焔耶の恋心 後編
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「焔耶、北郷、帰ったか。」

 

城に着くと、慌ただしく兵たちに指示を出す桔梗様がそう言って迎えくれた。

 

「桔梗様!どうしたのですか!?」

 

私も一刀も何が起こっているのか分からず、桔梗様に訪ねることしかできなかった。

 

「劉備がこの益州に侵攻を始めたらしいのだ。紫苑から伝令が来てのう。今、劉璋のボウズの所に伝令を向かわせたところだ。」

 

「・・・・・・・来たか。」

 

桔梗様の話を聞いて、一刀はそのことを知っていたかのようにそう呟いた。

しかし、それを私は聞きとることができなかった。

 

「では、急ぎ戦の準備を始めなければ!」

 

私は兵舎の方へと走りだそうとした。

 

「待て焔耶!そう急がずとも、劉備がここまで来るのにまだ時間はある。急いで戦の準備をするより、きちんと編成を行い、やつらを待つ方がよかろう。」

 

桔梗様はそう言うと、一刀の方を向いた。

 

「のう北郷。お主もその方が良いと思うだろう?」

 

桔梗様はあやしい微笑みを見せながらそう言った。

 

「・・・ま、まぁそうだね。税制改革で集まった人たちから、多くの兵を集めることもできてるし、ちゃんと編成をした方がいいと思うよ。」

 

少し間をおいて、一刀がそう答えた。

 

「なら、お前も一緒にこい!!」

 

私は一刀の腕を掴み、兵舎へと歩きだした。

 

「ちょ、腕いたいって!一人で歩けるし、そんなに急がなくても・・・・って焔耶!腕千切れるから!!そんなに引っ張ったら・・・・・ぬわぁぁあぁぁ!!!」

 

「うるさいぞ一刀!!お前が早く歩かないのがいけなのだろう!!いいからさっさと来い!!」

 

私はそう言いながら、一刀を引きずって兵舎に向かった。

 

「焔耶に一刀・・・・か。いつの間に真名を許したのやら・・・。」

 

そう言いながら笑っている桔梗様の声は、私たちには届いていなかった。

 

 

 

その後、一刀の政策の副産物のおかげで集まった兵たちの編成と新兵の訓練を行い、来るべき劉備との戦いに備えた。

 

もともと私も桔梗様も、益州の太守劉璋様のことをあまり好いてはいなかったし、劉備が民たちに慕われる仁君であることは分かっていた。

 

それでも一戦も交えずに降るなど、そんなことは考えられなかった。

 

一刀は、そのことにあまり賛成はしていないようだったが、これは武人としての誇りの問題だ。というと、仕方ないなという顔をして、仕事をこなしてくれていた。

 

そんなおり、黄忠様が守る城が半日持たずに陥落したという報告が入った。

 

軍が壊滅させられたわけではなく、住民が劉備を歓迎したため、劉備に降ったということだった。

 

劉備軍がどの道を通って成都に向かうのかはわからないが、もしこの巴郡に向かってくるとすれば、ここに敵軍が着くまで、もうあまり時間がなかった。

 

私たちは、迎撃の準備を整え、劉備軍が来るのを待った。

 

 

 

数日して劉備軍は巴郡に迫っているという情報がもたらされた。

 

「来た・・・・か。皆のもの出陣の準備をせよ!!」

 

桔梗様の号礼とともに、兵の皆が動き出す。

 

「さぁて。劉備軍の力を見てみるとするかのぉ。」

 

桔梗様がそう言って笑った。

 

「・・・・・焔耶、厳顔さん。」

 

ふと後ろを見ると、一刀がそこにいた。

 

「どうした一刀。お前は文官なのだから、ここに居ても仕事はないぞ?」

 

私が一刀にそう言うと、一刀は少し微笑んだ。

 

「あぁ。わかってる。それより劉備軍が来たんだろう?」

 

「おう。北郷も他の文官とともに、城に待機しておれ。」

 

桔梗様がやさしげに言った。

 

「・・・うん。でも、一応言っときたいことがあってさ。」

 

私と桔梗様は少し真面目な顔でそう言う一刀の次の言葉を待った。

 

「二人とも無理しないでね。特に焔耶は怒りっぽいところがあるから、挑発に乗って突っ込んだりしちゃだめだよ?」

 

一刀はそう言うと、少し悲しげに微笑んだ。

 

「ほほぉう。焔耶の性格もしっかり把握しておるな。」

 

桔梗様がそう言って笑ったので、私は少し恥ずかしくなった。

 

「森への視察の時に、何があったのかは知らんが、焔耶が真名を許しただけのことはあるようだのう。北郷よ。わしの真名も呼んでもかまわんぞ。」

 

そんな私を見て、桔梗様は面白そうにそう言った。

 

