える
一刀「さてと…………一気に終わらせるぞっ!!!」
黒装束(鈴々)「………………」
一刀は『龍終』を構えて鈴々の方向へ駆け出した
一刀「『龍終』の強さ………試させてもらうぞ！」
ﾌｫﾝ!!
一刀は素早く鈴々に斬りかかった
黒装束(鈴々)「……………」
鈴々は咄嗟に得物でガードをした
が、しかし
ｶﾞｷﾝｯ!!
ｻﾞｼｭｯ!!
黒装束(鈴々)「………………!!!?」
一刀「うえっ!?マジか!!?」
『龍終』は得物を粉々に粉砕し、そのまま鈴々を斬りつけ、黒い霧のさせた
一刀「恐るべし『龍終』………いとも簡単に粉砕しやがった……」
一刀は生唾を飲み込み、嬉しそうに頷いた
一刀「はぁっ!!『北郷流・蛇槍幻(だそうげん)』っ!!!」
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
一刀は目にも止まらぬ速さで突きを繰り返し、斬撃を放ち始めた
黒装束(春蘭)「……………!!!!?」
黒装束(思春)「………………!!!!?」
黒装束(桃香)「………………!!!!?」
黒装束(小蓮)「………………!!!!?」
黒装束(凪)「………………!!!!?」
一刀の放った『蛇槍幻』は的確に『特殊黒装束』を突き抜け、次々と葬っていく
黒装束(恋)「…………………」
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
一刀の攻撃の後、素早く恋が攻撃を仕掛けてきた
ｶﾞｷﾝｯ!!
ｶﾞｷﾝｯ!!
ｶﾞｷﾝｯ!!
一刀「っ!!くっ!!でりゃあっ!!」
恋の攻撃を一刀は受け止めていく
一刀「仕方ないから『北郷流』の真髄を見せてやるよ」
一刀は攻撃を受け止めた後、汗を拭ってそう言った
華琳「…………『北郷流』の真髄？」
華琳は首を傾げて聞き返した
一刀「その通りっ!!」
ﾌﾞｫﾝｯ!!
宝鈴「？？『極死の剣』？」
貂蝉「もしかしてぇ、二刀流かしらん？」
一刀「貂蝉の言う通り、二刀流だ
『北郷流』の真髄は二刀流にあり、『二刀演技(にとうえんぎ)』と言うんだ
自慢じゃないけど『二刀演技』を習得するのは容易ではないんだよ」
一刀は右手に『龍終』、左手に『極死の剣』を構え
一刀「いくぞ！『北郷流二刀演技・蟷螂鋏(かまきりばさみ)』っ!!!」
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
一刀は2つの得物を匠に扱い鋏のように斬りつけた
ｻﾞｼｭｯ!!
黒装束(恋)「………………!!!!?」
恋は『蟷螂鋏』を喰らい、上半身と下半身が真っ二つに斬り裂かれ、霧と化した
一刀「これで終わりだ!!」
ﾌｫﾝ!!
ﾌｫﾝ!!
黒装束(愛紗)「………………!!!!?」
黒装束(秋蘭)「…………………!!!?」
黒装束(蓮華)「……………!!!?」
黒装束(雪蓮)「………………!!!!?」
黒装束(華琳)「……………!!!!?」
一刀は『極死の剣』と『龍終』を交互に扱い、舞うようにして『特殊黒装束』を斬りつけた
そして全ての『特殊黒装束』を倒した
黒装束(華琳)「…………………」
一刀「……………！華琳……」
最後に倒された華琳の姿をした『特殊黒装束』は、霧になる直前に僅かに一刀に向かって微笑んだように見えた
愛紗「やりました!!ご主人様が全ての『黒装束』を倒しましたっ!!」
愛紗や周りにいた明命達も喜びを露わにする
明命「お見事です、一刀様っ!!」
秋蘭「…………流石だな、一刀」
それを見ていた左慈や貂蝉などの管理者は
貂蝉「ここまで強くなったなんてねん
私、ご主人様を惚れなおしちゃうわん!!」
左慈「どうぞ、ご勝手に…………くだらねぇことでゴチャゴチャ叫ぶなよ
鼓膜破けるところだったわ！」
左慈が溜息をついたその時
宝鈴「………………………」
ｷﾞｭｫｫｯ!!
一刀「っ!!?」
于吉「……………宝鈴の気が膨れ上がった……」
宝鈴は表情を零にしてこう言った
宝鈴「流石ですね………私の『黒装束』を全て倒すとは………
ならば仕方がありませんね………」
宝鈴は『空立』をやめて地上に降り立った
宝鈴「約束通りこの私が直々に相手をしてあげましょう……
後悔しても手遅れです……北郷一刀、于吉同様無残な骸にしてさしあげましょう」
宝鈴は『黒玉晶』を構えた
一刀「ようやくお出ましか…………
お前と晩禍はこの手で倒す!!!」
于吉「終止符を打ちましょう……
幻術師と妖術師の狂った因縁にね………覚悟なさい、宝鈴っ!!」
一刀と于吉も『龍終』と『極死の剣』、『幻惑宝』を構えた
宝鈴「クズ共が…………闇に沈めっ!!!!」
……終……
| 説明 |
悪戦苦闘する一刀に一つの光が輝き出した
愛紗達が遠慮なく『黒装束』をぶった斬れと叫び出したのだ
勇気を得た一刀は『極死の剣』の刃を『黒装束』に向ける……
果たして全ての『黒装束』を倒せるのか？ |
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| ｺﾒﾝﾄ |
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いかに三国の武将の力をもった黒装束でも今の一刀の敵じゃなかったなｗそしてクズは君だろうｗ宝鈴ｗ(nao)
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| ﾀｸﾞ |
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真・恋姫†無双 北郷一刀 愛紗 左慈 貂蝉 于吉
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