「・・・・なら、厳顔さんが帰ってきたら、そう呼ばさせてもらうよ。だから、厳顔さんも帰ってきたら、俺のこと一刀って呼んでくれないかな?」

 

北郷は少し恥ずかしそうに、そう答えた。

 

「・・・よかろう。そうしてやろう。」

 

桔梗様はそう言って笑った。

 

「・・・・ありがとう。」

 

一刀はそう答えると、私の方を向いた。

 

「焔耶。・・・・これ、持って行ってくれないか?」

 

そう言うと一刀は、小さな紙の鳥を差し出した。

 

「・・・?なんだこれは??」

 

私はそれが何か分からず、一刀に聞いた。

 

「これは、折り鶴って言って、本当は千羽折って願いを願掛けするものなんだけど、さすがに千羽も持って行ってもらえないから、一生懸命願掛けして折った一羽だけでも、持って行ってもらいたいんだ。」

 

一刀は恥ずかしそうにそう言った。

 

「・・・・・そんなものを、戦場に持って行くことなどできるものか!」

 

私が気恥ずかしさからそう言うと、一刀は悲しそうな顔つきになった。

 

「だ、だがまぁ、お前がどーしてもというなら、持って行ってやらなくも・・・・ないぞ。」

 

一刀の顔を見て少し焦った私は、慌ててそう付け足した。

 

「どうしても、もって行ってほしい!」

 

一刀は嬉しそうに、そう言った。

 

「わ、わかった。」

 

私は嬉しそうに差し出す一刀から折り鶴を受け取った。

 

「・・・・うぉっほん!」

 

私が折り鶴を受け取り、それをしまっていると、後ろから桔梗様の咳払いが聞こえた。

 

「さて、そろそろいいかのぅ。」

 

後ろを振り向くと、桔梗様がニヤニヤしながらそう言った。

 

「「////。」」

 

私は恥ずかしさのあまり、顔が真っ赤になっていた。

横を見ると、一刀も同じ様に顔が赤くなっていた。

 

「・・・では、北郷。留守中のこと頼んだぞ。」

 

桔梗様の言葉を受けて、一刀は真面目な顔に戻った。

 

「あぁ。行ってらっしゃい。・・・・・・・気をつけて。」

 

そう言って一刀は、私たちを見送った。

 

 

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町を出て陣型を整え、劉備軍を待ってると、前方約2里の所に劉備軍約5万が現れた。

 

我が軍の数は、一刀の政策の副産物のおかげで、約10万にまで増えていた。

 

「焔耶よ。存分に華を咲かせようぞ!」

 

桔梗様は少し楽しそうにそう言った。

 

「はい!!・・・・ふふっ、腕が鳴りますね。」

 

私がそう言うと、桔梗様はやさしげな表情になった。

 

「応よ。・・・・・・だが引き際を見誤るなよ、焔耶。せっかく北郷が願をかけてくれた思いを無駄にせんようにな。」

 

「・・・・・・はい。」

 

私は少し恥ずかしかったが、そう答えて、部隊の展開の指示を出しに向かった。

 

 

 

「負け・・・・か。」

 

桔梗様はそう言うと、兵たちに指示を出し、軍を後退させた。

 

「焔耶よ。お主も下がってかまわんぞ。」

 

「いえ!私も桔梗様とともに参ります!!」

 

桔梗様のやさしげな言葉に、私はそう答えた。

 

「・・・・・・そうか。では、焔耶よ。喧嘩をしに参ろうか。」

 

「はい!!」

 

私と桔梗様は、劉備軍のへと向かった。

 

 

 

「くぅ・・・・。」

 

目が覚めると、私は縄で縛られ、どこかの天幕の中に放り込まれていた。

 

「あの小娘め・・・。」

 

私は先ほどまで闘っていた劉備軍の将、いやあんな奴は将ではない、劉備軍の卑怯者の顔を思い出した。

 

私は、何度か縄を解けないか試みてみたが、そうするたびに縄がすれ、解くことができないでいるところで、天幕が開いた。

 

「あれ?もう気がついたんだ。」

 

開いた方を見ると、先ほどの卑怯者がいた。

 

「桃香様が呼んでるから、さっさと来なさいよ。」

 

「くっ・・・・」

 

今すぐにでもこの卑怯者を叩きのめしたかったが、鈍砕骨がなく、相手は獲物をもっていたため、私はその指示に従わざるを得なかった。

 

 

そうして連れていかれた先で、私は天女様に出会った。

 

 

 

 

「焔耶!!」

 

私たちが劉備軍に降り、巴郡の城に入ると、一刀が駆け寄ってきた。

 

「大丈夫か!?」

 

一刀は、森の時の様に私に怪我がないか見まわした。

 

「あぁ。大丈夫だ。・・・・それよりも一刀。今日はつきあえ。」

 

「・・・・付き合えって何に・・・・」

 

一刀が少し困った顔をしていると、後ろから桔梗様が歩いてきた。

 

「焔耶は、劉備軍の馬岱にやられてのぉ。それでむしゃくしゃしておるのだ。一刀。」

 

桔梗様はそう笑いながら言った。

 

「・・・そうか。桔梗さんもお帰り。怪我はない??」

 

一刀は、自分の名を呼ばれたときに少しうれしそうな顔をした後に、桔梗様の真名を呼び、そう答えた。

 

私はなぜかそれが気に食わなくて、一刀の腕を引っ張って、町の酒家に向かった。

 

「あの焔耶がやきもちか・・・面白いのぅ。」

 

桔梗様がそう言って笑っていたことなど、私は知らなかった。

 

 

 

「まったく!あの小娘は、武人としての誇りがないのか!!」

 

「え、焔耶?飲み過ぎだよ。もう少し飲む速さ抑えて・・・・」

 

一刀は、困った顔をしてそう言った。

 

「うるさい!これが飲まずにやっていられるか!!だいたい、何であんな奴が桃香様の軍で将軍をやっているのだ。桃香様はあんなに素晴らしいお方なのに・・・」

 

「・・・それって、劉備さんのこと?」

 

一刀がそう聞いてきたから、私は少し熱をこめて桃香様の素晴らしさを説明した。

 

「・・・・・っと、これほどまで素晴らしいのが桃香様なのだ!・・・あぁ、私が桃香様と愛し合う関係になるにはどうすればよいのだ・・・・。」

 

説明の最後に私が言った言葉に、それまで困ったような顔で笑っていた一刀が少し真剣な顔になった。

 

「焔耶?・・・・その、愛し合う関係ってのは、劉備さんとってこと??」

 

一刀はそう聞いてきた。

 

「当たり前だ!桃香様以外の者に、そんなこと思うはずがないだろう!!」

 

「はは・・・。そうか・・・・。」

 

そう言って、少し悲しそうな顔をする一刀に、その時の私は気付くことができなかった。

 

「うぅん?・・・一刀!お前はあまり飲んでいないようだな!?」

 

私は一刀の杯に酒を注ごうとした。

 

「い、いや。俺も結構飲んだから、もう飲めないって!」

 

「なにぃぃ。この魏文長の酒が飲めないというのかぁぁ!!」

 

私は一刀に無理やり酒を飲ませ、その日は私の記憶がなくなるまで酒を飲んでいた。

 

後日聞いた話では、酔い潰れた私を一刀が部屋まで運んでくれていたようだった。

 

 

 

 

「おい一刀!!酒を飲みに行くぞ!!」

 

その日も私は、桃香様と思うような関係になれないうっぷんと、あの蒲公英とかいう小娘への恨みを晴らすために、一刀を引きずって、町の酒家に向かった。

 

「焔耶ぁ・・・。俺、仕事があるんだけど・・・」

 

酒家についたあともそう言っていた一刀に、私は無理やり酒を飲ませて、

 

「これでもう仕事はできまい。さぁ、飲むぞ!」

 

と言って無理やりつき合わせた。

 

 

一刀は、現在「天の御使い」として仕事をしている。

 

巴郡に入った朱里・雛里の両軍師が、巴郡で行っている税制を見て、

 

「「誰がこれを考えたんですか!?」」

 

と言って、私たちに言いよって来たから、

 

「北郷という、この大陸ではない、どこか別の場所から来たやつが考えた。」

 

と教えると、一刀が早速呼び出され、その姿、私たちの目の前に現れた時の流星、そして我々が知りえないことまで知っていたという事実から、一刀は少し前に管路という占い師が言っていた「天の御使い」に間違いないということになった。

 

現在はその天の知識を軍師に教えたり、村々に視察に行ったりと、忙しく仕事をしていた。

 

 

「あぁぁぁ・・・・・桃香様ぁ・・・・・・。」

 

その日も、思うような関係になれない桃香様への気持ちを、ひたすら一刀に話していた。

 

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一刀は、困ったような笑みで、その話を聞いていたが、時折悲しそうな顔をしていた。

 

私は、一刀が仕事から無理やり連れてこられたことを気にしているのだと思い、また一刀に酒を飲まさせた。

 

「一刀ぉ、どうすれば私は、桃香様と愛し合う関係になれるのだぁ・・・・。」

 

そう言う私を放り出すことなく、一刀は最後まで(私の記憶が途切れるまで)付き合ってくれた。

 

 

 

そうしたことが続いていたある日。呉に魏の曹操が攻め込んだという情報が入ってきた。

 

それを受けて、我々は呉と同盟して魏と戦うことを決め、その援軍の第1陣として、大陸中に噂が広がっている一刀と、軍師代表の朱里、星と恋、そして桔梗様と私が呉へと向かうことが決定した。

 

その道中も、私は一刀に桃香様のこと、蒲公英のことなど、いろいろと話をしていた。

 

そうやって愚痴を言っている私を、桔梗様は後ろで静かに見ていた。

 

 

 

呉の陣についた私たちは、朱里と一刀の説得によって呉との同盟が決定し、曹魏の後方を攪乱したのち、本国に一度戻ることになった。

 

「とりあえず、魏の部隊を見つけたら、一気呵成に攻撃を仕掛け、撃破したらすぐに退散・・・・・って言うのを基本方針にしよう。」

 

「そうすれば、早く桃香様に会える!!」

 

一刀の言葉を受けて、私がそう言うと、一刀はまた少し困ったように笑うと、

 

「そうそう、桃香に早く会いたければ、たくさん活躍してね、焔耶。」

 

と言った。

 

「任せておけ!!」

 

そう言う私と一刀を、桔梗様は静かに見つめていた。

 

 

 

戦闘の末に、輜重隊を撃破に成功した私たちは、一度本国に戻り、再度赤壁に向かって進軍した。

 

赤壁に到着後、我らは呉と作戦会議を行った。その最中、呉の黄蓋将軍が周瑜将軍に食ってかかり、その罰として、黄蓋将軍は鞭打ちの刑を受けた。

 

その後、黄蓋将軍は魏軍に寝返り、蜀ならびに呉の面々は混乱していたが、朱里・雛里、そして一刀も何か知っている風に、問題ないと言って皆を落ち着けていた。

 

私も何が起こっているのか分からず一刀に、

 

「一体どう言うことなのだ?」

 

と聞いた。すると、

 

「あれは、本気で喧嘩でしてたんじゃないと思う。たぶん、何かしらの策の一環でああしたんだよ。それに、もう戦いが始まる。今はそのことを考えよう。」

 

と教えてくれたが、私はそれでもよく分からなかった。

 

「大丈夫。だから、部隊整えて攻撃しようとしないで。」

 

と言って、一刀は私が部隊を整えて攻撃をしようとしているのを止めた。

 

 

そして始まった赤壁での戦いでは、東南の風が吹いたかと思うと、裏切ったと思っていた黄蓋隊が敵の船団に火を放ち、その後、蜀・呉の両軍で行った総攻撃によって、曹魏軍は敗走。

 

私たちは呉とともにそのあとを追った。

 

 

 

奇襲や伏兵で敵兵を削り続け、曹魏の軍勢が新野に入ったことには、100万いた敵軍も我々と同数にまで減っていた。

 

城に入った魏軍は篭城戦を行わず、襄陽にて我らと相対した。

 

しかし、曹操・孫策様そして桃香様が舌戦を行っている最中に伝令が五胡300万の軍勢の侵攻を伝えた。

 

その伝令を受けて、桃香様が曹操を説得。蜀・呉・魏の3国が力を合わせ、五胡の軍勢を迎え撃つこととなり、私たちは五胡の侵略を受けている西方へと向かった。

 

 

 

「行こう!私たちの国を守るために!」

 

桃香様の言葉とともに私たちは五胡の軍勢へと攻勢をかけた。

 

一刀は、軍師たちとともに、斥候の用意や情報収集の準備をしているようだった。

 

 

 

「一刀さん!敵が撤退していくよ!」

 

その桃香様の言葉をはじめに、孫策・曹操が敵軍への追撃の指示を出し、愛紗の号令で我らも追撃を行った。

 

そうして、我らは五胡の軍勢に退けることに成功し、三国は協調体制をとりつつ、天下は桃香様のお望み通り三分された。

 

「これで、戦いもなくなるな。」

 

そう言った一刀は、とてもうれしそうな表情だった。

 

 

 

「あぁー。桃香様ぁ・・・。」

 

三国での戦いが終わり、五胡の侵略に備えながらではあるが、私たちは平和を享受していた。

 

「桃香様ぁ・・・・。おい一刀!!私の話を聞いているのか!!」

 

平和になり、私はいつものように一刀を連れて、酒家に来ていた。

 

「・・・・あ、あぁ。聞いてるよ。」

 

一刀はいつになく、そわそわしていて、私の話をあまり聞いていないようだった。

 

「まったく・・・」

 

私は、そんな様子の一刀に少しイライラしていた。

 

「・・・・・あ、あのさ。焔耶・・・・」

 

私が少しむくれていると、珍しく一刀から話しかけてきた。

 

「うん?」

 

まだイライラが少し残っていた私は、一刀の方を見ないまま、酒を注ぎながら答えた。

 

「その・・・・焔耶は俺のこと・・・・どう思ってるの??」

 

ビクっ!

 

その言葉に私は驚き、危うく酒をこぼしそうになった。

 

「ど、どうしたのだ。いきなりそんなことを・・・・」

 

なぜか分からないが、私の鼓動は早くなっていた。

 

「いや・・・・。聞きたくなったんだ。焔耶が俺のことをどう思っているかをさ。」

 

一刀は真剣な表情で、私を見つめていた。

 

(あ、あわわわ。ど、どう答えたら・・・)

 

その真剣な表情に、答えあぐねていた。

 

「・・・・・・俺は、・・・焔耶のことを・・・・」

 

私が答えあぐねていると、一刀がそう口を開いた。

 

(い、言うなぁぁぁ!!)

 

「す・・・「な、何を言っているんだお前は!!さ、酒を飲むぞ!酒を!!」・・・・・・そう・・・・だな。」

 

私は、なぜか恥ずかしさを覚えながら、一刀の言葉を遮り、一刀の杯に酒を注いだ。

 

その時の一刀は、いつもの困った微笑みのような、深い悲しみのような、その二つがまじりあったような表情をしていた。

 

「・・・・焔耶も飲むんだろ?」

 

複雑な表情を変えて、一刀は笑いながらそう言うと、私の杯にも酒を注いだ。

 

「お、おう!」

 

一刀に注がれた酒を飲みほして、私は酒を飲み続けた。

 

「・・・・はは。」

 

その様子を見ながら、一刀はいつものように笑っていた。

 

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次の日から、私は一刀のことを意識してしまい、今までのように気軽に話しかけることができなくなっていた。

 

いや。話しかけるだけでなく、一刀に話しかけられても、恥ずかしくて聞こえないふりをしていた。

 

そんなある日、兵の訓練の帰りに桔梗様と歩いていると、曲り角から一刀が出てきた。

 

(や、やばい!!)

 

私は、一刀を見た瞬間に、方向転換をして、来た道を引き返した。

 

「うん?焔耶よ。どこに行くのだ??」

 

桔梗様がそう聞いて来たけど、

 

「す、すみません。急用を思い出しました。」

 

と言って、私は歩きだした。

 

「あ!焔耶!!」

 

私に気がついた一刀の声が聞こえたが、私は構わず、その場を後にした。

 

 

 

その日の夜、私は桔梗様に呼び出された。

 

「桔梗様、私です。」

 

桔梗様の部屋の前でよう言うと、

 

「おう。開いておるから、入ってこい。」

 

という桔梗様の声が聞こえた。

 

「失礼します。」

 

そう言って部屋に入ると、桔梗様は椅子に座って酒を飲んでいた。

 

「そんなところに突っ立ておらんで、さっさと入って来んか。」

 

そう言った桔梗様の声を受けて、私は部屋に入り、促されるままに桔梗様の向かいに座った。

 

「・・・・んくっ。」

 

私が座っても桔梗様はしばらくそうして、黙ったまま酒を飲んでいた。

 

「・・・・・」

 

私も、桔梗様が話始めるのを無言で待っていた。

 

「・・・・ふぅー。」

 

杯を空にすること幾度目か、桔梗様が大きく息をついた。

 

「・・・・焔耶よ。お主はいつまで一刀に甘えておる気じゃ??」

 

桔梗様は静かにそう言うと、私を見つめた。

 

「お主が桃香様を好いていることは知っておる。それに一刀のこともな。」

 

「なっ。わ、私は一刀のことなど・・・・」

 

桔梗様の言葉に私は焦った。

 

「私が桃香様を好きなことは事実ですが、か、一刀のことなど・・「いい加減にせんか!!!」・・・!」

 

桔梗様の声が私を震え上がらせた。

 

「お主はそうして一刀に甘えているだけでよいだろうが、甘えられている一刀の身にもなってみんか!!好いておる者から、自分ではない者の話を聞かせる気持ちが分からんのか!!」

 

「・・・・・・」

 

私は桔梗様の言葉に、答えることができなかった。

 

「・・・・・一刀は、お前に気持ちを伝えようとしたのではないか?」

 

「!!!」

 

ガタンっ!!

 

桔梗様の言葉に驚き、私は立ち上がり、椅子を倒してしまった。

 

「・・・やはりそうか。」

 

桔梗様は一息置くと、ゆっくりと話し始めた。

 

「お主が逃げた後に、一刀にどうしたのかと聞いてみれば、俺が悪いなどと言いおったから、もしやと思ったが・・・。して、お主はちゃんとその思いに返事をしたのか?」

 

桔梗様は私を見据えた。

 

「わ、私は・・・・。」

 

答えることができず、口をパクパクしていると、桔梗様が大きなため息をついてから言った。

 

「ふぅー。・・・・お主のことじゃ、どうせ言葉の途中で話を遮ったのであろう。」

 

「んなっ!!」

 

私は取り乱していた。

 

「図星か・・・。一刀も難儀な娘に惚れたものじゃのう。」

 

桔梗様はそう言って少し外を見つめると、私の方に向き直った。

 

「一刀の気持ちにどう答えるかはお主の自由じゃ。しかし、答えもせずに逃げようとするなど、卑怯者のすることぞ。」

 

そういい終わると、桔梗様はまた酒を飲みはじめ、手で出て行くように指示した。

 

私は何も言うことができずに、無言のまま桔梗様の部屋を出た。

 

 

(私は一刀のことをどう思っているのだ。)

 

そう考えながら私は自分の部屋へと向かった。

 

 

 

 

数日後、私は一刀を連れて酒家に行った。

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

店につき、酒を前にしても、私も一刀も黙ったままだった。

 

「・・・一刀。今日はお前に・・・・伝えたいことが・・・・ある。」

 

私は意を決して話始めた。

 

「・・・・うん。」

 

一刀はそう頷くと、私の話を待った。

 

「この前・・・お前が私に聞いた・・・・・私がお前のことを・・・その・・・どう、思っているかについてだが・・・・」

 

途切れながら私は話した。

 

「・・・・うん。」

 

一刀は静かにうなずいた。

 

「わ、私は。お、お前のことを・・・・・・お前のことを・・・・・」

 

ふと一刀の顔を見ると、一刀は真剣な顔で私を見つめていた。

 

「うん。」

 

一刀は私を見つめたまま、静かにそう言った。

 

一刀に見つめられて、私は顔が赤くなるのがわかった。

 

「/////!!」

 

あまりの恥ずかしさに、私は視線を外し、私たちがいる机の上を見た。

 

「・・・!!」

 

すると私の眼に、酒の入った徳利が見えた。

 

ゴトッ!

 

私はその徳利を掴み、一気に飲み干した。

 

「んくっ、んくっ、んくっ・・・・・・」

 

「お、おい焔耶?」

 

その様子を見ていた一刀が心配そうに声をかけて来た。

 

ガタンっ!

 

「ぷふぅ・・・。」

 

飲み干した徳利を机の上におき、少しぼやけている目で一刀を見た。

 

 

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「・・・・焔耶?」

 

一刀が心配そうに私を見つめた。

 

私は一刀を見つめた。

 

「いぃか!一刀!!・・・よく聞け。私はお前のことが・・・・お前のことが・・・・・好きだぁぁあああぁぁ!!」

 

そう叫ぶ私に、店中の視線が集まり、一刀も口を開けたまま呆然としていた。

 

「うん?どうした一刀。何を黙っている!」

 

私が一刀にそう話しかけると、一刀は我に返ったのか、うれしそうに笑った。

 

「いや。焔耶があまりにも大きな声だったからびっくりしちゃったよ。」

 

一刀はそう言うと、ゆっくり息を吸った。

 

「ありがとう焔耶。俺も焔耶のこと好き・・・だよ。」

 

そう言ってほほ笑む一刀に、私は少しうれしくなった。

 

「だが、これだけは言っておくぞ!」

 

私は嬉しくなったのと、酒に酔って気分が高まっていたのが助けて、一刀に言い続けた。

 

「私は!桃香様と愛し合う関係になることをあきらめはしない!!!」

 

そう高らかに宣言した私を見て、一刀はいつもの困った顔をして笑った。

 

「はは。それじゃあ、焔耶の夢が叶うまで相談に乗るよ。」

 

そう言った一刀の顔には、これまでの悲しそうな色はなく、森に行った時のように、楽しそうに笑っていた。

 

「そうと決まれば、今日は飲むぞ!!」

 

そう言って店主に酒を頼むと、

 

「はいはい。」

 

と言いながら一刀が笑っていた。

 

 

 

 

 

〜蛇足〜

 

 

「焔耶〜!!」

 

その日、一刀が嬉しそうに私の部屋にきた。

 

「見てみて!新しい紙の作り方で紙作ってみたんだ!!」

 

そう言って一刀は、うれしそうに紙を掲げていた。

 

「だから、どうしたというのだ。お前は今仕事中ではないのか?」

 

私は少しダルげにそう答えた。

 

「これで、千羽鶴折れるよ!ありがとう!!wik○pedia!!」

 

一刀はまた意味の分からないことを言っていた。

 

「千羽鶴というのは確か、願いが叶うように願掛けしてつくるものだろ?何を願うというのだ。」

 

私がそう言うと、一刀は嬉しそうに言った。

 

「焔耶の目標が達成できるようにってことと、早く子供ができるようにってさ!」

 

「////!!」

 

一刀の発言に、私の顔が赤くなるのがわかった。

 

「な、な・・・・」

 

すこし振るえながらそう言う私を一刀は不思議そうにのぞきこんだ。

 

「うん?どうしたの??」

 

「な、何を昼間から破廉恥なことを言っているんだぁぁぁあああぁぁあぁぁ!!!!」

 

私は鈍砕骨を振りかざし、一刀のいた場所に振り下ろした。

 

ドコォォン!!

 

「ぬあぁぁ!!危ねぇ!!」

 

一刀は、横に飛びのいた。

 

「な、何すんだよ!昨日の夜はあんなに可愛かったのに・・・・」

 

「////////!!!!!!」

 

一刀の言葉に私は、再び鈍砕骨を振り上げた。

 

「!!ま、待て焔耶。話せばわかる。な、とりあえず落ち着こう。」

 

一刀はそう言いながら後ずさった。

 

「問答無用!!」

 

ドゴォォン!!

 

またも鈍砕骨をよけて逃げ去る一刀を私は追った。

 

「待てぇ!逃げるな!!」

 

「逃げなきゃ死んじゃうだろ!!」

 

 

 

そう言いながら逃げる一刀と追う私を、桔梗様が笑いながら眺めていた。

 

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あとがき

 

どうもkomanariです。

 

前作に多くのご支援・コメントをいただき、本当にありがとうございます!

 

 

えぇっと、焔耶の話でしたが、僕が今回こんな話を書いたのにはわけがあるんです。

 

焔耶の話をリクエストしていただいてから、改めて原作の焔耶の話をやっていると、焔耶さんはこういいました。

 

「貴様のような、好色漢に・・・・」

 

と。

そこで僕は思ったんです。

 

「なら、焔耶だけを好きになる一刀君なら、君はデレてくれるんだね?」

 

と。

 

その結果できたのが、今回の「焔耶の恋心」でした。

 

 

設定上と言いますか、僕の腕不足と言いますか、キャラ崩壊が多くてすみませんでした。

 

あと、話が長くてすみませんでした。

 

 

今回はこの辺で終わりですが、ご意見・ご要望などございましたら、よろしくお願いします。

 

 

・・・そう言えば、ちょっと前に気がついたのですが、僕2週目も魏・呉・蜀の順番で話書いてましたねw

 

 

それでは、今回も僕の作品を読んでいただき、ありがとうございました。

 

次の作品で皆様のまたお会いできますことを・・・

 

説明
焔耶のお話の後編です。

後編ですので、もし前編をまだお読みでない方は、そちらを先にお読みください。

さて、今回もキャラ崩壊注意なこの作品ですが、前作に支援・コメントをくださった皆様のご期待に添えれいることを願います。

誤字脱字がありましたらよろしくお願いします。

追加

本当に誤字多くてすみません!!
「桃香」を「桃花」って書いてたのは、完全に僕の間違えで、すべてそう表示されてました。

一応直しましたが、修正漏れがありましたら、またご指摘お願いします。
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コメント
toki様>いえいえ。こちらこそお読みいただきありがとうございますw焔耶はゲームの中では、結構特殊な位置にいた子でしたので、頑張って一刀くんにデレていただきましたww(komanari)
初めて、焔耶を可愛く思えましたw良い作品をありがとうございます。(tokitoki)
BookWarm様>ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。(komanari)
竜我 雷様>焔耶も、花咲く乙女の一人だと思いますw(komanari)
乙女だ。乙女になった焔耶がいるw(竜我 雷)
卯柳様>お粗末さまでした!焔耶は体育会系の匂いがしていたので、こんな感じかな、とか思ってこんな感じになりましたw(komanari)
あぁ…焔耶かわいかった、ご馳走様です。告白が体育会系らしくて…、それが良し☆(卯柳)
TETUKO様>ありがとうございます!焔耶は自分でこの話を書いて、キャラの良さを再認識してしまいましたw(komanari)
焔耶大好きです!GJ(TETUKO)
ブックマン様>ありがとうございます。そう言っていただけると、気が楽ですw(komanari)
おもしろいならかわいいならキャラ崩壊してもいいじゃありませんかwww(ブックマン)
だめぱんだ♪様>ありがとうございます。心がぽかぽかなんて言っていただいて、本当にうれしいです!萌えていただけたのでしたら、本当に書いてよかったです!(komanari)
混沌様>タイマンですww今回のある意味での目標でしたwwリクエストもしていただきありがとうございます。夏侯姉妹と霞(「かすみ」で出ます)ですね。考えてみます!!(komanari)
作者様らしさの出ているいいお話でした^^心がぽかぽかします♪焔耶が一刀にデレる姿…可愛いぜぇ萌えるぜぇ!(だめぱんだ♪)
はわわ〜!焔耶と一刀がタイマンでねy……げふんげふん、愛しあったのですか〜!(オイコラ) うんもう想像しただけで鼻d……ぶふぅっ! 次は春蘭&秋蘭かしあ(漢字が出ない(汗)あたりがいいなぁ……あっただの独り言ですから気にせずにw(マテコラ) 次回も楽しみに待ってますw(混沌)
フィル様>お酒の勢いを借りてる時点で、ヘタレ決定ですねwでもそれも可愛いと言っていただけてうれしいです。酒家での叫びは、確かにいい訳?に似てるかもですねww(komanari)
takay様>すみませんw僕にはこんな感じの焔耶しか書けませんでしたwあと僕は思うのですが、焔耶と桃香だと焔耶が嫁で桃香が夫な気がしますwwデレ焔耶を表現できたようでよかったです(komanari)
toto様>ありがとうございます!そう言っていただけることが、僕のやる気の源です!!(komanari)
blue様>焔耶のデレ理論は僕の勝手な考えですが、そう思っていただけてうれしいですw今回は一刀は消えるとかじゃなくて、焔耶になかなか気持ちが言えない少し勇気がない男の子って感じで書きましたw次もがんばります!(komanari)
なるほど、桃香が一刀のライバルですかw 焔耶のヘタレっと思いきや、やっぱりやるときはやるお方ですねwそしてヘタレも可愛いからOKなのだ! あと、ふと思ったのですが、酒家での焔耶の叫びって本編の一刀の言い訳(?)と似てますよねwww(フィル)
だ、だだだだだだ・・・・ダメ〜〜〜〜〜wたとえ一時でも焔耶は素直になっちゃダメなの〜〜ww一刀に対して素直になれないからこその焔耶なのwww焔耶が唯一素直にデレていい相手は妻である桃香様にのみだよ!(心の叫びwwwww     いや〜、十分すぎるほどデレた焔耶を垣間見ましたよw(takay)
よかったですよ・・・^^面白かったですww(toto)
あとがきの焔耶のデレ理論に感服。そういう事だったんだね先生!読んでる途中勝手にバッドエンドを妄想して止まりませんでした(なんか一刀が告白直前で消えそうに思えて)。でもいつも通りのハッピーエンドで良かったです…。次はどのキャラが来るのか、最近楽しみでしょうがないです!(blue)
andou kiyohiko様>ありがとうございますぅぅぅ!!焔耶の可愛さを表現できてよかったです!!次回も頑張って書きたいと思います!!(komanari)
Pussiere様>まず、誤字の件は申し訳ありませんでした。そして多くのコメントとリクエストをくださいまして、本当にありがとうございます!感謝の言葉なんて僕にはもったいないです!!次は何を書くかまだわかりませんが、頑張って書きたいと思います!(komanari)
yosi様>デレの効果は偉大ですww焔耶も可愛い女の子ですので、その可愛さを表すことができたようで良かったですw(komanari)
munimuni様>ありがとうございます!!そう言っていただけると、作者冥利に尽きるといいますか、次の作品に向けてやる気がふつふつと湧いてきます!!(komanari)
sin様>すみませんでした。桃香の字は修正しました。コメント、そしてリクエストありがとうござます。ご希望に答えられるかわかりませんが、考えてみます!(komanari)
ジュネス様>デレ成分が少し足りないかなっとか思ってましたが、そう言っていただけると嬉しいです。次もがんばります(komanari)
ここまで、言うなら自分で書けって言われますね、分かります。 でも力ないんですね・・・^^;(嘲笑)  そして、かなり連コメですいません・・・orz(Poussiere)
その他で言うなら、ぜひに!ぜひに!華雄!華雄をお願いします! 話を作るとしたら、華雄に真名を授け 女の子の服買いに行きデートする(ここはデレデレしたシーンで) ま、孟獲事、美以、シャム、トラ、ミケの南蛮組のにくきゅうもふもふ(お昼寝)話なのほほ〜んな話が書かれると良いな・・・・と・・・w(Poussiere)
しかし、話の書き順がそれになるとは・・・いやはや・・・・凄いの一言ですなwww さすれば次のお話は魏になると予想すると、あまり日にあたってない・・・全員あたってるじゃん・・・w(Poussiere)
さてと、感想に移りたいと思います^^。 うんうん、このようなデレデレ焔耶を書いて頂き感謝の言葉を述べさせて頂きたいと思います^^。 (Poussiere)
よく書いてくれたあああ!焔耶かわええええ!次も期待してますうう!(atuantui)
てか、2ページ目の誤字が全ページにもなってますね^^;(Poussiere)
誤字報告 2ページ目 「桃花様が呼んでるから、さっさと来なさいよ。」 桃香様の間違いですね。(Poussiere)
誤字報告 1ページ目 「焔耶。・・・・これ、持って言ってくれないか?」 行ってくれないか?の間違いですね。(Poussiere)
焔耶かわええ・・・    デレるとこんなに可愛いのね(yosi)
一刀苦労人だな…。面白かったですが桃香の字が違うのがきになりました。つぎは、魏なら桂花、その他なら美羽か麗羽、おぉ忘れるところだった、華なんとかさんでやってほしいです。(sin)
焔耶‥‥デレてますともww 次は魏ですかね?w 楽しみにまってます^^(ジュネ)
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真・恋姫無双 恋姫 焔耶 北郷一刀 桔梗 その他皆さん キャラ崩壊注意 

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